青年と少女のマルチプル・オンライン   作:グラハムさんとピンクマ

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第24話「終わり、そして新たな始まり」

敵拠点へ突撃して15分、未だに戦闘が続いている。

 

グラハム「くうぅ!」

 

闇の帝王「諦めろ、貴様の負けは決まっている」

 

グラハム「まだだと言っている!アドバンススキル、ウィンドウソード!」

 

威力は劣るものの、連撃技をいくらでも繰り出せるはずだ。なら!

 

グラハム「ソードスキル、カドラプル・ペイン!」

 

なんとグラハムは、片手剣で細剣スキルを繰り出した。

 

バキッ!

 

よし、闇の帝王の胸部の鎧を破壊することができた!

 

闇の帝王「ちっ、、、」

 

今は武器を取り出す時間も惜しい、瞬時に蓄積ダメージを入れる!

 

グラハム「閃打!」

 

グラハムは体術ソードスキルも使用し、反撃の隙を与えないようにした。だが、、、

 

闇の帝王「調子に、、、のるな!」

 

ザシュ!

 

グラハム「ぐはぁ!反撃されたのか、、、」

 

グラハムが片手剣ソードスキル、細剣ソードスキル、体術ソードスキルのコンボを繰り出しているにも関わらず、闇の帝王は力でコンボを中断させ、グラハムの左腕を斬り落とした。

 

グラハム「左腕がやられただけだ、、、!」

 

闇の帝王「何故そこまでして戦う?お前だって死にたくはなかろう。降参しろ、今なら部下だけ消すことを考えてやってもいいぞ?」

 

グラハム「部下を殺させる訳がない。部下が殺されるくらいなら、俺が殺された方がいい。簡単に殺される訳にはいかないけどな」

 

闇の帝王「理解できんな、お前みたいな奴は本当に早く消さなきゃならないというのに」

 

グラハム「このまま犠牲を出さずに戦う!俺はもう、皆の命を見捨てたりはしない!」

 

闇の帝王「それが貴様の甘さだ!」

 

闇の帝王は剣を振り下ろした。

 

グラハム「はぁ!」

 

グラハムはそれをかわし、闇の帝王の右手を瞬時に斬り捨てた。

 

闇の帝王「この力、聞いたことがある、、、未来を読み取る者の力か、、、!」

 

グラハム「、、、」

 

その時のグラハムの目は、テーテンと戦闘した時のように黄色に輝いていた。

 

スティラ「グラハムさん、、、」

 

スティラはグラハムの戦闘を離れた場所から見ている。

 

闇の帝王「お前達人間をこの世から抹消しなければ、私の願いが叶えられなくなる。この世界を支配するという願いをな」

 

グラハム「世界をお前らに支配させない、トランザム!」

 

斬られた左手から粒子が漏れ出した。

 

闇の帝王「世界を闇に包む、そうすれば静かな世界を手に入れられる、これが正しいのだ!」

 

グラハム「違う!人々はそんな世界を求めていない!」

 

グラハムは夜空の剣を闇の帝王に向けた。

 

グラハム「俺がお前を倒す!トランザムライザーソード!」

 

夜空の剣から極太ビームがとてつもない長さで出てきた。

 

闇の帝王「避けきれん、、、!」

 

グラハム「はぁぁ!」

 

ブシャッ

 

闇の帝王「よくもぉ!」

 

闇の帝王は最期のあがきで剣を投げ、グラハムの左足を斬り落とした。

 

グラハム「最後の最後で、、、」

 

トランザムが終わり、グラハムの全身の力が抜けて倒れ込んだ。

 

グラハム(大丈夫だ、、間違ったことは言ってないはずだ、、、)

 

スティラ「グラハムさん、、、体の一部を失ってまで世界を救ったのですね、、、」

 

そしてスティラは兵士達に向かって大声で発言する。

 

スティラ「皆様!皆様のご協力によって、闇の帝王の野望を止めることができました!本当に、ありがとうございます!」

 

 兵士達『おぉ!!』

 

兵士達は戦いが終わったことを実感し、歓声の声が上がった。

 

 

数時間後、フォニア宮殿のエントランスホール…

 

 

スティラ「アドバンススキル、サナーレ」

 

グラハム「うっ、、、」

 

今はグラハムの斬られた左足をスティラが魔法で接合している。

 

スティラ「左腕はかなり痛んでいたので接合しません、、、」

 

グラハム「分かった、左足が治っただけでも良かったよ。ありがとう」

 

スティラ「お礼を言うのは私の方です。滅んでしまった国の為に闇の帝王を討って頂いて、、、」

 

グラハム「ん〜、、、お礼を言うのはまだ早いと思うな」

 

スティラ「え?」

 

グラハム「ユーフォニア王国を復活させるんだ。それでようやく使命を果たせるからね」

 

スティラ(グラハムさん、、、あなたはどこまで偉大な方なんですか、、、)

 

グラハム「その為には皇帝を選出しないとな、、、」

 

スティラ「皇帝は、グラハムさんが着任した方が良いかと思われます」

 

グラハム「なるほど、、、って、えぇ!?なんで!?」

 

スティラ「何故と言われましても、あなたは人としての常識も多々あり、私よりも力があり、闇の帝王までをも討った方です。そんなグラハムさんに皇帝になって頂きたいのです」

 

グラハム「そう言われても、皇帝のやるべき事とかよくわからないし、、、」

 

スティラ「それならば大丈夫です。私が秘書に就きます」

 

グラハム「、、、分かった、やれることをやるよ」

 

スティラ「その意気です。まずは、圏内の整備から行きましょう」

 

あぁ、まさか俺が皇帝に成り上がるなんて思いもしなかった。こうなれば仕方無い、この国の結末を現実世界に戻るまで見守ってみよう。

 




ピンクマ「グラハムの帰還まで?????」
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