青年と少女のマルチプル・オンライン 作:グラハムさんとピンクマ
GGO、グラハムのホームにて…
グラハム「ただいま〜」
スティラ「おかえりなさい」
リビングで椅子に座っているのかと思いきや、キッチンで皿洗いをしていた。さっきスティラに出したスープの皿だ。
グラハム「あ、洗ってくれたの!?俺がやるのに」
スティラ「いえ、食事まで出して頂いたんです。何もしないのは私の気が収まりませんので」
グラハム(出会った時から変わってないな、、、)
スティラ「ふわぁ、、、今は何時なのでしょうか?」
グラハム「え?え〜と、9時半だね」
スティラ「あの、もし迷惑じゃなければこの家に泊めて頂けませんか?」
グラハム「もちろんだよ。断る訳ない」
スティラ「ありがとうございます。この恩は必ず返しますね」
グラハム「いやいや、スティラが今大変な思いをしてるんだから気にしなくていいよ。寝る時はこのベッド使ってね」
スティラ「はい、本当に何から何までありがとうございます」
深夜…
スティラ「、、、ん、今何時かしら。確かグラハムさんはこうするって言ったわね、、、」
スティラはシステムウィンドウを開いた。システムウィンドウの開き方は寝る前にグラハムから教わっていた。
スティラ「午前2時か、、、」
スティラはふと横を見た。そこには、もう一つのベッドで眠っているグラハムがいる。
スティラ「変わってないですね、ユーフォニアにいた時のグラハムさんの寝顔と」
するとスティラは無意識にグラハムに顔を近づけた。あと少しでも近づけば、スティラの唇とグラハムの唇が触れる。
スティラ「、、、何してるのかしら、私、、、。」
スティラは顔を離すと、さっきまで自分が使っていたベッドに再び横になる。
スティラ「私は騎士、恋の気持ちは隠し通さなくては、、、」
そう考え、スティラは眠った。
朝…
グラハム「ん〜、やっぱり仮想世界はよく眠れる。スティラはまだ起きてな、、、」
スティラに視線を向けた途端、グラハムの独り言が途切れた。何故なら、スティラの胸がチラついていたからだ。
グラハム「ちょ、ちょっと見ちゃった、、、隠してあげよう、、、」
起こさないようにそっとシーツをかける。
グラハム(はぁ、びっくりした、、、)
シュイン…
グラハム「ん?」
突如後ろの扉が開いた。
グラハム「あ、エディ」
エディ「あら明日人、もうログインして、、、だ、誰?その人」
グラハム「いきなりで驚いたよね、、、この人はスティラ、俺の命を救ってくれた人だ」
エディ「あ、その人がスティラなのね。でもどうしてここにいるの?病院での仮想世界にしかいないんでしょ?」
グラハム「それなんだ、スティラが言うには、いきなりこの世界に来たんだって」
エディ「やっぱりあの病院、怪しいわね」
グラハム「話をしに行きたいとは思ったんだけど、隠し通されそうなんだよなぁ、、、」
スティラ「んん、、、」
そんな話をしていると、スティラが起きた。
スティラ「おはようございます。あら、どちら様ですか?」
そう聞きながら、スティラはさっと体を起こした。
エディ「おはようございます。私はエディ エーカー、グラハムの妹です」
スティラ「そうでしたか、お邪魔しております」
エディ「!あ、明日、、、じゃなくてグラハム!早く部屋から出てって!」
グラハム「え?何、、、わ、分かったよ、、、!」
一瞬何故なのか分からなかったが、理由はすぐに分かり、急いで部屋を出た。
スティラ「ど、どうしたのですか?」
エディ「あなた、、、胸が出て、、、」
スティラ「なっ、、、」
数分後、リビングにて…
スティラ「うぅ、、、」
スティラは頬を赤らめながら、エディに貰ったパンを食べていた。
胸を見られたからだろう、顔を全然上げてくれない。
グラハム「そ、その、ごめんな、、、」
スティラ「いえ、、私の気が抜けすぎていたからです、、、」
エディ(き、気まずい、、、)
ピロンッ!
すると、グラハムとエディ、スティラに通知が来た。
スティラ「今の音は何ですか?」
グラハム「お知らせだよ。う〜ん、ユーフォニアでの情報班の報告みたいなものだ」
エディ(ゆー、ふぉにあ、、、?)
エディがきょとんとしている間に、グラハムはお知らせを開いた。
グラハム「『現在のトラブルについて』?何が起こってるんだろ?」
━現在のトラブルについて━
いつも〘ガンゲイル・オンライン〙をプレイして頂き、誠にありがとうございます。只今起こってるトラブルは、謎のNPCによるものだと思われます。外見は初期ノーマルスーツ、初期装備です。分かりにくいかと思われますが、見かければ近づかず、運営へ報告して下さい。
スティラ「グラハムさん、えぬぴーしー とは何ですか?」
グラハム「NPCは、えっと、、、別世界の人ってことかな。スティラのような人のこと」
とりあえず、異世界人と説明しておこう、、、。
エディ「ねぇ、このNPCってスティラさんのことだよね。もし報告なんてされたら、、、」
グラハム「よからぬことが起きるだろうな、、、」
スティラ「、、、よからぬこととは?」
グラハム「、、、スティラの存在が消される」
スティラ「そ、そんな、、、!」
スティラはかなりのショックを受けた。
グラハム「大丈夫、俺達が必ずなんとかするから」
エディ「うん!スティラさんを消させない!」
スティラ「グラハムさん、エディさん、、、ありがとうございます、、、!」
スティラの目に涙が浮かんだ。
エディ「何か解決策はないかな?」
グラハム「ツェリスカに聞けば何とかなるかな、、、?」
エディ「あ、そっか!ザスカーの社員さんだもんね、メール送ってみるね!」
グラハム「任せた」
スティラ「その方はどんな人なのですか?」
グラハム「ん〜、この世界の偉い人ってところかな」
エディ「返信来た、ここに来てくれるみたい」
グラハム「分かった」
スティラをユーフォニアに帰す手がかりを持ってないかな?流石に都合が良すぎるとは思うけどね。
ピンクマ「結構投稿感覚空いちゃったな」