バルベルデでの戦闘を終えギャラルホルンのゲートを潜り帰ってきた装者達+クウガ
クリスは今回の事はあまり言われなかったが陽介は司令にも叱られ直接強制休暇を取らされた。
陽介「なんだか不平等だなぁ〜」
そんな愚痴を溢しながら陽介はメディカルチェックを受ける。今回過度な戦闘により身体に異常が無いかどうかの検査らしい。
検査を終え陽介はエルフナインから結果を聞く
エルフナイン「えっと、貴方の体は.......過度の疲労により細胞が悲鳴を上げているので一週間以上の休暇を取る事をオススメします。」
そう言ってくるエルフナインに陽介は
陽介(もうちょっと嘘をつく練習と隠す事を意識しましょうエルフナインさん.........)
と思いながらわかりやすいほど目を泳がせているエルフナインと鏡に反射する隠れたカンペを見て思うのだった。
S.O.N.G仮眠室(陽介仮住まい)
陽介「休息と言ってもこんな事考えたこともなかったからやることがないや........」
陽介は横になり目を閉じこれまでの事を振り返る。
陽介(最初は体が動かなくて驚いてたけどまさか氷の中に居たなんて........しかも目が見えたら響さんの胸を触ってたし、その後はみんなと自己紹介をして戦闘訓練では大変だったな。翼さんとマリアさんと戦ったしそれでも認めてもらえたのは嬉しかったな.........)
などと思い出を振り返ると扉が開く
そこに居たのは
陽介「あれ?マリアさん?」
マリア「こんにちは陽介、ちゃんと休んでいる様で安心したわ」
陽介「マリアさんや弦十郎さんそれにエルフナインさんと3人に言われたら休むしか無いよ。」
マリア「当然よ貴方一人でカルマ・ノイズと戦えるからと言って貴方は毎回ボロボロになって帰ってくるんだもの。」
陽介「毎回ってわけじゃ無いと思うけど........」
マリア「それで貴方はどうしてあんな無茶ばかりをするの?」
陽介「・・・すいませんそれにお答えすることは出来ないんです。」
マリア「教えられないって事?」
陽介「違うんです.........何かを忘れている気がして、自分でも思い出せないんです。」
陽介は顔を俯かせ答える。その表情を見たマリアはそれ以上追求することはなかった。
マリア「そう.......まぁ良いわ。それより暇なら私の買い物に付き合ってくれないかしら?」
陽介「俺がですか?歌手としての活動は良いんですか?」
マリア「私はS.O.N.Gに入った際にはエージェントとして入っているの。だから歌手としての事は気にしなくても良いわ。」
陽介「そういう事ですか。わかりました今日はやることも無いですし良いですよ。あっ着替えるので少し待っててください」
マリア「それじゃあ外で待っているわね」
マリアは外に出て行く陽介は早速着替えを始める。
着替えを終え外に出るとマリアが背を壁につけ待っていた。
陽介「お待たせしました。」
マリア「時間は掛かってないわ。それじゃあ行きましょう」
マリアはサングラスをかけると歩き出す。陽介は驚き手を握り止める
陽介「ちょ!ちょっと待ってください!」
マリア「?どうしたの?早く行きましょう」
陽介「いや!いや!いや!サングラスだけじゃ怪しいですって!それに髪も隠して無いじゃ無いですか!」
マリア「でも案外バレないものよ」
陽介(絶対に周りの人が気を遣ってくれただけだ)「ちょっとコッチには来てください」
陽介はマリアを連れ服が保管されている倉庫にやってくる。陽介はとりあえずグレーのベレー帽と下ろしてある髪をポニーテールに纏め、最後にピンク縁のメガネ(度なし)をかけさせる
陽介「せめてこれくらいしないとバレますよ........あっ、髪型が気になるならおろしても大丈夫ですよ」
マリア「・・・いいえ大丈夫よ。ありがとう」
2人はショッピングモールに向けて足をすすめる。移動中の2人は
陽介(咄嗟とは言え手を握っちゃたな。それに髪もポニーテールにしたけど、本当に大丈夫かな?)
マリア(手をつかまれた時はドキッとしたわね。それにしても陽介はポニーテールが好きなのかしら?..........出かける時はこの髪型にしようかしら)
という感じだったとか
陽介視点
場所:ショッピングモール内
あれからマリアさんの運転でショッピングモールへとやってきた。中は4階構造で映画館などもあり夏には屋上でプールが開かれるとか。
陽介「かなり大きいショッピングモールなんですね。」
マリア「そうね、私も初めて来たわ」
陽介「マリアさんも初めてなんですか?」
マリア「此処のところ誰かさんが無茶をするから心配で気が気じゃなかったわ」
陽介「うぅ.....すみません」
そこまで心配をかけていたなんて面目ないなぁ.......
そんな事より楽しまないと!
陽介「取り敢えず何処に行きましょうか?やっぱり服屋ですか?」
と質問するがマリアさんからの返答が返ってこない。俺は不思議に思いそちらを向くと
なぜか顔を俯かせ此方とは反対方向に顔を向けているマリアさんの姿があった。
陽介「あの.......マリアさん?どうかしましたか?」
顔を確認しようと覗き込もうとした時バックが勢いよく顔に突きつけられ視界に映らなくなる
マリア「なんでもないわよ!早く貴方がエスコートしなさい!」
陽介「ちょっ!わか、わかりましたから!バックを退けて下さい!」
マリアさんはバックを離し俺は抑えられていた顔を摩りながら先導をする。
マリア「あれに他意はない......あれに他意はない.........あれに他意はない........」ブツブツ
後ろでなんかブツブツ言っているけど、怒ってないよね?
三人称視点
あれから陽介達は買い物を楽しんでいた。初めに陽介の服の調達やアクセサリーの見物、途中で休憩を挟みマリアが見ていたペットショップに立ち寄ったりなど充実した1日を過ごしたであろう。
陽介「う〜〜ん!今日はなんだかとてもスッキリした〜。」
マリア「リラックスできた様で何よりよ」
日が暮れ始めモールの屋上にあるベンチでくつろいでいる。
陽介「今日はありがとうございました。マリアさんのお陰でとても良い休息が出来ました。」
マリア「そう、それなら今後は無茶をしない事ね。貴方がいくら普通の人より丈夫でも傷を負えば仲間である私たちは心配するんだから........」
陽介「肝に銘じておきます。」
そう言って陽介は微笑むのだった。
陽介視点
あれからマリアさんに潜水艦まで送ってもらい今日の感謝を述べて別れると俺は自分の部屋(仮)に入る。
陽介「いや〜、それにしてもあんな大きなショッピングモールがあったなんて知らなかったなぁ。まぁ、映像じゃそこまで見せてもらえないか........あれ?映像?俺は一体
俺は焦りを覚えすぐに思い返す。
陽介(俺はこれまで装者の皆と戦ってきたクウガの力を上手く使いこなしてきていた。皆と出会う前は四角い棺の様な氷のブロックの中にいた。そしてその前は神様と.......)
俺は自分の事を思い返しながらふと気がついた。自分が転生した事、その前に神様と出会った事は覚えている。前世で観ていたクウガの事もだけど
陽介「
前世でこのシンフォギアの事は知っている
だけど内容が思い返せない。
自分が一度此処とは違うところで人生を送っていたのは覚えている
だけどどの様な人生だったかは覚えていない。
家族は.........わからない。
勤めていた会社は.........わからない。
友達は.........ワカラナイ。
俺の前の名前は.........
ワカラナイ
陽介「俺は一体、誰なんだ?」
俺はベットに倒れ込み意識を落としていく