戦姫絶唱シンフォギア 神装魔剣   作:虚無の魔術師

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デュランダルとガングニール、そして■■■■■。


封じられし聖遺物は、魔剣士の手から離れる。


聖剣と神槍/聖槍

「────刹那、さん」

 

 

シンフォギアを纏おうとした響を止めようとした小日向未来は、新たに現れた青年───如月刹那に戸惑うしかなかった。

 

彼は響を敵として戦闘を行ったと聞いていた。前に話を聞いた時も、それは間違いない筈であった。なのに、何故、響を守るようにして姿を現したのか。少し考えようとしても、思考がまとまらなかった。

 

 

唖然としている未来に、創世が話しかける。

 

 

「………ヒナ、あの人の事知ってるの?」

 

「え、……う、うん。だけど、どうして?」

 

「だって、前にあの人が助けてくれたから………ノイズに襲われた時」

 

「………っ、そうなの?」

 

 

その話に思わず聞き返す未来。確かに頷く創世に、弓美や詩織も賛同していた。驚愕を隠せない未来は、刹那を見つめる事しか出来なかった。

 

 

 

 

「……………」

 

「刹那、さん──どうして?」

 

「────」

 

 

自分を見つめる視線を感じ取り、未来の方を見返していた刹那。突然現れた刹那に戸惑う響が疑問を口に出すが、刹那は答えず彼女に振り返る。

 

 

興味のない瞳が、驚きに染まる。その次に、一瞬だけ怒りを浮かべ────全ての感情を隠すように、呆れを見せた。

 

 

「馬鹿が。お前、ギアを纏おうとしたな?」

 

「…………はい」

 

「…………チッ、どうしてこうもまぁ馬鹿なのか。俺の忠告を忘れたのか?あぁ?」

 

 

ロングコートに身を包む青年は腕をさらけ出すこと無く、蓑虫のような格好のまま、ゆっくりと響に詰め寄る。不愉快という意思を隠すこと無く剥き出しにする刹那に、響は逆に聞き返した。

 

 

「刹那さんこそ………どうして私を、助けてくれたんですか?」

 

「勘違いするな。俺は弱者は嫌いだ、弱さも、弱い奴も同じくらいに嫌いだ。信念のない雑魚もだ」

 

 

だからこそ、刹那はこの世界を見た時も、殺意に匹敵する怒りを覚えた。

 

 

ノイズという脅威に対抗できず逃げ惑うしかない人間と、様々な影響を恐れ、隠された真実の奥底で戦う子供達。まるで自分達、魔剣士のように利用されている者達────自体は特に問題はない。

 

彼女等自身、不平不満はないようだから第三者がとやかく言う必要はない。

 

 

─────問題は、護られる側。弱者達によりノイズ被災者への差別であった。幸運にも生き延びた者達を徹底的に追い詰め、自死にまで至らせる状況もある。その事実を知った時、刹那は怒り狂った。その現場を目にした瞬間も、我慢の限界により殺しすらした。

 

 

大した力も持たないクセに、自分よりも下の立場の者達を寄って集っていたぶり、自己の立場がどれだけ強いのかを自覚する。自分達が大いなる力により救われて、護れている事も知らず、護っている側の望まぬことを平然と行う。あの世界も、そうであった。

 

 

 

だから、刹那は弱者が嫌いなのだ。

あまりにも醜く、あまりにも愚かしい。こんな奴等を護って傷つく者がいるという事実が、こんな奴等のために命を捧げた者がいるという事実が、本当に許せない。

 

 

故に、刹那は弱者を徹底的に嫌悪する。救う価値がない、と。弱さにすぐりつく事でしか生きられないのであれば、いっそのこと殺し尽くしてしまうべきだと考える程に。

 

 

正義を信じ、大勢の人々の笑顔を守ると誓ったあの時とは違う。絶望を経験した刹那にとって、強さこそが全てなのだ。

 

 

 

「だが、お前は強者だ。俺達ほど強くないにしろ、お前独自の強さを持っている。俺は弱者であろうと強さを持つ者は、強者として認め敬意を評する。───これは」

 

 

パチン! とロングコートの留め具が外れる。

内側からコートを腕で振り払い、高らかとなびかせる。それとほぼ同時に。

 

 

 

激しい光が、不意を突こうとしたノイズの体を消し飛ばす。凄まじい必殺の一撃に仰け反るノイズに、追撃と言わんばかりに光の連射が繰り出される。

 

 

一瞬にして、ノイズは全身穴だらけにされ、灰として散る。

 

 

ようやくロングコートの拘束を解くように、自身の体を外へと解放した刹那。自身の掌を閉じたり開いたりをして、調子を確認していた彼は不適に笑う。

 

 

「その餞別だ、甘んじて受け入れろ」

 

 

そんな彼の背中に浮かぶ銀色の球体が、十基。神仏のように円状に回転させたビットは、ピタリと止まる。刹那の意思に従うように、いや刹那の指先同然のビットは彼の指示を待つのみであった。

 

 

あっさりと、自分が呼び出したノイズを瞬殺した刹那に、ウェルは顔を更にひきつらせる。ソロモンの杖を突きつけながら、刹那へと怒鳴り散らす。

 

 

 

「……な、なッ、なァんで!!今、貴方が出てくるんですかァ!?」

 

「…………不愉快な言い方だな。俺が自由に動くことが許されないとでも?」

 

 

敵意を返され、慌てたウェルはすぐに杖を下げる。及び腰になっていたが、我を取り戻すようにハッとするとすぐさま言葉を返す。

 

 

「いや!いやッ!そもそも、何故貴方が立花響を庇い立てするんですか!?貴方が彼女達と敵対しているのは此方も知っています!なら、向き合う相手が違うでしょうがッ!!」

 

 

「何度も言わせるな、俺はコイツを倒す理由も意義もない。どうせ死ぬ奴を、進んで殺す必要はない」

 

「分かりませんねぇ!!立花響がもうすぐ死ぬってんなら!さっさと殺せば良いでしょう!!どうせ最後まで邪魔するのは目に見えているハズ!貴方が何を考えてるのかは知りませんが、どうせ最終的に倒すなら!ここで潰しておくのが定石でしょうッ!!?」

 

「……………コイツと戦う理由はない、それで十分だ。だが、お前を倒す理由は出来た」

 

 

相手を見据える眼を細め、冷徹になっていく声のまま、刹那は指を突きつける。よろけるように後退るウェル博士に対して、

 

 

「不愉快なんだよ。お前みたいな眼鏡は」

 

「は、はぁッ!?」

 

「スカした面して上から目線の科学者が。…………俺達を魔剣士にした、性根の腐った屑どもを思い出す」

 

 

指を指した手の形を崩し、掌で握り潰す。不愉快な記憶と、不愉快な相手を消し去る。そう明言するかのように、握った拳を振り払い、宣言する。

 

 

 

「お前は有害だ、生かしておけば必ず大勢の人間を殺す。俺が前に皆殺しにした連中と同じくな」

 

「──ッ!?」

 

 

言葉にならないままソロモンの杖から、無数の光を解き放つ。緑の光が天へと伸び、そして雨のように辺りへと降り注ぐ。

 

 

着弾した光から、姿を現すのはノイズ。しかし巨大な個体であったり、何らかの力を持つ特殊な個体ではない。むしろ力で言えば雑魚に匹敵する。問題は、その数だ。

 

少しずつ、一塊となっていくノイズの群れ。刹那自身は気にする必要はないが、問題は自分の真後ろにいる生身の少女達だ。

 

 

 

「刹那さ────ッ!」

 

「下がっていろ、邪魔なだけだ」

 

 

心配の声をあげる響にそう言い、刹那は掌を向ける。改造に改造をしつくされた機械の指先に光のラインが伝わっていき、その瞬間─────刹那の周囲に漂うビットに、神経が連結される。

 

 

軽く指を動かす、それだけでビットが意思を持ったように動き出した。変則的な動きで、ビットは周囲の空間を縦横無尽に移動していく。斜線上にノイズを削り取り、叩き潰しながら。

 

 

消し去っていくノイズ達を前に、ウェル博士は憤怒の色を露にした。ノイズを召喚し続けながら、怒鳴り散らす。

 

 

「ふざけるなァ!魔剣士が!何だって話ですかァッ!!いつもいつも!人様の都合を考えずに、めちゃくちゃにかき回してくれるッ!!お前も、無空剣もォ!!別世界で造られた兵器のクセにィッ!!」

 

 

その叫びを無視したように、刹那はもう片腕を空へと振り上げる。先程まで暴れまわっているのは、刹那の左手の指から神経と回路が連結した五基のビットだけ。もう片方の腕と、残りの五基は、未だ繋がってすらいない。

 

 

 

「──────デュランダル」

 

 

告げるのは、自らの心臓として組み込まれた聖剣に刻まれた銘。彼の一言に答えるように、呼応するように、胸の内側から聖剣の放つ光が膨れ上がる。

 

 

腕から手へと、手から指へと、指先から回路へと、エネルギーが流れていく。そして────エクリプス・オールビットへと完全に繋がった。

 

 

瞬間、溜め込む暇もなく。

 

 

 

 

────五つの球体から、凄まじい熱量の閃光が放たれた。

 

 

 

 

鳴き声をあげる事も許されず、ノイズの群れは消し飛ぶ。あの光は、(エネルギー)の奔流であった。不朽の聖剣(デュランダル)により圧倒的な力と、もう一つの完全聖遺物(デュランダル)が生み出し続ける無限のエネルギー。

 

 

二つの、同じ名を冠する聖遺物の力が一つとなり、最強の破壊力を披露する。それはあらゆるものを貫き、斬り伏せる真の刃。

 

 

しかし、その力を持っているのに、それだけの強さを得ているのに、刹那の顔は優れなかった。自分の掌、光のラインが生じた腕を見下ろし────、

 

 

 

「……………()()()()()()()()

 

 

期待よりも下回っている、或いはもっと上の力を求めていたのか。刹那の漏らす一息は、何処か嘆息に近いものだった。

 

 

「────だが、充分だ。研究ばかりしか脳のない、日陰者相手にはな」

 

 

感情を切り替えた刹那の瞳が、戦意に染まる。未だ増え続けるノイズに向けて、指先を動かし、オールビットを操る。

 

 

まるで演奏をするかのように、一つの指を折り曲げ、一つの指を伸ばす。それだけでオールビットは縦横無尽に空間を駆け巡り、光の刃が辺りの建物をノイズごと刻んでいく。

 

 

離れた場所からノイズを呼び出していたウェルだが、そんな彼にデュランダルの閃刃が迫る。慌てて目の前にノイズを呼び出すが、一瞬で斬り裂かれた。

 

幸いにも、ウェルには当たらず、その横を通り過ぎる。アスファルトを大きく削り、後方のビルに斬り込みを与えた刃は空間に溶けて消失する。

 

 

呆然と、地面につけられた痕を見つめるウェル博士を、刹那は嘲笑う。

 

 

「ノイズで守ろうが無駄だ。俺のデュランダルは誰にも防げない。『序列』ならともかく、ノイズ程度など壁にもならない。

 

 

 

 

俺の目的のためにもお前を殺すつもりはない────だが、その杖を使う腕くらいは削いでおこう」

 

 

「ヒィ………ッ!?」

 

 

喉を引くつかせ、思わず後ろに仰け反るウェル博士。それを無視して刹那は人差し指を彼へと差し向ける。連動するように、オールビットの一基が動き、ウェル博士へと照準を定める。

 

 

「っ!ダメだよ!刹那さ────ッ!」

 

 

刹那のやろうとする事を理解した響が、止めようと駆け出す。しかし彼女が止めるよりも早く、刹那の放つ光が、解き放たれる。

 

 

 

他者を傷つける光の奔流が、響の目の前で炸裂した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、刹那の凶行が果たされることはなかった。

彼の放つデュランダルの閃光は、ウェルの目の前で受け止められたのだ。その証拠に、光が周囲へと分散させられていた。

 

 

「盾?いや、これは────」

 

 

 

 

「─────なんと、ノコギリ」

 

 

目を細める刹那に、シンフォギアが纏った調が不敵に言い切る。ヘッドギアに格納された丸鋸を巨大化させ、刹那のレーザー砲撃からウェル博士を守っていた。

 

未だ放たれる閃光に押し返されそうな彼女だが、その背中を同じようにシンフォギアを纏う切歌が支えていた。複数のアンカーを地面に突き立て、何とか拮抗している様子であった。

 

 

「調ちゃん………切歌ちゃん」

 

Fine(フィーネ)の装者どもか…………俺ならば、二人でどうにかなるとでも?」

 

 

「…………この身を纏うシュルシャガナはおっかない見た目よりもずっと汎用性に富んでいる。────防御性能だって、勿論不足無し」

 

「それでも、二人がかりの全力で、どうにかこうにか受け止めてるんデスけどね!」

 

 

「答えになってないな────二人程度で、俺をどうにか出来るとでも、と聞いているッ!」

 

 

人差し指だけではなく、中指と薬指も広げ、三本の指を突きつける。その動きに応じたビットが二基、形を描くように一基のビットに並び、閃光を撃ち放つ。

 

 

一筋の光に、二つの光が重なり、その威力を増長させる。ズンッ! と気圧されていく二人だったが、互いの全力を合わせ、放たれた極光を弾き返す。

 

 

距離を取る調と切歌、そんな二人を見定めるように睨む刹那。各々の構えを取りながら、二人は隣に立つパートナーに目配せをする。

 

 

「…………どうするデスか?調、アイツ簡単には勝てそうにないデスよ?」

 

「…………それでも、ここで逃げ出せる訳じゃない。何より、ここで倒せる敵は倒さないと………」

 

 

話の内容に失笑を隠せない刹那。怪訝そうな顔を向ける少女達に、刹那は指で軽く促し、挑発する。カッとなりそうになりながらも、落ち着いて対処しようとする切歌と調。

 

 

目の前に警戒している二人だからこそ、真後ろからの事に意識を向けれなかった。

 

 

 

 

 

 

「─────頑張る二人に、プレゼントですッ!」

 

突如、真後ろにいたウェル博士が戦闘態勢であった二人の首に手を伸ばす。彼女達が次に感じたのは、何度か受けたことのある感覚。

 

 

 

「な、何しやがるデス!?」

 

「これは………リンカー?」

 

 

振り返った切歌と調が目にしたのは、ウェル博士が両手に持つ注射器であった。中身が空だが、何が入っていたか分からない程ではない。

 

 

「まだ効果時間はあるデス!それに私達はまだ安定しているデスよ!?」

 

「だからこその連続投与ですッ!あの化け物に、魔剣士に対抗するには今以上の出力でねじ伏せるしかありません、それは貴方達自身がよく分かってる筈。その為にもまず無理矢理にでも適合係数を引き上げる必要があります!」

 

 

ゴリ押し、という事を言いたいのだろう。相手がどれだけ強かろうが瞬間的にそれを上回ることさえ出来れば勝ち目があると。

 

しかし、納得できる話ではない。現に彼女達にはすぐさま反論の意思を示す。

 

 

「ふざけんな!そんな事すればどうなるか何て目に見えて分かるデス!何でアタシ達がアンタを助ける為に─────」

 

 

「するデスよッ!」

 

 

怒鳴る切歌の言葉を遮り、ウェル博士は狂ったように笑う。いや、既に狂気を通り越してるのかもしれない。或いは、これが彼にとっては正気なのか。

 

 

硬直する二人に対し、ウェル博士は勢いよく捲し立て始めた。

 

 

「いいえ、せざるを得ないのでしょうッ!あなたたちが連帯感や仲間意識などで私の救出に向かうとは、到っ底考えられないことをッ!大方あのオバハンの容態が悪化したからおっかなびっくり駆けつけたに違いありませんッ!!

 

 

でもでもぉ!それは私の身が五体満足でなければならない!あの男は私の腕を削ぎ落とすつもりですからねぇ!そんな事になったらオバハンの治療どころじゃないでしょうよッ!」

 

 

彼女達にとっては大切な親でもあるナスターシャ教授。病弱で体調の安定しない彼女の病態をどうにか出来るのは、ウェル博士ただ一人。彼女達がこの場に訪れたのも、ナスターシャの為にウェル博士を連れ戻しに来たからであった。

 

 

事実である故に何も言えず、苦い顔をする二人は決意をせざるを得なかった。

 

 

シンフォギア装者の上位互換とも言える魔剣士。彼らに匹敵する唯一の切り札──────『絶唱』を使うしかない、と。

 

 

「そう、Youたち歌っちゃえよッ!適合係数がテッペンに届くほどのギアからのバックファイアを軽減できることは過去の臨床データが実証済みッ!いかに化け物クラスの魔剣士と言えど、絶唱受けて無傷なんて有り得ない話!可能性は十分にある!だったらLiNKERぶっ込んだばっかの今なら!絶唱歌い放題のやりたいほうだーいッ!!」

 

 

 

 

「やらいでか───デェスッ!」

 

 

奥歯を砕かん程の力を込めながらも、意を決した二人が立ち並ぶ。息を飲み込み、呼吸を合わせた二人が────音色を重ねる。

 

 

 

 

────Gatrandis babel ziggurat edenal♪

 

────Emustolronzen fine el baral zizzl♪

 

 

 

「まさか………この歌って────絶唱ッ!?」

 

 

驚愕する響を他所に、刹那は戦意を滾らせるような笑みを浮かべる。いや、実際にやる気に満ちているのだろう。

 

 

「──────ふん、絶唱か。面白い」

 

 

聞いたことがある。

シンフォギアによる最大最強の攻撃手段。実際に見たことはないが、一時期行動を共にしていたエリーシャがその危険度を口にしていた。

 

 

命をかなぐり捨てた諸刃の刃。可能性の話だが、無空剣も絶唱を受ければ無事は有り得ないとまでされている。たった一つの命で、全ての兵器を超越した魔剣士を殺せる一撃だと。

 

 

「それが最適解だ。絶唱を喰らえば俺でも無傷では済まない。一か八かに掛けるのが最もなものだろう─────その覚悟に評して、お前達の絶唱だけは受けてやる」

 

「なッ!?」

 

「正気、デスかッ!?」

 

 

絶唱を止めるつもりすらなく、その身で受けると宣う刹那に絶句を隠せない。ロングコートをマントのようにたなびかせ、両腕を広げながら彼は高らかと告げる。

 

 

「単純な話だ、俺がそれを耐えればいい。俺を殺しきればお前達の勝ち────単純だろ?だが、俺が耐えれば弱ったお前達を殺せる。それだけの事だ。どっちにしても、俺にデメリットは存在しないからなぁ!

 

 

 

さぁ歌えよ!命を燃やす絶唱(最強の技)をッ!それを打ち破ることで俺は更に強くなる!!無空剣に匹敵するほどになァッ!!だが、ただ黙ってみてる程馬鹿じゃない!生半可な一撃ならお前達ごと消し飛ばすのみッ!!」

 

 

そう言って、刹那もデュランダルから力を引き出し始める。並外れた力が刹那の身体から溢れ出る。

 

 

対して、二人も絶唱を歌うのを止めない。膨大な量のフォニックゲインに包まれ、ギアを強力なものへと変形させていく。

 

 

増幅し始める二つのエネルギーの塊を前に、響はただ叫ぶしかなかった。

 

 

「ダメだよ!Linker頼りの絶唱は、装者の命をボロボロにしてしまうんだッ!!」

 

 

脳裏に過るのは────自分の命を救ってくれた恩人の最後。Linkerにより、何とか戦えていた彼女が歌った最初で最後の絶唱。その果てに、死体すら残らず灰塵と消え去った。

 

 

その光景を忘れられないからこそ、どれだけ恐ろしいことか理解できる。

 

 

 

だが、それだけではない。

 

 

如月刹那も、安全という訳ではない筈だ。その理由を、響は実際に目の当たりにしている。

 

 

此方の世界の完全聖遺物 デュランダルのエネルギー供給。如月刹那はその力を無制限に引き出せるが、限度はある。どれだけ調整された器であれど、膨大なエネルギーに耐えきる事は出来ない。

 

その代償は、彼の身体をグチャグチャに引き裂くものだ。血管は沸騰し、オーバーヒートを越えた神経は破裂し、内蔵も内側から変質していく。

 

 

なのに、刹那は死なない。

魔剣士としての機能が、完全聖遺物であるデュランダルの力が供給された半永久生命維持機関が、刹那を瀕死の状態に留める。

 

 

器の大きさを変える。その方法はただ一つ、()()()()()()()()()ことだ。常に限界を超えるエネルギーを器に蓄積させることで、少しずつ最大容量を増やしていく戦法だ。

 

 

その間まで、刹那はそのエネルギーに全身を引き裂かれる。現に、響は目の当たりにしたのだ。全身から血を噴き出し、激痛に呻きながらも、再生を繰り返すおぞましい光景を。

 

 

 

だからこそ、刹那は絶唱を直撃させることで、自らを死の淵にまで追い込もうとしているのだ。更に強くなる事の為だけに、己の命を度外視してまで。

 

 

 

────どうすればいいのか、悩む時間はいらなかった。

どうにかする方法は、手段は、彼女の胸に刻まれているからだ。

 

 

 

「シュルシャガナの絶唱は!無限軌道から繰り出される果てしなき斬撃ッ!これでナマスに刻めなくとも、動きさえ封殺できればッ!」

 

 

「続き刃の一閃で!対象の魂を両断するのがイガリマの絶唱ッ!そこに物質的な防御手段などあり得ないッ!まさに絶対に絶対デェスッ!!」

 

 

「笑わせるな!いかにお前達の絶唱がどれだけ強かろうが!俺のデュランダルは打ち砕けない!不朽不壊の聖剣が、たかだかガキ二人の命を賭けただけの歌で補われた刃で斬れるものかッ!!」

 

 

「やってみなきゃ───分からないッ!」

 

「アタシと調のコンビネーションならっ!そんな小賢しいビットごと切り刻んでやれる────デスッ!!」

 

 

「なら、その希望も斬り伏せてやる。絶対無敵の閃刃でな!!」

 

 

戦意は上々。

退くつもりも、相手を考える余裕すらない。自分達の命を掛けた自滅覚悟の戦い。二人と一人の帯びるエネルギーが限界にまで至った瞬間、全てが始まりを迎える────筈であった。

 

 

 

 

 

 

────Emustolronzen fine el zizzl♪

 

 

 

 

「────────あ?」

 

 

凄まじい力の奔流の中、刹那は信じられない歌を聞いた。ふと、意識が揺らぐ。それは二人の少女達からすれば決定的な隙だ。なのに、攻撃の手は来なかった。

 

 

「エネルギーレベルが、絶唱数値まで上がらない……!?」

 

「減圧してる……ッ!?」

 

 

「そんな、まさか!これは────!?」

 

 

三人は気付いた。

この現象に覚えがある。

各々が危険なものとして把握していたからこそ、記憶に残っている。

 

 

 

「───セットッ!ハーモニクスッ!!」

 

消えた絶唱のエネルギーが、一つに集まっていく。胸を押さえながら、その身に蓄積されていく力に耐える少女の姿が。

 

 

いつの間にか歌ったのか、シンフォギアを纏った響が、二人の絶唱によるエネルギーを束ね上げていた。

 

 

膨大な力の塊に、刹那は高めていたデュランダルの機能を低下させる。周囲の空気を焼くような熱に顔を隠し、すぐさま響へと叫んだ。

 

 

「馬鹿がッ!自分が何をしているのか分かっているのか!?お前がその状態でそれを使えば!融合は進む!!お前自身が人じゃなくなるかもしれないんだぞ!?」

 

 

「…………それでもッ!」

 

 

熱量だけでも、デュランダルを越える程のもの。そんなものに曝されているのだ。どれだけ苦しいか、どれだけ辛いのか、語るまでもない。

 

なのに、彼女は、立花響は───自分の事など考えていなかった。

 

 

「二人に、絶唱を歌わせないッ!刹那さんを!戦わせないッ!!──────絶ッ対にィッ!!!」

 

 

拳が、放たれる。

膨大な力を帯びた一撃は刹那や切歌や調を狙ったものではない。狙いは、上空。行き場のない力を、誰も傷つけない場所に解放する手段であった。

 

 

 

 

そして────鮮やかな虹の竜巻が、天へと伸びた。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

そして、現在。

 

凄まじい速度で辺りのビル群を駆け抜け、場合によっては足場にして移動する者がいた。その速度は超速、生身の人間ならばそのまま肉塊になる程のスピードである。

 

 

近くのビルに飛び乗った青年はすぐさま足を止める。ビリビリと感じる力の余波。目の前に見えるのは虹色の力の渦。天へと伸びるそれが何を意味するのか、一瞬で理解させられた。

 

 

「───S2CAッ!響が無茶を押し通したのか!?」

 

 

理解するや否や、無空剣は怒りを抑える事も出来ず、脚に力を込めてビルに亀裂を入れる。しかしどれだけ激怒しても彼は正気を失っていない。アスファルトを砕く程の蹴りと共に、再び空中へと飛び上がった。

 

 

 

空に舞い上がる中、剣は少し前の出来事を思い返していた。

 

 

 

 

─────────────

 

 

 

マリアとナスターシャ教授と同盟を結び、少しばかりの話をしていた矢先であった。

 

 

 

「ッ!?───今の反応は!?」

 

 

第六感が反応したことに戸惑いながらも、すぐさま警戒を行う。ノワールの操るドローンが剣の様子に戸惑っていたが、すぐにその理由を判明させた。

 

 

『剣クン、ノイズが発生したようだ。自然発生ではないところを見るに…………』

 

「…………ドクターでしょう。彼が防衛のためにソロモンの杖を行使したのかもしれません」

 

 

何処かへと行方が知れずのウェル博士。確かに彼しかノイズを呼び出せる者はいない。今すぐにでも対処するかと思った瞬間、ノワール博士の慌てる声が聞こえた。

 

 

 

 

『───な!?ま、不味い!剣クン!大変だ!響クンが、ウェル博士と接触している!』

 

「ッ!?何だと!?」

 

 

その事実に剣は驚愕を隠せない。響は現在、戦闘に巻き込まれないようにしていたが、まさか自由にしていた時に敵と接触するとは。

 

 

「響は!?無事なのか!?」

 

『あ、あぁ………喜ぶべきなのか、如月刹那が乱入したことで彼女は何とか無事だ。シンフォギアも纏っていないね』

 

「刹那が………?響が無事なら良かった、とは言ってられないな」

 

 

安堵するが、簡単な話ではないと首を振るう。

どんな物事も自分の都合よく行くはずがない。響が無事でいると信じていても、そうならない可能性もあり得る。

 

 

実際に、自分が動かなければならない。それだけは確かだ。

 

 

 

「マリア、ナスターシャ教授。俺達はここから離れる、貴方達も急いだ方がいい」

 

「えぇ、その方がいいでしょう。ですが気を付けて、あの外道も貴方の行動を狙っているかもしれません」

 

「言われずとも、そのつもりだ…………そうだ、マリア」

 

 

互いに離れる直前に、剣がマリアに何かを放り投げた。受け取ったマリアはそれが何らかの金属片であると、無空剣のロストギアの装甲の一部であると気付く。

 

 

 

「こ、これは?」

 

「…………俺の装備の欠片だ。()()()として持っておけば役に立つ。肌身離さずに持ってくれ」

 

「分かったわ……………無空剣」

 

 

言わんとすることを理解したマリアはその欠片をポケットへと納める。そして、去ろうとする剣に一言。

 

 

 

「気を付けて」

 

「────そちらもな」

 

 

 

◇◆◇

 

 

力の渦を解き放つ響の姿を見つめる刹那。信じられないものを見るかのような眼は揺らいでおり、同様を隠せずにいた。

 

 

 

「アイツ…………助けたのか……?俺を、あいつらを────」

 

 

瞬間、ズギンッ! と、頭痛が響いてくる。

思わぬ激痛に刹那は顔を歪め、頭を手で強く押さえる。それでも痛みは消える事なく、もう一つの現象が生じた。

 

 

それは、一つの記憶を振り替えるものであった。

 

 

 

『刹那!逃げ────!』

 

 

叫ぶ声は途絶え、爆音が轟く。隣にいた筈の仲間は縦に両断され、赤い光景が視界に広がる。

 

 

悲鳴と轟音、各々が響いて途絶え、それを繰り返す。真っ赤に染まっていく視界が、すぐに切り替わる。

 

 

 

『■■■■逃げ■■■■■生き残────』

 

『さっさと行け!足手まといの貴様にしか出来ない事だ!生涯を掛けて■■■■■』

 

 

ガチガチ、と歯が鳴り始める。何も見たくない両目を閉ざそうとする刹那だが、記憶そのものであるため無意味な行為であった。

 

 

 

 

『─────セツナ、■■■■■■────』

 

 

 

 

 

 

「────やめろ、やめろ────やめろォォォォォォォォオオオオオオオオオオ─────ッッ!!!」

 

 

突如、刹那が発狂した。顔を引き裂きかねない程の力を両指に込め、喉が潰れ破裂する程の怒号が響く。錯乱した刹那は全身を震わせており、我を失ったようであった。

 

 

自暴自棄になり果てた青年を、オールビットが一斉に囲む。狂ったように、何かを否定し始める刹那であったが、一瞬で光に包まれ─────その場から消え去る。

 

 

 

それに入れ替わるように、ビルからビルへと飛び乗っていた剣がその場に辿り着いた。クレーターの中心から立ち上がり、彼はすぐさま少女を見つける。

 

 

「…………響ッ!」

 

 

声を掛けるが、返事はない。響は物言わずに、その場で立ち尽くしていた。駆け寄ろうとした剣だが、凄まじい熱気に思わず後退る。

 

ただの熱気ではない。生身の人間だと火傷ではすまないだろう。

 

 

「いやッ!響ぃッ!!」

 

「止せ!焼かれちまうぞ!」

 

「でもッ!響が!!」

 

 

向こう側から聞こえる声に視線を向けると、シンフォギアを纏うクリスが未来を押さえていた。どうやらついさっきここに着いたらしい。が、そんな事は重要ではない。

 

 

クリスもいるのならば、翼も駆けつけている筈だ。そう考えた瞬間、すぐさま声をあげた。

 

 

「───翼ァ!真上の貯水タンクをやるぞ!」

 

「無空ッ!?────いや、承知したッ!!」

 

 

 

近くの高速道路をバイクで走っていた翼が反応し、剣は動き出す。右腕のフレームを展開し、アンカーをタンクへと突き立てる。全身の力で振り切り、貯水タンクをビルから引き剥がし、上空へと吹き飛ばす。

 

 

それを翼が一閃を放ち、タンクを切り開く。大量の水が響へと降り注ぎ、彼女から発せられる熱を冷やし尽くすことが出来た。

 

 

「響ぃ!!」

 

「響!?しっかりしろ!!おい!?」

 

力なく倒れ込んだ響を抱き抱え、必死に声をかけ続ける。それでも返事は見られない。意識を完全に失ったのだろう。

 

 

だが、安心できる状況ではない。

一瞬だけ、ギアを纏っていた響の胸元を見た。内側から複数の黄金の欠片が生え出ていた。あれが、人体と聖遺物の融合の先だと言うのか。

 

 

だとすれば、響の状態を優先的にどうにかするべきだ。その手段が、自分の手にあるのなら─────

 

 

(─────今更、躊躇う理由はないか)

 

 

 

 

「─────俺の中の聖遺物、デュアルウェポンを使う」

 

 

「無空………?」

 

「デュアルウェポン、だって?」

 

 

突然の一声に、無力感に苛まれていた翼とクリスが振り返る。剣は意を決したような顔で響を見つめ、二人へと視線を配る。

 

 

「これを使えば、俺は一定の間戦えなくなる。厳密には、ロストギアを纏えなくなる。その責任は俺にある、だからそれだけだ」

 

 

瞬間、剣のロストギアが一瞬で解除される。魔剣の欠片が埋め込まれた手とは違う、左手を胸へと伸ばす。

 

 

「───封印、強制解除─────聖遺物(デュアルウェポン)、起動───開始」

 

 

ズブリ、と左手が胸の奥へと入り込む。それと同時に、無空剣の全身から禍々しい雷が生じ始める。雷は少しずつ実体を伴うように、剣を囲む意味不明な文字の羅列となる。

 

 

その変化を知らぬまま、剣は落ち着ききった声で胸から左手を引き抜く。それと同時に、彼は告げた。名を封印され続けてきた、聖遺物(デュアルウェポン)の名を。

 

 

 

 

 

「──────ロンギヌス。神の子の血を帯びた神殺しの聖槍よ。あらゆる不浄を癒す全能の血を流せ」

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

─────統括機関中枢総統へ報告、統括機関中枢総統へ報告

 

 

 

 

 

─────統括機関中枢総統より繋げる。報告を述べよ

 

 

 

 

─────無空剣のデュアルウェポンの起動を確認。驚異対象 S-S No.3 立花響による使用を確認。

 

 

 

 

 

 

『─────なるほどな、やはりシナリオ通りだ』

 

 

暗闇に包まれた無数の機械と、それに繋げられたチューブによって出来上がった鋼の山。その上で、玉座に腰掛ける者は不適に笑う。

 

 

 

魔剣計画中枢総統 ヤルダバオト。

別世界で起こった出来事を耳にした彼の反応は、あくまでも予想したものであった。

 

 

 

「………シナリオ通り、か。無空剣や如月刹那を見逃し、別世界へ送り出すことがかね?」

 

 

鋼の山の玉座の隣。

ただの空間であったそこに、一人の男が姿を現す。老人、というよりは若すぎるが、若者というには貫禄がある白衣の科学者だ。

 

 

怪訝そうな男の疑問に、ヤルダバオトは満足そうに答える。部下や格下の相手をするのとは違い────もっとも親しい友と話すように。

 

 

『そうだとも。この世界は彼等を造る為の箱庭だ。育てることに適してはいない。故に、彼等があの世界に渡るように仕組んだ。そして、あの世界が次の計画の場所だ』

 

「そうすると、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

『その通りだが、まだ早い。未だ計画の主柱である「神装魔剣」と「神殺し」が揃ってはいない。あれらが確実にない限り、我等の理想は果たされない』

 

 

余裕に満ちたヤルダバオトに、男は画面に映る光景を見つめる。

 

 

────無空剣が、『聖遺物』である『聖槍』を用いて、ある少女の命を救おうとしているもの。

 

 

彼の覚悟には個人的に賞賛を送りたい。無空剣の『聖遺物』は封印を施されている。無理矢理に使用すれば、ヤルダバオトが仕組んだ呪詛により一定の期間、ロストギアを纏えなくなる。その上で、彼は少女を助けることを選んだのだ。

 

 

だからこそ、哀れに思う。その封印こそ、常に誰かに使うことのないようにする為のものだったのであること。そして、封印を破ってまで『彼女』を助けることも、全てがヤルダバオトの思い通りなのだから。

 

 

「………無空剣のロンギヌスを使い、『彼女』を『神殺し』へと変生させる。本当に叶うものなのか?」

 

『人の歴史を嘗めてはいけないよ、概念というのは移り変わり、変化をするものだ。何より、聖槍(ロンギヌス)は彼女を選ぶよ。神槍(ガングニール)が認めたのだから』

 

 

「────もし、『カタストロフ』が来る前に、『彼』や『彼女』が至れなかったらどうする?」

 

『何、次があるさ。時間と世界は有限だが、 駄目にならば切り替えるまで。何千年もの間、我々は計画を練り続けてきたんだ。たとえ何万、何億が経とうとも、我々の計画を果たすまで続けるのみ』

 

 

流石だな、と肩を竦める。ヤルダバオトならそうすると、男はよく知っている。何故なら、長い付き合いだからだ。

 

だからこそ、問題も一つある。

 

 

「なら、『彼女』を『神殺し』と定めるのは早計かもしれないぞ」

 

『ほお?』

 

「現時点で、『聖槍』が『彼女』に馴染んでいるかも疑わしい。そもそも、選ばれていない可能性もあるだろう」

 

『ならば、手を打てばいい』

 

 

ヤルダバオトの足元から、複数のケーブルが蠢く。不気味な金属音の中で、総統は告げる。

 

 

『「クリファ」を動かす。最適な者を当てるさ』

 

「………『クリファ』、『クリフォト』を動かすというのか?彼等は『セフィラ』とは違い、代替えが効かない。今後の計画に重要なピースだ。ここで出すには厳しいのではないか?」

 

『心配はいらない。あの世界で真相に到達する者はいない。危険分子は複数存在するが、神が居ない世界だ。()()()()()()()()()()()()()さ』

 

 

画面に映る少女の顔を眼に入れ、ヤルダバオトは口の端を歪め、不気味に嗤う。

 

 

『さぁ、立花響────我々の計画のために、生き残れ。我々の計画のために、強くなれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

でなければ、君の世界が滅びてしまうぞ?』

 

 




データファイル、更新

無空剣の聖遺物(デュアルウェポン)

■■■■■


真名封鎖解放


『聖槍』ロンギヌス





以上で、今回の話は終わりになります!初めて登場した無空剣のデュアルウェポンですが、もう出番は終わりです(無慈悲)厳密には、無空剣のデュアルウェポンとしての出番ですが。


??「ヤルダバオト、最近作者の投稿が遅いぞ?このままだとストーリー的に完結に十年はかかるぞ」

ヤルダバオト『何、シナリオ通りだ』


とか言われたら泣く自信ある。でも!他の事で!遊んでしまうんですよ!!まぁ頑張りますけども!!



お気に入り、評価や感想、質問などがあれば気軽にどうぞ! 次回もよろしくお願いいたします!それでは!!
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