(仮題)とある転生者の異文化体験 作:ピッピの助
タグのアドバイスありがとうございます。タグに「歪な男女比」を追加しました。
「SSなんやし好きに書けばええと思う。」 ありがとうございます。素人作品ですが、書くのが楽しくて仕方ないです。休日丸1日潰して書き溜めても全然飽きる気がしないんです。
文化の違いは難しいところです。突き詰めると作りたい小説じゃなくなりますし、普通の世界と同じだと異世界感がなくなる。適度にフワッとした感じを表現できたらいいんですが……楽しいけど、難しいです。
「大前提に文章力とバックボーンが出来てるのでもう何書いても今は面白い状態に入ってると個人的に思います。」 文章力はともかく、おっしゃるとおりです。そして調子に乗って書きまくってたら、話が全く進まなくなって危機感を抱いてます。そして、こんな連投する羽目になってます。
たしかにあたしたちの関係は特別だけど、幹彦……あいつとの間に特別な出来事があったわけじゃない。
バンドに参加するなんて大変なことが起きたけど、どちらかと言えば、それはこころ達との出来事って印象が強い。
あいつにちゃんと接したのは、無理やりバンドに参加させられることになった後だから、そんなふうに思うのかもしれない。
バンドに男性がいることは、もちろんわかっていたし、参加する前に話だってしてたけど、それ以上にこころに流されたって感じかな。
だからといって、ハロハピに参加することを決めた理由に、あいつの存在が無かったといえば嘘にはなるけど。
だって、今の時代、男性との出会いなんて限られているんだ。
普通は男性と知り合う機会なんてほとんどないし、あいつみたいに女性に優しくしてくれる男性に出会える人なんて本当に少ない。だから、その機会を逃すなんて普通はありえない。
あたしが3バカに振り回されていると、さり気なくフォローしてくれたり、優しい言葉をかけてくれた。男にそんなことされたら誰だって付き合ってしまうと思う。
キーボードを弾いてる姿はとても格好良くて見とれてしまうし、実は歌もすごく上手い。
男性の歌手といえば、ネットではセントー君っていうVtuberがすごい上手いらしいけど、たぶん幹彦の方が上手いと思う。まあ、Vtuberの歌は聴いたことないんだけどね。
体の関係になったのは付き合ってすぐだったけど、それだって、いつか来る日が早かっただけ。何年か後には幹彦と結婚して、子どもを作るんだから、知り合ってからの日数が短くても関係ないと思ってる。
花音さんが白鷺先輩に、関係を持つのが早過ぎるとか、花音は騙されてるのよ、とか言われたらしいけど、どうせ結果は同じなんだから、気にすることないと思う。
まあ、想像していた以上に激しかったし、何時間も求め続けられるとは思ってなかったから、かなり恥ずかしい姿を晒してしまったけど。
つまり、何が言いたいかというと、あたしはいたって普通の女子高生だってこと。
ハロハピはおバカな集団ではあるけど、その実は超人集団である。
こころは言うまでもなく、薫さんは演技が凄いし、はぐみの運動神経も、1年生ながら全学年を含めて校内一番だと思う。薫さんとはぐみは部活があるというのに、初めて触る楽器をすごい短時間で仕上げて来たりもした。
幹彦は音楽全般がずば抜けている。キーボードや歌の他に、周りにある楽器を全て使いこなすのだ。はぐみや薫さんの楽器指導をしているのだって、実はあいつだ。
唯一、花音さんだけが、あたしが理解できる範ちゅうで収まってくれている。それでも充分すごい演奏をするんだけどね……。
だから、あたしを他のメンバーと一緒にしないでもらいたいのだ。最近、他のバンドと絡むようになったけど、あたしにまで期待の眼差しを向けるのはやめてほしい(特にロゼリアが怖い)。
あたしはせいぜい裏方の仕事をしたり、きぐるみに入って音を再生するぐらいが関の山だ。
あいつとの関係だって、あたしは一般人枠なんだ。
花音先輩みたいに、あいつのためなら何だってするって感じは、あたしには違うかなーって思うし、こころみたいにグツグツとした熱い思いを持ってるわけじゃない。二人みたいに好き好きオーラ全開というのは普通の女子高生のあたしには合わないと思う。
落ち着いた感じで接するのが、あたしには合っているんだ。
ていうか、あいつはもっと、こころに気をつけた方がいい。こころが、そろそろヤバいことに気づいてるんだろうか。
こころの体を散々まさぐった後に放置するとか何を考えているんだ。あんたが花音先輩といなくなった後、こころがどんな目をしてるか気づいてないでしょ。あたしはそれを見るたびに、ああ次は我慢できなくなるなって思ってる。幸い、あたしの予想はまだ当たらないけど。
いまだ我慢しているこころはすごいし偉いよ。私だったら一発引っ叩いて、ベットに引きずり込むと思う。
あいつがこころに心底惚れてるのはわかってるし、こころの事情だってわかってる。今、二人がなんで我慢してるのかっていうのもわかってる。
でも今のままだと1年どころか半年も持たないって思う。
こころが我慢できなくなったら最後。あいつが無精子症でもない限り、その数ヶ月後には、こころの妊娠が発覚するって確信してる。
ゴム? ゴムが無くなったら止まるほど、あいつらは我慢ができる性格してないって。一度でもタガが外れたら絶対に止まらない。数カ月だけど、あいつと一緒にいたら嫌でもわかる。我慢できてる今が奇跡ですらあるんだから。
無精子症。その可能性は正直あまり考えたくない。
男性が優遇されている世の中だが、それは子どもを作れるからである。精子を作ることができるから男性は優遇される。こんなことは高校生にもなれば誰だって勉強することだ。
では精子が作れない男性はどうなるか。
簡単である。優遇されないだけだ。普通の女性と同じ条件で扱われるだけだ。まあ男性が無精子症かどうかは一目見ただけじゃ分からないから、目に見えて差別されることはないけど、補助金がでないから、生きていくために働く必要がでてくるだろう。
普通の女性と違って、これまで甘い環境で育てられていた男性が、それからの境遇に絶望して自殺したと言う話はときどき聞く。
頑張ろうって前向きになった男性だって、それまで付き従っていた配偶者が蜘蛛の子を散らすように消えていって絶望した、なんて話も聞く。
でも国は別に対策を取らない。
当然だ。国のためにならない男性を保護する理由なんてないんだから。
もし、あいつに子どもを作る力がなかったらどうなるだろう。
花音さんは絶対残ると思うが、こころは難しいかもしれない。弦巻の一人娘だから子どもを作る必要がある。たぶん、あいつとは離されてしまうんじゃないかって思う。
そうなると、あたしと花音さんしか残らないのか。
あたしと花音さんがパートで頑張って、あいつは……はぐみの家の裏方にでも雇って貰えればなんとかなるかな。幸いなことに、あいつは体格に恵まれていて、すごい力持ちだ。はぐみの家は精肉店だから、重い肉を運ぶのに力持ちは喜ばれるだろう。
まあ、稼ぎは期待できそうにないけど、あたしと花音さんが頑張ればなんとかなるでしょ。
もし、そんなときが来てしまったら、せいぜい尻に敷かせてもらおう。あたしたち以外は見るのも禁止にしてやろうかな。
そう考えると、ちょっと楽しみですらある。幹彦とだったら、そんな状況になっても、意外と上手くいくんじゃないかって思ってる。
不満? まあ、あるよ。
超が付くほどの優良物件なのはわかってるけど、こうして付き合っていれば不満なんて当然でてくるでしょ。
あいつ、女性の好みも変わってて、胸が大きいほうが好きなんだよね。
市ヶ谷さんとか一番狙われてる。
白金先輩とか大和さんとか上原さんも狙われてるけど、市ヶ谷さんはもう時間の問題だね。ほかの3人と違って、市ヶ谷さんはあいつに絶対惚れてる。もう顔が恋する乙女だもん。花音さんを見てるから、見間違いじゃない。
今年中には、あたしたちの仲間になるんじゃないかな。
そんなわけで、正直、自分のスタイルには自信があったけど、あいつが大きい胸が好きなら、それは仕方ない。それでも私を選んでくれるんだから、けっきょく胸の大きさなんて些細なものだって分かってる。
でも、あたしの胸を触るときにがっかりした顔をするのは止めろ。
どうせ大きくなくたって、いつも散々こねくり回して、舐めたり顔を埋めたりするでしょ。数時間も弄りまわして最後には満足した顔をするんだから、初めの一瞬だけだって不満そうな顔をするんじゃない。
花音さんみたいに揉んで大きくならなくて悪かったな。牛乳飲んだって、嘘くさいサイズアップ体操したって大きくならない人はいるんだよ。
あまり調子に乗ってると、こころをけしかけるよ。あたし達も困るかもしれないけど、一番困るのはあんたでしょ。
そんな過激なことを考えてしまうのが、まあ……悩みである。
原作とは異なる点:
① 美咲が男性というものを諦めてる。ただし諦めきれてない。
② 覚悟完了してる