伍月撞日 天気:曇り
だんだんと暑くなってきた。鉄底海峡の攻略は順調。北方海域みたく俺が現地に行かなくても良さそうだ。
今日の秘書艦は間宮。……初めは驚いたものだった……。だって間宮が来るとは思わなかったから。厨房の方はいいのかと聞くと鳳翔と伊良湖に任せてますと返ってきた。いいのか。
今日は作らなくていいと思ったら食べてみたいから秘書艦になったのだと言われた。マジか。……マジかー。正直本職の人を納得させられるようなものではないのだけれど。だけどまぁ緊張と努力によっていい出来のものができた。因みに古き良き日本の朝ごはんだ。
間宮に出すと何故か頬を赤らめていた。マジでわからん。
《カミサマ》……?
あぁ。カミサマ。この世を見渡す観測者であり世を調理するモノ。だからこそ、あり得ない俺たちを見逃せない。いずれ世界を壊してしまうから。
??? いきなりファンタジーになった?
伍月那日 天気:晴れ
今日は一日中晴れだった。五月晴れと言うのだろう。秘書艦が皐月だったからか?
で、今日。なんと鉄底海峡を攻略したらしい。早くない? もっとかかると思ってたんだけど……。まぁ終わったならいいや。艦隊を全員休ませて、書類を書いて提出。これで俺の仕事は終わりだ。ヨッシャア!!
何を言っているのかはわからないだろう。それはそうだ。今まで生きてきた世界が実はファンタスティックだった……艦娘や深海棲艦、妖精が現れてる時点で実はも何も無いか。
それもそうか。
納得するんだ……。
伍月于日 天気:晴れ時々曇り
どうやら本当に鉄底海峡を攻略したらしい。いや、一応こっちでも彩雲で確認はしたのだが、大本営の方でも確認したそうで、通信が入ってきた。
ふっ。フハハハハ!!!! 来たな! 遂にきた! 私の時代が!
大本営にもう一度辞任届けを出してやった。ククク。これで俺は一般人だ!
とりあえず、その「世界の調律者」が「俺たち」のことを世界を壊す存在だと認めた。だから
ちょっ……。
だから俺はソレに抗った。そしてかの神と交渉をした。結果、俺は俺が求めるものを勝ち取った。
待て! まだ話の全容もつかめていない!
伍月繹日 天気:豪雨
今日は豪雨。哨戒任務すらこなせないので時間が余った。俺自身も書類仕事が激減するのですることが少ない。
ただ、万が一、億が一の場合に備えて逃走する準備を進めておこう。
これでまた仕事を押し付けるようなら逃げる。当たり前ダヨナァ? 艦娘らには申し訳ないがこれ以上は提督はしてられない。命の危険とか
だからまぁ逃げる。艦娘らには申し訳ないが、これは俺の為なんだ。恨んでくれて構わない。罵ってくれて構わない。
自己嫌悪に陥りそうになるが悪いのは大本営なので怒りを再燃させておく。
アイツらマジで(黒いペンで塗りつぶされていて読めない)
とりあえずカミサマってなんだ。
書いただろう? 世界を見渡す調律者だ。
そういうことじゃなくて、もっとそのカミサマについての詳細をだな
知らん。何もわからない。世界の調律者としか、わからない。すまないな……。
なんだ……それ。
伍月禰日 天気:暴風雨
昨日は艦娘それぞれの様子を書くつもりだったのに怒りで書くことができなかった。
昨日今日と酷い雨が続いている。今日の日記には昨日の分も書こう。
まず吹雪型。吹雪は昨日も今日も忙しなく動いていて、みんなの纏め役として頑張っているのだろう。俺を見かけるたびに犬みたいに近寄ってきて薄い笑みを浮かべるのは何なのだろうか。その度に寒気がする。頭を撫でて労うと雰囲気が大分軽くなる。他の吹雪型は吹雪を手伝ったり部屋でダラダラしたりだった。叢雲が初雪と同じように寝巻きで過ごしているのは初めて見たので目を疑ったが。
続いて綾波型。こちらも外には出れないからか、部屋で過ごしている者が多い。七駆はなにやらゴソゴソとしていたが。何をしていたんだろうか……?
暁型は小さな鉢植えのお世話をしていた。それが終わると戦略や戦術の勉強と、精力的に動いていたみたいだ。適度に休息を取るように言ったら、元気いっぱいな声で返事が返ってきた。
陽炎型はトレーニングルームでさまざまなトレーニングをしていた。ほとんど陽炎型で埋まっていて壮観だった。あ、秋雲は部屋で絵を描いていたらしいが。
夕雲型は工作をしていた。何を作っているのか聞いたら千羽鶴だと言っていた。すぐ出来上がりそうだ。
白露型は……うん。あれだ。まぁ、いいだろ……。
神風型は和菓子や和食の練習をしていた。見に来たついでに食べさせられた。特段不味い、というわけでもないが……。まぁ精進してくれと願う。
初春型は瞑想をしていた。弓道場で空母勢が鍛錬をしているところにいたので集中力を上げる訓練なのだろうか。
朝潮型は工廠妖精の所で手伝いをしていた。
駆逐艦はこんなところだろうか。まだまだいるが流石にページが足りない。また明日書くことにしよう。
さて、どうやってここから出るか……。
なぁ……君が求めるものって、なんだ?
……。
いや、悪い。こういうのは聞くもんじゃないな。忘れてくれ。
いや、いいさ。この際だ、知ってもらいたい。俺という、一個人を.