提督を辞めたい提督   作:神楽 光

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 ちょっと書き足しました。


陸月

 陸月■■日 晴れ

 朝のランニングにいつの間にか長門が参加していた。観察するためなのだとか。ちょっと怖いと思ってしまったのは内緒だ。

 そう言えば、鎮守府の構造を把握がてら散歩をしていると変な機械を見つけた。怪しかったので取り外して壊しておいたがなんなのだろうか?

 

 長門か……1番正義感が強いとは思うが……うーむ。ながもんの可能性も……。機械? 調べてみよう……と思ったがどこにもないな。誰かに渡したのか?

 

 陸月◇■日 曇り

 今日から海域を攻略することにした。ほとんどの指示を現地の彼女らがしていて、出撃指示か撤退指示しか出していない。まぁそれでも回ってるから大丈夫だよね! 

 それは兎も角鎮守府内の設備も大分整ってきた。次は何を申請してやろうか……。

 

 ……やっていることは、ゲームと同じだな。違うとすればやはり"現実"であることか。作戦は考えれても、実際に命をかけて戦うのは彼女らだからな……。設備が整ったのなら次は彼女達の生活水準を上げてみてはどうだ?

 

 陸月☆○日 雨

 風呂は日本の心だ……鎮守府の風呂はとても良いものだ。艦娘は回復するし、疲れもとれる。俺は大浴場に入っている雰囲気を味わえるし……良いことずくめだな。それはそうと、駆逐艦からの怯えが段々と抜けてきた。喜ばしいが、特筆することでもないな。暴力も時々だし、一部を除いて罵詈雑言の嵐を被せる奴も少ない。その一部もツンデレっぽさを感じたし。来た頃に比べれば……もう大丈夫そうだな。よし。さっさと北方海域攻略してずらかるぞ! 

 

 ……ふむ。これは……いや、憶測はよそう。というか艦娘が入った後の風呂に入っているのか!? クソッ羨ましい……!

 

 陸月♪ ¥日 雨

 手が震えてきた。職務中は誤魔化せたが、今日記を書いている手はだいぶ震えている。正確に文字が書けない。……どうしようか。でも、戦場に出ている彼女たちは違う。常に襲われる恐怖を感じているはずだ。俺がこの程度でへこたれてどうする!

 

 読みづらくなってきたな。俺の文字も震えてる。今日は早く寝よう。俺とのこの会話も、控えて休憩の時間を多く取ろう。同一視は、よくない。

 

 陸月☆*日 雨

 今日もまた酷い暴力と暴言の嵐だった。段々と艦娘自体が怖くなってきたような……。いや、違う。そうじゃない。俺は怖くなんかない。恐怖なんか…………感じてないんだ。

 

 ? この前確か頻度は少なくなったと……あぁ、止められなくなってしまったのか。やめ時を失ったのだな。職務は俺がやっておこう。俺とお前は、一心同体だからな。

 

 陸月$□日 曇り

 資材周りを良くした。今まで大量に無駄に消費していたみたいだ。効率よく、少量で生産できるようにした。消費量は馬鹿にならないからな。せめて、彼女らの救いになれればいいが……。

 

 無駄な資源の削減は経戦能力にもつながる。無駄を減らすことは悪じゃない。だが、減らしすぎもよくはない。不満が溜まる。特に明石。あと夕張か。まぁ、あまり締めてやらないようにな……。

 

 陸月■▲日 雨

 今日は食堂の方を見てきた。間宮さんや伊良湖が精力的に動いてくれているようで、艦娘達の顔には笑顔が溢れていたように思う。うん。やっぱり食事は大事だな。

 それはそれとして、俺の料理のレパートリーも増やさなければ。流石に飽きてきた。

 

 衛生面は軽視されがちだが、人のモチベーションには欠かせない小野だからなぁ……。食事は衛生か……? レパートリーか。確かチャーハンやオムライスが基本だったな。なら肉じゃがとかの煮込み系はどうだ? 味が沁みて上手いぞ。

 

 陸月◆♪ 日 雨

 寝起きが辛い……。節々が痛い。顔色も酷い。髪の毛も数本白くなってきた。でもへこたれてる場合じゃない。俺はこの仕事を降りるんだ! その為には此処を良くしないといけない! それに…………彼女たちの辛い顔は、見たくない。

 

 寝起きはいつになっても辛いものだが……君のそれはまた違うな。仕事を降りる……か。今更ながら、勝手で申し訳ないが、君の過去を見させてもらった。君の気持も。君の思いもわかっている。だから。俺からは何も言わない。どうか、君の願が叶わんことを。

 

 陸月¥%日 曇り

 何故だか今日は体が軽い! 特に何かあった訳じゃないがどうしてだ? まぁ、いいや。今はよく動けているんだ、何も心配はいらない。

 

 えぇ……? そんなことあるか? あぁ、いや。ある意味リミッターが外れたのか……? 限界値以上のストレスを受けたせい……か?

 

 陸月○♪ 日 曇りのち晴れ

 夜戦夜戦五月蝿いって……。今日は川内が夜戦をさせろとせがんで来た。正直、今のところそんなことをする暇は無いのだが……。夜の警備員として鎮守府内を見回る役目を与えると、目を輝かせて飛び出していった。何がそんなに彼女を駆り立てるのやら……やはり史実に関係があるのだろうか? 軍学校の川内も同じような感じだったし。

 

 ははは。川内はやはりそうなのか。まぁ妥当なところではあるが……しかし。それを直接言えるということは……うん。いい傾向じゃないか。

 

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