衝撃の斬魄刀解放後、私は死に物狂いで修行に励んだ。
下手打ったらラスボス格2名が殺しに来るってなったら、
誰だってそーする
私だってそーする
幸い? な事に私の斬魄刀は見た目が変わるとはいえ一目で特殊能力がわかるものでは無かったため、
尸魂界最”硬”ということにした。
案外皆信じてくれたのはほんと助かったよ。
硬さを売りに脳筋戦法を主体に据え斬拳走鬼を鍛えに鍛えた。
「目立たないように」という制約もあり苦しくもあったが、現代日本と違い娯楽も少なく、命もかかっているという危機感からか
上手くやれていると思う。
始解から徐々に鍛錬の量を増やしたこともあり、今では立派にメスゴリラ
いや、見た目はゴツくないよ? まんま日常verのシャナって感じ。
三番隊から十一番隊に転属して、第四席にまで上り詰めました。
ハゲやナルシーと毎日どつき合ってます。
隊長も偶に相手してくれるんですけどやっぱりちゅよい・・・・・・
まぁ? 更木の剣八と打ち合えるようにはなったので、ヨン様から一撃死は免れるでしょう。
免れるよね?
・・・やっぱりもっと頑張らないと駄目なのでは・・・??
死なないために死ぬほど準備するのは当たり前ってこの世界の名言だしネ!!
んで、今原作のどの辺かと申しますと、尸魂界編の中盤あたりです。たぶん。
瀞霊廷内は絶賛警戒中よ。
いや~・・・藍染隊長殺害事件は危なかったね。
丁度桃ちゃんが死体(偽)を発見した直後に通りがかったもんだからなんとか合わせて演技したけど、
あとちょっと早く通ってたら磔にされた隊長の死体をスルーするっていう大失態をしでかすところよ。
実際私には死体に見えなかったし・・・
山場は越えたし・・・
少し肩の荷が下りた気分・・・
あとは上手くフェードアウトして原作通り進んでくれれば、特に名前も顔も出てこなかった十一番隊第四席は舞台裏で無難に仕事するだけですわ。
今から行われる朽木ルキアの処刑に割り込んだ黒崎君に気絶させてもらえば・・・
ふー・・・やり遂げました!!
無事? に副隊長達と一緒に黒崎君に吹っ飛ばされて戦線離脱成功ってわけ。
他の人より丈夫なもんだから気絶じゃなくて遠くまで弾かれた形だけど、片手間にあしらわれた有象無象感あふれてて非常にグッド・・・
あれ? この後の流れってどうなるんだっけ??
んーと、旅禍が来て、ヨン様殺害、えーっと、黒崎君と朽木隊長の邂逅があって・・・
なんかいったん退散して卍解会得してくるんだったな。それがさっきの処刑場乱入でしょ?
この後、黒崎君が朽木隊長に勝って、えーっと、うーんと??
なんやかんやあって藍染隊長が虚園? に行くんだったな。
まぁ、もう私の出る幕は無いでしょう。
尸魂界編・完!!
あ、卯ノ花隊長どうもありがとうございました。
私もう大丈夫なんで、あー・・・えー・・・そうですね、とりあえず隊長探してみま・・・
え? 一緒に? いや~一応私十一番隊なんd・・・
え? 虎徹ちゃんの護衛に?
えー・・・あー・・・
辞退しま・・・せんとも!
是非護衛させてください!
だからそのコワい笑みをヤメテ・・・
あれ? この後なんかやばくないっけ??
\(^o^)/
ヨン様なう
あびゃ────ー
このタイミングだったっけ!?
よりによって卯ノ花隊長がヨン様に会う場面にノコノコついて来ることになるなんて・・・
我ながらガバが過ぎませんか・・・仕方ないじゃんだって原作読んだの生前ですぜ・・・どんだけの時間過ごしてきたと思ってんのよ
いや、まだだ、まだ終わらんよ・・・!!
たしか卯ノ花隊長は負傷してなかったような・・・!!
ヨン様は離脱したはず・・・!!
流れに身を任せて・・・
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「
そう言って愛染は斬魄刀を掲げた。
その瞬間、目に映る光景に卯ノ花隊長と虎徹ちゃんは驚きを露わにした。
あっ・・・やべっ
斬魄刀にビビッて身構えたせいで出遅れた・・・!!
「いつの間に!?」
藍染に集中していたせいか隣にいた私の反応に気づかなかったらしい卯ノ花隊長が問う。
「この手に持っていたさ。さっきからずっとね。ただ、今この瞬間まで、僕がそう見せようとしなかっただけの事だ。
砕けろ【鏡花水月】」
「僕の斬魄刀、『鏡花水月』有する能力は『完全催眠』だ。」
その破格の能力に慄きつつ、虎徹ちゃんが弱弱しく問うた
「…嘘…だって、鏡花水月は流水系の斬魄刀で…霧と水流の乱反射で敵を攪乱して同士討ちさせるって…藍染隊長そう仰ったじゃないですか…」
眼中にないのか、虎徹ちゃんを無視して種明かしを続ける愛染
「『完全催眠』は五感全てを支配し、一つの対象の姿・形・質量・感触・匂いに至るまで全てを敵に誤認させることが出来る
一度解放の瞬間を見せたものは以降完全に虜となる・・・のだが、どうやらキミには効いてないらしい。
何故かな、天木君?東仙と違って目が見えぬ訳でもない君には確りと見せておいた筈だが。」
そういってこちらを見る。
バレテーラ( ^ω^)・・・
卯ノ花隊長たちがギョッとしてこちらに僅か意識を向ける。
その隙を突かれ、藍染に接近された!?
「もう少しで時間だ。あちらで聞こう。」
そう言って私を投げ飛ばし転移術の圏内に入れた。
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大丈夫、おちつけ私。
死に物狂いで修業を重ねた。
相手は少ししたら虚圏に移動する。
時間まで耐えればいい耐久戦!
ならばまだ生きる目はある・・・!
「ギン、朽木ルキアを回収しておいてくれ・・・
では天木君、聞かせてくれ。
何故、『完全催眠』が効いていない?」
表面上はにこやかに、しかし確かな「圧」をにじませながら問う。
「・・・私の斬魄刀、『贄殿遮那』は神通無比の大業物。あらゆる干渉を撥ね退ける。
その特性を私にもフィードバックしてくれるだけ。
物理的な影響を伴わない能力は私には通らないというだけよ。」
構えながら答えると
藍染は笑みを深めながら構えた
「なるほど。少しばかり鬱陶しい力だ。処理しておこう。神妙にしたまえ、無駄に苦しませたくはない。」
来る・・・!!
「破道の九十六・
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「っ!!
・・・驚いたな、いきなり犠牲破道とは・・・
君程度が発動できるとは思わなかったよ。
規模も威力も一刀火葬にしては落第点、身体の一部を犠牲にしたとは思えないものだが、
僕に手傷を負わせる程度の威力は出せた。第四席にしては上出来だろう。
しかし・・・
カウンターとして撃った破道を冷静に分析しながら問うてくる。
何とか通じる・・・!
「少しばかり改造しただけですよ。
規模を大幅に縮小、代償を体の一部から自身全てに変更する代わりに
『焼け焦げた自身の一部を触媒にする』のではなく、『自身ごと焼き焦がす』鬼道へとね」
驚きつつ納得した藍染は泰然として隙がない
「なるほど・・・全体的に劣化しているくせに代償が増えている。
君以外には出来損ないといって差し支えないが・・・少し面倒だな。」
破道の九十六・改『一刀火葬』
本来なら焼け焦げた自身の一部を触媒にする犠牲破道である。
私はこれに目をつけ、このためだけに鬼道を鍛えた。
代償を以って発動するモノから、自身を核に発動するモノへ。
他の誰が使っても自爆するだけの特効技になったが、
私にとってはノーリスクの便利技だ。なんせ
私には鬼道は通じない!
自分を核としてしか撃てず、本来の範囲の十分の一以下と短射程ではあるが、高威力の炎撃をガンガン叩き込めるのでうかつに近寄っては来れない。
遠距離からの鬼道は効かない。
近接においても、原作で恋次が赤火砲でやっていたように
自身及び得物ごと自爆する技は相性が最高だったのだ。
「ふむ・・・そろそろ時間も近い。
本命を済ませようか。
ギン」
------射殺せ、『神鎗』
え?阿散井君もう負けてんのっ!?
横合いからの刺突に何とか大太刀を差し込み跳ぶことで市丸の攻撃をいなす。
13km先まで吹っ飛ばしてくれるなんて親切だなぁ!(大歓喜)
なんとかかんとか生き残った~
でも藍染の能力効いてないの卯ノ花隊長達にバレたし、なんなら催眠に掛かってなかったのに指摘しなかったのってヤバイ?
死にたくねぇよ~・・・
藍染討伐のメンツにもえらばれたくない~・・・
私の明日はもう真っ暗かもしれない・・・
タイミング逃して出来てないけど、
主人公の名前は
と言います。
はい。天目一個のパクリですね