やはりこの世界は間違っている。   作:フラットテスト

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やはりこの世界は間違っている。
一話


現在俺は大人の女性と腕を組んでCCGの本局を歩いている。

今羨ましいとか思った奴は変わってやってもいいぞ。肘関節決められてるが......

「痛いっ、痛いですよ平塚上等!」

「それは君が初っ端で仕事から逃げようとするからだろう」

この人はアカデミーの元教官で俺も教わった事があり、今日から俺のパートナーになった平塚独身捜査官だ。

「比企谷、貴様何か妙な事を考えなかったか?」

平塚上等の腕が首に回される。

なんでわかんだよこの人。

「捜査官の勘と言うやつだ」

捜査官怖ぇ、なんでわかんだよも口に出して無かったのに。捜査官になったらエスパーになれるとかアカデミーで習わなかったんですが?どういうことか説明してもらおう。

なんて偉そうな事を言う余裕も無い。ほら周囲の目を気にしましょうよ、そんなだから結婚出来な

「ぐぇ」

その瞬間首を締める力が増した。無言でこちらを見もしない辺りが怖い。表情を確認しようと首を捻って上を向こうとする。Mt.Fujiで表情は見えなかった。ヘイ!マイク、Mt.Fujiはいつから二つに増えたんだい?

マイクっで誰だよ。

そんなやりとりを頭の中でしているうちにオフィスのような所へと着いた。そのまま、俺は引きずられ端のデスクの方へと向かっていく。そのデスクで俺は解放され、暫く周りを見回していると、平塚上等が何かを差し出してきた。

「これが君のクインケだ」

平塚上等からサバイバルナイフのような物を受けとる。え、俺無人島に行かされるの?

「オブシ1/3、尾赫のBレートだ。貸してやる」

「こんなので大丈夫なんですかね?」

ナイフ一本ではさすがに心配だ。これじゃ無人島で生活は出来そうもない。

「安心しろ大した喰種の捜査ではないし、私が付いている」

ですよね。無人島に行く訳がなかった。だが、無人島に行くよりも危険かも知れない。

それにしてもマジでかっこいいなこの人。男を寄せ付けない男らしさを持ってるよ。取り敢えず頷いておこう。

「では捜査に行くぞ」

俺はクインケを握りしめて後を追った。

 

✕ ✕ ✕

 

数日間捜査を続けていると、ついに例の喰種を路地裏に追い詰める事ができた。

「死ねぇぇぇ!!」

俺のすぐ近くの壁に赫子によって大きな傷ができる。人間と喰種の力の差がとても感じられた。超怖い。これで大したこと無いのかよ。

「っぶなっ!」

「下がってろ比企谷!」

俺はすぐにバックステップで喰種と距離をとる。

「うるぁ!!」

「はっ!」

平塚上等のクインケと喰種の赫子が激しくぶつかる。

あそこに混ざれる気はしないので後ろで適度に距離をとって見守る。もちろん逃げ出す準備はバッチしだ。

平塚上等は大したこと無いと言っていたのは本当らしい華麗な動きで的確に当てていく。本当はすぐに殺せるのだろう。俺に見せるためにあえて受けに回っているのだ。

しばらく見ていると喰種に焦りが見え始めた。全て上手くいなされている事に気がついたのだろう。

「糞っ死ねっ死ねっ!」

「死ぬのは君の方だろう?」

喰種の動きが雑になった一瞬の隙に平塚上等が一太刀浴びせると、次の瞬間喰種の首が赤い雨を降らせて舞う。グロい。

「よし、仕事終了だな。取り敢えず回収班に連絡してくれ」

俺は少しの間動けなかった。それほどまでに衝撃的な光景だった。

「比企谷?」

「は、はい分かりました」

返事をして直ぐに回収班に連絡を入れた。

 

✕ ✕ ✕

 

回収班が来てもあの光景が離れない。それでも、これに馴れなくちゃいけないのだ。あまり衝撃を受けてないように振る舞う。

「やっぱ直に見るのはキツいですね」

「そうだな。私もそうだったよ、でもこれから馴れなくちゃならないよ」

それは当然だと思うがこんなことに馴れる事ができるなんて想像が全くできなかった。

「今度君も戦って見るかね?」

そう言って平塚上等は微笑みかけてきた。

とても先程命を奪っていたとは思えない優しい笑顔だった。

これがこの世界での正しい事なのだ。




初めての投稿です。無印の時点ではあまり比企谷は強くしないつもりです。俺ガイルの他のキャラも出そうと思ってます。それと、あまり20区には関わりません。関わるとして梟戦ぐらいかと。
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