URZ インフィニット・ストラトス   作:NS-105

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今回はあの天災兎との邂逅です。


01:邂逅

~ISの世界~

 

街から離れた森、そこに一つのスキマが開き

 

白夜、殺那、フィリップ「「「ふ!」」」

 

そこから三人の少年が、出てきt…

 

ドサッ!

 

白夜、殺那、フィリップ「「「グハッ!」」」

 

いや落ちた。

 

殺那「いっつ~なんで地上10m以上離れてスキマが開いてんだ…」

 

白夜「すまんが知らん」

 

フィリップ「はは…」

 

殺那「んじゃ、まずはどうする?」

 

白夜「とりあえず、装備飛ばすか」

 

フィリップ「そうだね、さっき磁気嵐でほとんど壊れたからね」

 

白夜達の装備は自己修復機能を備えているが、エネルギー消費が半端ではないのでエネルギーの塊である太陽まで飛ばす必要があり、そのためだけのサブエンジンが備えてある。

 

フィリップ「修復が完了するまで数年はかかるね」

 

殺那「まじか~まあ気長に待つか」

 

フィリップ「そうだね、一先ず装備はこれでいいとして、次は束の捜索だね」

 

殺那「そうだな~いったいどこにいるのか…」

 

白夜「上空10000m辺りをホバリングしてるぞ」

 

殺那「は、まじ?」

 

白夜「ほら、このへん」

 

フィリップ「ああ、ほんとだ」

 

彼らの五感は普通の人間を超えており、例えば視力は地球からイトカワまでは目を凝らさずとも視認出来るほどである。そして、彼らの視線の先には巨大な兎の形をしたナニカがふよふよと浮いていた

 

白夜「とりあえず行くか」

 

殺那、フィリップ「「りょ」」

 

~束のラボ~

 

配線が張り巡らされた一室に、銀髪に目の閉じた少女が何か作業をしているアリスと白兎が渋滞した女性を呼び止めた。

 

クロエ「束様」

 

束「なに?くーちゃん」

 

クロエ「束様に会いたいという人達が来ているのですが」

 

束「はぁ…どうやって嗅ぎつけてきたのか…適当に追い返して殺してもいいよー」

 

クロエ「それが…」

 

束「ん?」

 

クロエ「それが…訪ねて来たのは三人組の男なのですが…なんの装備もなく空を飛んで、しかも普通にインターホンを使って訪ねて来たんです」

 

束「は!?」

 


 

束side

 

くーちゃんの言ったことはとてもじゃないけど信じられなかった。だって束さんの光学迷彩を突破したまではいいとして、それが男、しかも3人でなんの装備も装備もなく飛行して来るなんて多分他の人が束さんの立場でも信じないだろう。インターホンの方は正直シュールだと感じたけど…。とりあえず面白そうだから呼んじゃお。

 

束「とりあえずお迎えしていいよ、どうやって飛んだのかも気になるし」

 

クロエ「かしこまりました」

 

そして、しばらくしてくーちゃんに呼ばれたのでリビングに行ってみるとそこには面白い見た目の男達がいた。1人は白髪に白黒のオッドアイ、アルビノかな?でも一応右眼は黒か、二人目は…右の白目が黒…病気なのかな?でも瞳の色は綺麗だな、この人もオッドアイだ、三人目はあ、この人は普通だ濃緑の髪に同じ色の瞳…だけどなんだろう?この人の雰囲気、人間じゃないみたいな感じがする。この人だけじゃない、全員同じ雰囲気が出てる。本当に何者なの?この人たち…まあいいか話だけでも聞いてみよう。

 

束「初めまして!みんなのアイドル束さんだよ!ブイブイ♪」

 

白夜、殺那、フィリップ「「「( ゚д゚)ポカーン…」」」

 

束「もーみんなノリ悪いなー」

 

白夜「いや…このノリにどうついて行けと…?」」

 

束「ブーブー!あ、そういやお前ら一体何者?」

 

白夜「そっからか…まあいいや、俺は博麗白夜、気軽に白夜と呼んでくれで、こいつ等が、」

 

殺那「闇代殺那だ、俺も気軽に殺那と呼んでくれ、よろしく」

 

フィリップ「フィリップ・ワームだ、僕もフィリップで構わない、よろしく」

 

束「うんよろしく、じゃなくて君たち人間じゃないでしょ」

 

白夜「そうだけど、それは置いといて…」

 

殺那、フィリップ、束「「「いや置いといちゃだめだろ(でしょ)!」」」

 

白夜「えー…説明メンドイんだけど…まあいいや、確かに俺達は人間じゃないどちらかといえば宇宙人と言ったほうが適切だ」

 

束、クロエ「「!?」」

 

私は驚いた、だって目の前に宇宙人が、憧れの地球外生命体いるんだから。横を向くとくーちゃんも驚いてた、しかも普段固く閉じてる目を見開いて。本当に彼らは何の為に地球に来たのかな?侵略?侵略目的なの?そうだったら束さんわくわくしてきたよワク((O(゜▽゜o)(o゜▽゜)O))ワク

 

白夜「悪いが俺達は侵略どうこうで来た訳じゃないぞ」

 

束「え!?」

 

白夜「そんなめんどくさいことやりたくないからな」

 

束「じゃ、じゃあなんでこの星に来たの?」

 

白夜「そのことだが、これに心当たりは無いか?」

 

束「ッ!?」

 

と言って、白髪の男が取り出したものを見て私は言葉を失った。だってこいつが持ってたのはISのコアだったんだもん、しかも束さんがずっと探してた無人機の奴。なんで?と思っていたら、男の方から話しかけてきた。

 

白夜「どうやら心当たりがあるみたいだな」

 

束「あるけど…なんでこれをお前らが持ってるの?」

 

白夜「これは幻想郷で暴れまわってたのをぶっ壊して回収したものだ」

 

束「げんそうきょう?」

 

白夜「そのことを説明するには少し長くなるけど良いか?」

 

束「うん」

 

白夜「んじゃまずは…」

 

この男の話はにわかに信じ難かった。彼らがこの世界とは別の世界からきたこと、その世界の裏側に幻想郷があり彼らはそこで暮らしていること、そして2つの世界のほかに無数の世界が存在すること、私が「それってパラレルワールドってこと?」と聞いたら彼は「いや、パラレルワールドは可能性の世界、一つの世界から無数に分岐したものだから大元は同じ世界だが、俺らが来たのはそもそもの始まりが違う異世界だ」と教えくれた。

 

白夜「まあ、ザっとこんなところだ」

 

束「なんか…」

 

クロエ「壮大ですね…」

 

私とくーちゃんはそんな言葉しか出なかった。




今回はここまで、ちなみに幻想郷とIS世界の時間は流れが違います流れ方は大体IS世界の1年=幻想郷の1ヶ月ぐらいです。でも結構がばがばなので矛盾することも多くなるかもしれません。白夜達が束達と出会ったのは原作開始の4年前、一夏誘拐の1年前ということになってます。ちなみに本作では亡国機業は味方、束は白いです

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