午前の最後の授業を終えて、寿達は昼食にしようと立ち上がろうとした時。
穂乃果「手塚君!」
隣の席の穂乃果が声をかけてきた。
寿「何だい高坂さん?」
穂乃果「これからお昼ごはんでしょ。もし良かったら私と私の友達と一緒に食べない?」
寿「それは良いけど?良いのかい俺で。」
穂乃果「勿論だよ!」
寿「じゃあ俺の友達も誘って良いかい。同じクラスの高梨と本宮と隣のクラスの北郷達何だけど?」
穂乃果「うん良いよ。」
寿は龍馬と啓太に声をかけると二人はOKした。その後、寿達は穂乃果達とお互いに自己紹介をし終えると隣のクラスに訪れて敦也達に声をかけた。
寿「おーい。敦也、総司、健司、博人、恭介、賢。ちょっと良いか?」
敦也「おう。どうした寿。」
敦也は返事をすると席から立ち上がって寿の方へ向かう。その後を総司達が続いた。
敦也「どうした寿。」
寿「実は同じクラスの高坂さんと南さんと園田さんに俺と龍馬と啓太は昼食一緒に食べないか。って誘われたから。一緒にどうかと思って。」
敦也「有難う。でも、今日総司達と食堂で食べる予定だから。また今度で頼むよ。」
寿「そうか。仕方ないな。わかったじゃあまた今度な。」
総司「ごめんな寿。せっかく誘ってくれたのに。」
寿「良いよ。気にすんな。」
穂乃果「ねぇ手塚君。その人達って同じテスト生の人達だよね。」
ことり「その人達は全校朝礼で確か同じ青山高等学校から来た人だったよね。」
海未「その方々はお友達ですか。」
寿「あぁ高坂さん、南さん、園田さん。紹介するよ。右から順に北郷敦也君、遠野総司君、遠野健司君、宮野博人君、浅見恭介君、杉村賢君。俺と龍馬と啓太の友達だよ。敦也、総司、健司、博人、恭介、賢。此方は同じクラスの高坂穂乃果さん、南ことりさん、園田海未さんだ。」
敦也「よろしく高坂さん、南さん、園田さん。北郷敦也だ。」
総司「遠野総司だ。よろしく。」
健司「遠野健司だ。よろしく。」
博人「よろしく宮野博人だ。」
恭介「浅見恭介です。どうぞよろしく。」
賢「杉村賢だ。よろしくな。」
穂乃果「此方こそ。」
ことり「よろしくね。」
海未「よろしくお願いします。」
ことり「あのー全校朝礼の自己紹介で聞いてたけど、貴方がお兄さんの遠野総司君で、そっちの人が弟さんの遠野健司君だったよね?」
総司「そうだよ。全校朝礼で聞いてたと思うけど、俺と健司は双子の兄弟なんだ。俺が兄で健司が弟なんだ。」
海未「本当にそっくりですね。髪の色が同じだったら、見分けつかないくらいです。」
博人「そうだろ。本当にこの二人は顔そっくりなんだよ。髪の色と性格は全然違うけどな。」
健司「余計な事は言うな博人。」
博人「まぁそうなって性格は違うのは本当だろ。ハハハ。」
健司「ったくお前は。」
恭介「まぁまぁ博人そんなに健司をからかうなって。あぁそれよりせっかく誘ってくれたのにごめんね寿、龍馬、啓太、高坂さん、南さん、園田さん。僕達は食堂で食べる約束したからまた今度ね。」
賢「ごめんな。誘ってくれたのに。」
穂乃果「ううん。気にしないで。じゃあまた今度ね。」
ことり「じゃあまたね。」
海未「ではまた今度。」
敦也「じゃあね高坂さん、南さん、園田さん、寿達と仲良くしてあげてくれ。」
3人「「「うん(はい)」」」
恭介「あと高坂さん、南さん、園田さん、ちょっと寿達と話があるんだけど良いかな?」
穂乃果「それは良いけど、何の話?」
恭介「何そんなに長い話じゃないよ。良いか寿、龍馬、啓太?」
寿「わかった。高坂さん、南さん、園田さん悪いんだけど先に行っててくれないかい。終わったらすぐに行くから。」
海未「わかりました。じゃあ屋上へ先に行って待ってますね。」
穂乃果「早く来てね。」
ことり「じゃあ後でね。」
穂乃果達が先に屋上へ行った後、寿、龍馬、啓太は廊下で敦也達と話を始めた。
敦也「すまない寿、龍馬、啓太残ってもらって。μ'sの事で話があってな。悪質転生者の事が気になるから、俺と博人と賢は3年の方の様子を見に行ってくる。」
総司「俺と健司と恭介は1年の方の様子を見に行ってくる。寿達は彼女達についててやってくれ。でも気を付けろよ。お前らは悪質転生者の内田達と同じクラスだからな。何か仕掛けて来る筈だから十分に警戒してくれ。」
龍馬「わかった。でもそっちも気をつけて。他の悪質転生者達も必ず何か企んでる筈だから。」
賢「あぁわかってる。」
博人「じゃあ穂乃果達の事は頼むぞ。」
啓太「うん。任せてそっちも頼んだよ。」
健司「おう任せろ。」
恭介「そっちも気をつけて。」
寿「よし皆。必ず悪質転生者達からμ'sを守るぞ。じゃあまた後でな。」
寿達はそう言うと敦也達と別れて穂乃果達の待つ屋上へと向かった。そして、穂乃果達を見つけ、声をかけた。
寿「待たせてごめん高坂さん、南さん、園田さん。」
穂乃果「遅いよー。」
寿「ごめんごめん。」
ことり「まぁまぁ穂乃果ちゃん。北郷君達が話があるって言ってたんだし、それにそんなに待ってないでしょ。」
海未「そうですよ。用事があったんですから仕方ないじゃないですか。」
穂乃果「だってー。早くご飯食べたいもん。」
龍馬「ごめんね。遅れて。」
啓太「ちょっと敦也達と大事な話があったから。」
ことり「ううん。そんな謝らなくて大丈夫だよ。」
海未「そうですよ。そんなに謝らないで下さい。穂乃果がせっかちなだけですから。」
穂乃果「酷いよ海未ちゃん。」
寿「まぁまぁ俺達は気にしてないから大丈夫だよ。こっちが待たせてしまったのは事実だから。」
龍馬「僕達は大丈夫だよ。」
啓太「そうそう。気にしないで。」
穂乃果「ほら海未ちゃん。手塚君達は気にしてないって言ってくれてるよ。」
海未「穂乃果ー。貴方と言う人は(怒)」
啓太「まぁまぁ園田さん。僕達は大丈夫だから。高坂さんを怒らないであげて。」
海未「本宮さんがそう言うなら。」
啓太「高坂さんも園田さんを怒らせる事を言っちゃ駄目だよ。」
穂乃果「はーい。」
寿「じゃあ昼食を食べるとしよう。時間が無くなってしまうからな。」
龍馬「そうだね。」
寿達はさっそく昼食を食べ始めた。食事中に穂乃果が寿に声をかけた。
穂乃果「ねぇ手塚君。良かったら私の事穂乃果って呼んでくれない。」
寿「え!良いのかい。君を名前で呼んでも。」
穂乃果「うん。そのかわり寿君って呼んでも良い?それから高梨君と本宮君も龍馬君と啓太君って呼んで良い?」
龍馬「良いよ。僕の事を龍馬って呼んでくれて。」
啓太「僕も啓太で良いよ。」
寿「わかった俺も良いよ。よろしく穂乃果。」
穂乃果「うん。よろしく寿君、龍馬君、啓太君。」
ことり「じゃあ私の事はことりって呼んで。よろしくね龍馬君、寿君、啓太君。」
海未「では私も海未って呼んで下さい。よろしくお願いします啓太、寿、龍馬。」
3人「「「こちらこそよろしく。」」」
しばらくして昼食を食べ終わると寿は穂乃果達に話しかけた。
寿「そういえば穂乃果とことりと海未は友達だったよね。友達の付き合いは長いの?」
穂乃果「うんそうだよ。私とことりちゃんと海未ちゃんは幼馴染なの。ねぇことりちゃん、海未ちゃん。」
ことり「うん。私と穂乃果ちゃんは幼稚園の頃からの幼馴染なの。」
海未「私は小学校からの幼馴染なんです。」
龍馬「へぇそうなんだ。僕と寿と一緒だね。」
ことり「え?一緒って龍馬君と寿君も幼馴染なの?」
寿「あぁ俺と龍馬は小学校時代からの幼馴染なんだ。それにさっき紹介したメンバーの1人である敦也とは保育所時代からの幼馴染なんだよ。」
ことり「そうだったの。龍馬君と寿君は北郷君とは幼馴染だったんだね。」
龍馬「うんそうなんだ。」
海未「啓太は寿達と友達の付き合いはどのくらいですか。」
啓太「僕はさっき紹介したメンバーの1人である博人とは幼稚園からの幼馴染で従兄弟なんだ。付き合いが1番長いのは博人で、寿と龍馬と敦也達は中学時代からの付き合いだよ。」
ちなみに前世では啓太は寿達とは高校時代からの付き合いだがこの世界では中学時代からの付き合いと言う事にしている。
海未「そうだったんですか。じゃあ啓太は寿達や北郷さん達とは中学から高校も一緒だったんですね。」
啓太「まぁね。」
しばらく世間話しをしていると穂乃果が寿達に向かって口を開いた。
穂乃果「ねぇ寿君、龍馬君、啓太君。実はお願いがあるんだけど良いかな?」
寿「何だい穂乃果?」
穂乃果「私達のマネージャーになって下さい!!」
3人「「「え?」」」
海未「こら穂乃果。唐突に言ったら啓太達が混乱するでしょう。」
ことり「そうだよ穂乃果ちゃん。ちゃんと説明をしないと龍馬君達がわからないよ。」
龍馬「あのーどう言う事。マネージャーになって下さい。と言うのは?」
啓太「君達は何か部活をやってるの?」
穂乃果「ごめんごめん。実は私達スクールアイドルをやってるの。それでもし良かったら私達スクールアイドルのマネージャーになってくれないかな?」
穂乃果達がスクールアイドルをやる事は寿達は知っていたがあえて知らぬふりをして会話をしたのだった。
寿「スクールアイドルって。もしかしてA-RISEとかがやってる。あのスクールアイドルの事?」
穂乃果「そうだよ。寿君知ってるの?」
寿「有名だからね。特にA-RISEは。」
龍馬「僕達もある程度はね。」
啓太「じゃあ海未と穂乃果とことりはスクールアイドルをやってるんだ。」
海未「まだ始めたばかりですけどね。」
啓太「でも意外だな。海未は真面目な人だからスクールアイドルとは無縁だと思ったよ。」
海未「半分穂乃果の強引な誘いもありますけどね。」
啓太「そうなんだ。でも穂乃果の性格からしたらそうかもね。さっき説明無しでいきなりだったからね。」
穂乃果「ちょっと海未ちゃん、啓太君も酷いよ。」
海未「事実だから仕方が無いじゃないですか。」
海未にそう言われると言い返せれない穂乃果だった。
龍馬「そうか。ことりは穂乃果達とスクールアイドルやってるんだ。でもどうして?」
ことり「龍馬君達も知ってるよね。学校が廃校になる事。」
龍馬「うん僕達が通ってた青山高等学校の理事長と君のお母さんである南理事長から聞いてるよ。」
穂乃果「実はね私のお母さんとお婆ちゃんもこの学校の卒業生なの。最初私は廃校の事とか関係無いと思ってたんだけど、学校が無くなってしまうのは嫌だから何とかしないと思ったの。」
ことり「私もこの学校が無くなるのは嫌だから。穂乃果ちゃんと海未ちゃんとスクールアイドルをする事にしたの。」
海未「私も学校が無くなってしまうのは悲しいですからね。」
寿「それでスクールアイドルをやって廃校を阻止しようと思い、3人でスクールアイドルを始めた。と言う訳か。」
穂乃果「そうなの。だから唐突でごめん。私達のマネージャーになってくれないかな。」
寿達が考えていると。
パチパチパチパチパチパチ。
内田「学校を救う為にスクールアイドルを始めたかぁ。いやー感動したよ。穂乃果ちゃん。」
栗林「お母さんが理事長やってるこの学校を救いたいなんて健気だねことりちゃん。」
坂本「俺も話を聞いてたけど、本当に素敵だよ海未。」
穂乃果「内田君、栗林君、坂本君。」
ことり「どうしてここに?」
海未「何か御用ですか?」
内田「ねぇ穂乃果ちゃん達。そんな奴等なんか辞めて俺をマネージャーにしてよ。俺だったらちゃんと出来るよ。」
栗林「いいや。そいつ等や内田は辞めて俺と坂本をマネージャーにした方が良いよ。」
坂本「そうだよ。俺と栗林ならマネージャーの仕事をちゃんと出来るからさ。本宮達や内田なんかほっといて俺と栗林を採用してくれよ海未。」
悪質転生者の内田達は自分達をマネージャーにしてくれと売り込もうとするが穂乃果達はというと。
穂乃果「悪いんだけど私達は寿君達に頼みたいの。だから断るよ。」
ことり「私も穂乃果ちゃんに同感。」
海未「私も2人と同じです。」
内田「そんな!顔が良いからって何でそいつ等何だよ。もしかするとそいつ等は顔は良くても性格は問題の奴等かもしれないぞ。考え直せ穂乃果ちゃん。」
栗林「俺と坂本を採用した方が良いよことりちゃん。そんな顔が良いだけの奴なんかじゃなくてさ。」
坂本「マネージャーなら顔が良いだけのそんな奴等じゃなくても俺と栗林でも良いじゃないか。頼むよ海未。」
穂乃果達が断ってるにも関わらずに寿達を悪く言いながら、しつこく売り込む内田達だった。しかし次の瞬間。
パンッ!
何と海未は坂本の頬を平手打ちしたのだった。
海未「いい加減にして下さい。貴方やそちらの方々もさっきから聞いていたら啓太達の事を悪く言うなんて最低です。それに啓太は貴方達が言ってる様な人じゃありません。啓太は以前私のお祖母様のバックをひったくりから取り返してくれた素敵な殿方です。何も知らない癖に啓太の事を悪く言わないで下さい。」
ことり「私も海未ちゃんの意見に同感。貴方達さっきから龍馬君達の事を言いたい放題に言ってるけど、貴方達の方に問題があると思うよ。それに龍馬君はかっこいいだけじゃなくて、心優しい人だよ。龍馬君はね迷子になってた子供を助けたり、困ってた私に親切にしてくれた良い人なの。」
穂乃果「私も寿君達を悪く言う君達の方が問題ありに見えるよ。それに私がスーパーで倒れた時に寿君は手を差し伸べて心配してくれたんだよ。寿君達を顔が良いだけの人と一緒にしないでよ。」
穂乃果達に非難された内田達は黙り込んでしまった。
寿「内田、栗林、坂本。俺の事をどう悪く言おうと勝手だ。だがな大事な仲間である龍馬と啓太を悪く言う事や穂乃果達にしつこく言い寄る真似をするのは許さないぞ。」
龍馬「僕もだ。僕が悪い事をしたなら謝罪する。だけど何も悪い事をしてない人に対してそんな言い方は無いと思うよ人として。」
啓太「僕だって大事な友達である寿達を悪く言う事は絶対に許さないよ。」
流石に分が悪いと判断したのか内田達は。
内田「チッ良いさ好きにしろよ(怒)だがなお前等がマネージャーをやって失敗した時は大声で笑ってやるよ。覚えてやがれ。」
栗林「このままで済むと思うなよ(怒)絶対にこの位で諦めないからな俺は。」
坂本「ちくしょー覚えてろよ本宮、手塚、高梨。俺だってこのまま引き下がるつもりは無いからな(怒)俺を敵にまわした事を後悔させてやる。」
内田達は捨て台詞を吐き捨てた後、そのまま屋上から去って行った。内田達が去った後、寿達は穂乃果達に頭を下げた。
寿「ごめん穂乃果、ことり、海未。せっかくの昼休みだったのに。」
龍馬「僕達を庇ったばかりに嫌な思いをさせて。」
啓太「本当にごめん。僕達のせいで。」
寿達は穂乃果達に謝ったが穂乃果達は慌てて。
穂乃果「そんな寿君達は悪くないよ。」
ことり「そうだよ龍馬君達のせいじゃないから気にしないで。」
海未「そうです頭を上げて下さい。元はと言えば啓太達を悪く言った坂本達が悪いんです。だから気になさらないで下さい。」
寿「そうか。有難う。」
龍馬「そう言ってくれると嬉しい。」
啓太「さっきは僕達を庇ってくれて有難う。」
寿達は穂乃果達に先程の事でお礼を言うと。また会話をした。会話の話題でそれぞれあの時の事を話すとその事で笑ったり、からかい合ったりしたのだった。
しかし、寿達は先程の事で内田達に完全にマークされる事となった。
投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした。体調不良や仕事で執筆に時間がかかってしまいました。駄文の為、色々と思う人がいるかもしれませんがどうか暖かい目で見守って下さい。