新しい聖剣の勇者の浩二達と鹿角一家との交流の話を執筆します。
浩二達は鹿角明の人殺しの阻止に成功し、その後鹿角母に助けてくれたお礼として鹿角家の実家でもある喫茶店「茶房 菊泉」にお邪魔する事になった。現在、浩二達は鹿角父からお礼を言われ、鹿角家のおもてなしを受けていた。
鹿角父「本当に妻と娘と息子を助けてくれて有難う土見君、朝倉君、八神君。君達がいなかったら妻達はどうなっていたことか。」
鹿角母「本当に有難うございます。貴方達のおかげで私と聖良と理亞と明は助かりました。」
浩二「いえ。何度も仰っいますけど、人として当然の事をしただけですから。それに明君が強盗のすきを作ってくれたから取り押さえる事が出来ましたから。」
和也「そういうことです。困った時はお互い様ですよ。それに『か弱き者を守れ。』っていうのが俺の家の家訓なんで。」
透「そうですよ鹿角さん。俺達もほっとく訳にはいかなかっただけですし、逆にお礼としてタダでご馳走になってしまうのが申し訳ないです。」
浩二達は鹿角夫妻にそう言った。
鹿角父「気にしないでくれ。俺の家族を助けてくれたお礼なんだ。遠慮せずに食べてくれ!」
和也「そうですか。それじゃあ遠慮なく頂きます!」
透「おい和也。子供達もいるんだから行儀良くしろよ。」
和也「分かってるって透。でも、食べないと冷めちまうだろ。せっかく鹿角さん達が作ってくれたんだからさ。」
透「そうだけど。お前は少し遠慮というものを考えろ。」
鹿角父「ハハハ!気にしなくて良いよ八神君。この料理は全てお礼として作ったものなんだ気にせずに食べてくれ。」
透「すみません。じゃあお言葉に甘えて頂きます。」
浩二「どうもすみません鹿角さん。では僕も頂きます。」
鹿角父「ああ!遠慮なく食べてくれ。」
鹿角母「そうよ。さあ召しあがって。」
鹿角夫妻にそう言われて浩二達は鹿角夫妻が作ってくれた料理を食べた。食べたその時。
鹿角父「朝倉君、八神君どうしたんだ大丈夫かい?」
鹿角母「どうしたの何処か具合が悪いの?」
聖良「大丈夫ですか?」
理亞「大丈夫お兄ちゃん達?」
明「涙を流してるけど、どうしたの?」
和也・透「「え!」」
鹿角一家に声をかけられて和也と透は涙を流している事に気が付いた。
鹿角父「もしかして料理が口に合わなかったのかい?」
鹿角母「もしそうなら作り直すわよ。」
和也「いえ。そうじゃないんです。鹿角さん達が作ってくれた料理美味しいですよ。なぁ透。」
透「あぁ。大丈夫です本当に美味しいですよ。すみません鹿角さん。洗面所を借りても良いですか?」
和也「すみません。俺も洗面所借ります。」
鹿角父「あぁ洗面所ならあそこだよ。」
和也・透「「どうもすみません。」」
和也と透は鹿角父に教えられて洗面所で顔を洗った。洗い終わると『少し外の風に当たってきます。』と浩二と鹿角一家に言うと外に出た。浩二は2人を見て少し悲しそうな顔をしていた。
鹿角父「どうしたんだ朝倉君と八神君は?」
浩二「もしかすると和也と透は鹿角さん達の料理を食べて、昔を思い出したのかもしれません。」
聖良「昔の事ですか?」
理亞「どういう事?」
明「和也お兄ちゃんと透お兄ちゃん何かあったの?浩二お兄ちゃん。」
浩二「まぁちょっとね。」
浩二は歯切れが悪そうに答えた。次に聖良達の母が声を掛けた。
鹿角母「何か訳がありそうね。ねぇ土見君。私達は今日知りあったばかりだけど、良かったら話してくれないかしら。朝倉君と八神君の昔の事。」
浩二は最初は戸惑ったがさっきの和也と透の様子が気になる鹿角一家に話す事を決めた。
浩二「わかりました。僕の知っている限りの事だけですが、全て話します。実は。」
浩二は全ての事を鹿角一家に話した。和也は幼い頃に父親は自分と妹と病気で寝込んでいた母親を捨てて出ていった事。その母は病気で亡くなり、その後は父方の従兄弟伯父に妹と共に引き取られた事。
透の方は、まだ幼い頃に姉と共に両親に捨てられた事。その後親戚の援助で暮らす事が出来ていたが、親戚に迷惑を掛けるわけにはいかないと思いお姉さんは透の為に学生時代にバイトする等の苦労をして来た事。知っている限りの事を話した。
浩二「僕が知っている事はここまでです。本当に先程は気を遣わせてしまい申し訳ありません。」
浩二はそう言って鹿角一家を見ると、鹿角一家の人達は涙を流していた。しばらくして鹿角父が口を開いた。
鹿角父「なんて父親だ!朝倉君と妹さんと病気の奥さんを捨てて出ていくなんて最低だ。」
鹿角母「そうよ!それに八神君もお姉さんと一緒に両親に捨てられたなんて可哀想だわ。」
聖良「そうです!そんなの間違ってます。」
理亞「そうよ!そんなの酷い。」
明「そんな事をするなんて許せない!」
鹿角一家は和也と透に同情するかの様に口々に言葉を発した。
しばらくすると和也と透は店に戻って来た。鹿角一家は和也と透を悲しそうな顔で見ていた。
鹿角父「朝倉君、八神君大丈夫かい?」
鹿角母「大丈夫?少し落ち着いた。」
和也「すみませんでした。もう大丈夫です。」
透「さっきは申し訳ありませんでした。気を遣わせてしまって。」
和也と透は鹿角一家に謝罪をしたのだった。
鹿角父「本当に大丈夫かい?まだゆっくり外の風に当たってても良いんだよ。」
透「いえ。ホントにもう大丈夫ですから。有難うございます。」
和也「俺達はもう大丈夫ですから。それにせっかく鹿角さん達が作ってくれた料理も冷めてしまいますから。」
そう言って和也と透は席に戻って、浩二と共に食事を再開するのだった。
透「ご馳走さまでした。有難うございます鹿角さん。」
和也「ご馳走さまです。美味しかったですよ鹿角さん。」
浩二「ご馳走さまでした。本当にすみません鹿角さん。ご馳走になってしまって。」
食事を終えた浩二達は鹿角一家に感謝したのだった。それからしばらくの間、浩二達は聖良と理亞と明とゲームをしたりして一緒に遊んだりしたのだった。
そして、もうすぐマナの女神の指定した時間が迫ってきてる為、浩二達は鹿角一家に帰る事を伝えたのだった。
明「もう行っちゃうの?浩二お兄ちゃん、和也お兄ちゃん、透お兄ちゃん。」
浩二「ごめんね明君。もうすぐ帰る時間なんだ。」
和也「俺達そろそろ東京に帰らないといけないんだ。」
そう言うと明は残念そうな顔をした。
透「そんなに残念そうな顔しないでくれ明君。また、会いに来るから。」
明「ホント!!」
和也「おう!必ず会いに来るよ。春休みか夏休みか冬休みの時にな。」
浩二「何時になるかわからないけど、会いに行く時は必ず連絡するよ。」
明「ホントに!!約束だよ!!」
浩二「うん!約束だ明君。」
そう言って浩二達はまた会いに来る事を明と約束したのだった。
聖良「今日は本当に有難うございました。」
理亞「また来てね。お兄ちゃん達。」
鹿角父「土見君、朝倉君、八神君本当に有難う。また函館に来たら家に寄ってくれ。いつでも歓迎するよ。」
鹿角母「元気でね土見君、朝倉君、八神君。もし良かったら今度家族の人と一緒に来てね。」
浩二「はい!必ずまた来ます。」
和也「本当に有難うございました。」
透「皆さんさようなら。」
そう言って浩二達は去ろうとした時。
明「待って!和也お兄ちゃん。」
和也「どうしたんだい明君?」
明「和也お兄ちゃん銀行強盗をやっつけたでしょ。どうしてあんなに強いの?」
和也「ああ。俺はテコンドーやってるんだ。」
明「テコンドー?」
和也「格闘技の1つだよ。子供の頃からやっててね。」
明「じゃあ僕もそのテコンドーをやったら、和也お兄ちゃんや浩二お兄ちゃんや透お兄ちゃんみたいに強くなれる?」
和也「ああ!信じて頑張れば明君はきっと強くなれるぞ。」
明「ホントに!!パパやママやお姉ちゃん達を守れるくらいに強くなれるの。」
浩二「うん。明君ならきっと強くなれるよ。だけど1つ約束してくれ明君。力だけ強くては駄目だ。心も強くなってくれ。力は必要だけど、力を悪い事に使う人もいるからそんな人間にならないでほしい。人はね力だけでなく心も強くなければならないんだ。」
明「心も強く?」
透「そうだ明君。和也はテコンドー、浩二は剣道、そして俺は合気道やってるから力はある。でも、心も一緒に鍛えてたんだ。人は体だけでなく心も鍛えなければならない事を忘れないでくれ。」
浩二「だから明君。人を守れるくらいの力と心を持った強い男になってくれ。そして、如何なる事があっても悪い事をする男には絶対にならないと約束してくれるかい?」
明「うん!約束するよ。絶対に悪い事をしない。人を守れる男になるよ。僕和也お兄ちゃんがやってるテコンドーを習うよ。そして、いつか僕と勝負してくれる和也お兄ちゃん。」
和也「ああ!もちろんだ明君。」
透「頑張れよ明君。」
浩二「君ならきっと出来るよ。応援してる。」
明「有難う。浩二お兄ちゃん、和也お兄ちゃん、透お兄ちゃん。必ずまた函館に来てね。」
浩二達は明と約束すると「茶房 菊泉」を後にし、人気の無い場所へ移動する。そして、指定時間になるとマナの女神の元へ戻ったのだった。
一方、ある場所では。
大沢「何だと!!立川の奴が失敗した。お前銀行員の立場を利用して裏口から手引きしたんだろ一体何やってやがったんだ。」
銀行強盗の立川洋一を強盗教唆した。今回の黒幕の大沢泰介は立川を手引きした相手に向かって怒鳴りつける。その後もネチネチと怒鳴り続ける。
大沢「ええい下らん言い訳なんか聞きたくないわこの役立たず!」
そう言って大沢は電話をきるのだった。
大沢「くそー。中学生くらいの男3人に邪魔されて失敗しただと、全く立川といい、彼奴といい使えねえ奴らだ。彼奴等を利用して鹿角達に復讐する作戦が水の泡じゃねえか。それよりも立川だ。このままだと取り調べで俺の事を話されたら不味いな。最近警察の連中が動いていると、警察にいる彼奴等から連絡を貰っているがこのままでは過去の事も調べられるのも面倒だ。こうなったら彼奴等を使って立川の口封じをさせるか。」
?「例の作戦は失敗したみたいですね大沢さん。」
その声を聞くと大沢は恐る恐る後ろを振り返る。そこには道化師の格好をした不気味な男がいた。
?「どうやら貴方はとんでもないミスをしましたね。」
大沢「も、申し訳ありません。奴等が使えない連中だった為に。」
?「言い訳は結構です。あと、立川の事は心配しなくていいですよ。既に始末しましたから。これを見て下さい。」
そう言ってその男はパソコンにある映像を見せたのだった。
それは銀行強盗の立川洋一が護送中のパトカーの中で血を吐いて死んだシーンの映像だった。
?「こんな事もあろうかとワタクシの闇の力で死ぬ様に細工しておいたんですよ。」
大沢「あ、有難うございます。おかげで俺の事が公にならなくてすみました。」
?「くっくっく。何言ってるんですか大沢さん。貴方の為なんかにこんな事をすると思いますか。」
大沢「え?待ってくださいどういう事ですか?」
?「どうもこうも言葉通りの意味ですよ。ワタクシは貴方の鹿角一家の復讐を利用したに過ぎないんですよ。それに貴方はもう用は無いんです。」
大沢「何だと!!散々利用しておいて結局はこういうことか。おい野郎共此奴を始末しろ。」
?「呼んでも来ないですよ。貴方の部下達は既に殺してますから。」
それを聞いた大沢は急いで逃げるようにその場を離れた。
大沢「こうなったら暴力団の彼奴等に連絡するまでだ。」
?「やれやれ無駄なことを。」
大沢は急いで地下に逃げて、ドアに鍵を掛けたあとで交友関係のある暴力団に電話する。
?「はい。」
大沢「おい!!助けてくれ例の男に殺される。すぐ来てくれ。」
?「残念でした~大沢さん。この携帯の持ち主の暴力団のメンバーとその仲間達は俺と俺の仲間達で殺しましたので、もうあんたの味方はいねえよ。あと、あんたのパソコンにあるデータを送ってあるんで見たほうがいいよ。まぁ生きていてもあんたは終わりだけどね。」
そう言われて大沢は自分のノートパソコンを確認してデータ確認するとこれまでの全ての悪事の証拠や恐喝している人間の犯罪や汚職のデータ全てと今回の銀行強盗の計画のデータまでもネット上に流出してしまっていた。それを見た大沢は顔が真っ青になっていた。
?「悪いね~。俺の仲間の中にはハッキング技術とコンピューターウィルスを上手く扱う奴がいてさ。最初からあんたは切り捨てる予定だったんだよ。まぁ悪く思うなよこれは俺達の主の命令なんでな。」
大沢は崩れ落ちる様にその場にへたり込んだ。その時にドアが鋭利な刃物で切られて破壊されてしまい、鎌を持ったさっきの男がやって来たのだった。
?「残念でしたね。我々の事を話されると困るので死んでもらいますよ。貴方の魂はワタクシが頂きますからね。」
?「やめろ。やめてくれ。頼む金なら幾らでも出す。だから助けてくれ!」
?「申し訳ありませんがワタクシは金に興味はありません。ワタクシがほしいのは魂ですよ。貴方の魂がね。」
?「た、助けてくれー。ぎゃあああ。」
その後、大沢は道化師の男に殺されて絶命した。
?「あはははは。最高傑作でしたよ。あの偉そうぶってた大沢の命乞いの姿はね。」
?「そんなに大笑いするものではありませんよ。とにかく此奴だけでなく、暴力団共の死体を片付けておかないと痕跡を残したら面倒な事になりますからね。」
?「分かってますよ。でも、良かったんですか?大沢の様な金づる消してしまって。それにこの建物はどうするんですか?」
?「なぁーに問題ありませんよ。他にも大沢と同じ様にワタクシ達の武力で脅している者は幾らでもいますから。それに大沢の奴から軍資金の為に結構な額の金も脅して頂いた事ですし。奴の始末も我等が主、仮面の道士様からの命令ですからね。さらに、この建物は明日取り壊しの予定ですし、血の跡はペンキで落書きしておけば作業員も単なる子供の悪戯だと思って気にもしないでしょう。」
?「それもそうですね。」
?「では、例の暴力団のアジトへ行って彼等と合流しましょう。早く連中の死体を処理しないといけませんからね。」
?「了解。さっさと片付けて戻りましょうぜ。・・・・・・死を喰らう男様。」
パラレルワールドの鹿角明君は救済成功しました。
私の小説を読んで下さってる皆さん申し訳ありませんでした。
最近仕事が忙しい為に執筆に時間がかかってしまいました。
コロナウイルスも新しい変異株が出ていますし、気をつけて下さい。