今回は前回出てきたおせっかいなアイツです。
「放水開始!」
飾り気のない筒から人ぐらいなら吹っ飛ばせる勢いで水が放たれる。
いつもの訓練では感じない熱気を肌で感じながら俺は炎の中を突っ走る。
時間はない。この異常な体は平気でも炎の中に取り残されている人は死がそこまで迫っている。
今にも崩れ落ちそうになっている梁を警戒しながらも、逃げ遅れた人を探す。
「だ…れか…」
「そこか!今助ける!」
倒れたタンスに足を挟んでしまい逃げられない少女を発見した。未だ火事の発生から時間がたっていないことや周りに逃走を妨げる障害物が多いことが皮肉ながら少女を守っていた。
「今はしゃべらなくていい!なるべく煙を吸わないように呼吸を落ち着けろ!」
タンスを退け少女を抱えて外を目指す。先ほどはまだ形を保っていた梁はすでに崩れ落ち道をふさいでいた。
が、
「おい!無敵の奴が出てきたぞ!全力で放水しろ!出し惜しむな!」
「了解!」
「隊長!他に逃げ遅れた人は?!」
少女を救急隊員に任せ、判断を仰ぐ。
「もういない!あとは消火に全力を注ぐのみだ!」
「了解しました!」
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「しっかし毎度無敵もよくやるなあ。」
「ああ、あれでどれだけの人が救われているか。」
「俺は文字通り無敵だからな!俺が炎の中に突っ込むだけで助かる人がいるなら突っ込むだけだ。」
「はい、野菜炒めお待ち。無敵お前また人が入れる状況じゃない場所に突っ込んでいったのか…」
「ありがとなー百鬼。仕事の後はこれ食わねえと締まらなくてなあ。」
「あんまり無茶すんなよ?お前が食いに来なくなったら、接客の練習できねえんだから。」
「へいへい、気を付けるよ。それよりせっかくの野菜炒めが冷めちまう。」
「それもそうか、どうぞ召し上がれ。」
「
「そんな慌てなくても持っていくから口の中のものなくなってから話しなさいな」
(`・ω・´)ゞモグモグ
「あそこの嬢ちゃんも常連だよな?」
「ああ、普通の人にはあんまり見えてないらしくてな。うちの従業員は俺みたいなおかしな出自の奴多いから居心地がいいんだろ」
「あー、なるほど。ま、なんにせよよく食べるのはいいことだ。というわけで百鬼お代わり!」
「もう食ったのかお前!」
食いすぎるなよ、無敵青年。
無敵:無敵になる。ただし地形系は無効化できない。(全国8世帯のレア名字)
ぶっちゃけ本人の認識次第。マグマは地形だけど炎は地形じゃない。
大将&女将さんの名字は「平」。あとはご想像にお任せします。