執筆カロリーは一番高い…
今日も空は暗いです。
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私が最後に見たのは満点の星空でした。日中学校で教わったばかりのオリオン座を見るために、親に頼んで近くの高台に足を運びました。
澄んだ空に満天の星。その特徴的な配列は、教わったばかりの小娘にさえ容易に見つけられるほど、強く、ずっと見ていたいと願うほどの光でした。
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そんなこんなで一寸先は闇人間になった私ですが友人2人よりかはうまいこと体質と付き合っていけています。
「影浦ちゃーん」
「ちょっと教室暗くしてくれない?」
「了解!」
「そんなに叫ばんでも聞こえるよー」
「だいぶ見やすくなったねえ」
最近調節できるようになったことで暗室やスクリーンを使うときに活躍できるようになりました。
クラスメイトからはどこでも映画館キット、なんてちょっとからかわれたりもするけれど、輪郭すらも怪しい私に気安く声をかけてくれるし、楽しく過ごせてます。
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そんな星に魅入られた次の日でした。私の世界は徐々に暗黒に包まれ始めました。
こんな名字ですから。両親は覚悟していたのでしょう。
幸い、と言っては何ですが、徐々に力が強くなっていったので体質のコントロールをするだけの時間はありました。
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今日の授業では映画を見るそうで
「1本目まあまあ面白かったね」
「にしてもなんで急に見ることになったんだろうね」
「さあ…?」
とまあ急に決まったものなので暗幕もなし、真昼間にスクリーンに映して見えるはずもなく、私の体質が大活躍していたというわけです。
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家の中には照明が増え、あらゆる角に衝撃吸収用のクッションが付きました。
家族は理解がありました。時間もありました。
まあ…他人はそうもいかないですよね
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今日の授業はおしまいです。本当に映画見るだけで終わりました…
「音無ちゃん何か知ってる?」
「今日の先生確か教育実習の人だったよね!
「ああ…酒巻ちゃんに巻き込まれたのか」
「不憫だね!」
本当に
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暗闇は人間にとって恐怖するべきものです。
形が見えない。よくわからないもの。まあ、大人でも恐怖の対象でしょう。子どもにとっては格好の標的です。
今でこそ、そう振り返ることができるので納得できますが、当時の私にとって他人とは外敵に他なりませんでした。
2人に出会うまでは
1人は世界を歪まされ
1人は無音に取り残されていました
それでも2人は生きていました。楽しんでいました。それが私にとっての救いだったのです。
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「2人とも―!喫茶店いこー!」
「おお!!行こう行こう!!」
「今度は何がおすすめのお店なの?」
「えっとねえ…落ち着いた感じの店でねえ…」
食べすぎはほどほどにね影浦少女。
影浦:自分や発生させたものが光を吸収するようになる。会話はできるけどものすごい聞き取りづらい。筆談は白ペンならギリできる。
p.s.いきてます