個人的に一番楽しみはやはりグリムロックかなと←念願のリーダークラスでのリメイクで剣がないのを除けば本当に理想的なG1グリムロックなんですよね←剣はどっかから調達すれば良い話ですし( ・∇・)
後はザ・ムービーが再び国内で円盤が出るなり配信されるなりして多くの方が見やすくなる環境になってくれれば…
因みに自分の初G1はビデオテープで見たザ・ムービーとゾーンでした←幼い頃に見たユニクロンはトラウマでした…
ハジメと綾波がオルクス大迷宮の奈落の底に落ち、碧刃と優花がクラスメート達から離反して5日後。
奈落の底に落ちたハジメは死亡扱いされ、その報が伝えられた時に王国側の人間は誰も彼もが愕然としたものの、それが無能のハジメと知ると国王やイシュタルも含めて安堵の吐息を漏らした。それどころかハジメの事を罵倒する者も現れたのだ。
天之河はこれに抗議し、流石に勇者から国王や教会も悪い印象を持たれてはまずいと判断したのか、ハジメを罵った人物達は処分を受けたのだが、天之河は無能にも心を砕く優しい勇者であると噂が広まって天之河の株が上がり、ハジメは勇者の手を煩わせただけの無能であるという評価は覆らなかった。
また、ハジメの救援に向かった碧刃と優花は魔人族との戦争を放棄して逃げ出したと一部から言われる様になった…メルド団長の抗議がなければ2人は異端認定されてもおかしくなかったとされている。
檜山は碧刃の要求通り糾弾され、現在はハイリヒ王国の牢屋の中にいる。食事は1日1食のみで魔法が使えないよう首輪をさせられているし、彼が檻に触れたら強い電気が流れるようになっている。
ハジメが奈落の底に落ちて生死不明となり、勇者よりチートだった碧刃が優花を連れて抜けた事でクラスメート達は動揺し、幾つかのグループに別れた。
勇者と共に引き続き魔人族と戦う事を選んだ者、魔人族とは戦えなくとも魔物となら戦えると考え魔物のみと戦う事を選んだ者、そして今回の一連の事件でショックを受けて事が片付くまで王宮に籠る事を選んだ者達、だ。
教会側は王宮に籠る者達を批難して無理矢理戦わせようとしたが、作農師という希少な技能を持つ畑山愛子の抗議によって許可された。
尚、クラスメート達は碧刃と優花がハジメと綾波の捜索に向かい、合流後は旅に出るとメルド団長から聞かされたのだが、クラスメートの中でも優花と親しかった者達は碧刃の事を"優花を連れ去った悪人"として見るようになった。
そして、メルド団長に眠らされた白崎は王宮の部屋の中で眠り続け、八重樫はその面倒を見ていたのだった。
「あなたが知ったら…怒るのでしょうね」
医者の診断では、体に異常はなく、おそらく精神的ショックから心を守るため防衛措置として深い眠りについており、時が経てば目が覚めるだろうということだった。
(どうかこれ以上、私の優しい親友を傷つけないで下さい)
と八重樫が祈った時、白崎の手がピクッと動いた。
「香織!聞こえる!?香織!」
八重樫は必死に呼びかけ、白崎は目蓋をふるふると震え始めた後にゆっくりと目を覚ました。
「香織!」
「…雫ちゃん?」
「ええ、そうよ。私よ。香織、体はどう?違和感はない?」
「う、うん。平気だよ。寝てたから身体がちょっと怠いけど…」
「そうね、もう五日も眠っていたのだもの…怠くもなるわ」
「五日?そんなに…どうして…私、確か迷宮に行って…それで…」
白崎の様子に八重樫は咄嗟に話を逸らそうとするが、白崎が記憶を取り戻す方が早かった。
「それで…あ…南雲くんは?」
「ッ…それは」
「…嘘だよ、ね。そうでしょ?雫ちゃん。私が気絶した後、南雲くんも助かったんだよね?ね、ね?そうでしょ?ここ、お城の部屋だよね?皆で帰ってきたんだよね?南雲くんは…訓練かな?訓練所にいるよね?うん…私、ちょっと行ってくるね。南雲くんにお礼言わなきゃ…だから、離して?雫ちゃん」
八重樫は意を決して白崎にこう告げた。
「犯人は檜山君よ、彼が南雲君達に向けて火球を放ったの。そして頼尽君と園部さんが南雲君達の捜索に向かったわ。彼から信用されてないから見つけても私達の元に帰ってくる気はないみたいだけど…」
八重樫の言葉に白崎はある存在への憎しみを募らせる。
「南雲くんと"頼尽"を一緒にいさせたら駄目だよ…」
白崎の言葉に八重樫は何故、と問う。
「私、迷宮に行く前の日の夜、夢を見たの…頼尽が巨大な青いロボットになって南雲くんを連れ去って…南雲くんは私に振り向いたりしないで…最後は消えてしまうの…
だから、南雲くんを頼尽と一緒にいさせちゃ駄目なの!南雲くんを取り戻さないと!」
白崎の思考パターンは好きな人には突撃して射止めるというものだ。相手がどう思おうと関係ない、考えるより動け、自分の恋路を邪魔する者や好きな人を奪う者は皆敵だ、そんな思考だ。
そして八重樫は幼馴染みの中でも特に白崎に甘く、彼女の恋路を応援したかった。
だが、それが間違いである事をこの時の彼女達はまだ知る余地もなかったのだった。
―side:Magna Convoy―
現在、私達は購入した亜人達の案内で樹海の中を進んでいた。
奴隷として売られていた亜人族をある程度購入した私は彼らに樹海への案内と引き換えに解放する契約を結んだ。
私は亜人族奴隷から聞いた話から樹海の中にある大樹が迷宮への入り口ではないかと考えた。
大樹はハルツィナ樹海の最深部にある巨大な一本樹木で、亜人達には"大樹ウーア・アルト"と呼ばれており、神聖な場所として滅多に近づくものはいないらしい。
樹海そのものが迷宮なら、オルクス大迷宮の奈落の底の魔物と同クラスの魔物が住んでいると仮定すると、亜人族が住めるような環境ではなくなってしまうから迷宮への入り口は別にあると考えたのだ。
さて、その樹海の案内人として雇った亜人達の中に他とは異なる亜人がいた。
シア・ハウリア…彼女は兎人族の中のハウリア族の族長の娘なのだが、他の兎人族は濃紺の髪をしているのに対し彼女は青みがかった白髪を持ち、亜人族には無いはずの魔力と直接魔力を操る能力、"未来視"という固有魔法を持って生まれた。
そういった子は本来なら迫害の対象となって処分されるのだが、その娘が生まれたのは家族への情が深い兎人族の一部族であり、ハウリア族は国にバレたら処刑されるというリスクを踏まえた上で見捨てたりせず匿い、16年間ひっそりと育てた…のだが、ある日、彼女は未来視で自身の存在が他の部族にバレて、ハウリア族そのものが国に捕まって処刑されるという未来を見てしまったのだ。
シアはこの事を父親にしてハウリア族族長のカム・ハウリアに報告し、自分1人でハウリア族から離れると言ったが、温厚で争いを嫌い、一つの集落全体を家族として扱い、仲間同士の絆が深い種族である兎人族の一部族の族長たるカム・ハウリアは反対し、出るなら皆で出ると言った為、シアは置き手紙をして彼らの元から離れたのだが、運悪く帝国兵に見つかって捕まってしまった。
兎人族の女性は容姿に優れ、帝国などに捕まり奴隷にされたときは愛玩用として人気の商品となる事を奴隷市で聞いた。
帝国兵に捕まったシアは未来視で私達に買われる未来を見て、それを実現する為に動いたらしい。
「それじゃあ、皆さんも魔力を直接操れたり、固有魔法が使えると…」
「まぁ、そうなるね。ユエは元からだけど、僕達は魔物の肉を食って魔力操作や固有魔法を獲得したんだ」
ハジメの言葉にシアは泣きべそをかき始めた。
「一人じゃなかったんだなっと思ったら…何だか嬉しくなってしまって…」
「…魔物と同じ性質や能力を有するという事はこの世界で特異な存在と言われているんだったな」
そんな話をしつつ進んでいると、案内人の虎人族がこう言った。虎人族はその名の通り、虎模様の耳と尻尾が特徴だ。
「銃士様、私の同族が来ます」
「パトロール中の部隊だろうな」
そう話をしていると件の虎人族のパトロール部隊が現れた。
「お前達…何故人間といる!種族と族名を名乗れ!…ってお前はケインズか!?」
「お久し振りであります、隊長殿。彼らに救われ、交換条件として此処の案内を行っています」
と案内人の虎人族のケインズはそう答えた。
「ケインズを助けてくれた事に礼を言う。だが、お前の目的は何だ?」
「樹海の深部、大樹の下へ行きたい」
「大樹の下へ…だと?何のために?」
「そこに、本当の大迷宮への入口があるかもしれないからだ。私達は七大迷宮の攻略を目的に旅をしている。此処にいる亜人達は奴隷として売られていた所を樹海への案内の為に雇った。案内が終われば彼らを解放する」
「本当の迷宮?何を言っている?七大迷宮とは、この樹海そのものだ。一度踏み込んだが最後、亜人以外には決して進むことも帰る事も叶わない天然の迷宮だ」
「いや、それはおかしいよ」
とハジメは口にした。
「なんだと?」
「大迷宮というには、ここの魔物は弱すぎる。大迷宮の魔物は、どいつもこいつも化物揃いだった」
「少なくともオルクス大迷宮の奈落はそうだったわ。それに大迷宮というのは、解放者達が残した試練よ」
「なのに亜人族は簡単に深部へ行けるというのは試練になってないから、樹海自体が大迷宮ってのはおかしい…です」
ハジメ、優花、綾波は自身の考えを伝える。
「…お前達が国や同胞に危害を加えず、奴隷となっていた同胞を解放するというなら、大樹の下へ行くくらいなら構わないと、俺は判断する。部下の命を無意味に散らすわけには行かないからな。
だが、一警備隊長の私ごときが独断で下していい判断ではない。本国に指示を仰ぐ。お前の話も、長老方なら知っている方もがおられるかもしれない。お前に、本当に含むところがないというのなら、伝令を見逃し、私達とこの場で待機しろ」
「わかった。返答が来るまで待っているとしよう」
暫く待っていると急速に近づいてくる気配を感じ、霧の奥から数人の新たな亜人達が現れた。
彼等の中央にいる耳がエルフの様になっている初老の亜人―森人族の長老と思われる男性は視線を私に向け、こう訊ねてきた。
「ふむ、お前さんが件の人間族かね?名は何という?」
「頼尽碧刃、この一団…オーダーヴァンガードのリーダーだ」
「私は、アルフレリック・ハイピスト。フェアベルゲンの長老の座を一つ預からせてもらっている。さて、お前さんの要求は聞いているのだが……その前に聞かせてもらいたい。"解放者"とは何処で知った?」
「オルクス大迷宮の奈落の底、解放者の一人、オスカー・オルクスの隠れ家だ。証拠ならある」
私は念話でハジメに指示を出し、ハジメはアルフレリックに宝物庫を見せる。
「なるほど…確かに、お前さんはオスカー・オルクスの隠れ家にたどり着いたようだ。他にも色々気になるところはあるが…よかろう。取り敢えずフェアベルゲンに来るがいい。私の名で滞在を許そう。資格を持っている者は客人として扱わねばならん。それが、長老の座に就いた者にのみ伝えられる掟の一つなのだ」
「本来ならそのまま大樹に行きたい所だが、彼らから聞いた話だと霧が濃くて次に行けるのが10日後だったな」
私達はアルフレリック達の案内で亜人族の国家たるフェアベルゲンへと向かう。
先導するのはギルという虎人族で、私達とアルフレリックを中心に周囲を亜人族で固めて既に一時間ほど歩いていると、突如、霧が晴れた場所に出た。
「まるで霧のトンネルのような一本道ね」
「そうだね、優花。それによく見れば、道の端に誘導灯のように青い光を放つ拳大の結晶が地面に半分埋められている。おそらくそこを境界線に霧の侵入を防いでいるんじゃないかな」
優花とハジメがそんな話をしているとケインズがこう付け加えた。
「あれは、フェアドレン水晶というものだ。あれの周囲には、何故か霧や魔物が寄り付かない。フェアベルゲンも近辺の集落も、この水晶で囲んでいる。まぁ、魔物の方は"比較的"という程度だが」
「確かに四六時中霧の中じゃあ気も滅入っちゃうもんね。住んでる場所くらい霧は晴らしたいのも分かるよ」
宮古の言う通りだな。
そうやって話しながら進んでいる内に、視線の先に巨大な門が見えてきた。太い樹と樹が絡み合ったアーチが作られ、其処に木製の10メートルはある両開きの扉が鎮座し、高さは30メートルはあろうかと思われる天然の樹で作られた防壁だ。
そして、門の中は直径数十メートル級の巨大な樹が乱立し、所々ランプの明かりが樹の幹に空いた穴から溢れていた。おそらく住居と窓だろう。
絡み合っている樹の枝は数十人規模の人が渡れる位の太さで空中回廊を形成し、蔓などを使ったエレベーターのような物や樹と樹の間を縫う様に設置された木製の巨大な空中水路まであるみたいだな。樹の高さはどれもビル20階相当か。
「これは大したもんだね」
「…自然と見事に調和している」
宮古とユエの言葉に故郷を褒められたのが嬉しいのか、亜人達はふんっとそっぽを向きながらもケモミミや尻尾を勢いよく振っている。
私達が案内されたのは大きめの樹…会議などで利用されているであろう場所だ。オーダーヴァンガードを代表して私とハジメはある部屋でアルフレリックと向かい合って話をしていた。内容は、私達がオスカー・オルクスに聞いた解放者のことや神代魔法、騎神と呼ばれていたあのコンボイタイプのトランスフォーマーのこと、自分達が異世界の人間であり七大迷宮を攻略すれば故郷へ帰るための神代魔法が手に入るかもしれないこと等だ。
アルフレリックは、この世界の神の話を聞いても顔色を変えたりはしなかった。
「そこまで驚いてはいないみたいだな」
「この世界は亜人族に優しくはない、今更だ。神が狂っていようがいまいが、亜人族の現状は変わらない」
「聖教教会の権威もないこの場所では信仰心もなくて、あるとすれば自然への感謝の念、か…」
とハジメは口にする。
「その通りだ。さて、話を変えるが、フェアベルゲンの長老の座に就いた者に伝えられる掟がある。それは、この樹海の地に七大迷宮を示す紋章を持つ者が現れるもしくは騎神と呼ばれる存在かその因子を持つ者、同族が現れたらそれがどのような者であれ敵対しないこと、そして、その者を気に入ったのなら望む場所に連れて行くことというものだ。
その昔、"ハルツィナ樹海"の大迷宮の創始者リューティリス・ハルツィナが、自分が"解放者"という存在である事と、仲間の名前と共に我らが先祖に伝えた。そしてそれをこの国ができる前から延々と伝えてきた」
おそらく最初の敵対せずというのは、大迷宮の試練を越えた者の実力が途轍もないことを知っているからこその忠告なのだろう。
そして、オルクスの指輪の紋章にアルフレリックが反応したのは、大樹の根元に七つの紋章が刻まれた石碑があり、その内の一つと同じだったかららしい。
「それで、私達はその資格を持っているというわけか…」
私の言葉にアルフレリックは頷く。
それからは他の長老達を交えて連れてきた亜人族の扱いについて話をした。
フェアベルゲンでは奴隷となった者は死人扱いになるのだが、今回の様に戻ってきた者達は流民という形で受け入れられる事になった。
今後帝国を訪れる機会があって亜人族奴隷を購入した時には此処へ連れて来る事を私は提案し、長老達も了承した。だが、そんな中でどうしても受け入れられなかった者が1人いた。シア・ハウリアだ。
亜人族からしてみれば彼女は言うなれば突然変異種、とでも呼ぶべきだろう。
彼女を匿っていたハウリア族を糾弾し、処刑すべきという声も一部にあったが、多数決でお咎めなしとなった。
会議が終わった後、私はアルフレリックと話をしていた。
「本来ならシアの存在も受け入れるべきだったと私は思ったがな」
「と言うと?」
「亜人族は魔法が使えないが故に人間族や魔人族から不当な扱いを受けているんだったな。
そんな状況で産まれたシアを
シアの能力は外敵や自然災害に対する対処に大きく貢献し、そしてその力が将来産まれるであろう子に受け継がれ、他の亜人達の中から魔法が使える亜人が生まれたのなら…もしかしたら人間族や魔人族と対等な存在にもなれたかもな」
「そうだな…貴殿の言う通りだ…しかし、我々は恐れた。差別してくる人間族や魔人族と同じ力を持つ亜人を…彼らを匿えば我々も他から迫害されるかもしれない事を…だからこそ魔力を持った亜人が生まれた際には処分する事を黙認していた…だからこそ我々も殺したと同然だ」
「私は憎しみが悪だと、悪い事にだと言う気はない。私だって嘗て同胞だと思っていた者に裏切られ、そいつに憎しみを抱いていたからな」
そんな話をしていた時だった。
『碧刃、こちら宮古。ちょっとトラブルが起きちゃって…』
宮古から念話が届いてきた。
『どういったトラブルが?』
『シアがお父さんと再会したは良いんだけど、シアが無茶苦茶怒られてる』
やはりそうなる、か…予想はしていたが…
「貴方ともう少し話をしていたかったが、仲間から呼び出しが入った」
「あぁ、わかった。行ってくるといい」
去り際に私はアルフレリックにこう言った。
「…難しいかもしれないが、魔力を持って生まれてしまった子も受け入れてやってほしい。せっかく生まれてきたのに親にすら裏切られ直ぐ殺されるのはあまりにも残酷で悲しいからな」
私の言葉にアルフレリックは
「…善処しよう」
と返すのだった。
To be continue…
はい、香織ファンと雫ファンの皆さん申し訳ありません。本作では2人はハジメのヒロインにはなりません。
シアと碧刃達の出会う経緯はどうしようかなと考えてましたが、宮古の存在を感じ取って帝国に行っちゃったし彼らなら亜人族奴隷を雇って樹海を案内させる手段を取るだろうからその案内人の1人をシアにしようと思い立って今回の形になりました。
虎人族のオリキャラ(モブ)のケインズなど色んな種族を混ぜたのは兎人族だけ買うのもおかしいしというのが理由だったりします。
谷口鈴の今後について最終投票(1の場合テレイター化で大幅強化&碧刃ハーレム入りで出番増加、2の場合出番は原作と同じ位か減少)
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1.オーダーヴァンガードへ正式加入
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2. 坂上とくっつく(坂上改心・和解)