青き銃士と戦女神(ヴァルキリー)   作:衛置竜人

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全く関係ない話ではありますが、以前から気になっていたアサルトリリィのチェミル・フリードハイムを購入しました。

発売当初は学生だった事とおいそれと簡単に手を出せる値段じゃなかったので諦めてましたが、この度それなりの安さ(まんだらけの通販サイトを除いたら未使用品ながら6600円)だったので今月はただでさえジェネセレ版ゴットネプチューンやはいふり劇場版の円盤、HMMワイルドライガーなどの高額な物があるのに速攻でポチってしまいました。

弄っていると始めて美少女キャラのアクションフィギュアを弄った時を思い出しました( ´∀`)


だが、俺はドール沼には墜ちないぞ!(建前)







…かっこ可愛いパーカーとかないかしら(本音)


第13話『ライセン大迷宮と解放者』

―side:Magna Convoy―

 

 

私とハジメはカフェに移動した。というのもお礼がしたいから、らしい。

「どうしたんだ?」

「いや、同年代の女の子と一緒にカフェでお茶なんて始めてで」

「勘違いしているようだが…私は男だぞ」

「えっ、えぇぇぇぇぇ!?」

「何なら確かめてみるか?」

「い、いや良いよ!大丈夫だからズボンのチャックを開けようとしないで!」

「ふむ、そうか…すまない」

「謝らなくても良いんだけどなぁ…」

「それで、南雲はどうして此処に?」

「常連で休みの時にはちょくちょく行くんだよ。掘り出し物がないかなって探しにね」

「そうだったのか。私は養母と一緒に来たんだが、こういう所に来たのは始めてなものでな、自由に回っていいと言われたがどう回れば良いか分からなかったところだ」

「ショッピングモール始めてなの?」

「あぁ、そうだ。そういったのとは無縁の世界にいたからな」

「だったら僕が案内しようか?その中で親御さんのお土産を探してみると良いよ」

「ありがとう、南雲」

「僕の事はハジメで良いよ」

「わかった、ハジメ。私の事は碧刃で構わない」

「うん、わかったよ。碧刃」

こうして私はハジメの案内でショッピングモールを巡った。一緒にゲームセンターでゲームをしたり書物売り場を見たりスイーツという物を食べたり…色んな事をした。

ハジメがアニメや漫画などが好きな事、両親がその手の業界に関わっていた事などもその時に話してくれた。

「今日はありがとう、ハジメ」

「どういたしまして、碧刃。そうだ、連絡先を交換しない?」

「あぁ、良いだろう」

私はスマホを出してハジメと連絡先を交換し、解散した。

 

後日、私はあかりとヴェルにハジメを紹介したり、ハジメが両親を私に紹介したりした。

「「お、男の娘!?」」

ハジメの両親にも驚かれたが、彼らは直ぐに馴染んだ。

 

私にとってハジメはこの世界で始めて出会った友人だ。だからこそ私は彼の助けになる事を選んだ。彼に危害を加える連中は敵だ。

 

 

 

 

「―といったところだな」

と私は綾波と宮古に話し終えた。

「だからクラスメート連中を」

「そうだ。奴らはハジメの望んでいる静かで快適な学校生活を妨害している。故に私は連中を許さない…私は嘗て仲間の死に何も出来なかった。だからこそあの時…トランスフォーマーとなった時から仲間を守ってみせる、とな。

今日はもう遅い。明日も早いんだから早く寝ろ」

「えぇ~!」

「…私の両隣で寝て良い。その代わり何かあったら起こすからな」

「うん!おやすみなさい!」

「おやすみ…です」

綾波と宮古は毛布に身をくるんで直ぐに寝息を吐き始める。彼女達を幸せにしてやれるのかという思いはある。いや、幸せにしてやれらなければならない…私はこいつらのリーダーとしてその責任があるからな。

 

 

 

 

その夜は魔物の襲撃などもなく朝を迎えた。

綾波と宮古は朝稽古として身体を動かしているし、優花はシアと共に朝食作りを行っている。朝食を食べ終えたら早速ライセン大迷宮へ挑む。

「これってどこに入口があるのかな?」

宮古の言う通り…入口らしい入口が見つからない。

「入り口を偽装しているかもしれないな。スキャナーで調べてみる」

私はスキャナーを作動させて入り口が何処か調べる。

「どうやら回転式の扉で入口を周りの岩に偽装させて隠しているみたいだな。私が行ってくる。問題なければ呼ぶ」

と私は皆を待機させて岩に触れる。

すると岩が回転扉に要領で回転し、中に入れたが、入ってきたと同時に矢が飛んできて、私はハンドガンでその矢を全て撃ち落とした。

「入った瞬間に矢が飛んできた。武器を構えて中へ」

皆は武器を構えて中に入り、飛んできた矢をを撃ち落とした。

皆が部屋に入ると周りの壁がうっすらとだが輝いて辺りを照らし出した。

「ざっと見るに四方は10メートル。整備された通路が奥へと伸びているようだな。ん?あれは…?」

部屋の中央には石板が設置されており、看板と同じ丸っこい文字でこう掘られていた。

 

 

"ビビった?ねぇ、ビビっちゃた?チビってたりして、ニヤニヤ。それとも怪我した?もしかして誰か死んじゃった?…ぶふっ"

 

 

「どうやらミレディ・ライセンという人物は少々趣味が悪いみたいだ」

「碧刃はこれ見てイラっとしないの?」

と優花は多少ミレディに対して苛立ちながら私に問う。

「そうだな。正直に言ってそこまで苛立ってはいない。裏切り者のストラクサスと比べたらマシな方だ」

「私もです。アデプトテレイターを過剰に敵視して、擁護派だと分かった瞬間に集団リンチしてきたりアデプトテレイターを殺す為なら核兵器使用も厭わない屑に比べたらマシ…です」

「こんなの、私を親無しだからってだけで虐めてくる連中に比べたらマシだよ」

と2人も同感の様だ。

「なるほどね…そりゃ確かに酷い」

とハジメは頷く。

「μ'sって何ですか?」

とシアが質問してきてハジメはこう答えた。

「μ'sというのはスクールアイドルっていう学校で結成されたアマチュアアイドルのグループの一つだよ。第46太陽系の地球で100年前に活動してたんだ。

碧刃の養母の1人のあかりさんはそのマネージャーだったし、綾波の祖母2人は別の世界線のμ'sのメンバー2人の孫なんだよ」

さて、出だしがこんな感じだったが、このライセン大迷宮は想像を上回る厄介さを持つ迷宮だった。

 

魔力の分解作用が峡谷よりも激しい為、上級以上の魔法は使用不可、中級以下でも射程が極端に短く、5メートルも効果を出せれば良い方という状況で魔法特化のユエには厳しい場所だ。

体の外部に魔力を形成・放出するタイプの固有魔法も全て使用不可だが、体内に魔力を循環させる身体強化は使用でき、トランステクターや武装はエネルギー弾はEN粒子が魔力粒子の一種である為、威力が下がってしまうが、実弾なら問題なく使用できる。

 

此処で攻略の鍵となるのは私達アデプトテレイターと身体強化に特化したシアとなるだろう。

なので、未来視を持つシアを先頭に中央をハジメ、優花、ユエを配置し、右側面を綾波、左側面を宮古、後方を私がそれぞれ警戒する。

 

この迷宮はその殆どが物理トラップで、段や通路、奥へと続く入口が何の規則性もなくごちゃごちゃに繋がり合っているこの迷宮のあちこちに物理トラップが仕掛けられている。具体的にはこうだ。

 

・左右の壁のブロックとブロックの隙間から出現する高速回転・振動する巨大な円形ノコギリ

 

・傾斜のキツい階段の段差が引っ込んでスロープになった所で地面に空いた小さな無数の穴から流れるタール状のよく滑る液体

 

・落とし穴の中で無数に蠢く10センチ程の大きさの蠍(因みに周囲の壁には"彼等に致死性の毒はありません。でも麻痺はします。存分に可愛いこの子達との添い寝を堪能して下さい、プギャー!!"と書かれた石板があったが、ハジメ達はともかく、そもそも私達アデプトテレイターに毒は効かないので意味はない)

 

・全方位から飛来する毒矢

 

・硫酸と思わしき物を溶かす液体がたっぷり入った落とし穴

 

・床がアリジゴクの様に砂状化して中央にワーム型の魔物が待ち受ける部屋

 

・こういう物理トラップ中心の迷宮/ダンジョンではお約束のスロープから転がり落ちる巨大な球状の岩とその後に出現した周囲を溶解させる液体を撒き散らしながら転がってくる巨大金属球

 

・これまたよくある何度斬っても再生するゴーレム騎士多数

 

 

 

これらを回避したり破壊したりしながら私達は迷宮を進んでいたのだが、厄介なのは一定時間経つとスタート地点に戻される事だ。

 

"ねぇ、今、どんな気持ち?

苦労して進んだのに、行き着いた先がスタート地点と知った時って、どんな気持ち?ねぇ、ねぇ、どんな気持ち?どんな気持ちなの?ねぇ、ねぇ?

あっ、言い忘れてたけど、この迷宮は一定時間ごとに変化します。いつでも、新鮮な気持ちで迷宮を楽しんでもらおうというミレディちゃんの心遣いです。

嬉しい?嬉しいよね?お礼なんていいよぉ!好きでやってるだけだからぁ!

ちなみに、常に変化するのでマッピングは無駄です。

ひょっとして作っちゃった?苦労しちゃった?残念!プギャァー"

 

「ふむ、厄介だな」

「碧刃はそれだけなの?僕は苛立ちのあまり思考回路がショート寸前だよ」

「ハジメ、そんな歌詞の曲を何処かで聞いた記憶があるな。月の光に導かれるのか?」

「碧刃、絶対分かっているよね!?」

「あかりとヴェルが西暦時代にそんな作品があったと言ってただけだ。少しは気晴らしが出来たか?」

「えっ?うん、ありがとう」

「これだけ煽ってくるという事はこれもまた試練なのだろう。物理トラップが多い中、どれだけ煽りを真に受けずに平常心を保つ為の、な」

「なるほどね…」

と優花は納得したようだ。

「しかし時間が経つと変化するって厄介ですぅ」

「そうだね。まるでパズルを解いているみたい」

「パズル、か…いや…」

私はスキャナーでマッピングの位置を確め、更に其処からの最短コースを探す。

「宮古の言葉通りかもな」

私の言葉に皆はどういう事?と言わんばかりに首を傾げる。

「一定時間ごとに変化するとあったが、おそらく部屋の構造その物が変わるのではなく、言わば通路と部屋の組み合わせが変化するという事だろう。簡単に言えば鉄道模型のレールのレイアウトを組み換えているようなものだ」

この例えに鉄道自体を知らないユエとシアは頭を傾げているが、地球出身組はピンときたようだ。

「そっか、レールや情景部品のレイアウトを変えたからってその部品そのものは変わらないもんね」

「宮古の言う通りだ。ルートは私が案内する。シアは未来視でトラップの警戒を頼む」

「はいですぅ!」

 

マーキングとスキャナーを使ってどのエリアがどう移動したかが分かったし、後は最短ルートを行ってミレディ・ライセンが待つエリアまで行くのみだ。

私達は最短ルートを進んでゴーレム騎士の部屋に辿り着いた。前回ユエが開けた扉は開いたままになっている。

 

私達が部屋の中央に差し掛かるとゴーレム騎士達が両サイドの窪みから飛び出してきたので、私達は前方のゴーレム騎士達を蹴散らしながら扉へと全速力で向かう。

 

ゴーレム騎士達は扉をくぐっても追いかけてくる。しかもまるで重力など知らんとばかりに天上や壁を走っている。

「重力仕事してないです!」

綾波が言うとおりだ。

「だけどここまで追いかけてくるという事は奥にゴーレム騎士を操っている奴がいるんじゃない!?」

「優花の言う通りかもね!」

優花とハジメがそう言っている内にゴーレム騎士達はいくら倒してもまた立ち上がってくる。

「綾波!宮古!ガトリングガンで一掃するぞ!蜂の巣にしてやれ!」

「はい!」

「ラジャー!」

私達はアデプトテレイター用装備のガトリングガンを装備するとゴーレム騎士の大群に向けて連射し、大群を一掃した。再生にも時間がかかる程大破している。

その隙に私達は通路を駆け抜ける。そして約4~5分後、通路の終わりとその先に巨大な空間が広がっているのが見えた。

出口で道は途切れており、約10メートル先に正方形の足場が見える。

「飛び乗るぞ!」

私達は足場へと飛び乗ろうとしたが、前で正方形のブロックがスィーと移動し始めた。

しかし、今私達がいるのは広大な空間であり、今まではトランステクターが狭くて使えなかったが、此処でなら使用出来る。

「綾波、トランステクターを使うぞ!」

「はいです!」

私はトランステクターを顕現させ、綾波も宝物庫の子機からトランステクターを出し

「「アデプタイズ!」」

「マグナコンボイ、トランスフォーム!」

「ダイノヴェイン、変身(マキシマイズ)!」

私は本来の姿(マグナコンボイ)となり、綾波はダイノヴェインと一体化してロボットモードとなる。

宮古は私に掴まり、私はハジメと優花を、ダイノヴェインはユエとシアをそれぞれ掴むと足場まで飛躍する。

 

私達がたどり着いた直径2キロメートル以上はあると思わしき球状の空間には様々な大きさや形の鉱石で出来たブロックが浮遊し、不規則に移動をしているという完全に重力を無視した状態…しかし、私達は重力を感じているのでおそらく特定の物体のみ浮遊しているという事だろう。そんな事を考えていた時だった。

「っ!皆さん、逃げて!」

シアが突然叫び、私達は数メートル先のブロックへ飛び乗ると直後に先程まで私達がいたブロックに向かって赤熱化していた巨大な物体が落下。ブロックは破壊され、その物体は勢いそのままに下へと通り過ぎていった。

「シア、助かった」

「未来視が発動して良かったです。代わりに魔力をごっそり持って行かれましたけど」

シアの未来視が発動したという事…それは直撃を受けていたらシアは死んでいた可能性があるという事だ。

気配を感じた私達が振り向くと今までと比べて巨大なゴーレム騎士がその姿を表した。

「やほ~、はじめまして~、みんな大好きミレディ・ライセンだよぉ~」

11メートルはあろうゴーレム騎士から重圧な雰囲気をぶち壊す軽い挨拶が飛んできた。

しかし、挨拶は返しておかなければ無礼だ。私は碧刃としての姿になって自己紹介をする。

「私は頼尽碧刃…またの名をマグナコンボイ。この一団…オーダーヴァンガードのリーダーだ。

ミレディ・ライセン本人か?オスカー・オルクスの手記によれば人間の女性と聞いたが」

「オーくんの迷宮の攻略者なんだね!確かに私はミレディ・ライセン本人、ゴーレムの身体になったのは神代魔法の力によるものと言っておくよ。それより、そっちこそ何なのかな?君、トランスフォーマーから人間の姿になったけど」

「私はアデプトマスターと呼ばれる存在だ。トランスフォーマーの身体を構成している金属細胞をクローン培養して作った鎧の様な物―トランステクターを纏う事でトランスフォーマーになる事ができる」

「コンボイ…そうか…彼と同じコンボイ、か…どうりでオー君が厳重に保管してた彼のエネルゴンマトリクスを持っている訳だよ…」

ミレディは少し考えた後、こう告げた。

「君が"コンボイ"を名乗り、エネルゴンマトリクスを持っているのなら私と1対1で戦ってよ」

「1対1か?」

「そうだよ、1対1で。その代わり君の仲間には手出ししないし君が勝てば皆に情報と私の神代魔法を与える。此処に来たのも神代魔法を求めてなんでしょ?」

「あぁ、そうだ。私達の多くはエヒトによって無理矢理この世界に召喚された…故に私は仲間と共に第46太陽系の地球への帰還の方法を求めている。その為には神を名乗る欺瞞者を倒さなくてはならないだろう」

「そっか…それじゃあ、本当に君一人で私に勝てないと神を倒すなんてとても無理だよ」

「なるほどな…だったら早速始めようか」

私は再び本来の姿(マグナコンボイ)となり、私とミレディは皆から距離を取る。

「それじゃあ、始めようか」

ミレディはそう言うと共に予備動作なくモーニングスターを猛烈な勢いで射出するのだった。

 

 

 

 

To be continue…

 

 

 

 

谷口鈴の今後について最終投票(1の場合テレイター化で大幅強化&碧刃ハーレム入りで出番増加、2の場合出番は原作と同じ位か減少)

  • 1.オーダーヴァンガードへ正式加入
  • 2. 坂上とくっつく(坂上改心・和解)
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