意外と坂上とくっつく(坂上改心・和解)が多くてビックリ←前話のコメントで碧刃ハーレム入りの場合が一番書きたくなったとか言えない…
今回も締め切りは次のエピソードの投稿までとします。
「嵐…どうして此処に…!?」
「綾波…どうしてアデプトテレイターに…!?」
「私はあの後、反アデプトテレイター派に殺されて気が付いたらこの世界にアデプトテレイターとして転生していた…です」
「僕も似たような感じかな、あの後、結局は反アデプトテレイター派に捕まって殺されたかと思ったら気付いたらこの世界にいて…」
暫くの沈黙の後、綾波はこう口を開いた。
「嵐…ごめんなさい、です。守りきれず、辛い思いをさせて…」
「僕の方こそごめん…綾波達を犠牲に逃げ延びたのに結局は捕まっちゃって…」
「ううん、良いんです…あの時の選択に後悔はない、です」
綾波は嵐を優しく抱きしめ、嵐も抱き返す。
「ところで彼らは綾波の仲間?その2人はアデプトテレイターみたいだけど」
嵐は碧刃達の事を尋ねる。一方、護衛隊の面々は衝撃を受けていた。
碧刃がアデプトテレイターである事…アデプトテレイターの事は嵐から聞いてはいたが、まさか碧刃もだとは思っていなかったのだ。
一方の綾波はそんな護衛隊を無視して話を続ける。
「私の大切な人達…です」
綾波の言葉の後、碧刃は嵐の前に出て目線を彼女に合わせる。
「私は頼尽碧刃。このパーティー…オーダーヴァンガードを率いている。この世界線の頼尽あかりと頼尽…風見ヴェールヌイの養子、と言えば分かりやすいか?」
「ヴェルさんにあかりさんの養子!?あかりさんはこの世界線では生きているの!?あ、いや生きているんですか!?」
「あぁ、そうだ」
「そっか…良かった…ヴェルさん、時々あかりさんの事を思い出しては泣いていたから…
あぁ、自己紹介がまだだった。僕は神北嵐と言います!」
「ふむ、宜しくな嵐」
碧刃が嵐と自己紹介をした後、今度は宮古が自己紹介を行う。
「私は宮古、渡駒宮古!宮古でもミコでも好きなように呼んで!」
「はい!ミコさん!」
「ん~ちょっと堅苦しいかな?」
「えぇ!?じ、じゃあ…ミコ」
「うんうん、これから宜しくね、嵐!」
とアデプトテレイター達が自己紹介を終えた後、畑山は碧刃達に訊ねてきた。
「えっと、頼尽君、南雲君、園部さん、彼女達はどちら様ですか」
畑山が訊ねた綾波、宮古、ユエ、シアの事だ。
「えっと、僕達の仲間です」
とハジメは返す。
「高坂綾波…アデプトテレイター…碧刃さんの女その1…です」
「私は渡駒宮古!アデプトテレイターで碧刃の女その2!」
「…ユエ。ハジメの女その2」
「シア・ハウリアですぅ!ハジメさんの女その3ですぅ!」
彼女達の自己紹介に護衛隊の面々がざわついた。
「…シア、私は貴女をハジメの女と認めたつもりはない」
「そんな!この首輪をつけたのはハジメさんですよ!だから私はハジメさんの女ですぅ!」
「…その程度ならハジメの女として認められない」
と言い争うユエとシアだが、その様子はどこか楽しそうである。
「おい、あの娘達、頼尽と南雲の女とか言ってたぞ」
「南雲なんて金髪美少女に銀髪ウサミミってなんという羨ま…けしからん」
「いや、待て、あの2人その2とその3とか言ってたぞ」
「確かに…でもアデプトテレイター2人は頼尽の女だし…」
「おい、まさか…」
男子連中は視線を優花に向ける。オーダーヴァンガードで残っているメンバーは彼女一人だ。
「あはは…ハジメの女その1よ…正妻確定の」
「「「マジかよ!!」」」
「「えぇ!」」
優花の言葉に護衛隊の面々は驚きの声を上げる。その声に正気を取り戻した。
「南雲君…頼尽君…直ぐ帰って来なかったのは遊び歩いていたからなんですか!?
許しません!ええ、先生は絶対許しませんよ!お説教です!そこに直りなさい!」
と畑山が言った時、彼女に向けて2つの殺気が浴びせられ、畑山はひぃと言いながら殺気を放っている2人…綾波と宮古に振り向く。
「私達は自分の意思で碧刃さんに惚れて望んでハーレムを作ってる…です!」
「だからちょっと外野は黙ってくれないかな」
笑顔でそう言う宮古の目は笑っていなかった。一方、嵐はこの2人を惚れさせた碧刃を興味深げに見ていた。
「どうしたんだ?」
「いえっ、何でもないです!」
「そうか」
嵐にそう答えた碧刃は畑山にこう告げる。
「そろそろ良いか?我々は緊急の依頼で一日以上ノンストップで此処まで来てこれから食事だ。食事くらいじっくり食べさせてもらいたい」
「うっ…す、すみません…頼尽君」
「しょうがない。騒がれては他の客に迷惑がかかるからその奥の席に移動するか」
―side:Magna Convoy―
私達は奥の席…つまりVIP席に移動、運ばれてきた料理を食べながら畑山教師の質問にざっくりと答えた。
「何故園部さんを連れ出したんですか?」
「元々は私単独でハジメと綾波の救出に向かうつもりだった。ハジメに持たせた予備の端末から届いたメッセージで2人が生存しているのは分かっていたからな。
だが、優花は私の態度などから2人の生存を確信し、自らの意思で私と共に行くことを選んだ。私はその意思を汲んで同行を許可した」
「頼尽君がネストで働いてたのは聞かされてましたが…一体何者なんですか?神北さんはアデプトテレイターだと言ってましたが…」
「彼女が言う通り、私はアデプトテレイターだ。それ以上は此処で答える気はない」
と私は答えるが、私の態度が気に入らないのか騎士の一人が拳をテーブルに叩きつけながら大声を上げた。
「おい、お前!愛子が質問しているのだぞ!真面目に答えろ!」
「答えている。それに食事中だ、行儀よくしろ」
その騎士はプライドが高いのか我慢ならないと顔を真っ赤にし、矛先を変えるかの様に視線をシアに向ける。
「ふん、行儀だと?その言葉、そっくりそのまま返してやる。薄汚い獣風情を人間と同じテーブルに着かせるなど、お前の方が礼儀がなってないな。せめてその醜い耳を切り落としたらどうだ?少しは人間らしくなるだろう」
こいつ…シアの事を侮辱しやがって…私は騎士に報復しようとしたが、先に綾波が動いて騎士の頬を叩いた。
「今、何と言ったんですか?お前の方が醜いですよ」
「あぁ、何だこの小娘!?もう一度言ってやる!薄汚い獣風情を人間と同じテーブルに着かせるなど礼儀がなっていないな!」
騎士がそう言った後、綾波は騎士の腹部を殴り、更に股間を蹴り上げる。
騎士は痛みに耐えながらも立ち上がろうとするが、綾波はサムライソードを装備、殴り蹴った騎士に刃先を向ける。
他の騎士達は綾波を取り囲むが、綾波の後ろに薙刀を装備した宮古がつき、綾波は更にハンドガンを装備する。
「…碧刃さん、こいつら血祭りにして良いですよね…私の仲間を侮辱したこの愚かな糞野郎共を」
「生かす価値もないから良いよね」
だが、シアは2人に待ったをかけたのだ。
「綾波さん、宮古さんもう良いですよ、ありがとうございます」
2人を静めたシアはその顔を曇らせていた。
「一々気にしてたらきりがないってわかってはいたんですがやっぱり人間には、この耳が気持ち悪く見えるんですね」
「そんな事ないよ!シアはかわいいよ!だから…だから…そんなに自分を卑下しないで…私も悲しくなるから…!」
そう告げる宮古の肩は震えていて、その声は今にも泣き出しそうだった。
優花はそんな宮古を優しく抱いて頭を撫でて宥めている。
「…宮古の言う通り、シアのウサミミは可愛い…」
「ユエさん…そうでしょうか」
シアの言葉にユエは頷く。
「シア、良いことを教えよう。トータスに召喚される前にハジメとある話をしていたんだが、ハジメは獣耳が生えた少女も好みらしい。現にオルクス邸では優花にバニーガール衣装を―」
「ちょっ、碧刃!何を言おうとしているの!?っていうか何で知っているの!」
「偶々通りかかっただけだ」
因みに優花は顔を赤くして黙っている。
「…それにシアが寝ている時、優花と一緒に耳をモフモフしている」
ユエの言葉にハジメも顔を赤くした。
シアは気が紛れたのか笑みを浮かべている。
そして私は騎士達に殺気を放ちながら件の騎士に向き直ってこう告げる。
「自己紹介がまだだったな。私は頼尽碧刃…またの名をマグナコンボイ。オーダーヴァンガードのリーダーで"青き銃士"と言えば分かるか?よくも私の"家族"を侮辱し泣かせてくれたな。
言っておくが、私はお前らなどに興味がないし関わりたいとも思わない。ここには仕事に来ただけで、終わればまた旅に出る。
そこでお別れで、互いに不干渉としよう。お前らがどこで何をしようと勝手だが、我々の邪魔だけはするな。
今みたいに敵意を持たれたり家族を侮辱・愚弄されると…つい殺しそうになる。今だって綾波と宮古が動かなかったら私が動いていたところだ。
それと私は長い間…お前らが想像するよりも長い間、何度も戦い続けて怪獣・人間問わず沢山殺してきた。敵と認識した相手には躊躇わず殺す」
私がそう言った後、騎士の一人が前に出てきた。
「青き銃士…頼尽碧刃さん、先程隊長が失礼しました。何分、我々は愛子さんの護衛を務めておりますから、愛子さんに関することになると少々神経が過敏になってしまうのです。どうか、お許し願いたい」
「貴殿の礼儀に免じ今回は不問としよう」
「そのアーティファクト……でしょうか。寡聞にして存じないのですが、いったい何処で手に入れたのでしょう?」
「これはハンドガン…私とハジメが作った武器だ。人など簡単に殺せる。生憎だが、お前らに渡す気はない」
「ですが、それがあればレベルの低い兵達も高い攻撃力を得ることができるでしょう。そうすれば、来る戦争でも多くの者を生かし、勝率も大幅に上がることでしょう。あなたが協力する事で、お友達や先生の助けにもなるのですよ? ならば…」
「なんと言われようと、協力するつもりはない。お前らを信用していないし、私が武器を渡すのは信用できる者のみだ。
もし我々の持つ装備を奪おうというなら敵とみなす。その時は…戦争前に滅ぶ覚悟をしろ」
せっかくの食事の時間も台無しにされつつも私達は料理を完食し、宿泊する部屋へ向かうのだった。
その日の夜。
「碧刃、ちょっと良いかな?」
「どうしたんだ?ハジメ」
私の部屋にハジメが優花を連れて訪ねて来た。
「これから愛ちゃん先生にこれまでの経緯を話しに行こうって思っているんだけど…」
「同行しろ、という事か。分かった、良いだろう。クラスメート連中より少しはマシだからな」
騎士達を麻酔で眠らせた後、私は畑山教師が泊まっている部屋のドアをノックしする。
「はい、何方ですか?」
という返事がドアの向こうから帰ってくると
「先生、今良いですか?」
「私達、話をしたいんですけど」
とハジメと優花がそう言い、ドアが開いた。
「南雲君、園部さん、頼尽君。どうぞ」
私達は部屋に入り、テーブルを挟んで対面する形で椅子に座って茶を飲みながら話を始めた。
解放者と狂った神の遊戯の話、そして私が何者かである事。
この世界の真実や私が人間ではなくアデプトテレイターである事など…情報量の多さに畑山教師はどう受け止めていいか分からないのか呆然としていた。
情報を咀嚼し自らの考えを持つに至るには、まだ時間が掛かりそうだな。
「まぁ、そういうわけだ。これを知ってどうするかは貴女に任せる。戯言と切って捨てるもよし、真実として行動を起こすもよし。好きにすれば良い。我々は我々で動く」
「3人は、もしかして、その"神を名乗る欺瞞者"をどうにかしようと…旅を?」
「人間族と魔人族の戦争に興味はない。勝った方がこの世界を支配するだけで私達が介入しても意味はない。だが、地球に帰るには"神を名乗る欺瞞者"を倒さなければならないだろう。その為の旅だ」
話が終わった後、部屋に戻ると綾波や宮古に加えて嵐の姿があった。
「碧刃さん、おかえりなさいです」
「おかえり、碧刃!」
「あぁ、ただいま」
「お、お邪魔してます!」
「あぁ、構わないぞ」
私はベッドの上に座ると綾波が右隣、宮古が左隣に座り、私の後ろに嵐が座る。
「碧刃さん、ありがとうございます…綾波の事を」
「あぁ、私としても放っておけなかったからな。それで、今後はどうするんだ?」
「今後…ですか?」
「畑山教師についていくか…それとも綾波がいる我々オーダーヴァンガードの一員になるのか」
「えっ…良いんですか…?」
「私としてはお前をスカウトする気だったからな。綾波の友人だったんだ、信用できる」
「そうですか…私はてっきり目の届く範囲に置いて起きたいのかと」
「ちょっと、嵐!」
「いや、良いんだ。それもあるかないかと言われたらあるからな。で、どうするんだ?」
「えっと…それじゃ宜しくお願いします」
「やったー!仲間が増えたよ!」
と宮古は喜んでいる。
「私こそ宜しくな、嵐」
私は嵐の頭を優しく撫でる。
「は、はわわぁ…」
「ん?嫌だったか?」
「いいえっ!ただ、こうして撫でられてると前世でヴェルさんに撫でられている事を思い出して…」
「そうか、実はこうやって優しく慰める事もあかりやヴェルに教わった」
「そうだったんだ…」
気持ちよさげに撫でられている嵐を見て綾波や宮古もせがんで来たのは言うまでもない。
翌朝早朝。私は皆に召集をかける。
「勝手に決めて悪いが、嵐も私達オーダーヴァンガードの一員として行動を共にする事になった」
「よ、宜しくお願いします!」
嵐は皆に向けて頭を下げる。皆も嵐の事を快く歓迎した。
「では、これよりウィル・クデタの捜索へと向かう」
旅支度を終えた私達は水妖精の宿の直ぐ外に出る。私達の手には移動しながら食べられるようにと握り飯が入った包みを持っているのだが、これはオーナーのフォス氏が極めて早い時間でありながら嫌な顔一つせず、朝食にと用意してくれたものだ。
流石は高級宿、粋な計らいだ。
朝靄が立ち込める中、ウルの町の北門に向かっているのだが、実はそこから北の山脈地帯に続く街道が伸びている。
馬で丸一日くらいだが、
北の山脈地帯にウィル・クデタ一行が調査に入り消息を絶ってから既に5日が経過しており、生存は絶望的だが0ではない…だからこそ出来るだけ急いで捜索するつもりだ。
私達が北門に到着すると、先客…畑山教師とその親衛隊の5人の姿だった。
「…何となく想像はつくが…何をしている?」
「私達も行きます。行方不明者の捜索ですよね?人数は多いほうがいいです」
「行きたきゃ勝手に行けばいいが、一緒は断る」
「な、なぜですか?」
「単純に足の速さが違う。お前達に合わせて進んでなんていられないし、そんな軽装備で山に入る気なのか?」
畑山教師達の背後には馬が人数分用意されていた。無論ビークルモードの私の速度には遠く及ばないし、装備もこれから山に入るというものではない。
私は畑山教師を無視して
私の中に何時も通りに綾波と宮古が乗り込もうとしたが、畑山教師が勝手に乗り込んだ。しかもトレーラーではなくトラック…つまり
「実は一緒に行動していた生徒の一人、清水君が行方不明になっているんです。
合間をぬって情報を集めているんですが、近隣の村や町でもそれらしい人物を見かけたという情報が上がってきていなくて…
ですが、そもそも人がいない北の山脈地帯に関してはまだ碌な情報収集をしていなかったと思い当たったんです」
「だから我々の捜索に同行しながら清水の手掛かりを探すという事か?」
「はい、お願いします!」
と畑山教師は頭を下げる。
「このまま摘まみ出しても面倒な事になるだけ、か…仕方ない、監視役としてなら同行を許可する。
だが、実力不足の者を山中まで連れて行く事は許可出ない。許可出来るのはトレーラーが入れる所までだ。以降は其処で待機してもらう」
「それでもありがとうございます」
私は親衛隊である生徒達にも呼び掛ける。
「さっさと乗れ、出発するぞ」
全員が乗ったのを確認した後、私は北の山脈地帯へ向けて走り出すのだった。
To be continue…
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種族:アデプトテレイター
年齢(前世での死亡時点):14歳
ラブライブ!9人の女神と鋼鉄の戦女神のラストでのジーオスXとの戦いで頼尽あかりが死亡した世界線から転生してきたアデプトテレイター。
アデプトテレイターはあかりやヴェルの様に人間だったのが手術などでアデプトテレイターとなった強化人間方式と1から人造人間…いわゆるデザイナーズベビーとして1から生み出された者の2通りに分かれ、嵐場合は前世での段階から後者に該当している。
人類とアデプトテレイターが戦争状態にある最中で兵器として作られた彼女はヴェルに拾われて彼女の部下として行動を共にし、彼女を他の惑星へと避難させた。
以降は何名かのアデプトテレイター達と共に高坂綾波と彼女の家族に匿われて暮らしていたのだが、それが原因で反アデプトテレイター派にバレてしまい、綾波達の手によって逃がされたのだがすぐに捕まってしまい、殺された。
その後、偶然この世界線へと転生し、気が付いたら惑星トータスのある場所にいて、魔物肉を食べながら放浪していた最中で畑山愛子と護衛隊に出会い、碧刃達と出会うまで行動を共にしていた。
外見と名前のモチーフは戦艦少女Rの嵐(体格的には改が近い)で、声のイメージ(本作執筆段階では嵐に日本語ボイスは実装されていない)はRe:ステージ!の本城香澄(あくまでも作者のイメージ)
谷口鈴の今後について最終投票(1の場合テレイター化で大幅強化&碧刃ハーレム入りで出番増加、2の場合出番は原作と同じ位か減少)
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1.オーダーヴァンガードへ正式加入
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2. 坂上とくっつく(坂上改心・和解)