今回、漸くヒロインの名前が明らかに…
―side:Magna Convoy―
「言葉が通じるの…ですか?」
と襲撃してきたアデプトテレイターは驚いた表情を浮かべながら私に問う。黒いローブから覗く顔や声からして10代の日本人の女だろう。
「あぁ、日本からこの惑星に召喚された」
と私は答える。
「今のところ私に敵対の意思はない」
「急に襲ったりしてごめんなさい…です。今までこの世界で会ってきたのは言葉が通じない者や獰猛な生き物ばかりでしたので」
「なるほど、相手が襲ってくる可能性もあるから先手を、という事か」
私の言葉に彼女はコクりと頷き、頭に被っているローブのフードを脱ぐ。
よく見ると彼女が纏っているローブはボロボロで、所々から覗いている肌も汚れや傷があり、髪も艶がない。
「申し遅れたのです。私は
「私は頼尽碧刃。又の名を―」
私はトランステクターと一体化し、
「マグナコンボイだ。今は
私はトランステクターとの一体化を解除し、碧刃としての姿になる。
私は綾波に私がいた地球やこの世界について私が知りうる情報を話した。
「異なる惑星…どうりで言葉が通じない訳です。しかし、碧刃さんがいた世界では人類とアデプトテレイターの戦争が起きていないなんて…」
「碧刃で良い。人類とアデプトテレイターの戦争とはどういうことだ?」
「私がいた世界ではテロリスト達がアデプトテレイターを使ったテロを敢行し、多くの人命を奪ったという事件をきっかけに世間はアデプトテレイターを受け入れる派とアデプトテレイターを排除すべきだと主張する派に別れ、反アデプトテレイター派の中にはアデプトテレイターを殺害する者達まで現れたのです。
私がいた世界のネストは影響力を失って解体され、アデプトテレイターを擁護する人間は反アデプトテレイター派の者達に殺されたり強姦されたりしたのです。
私の一家はアデプトテレイター擁護派でした。母方の祖母の従姉妹がアデプトテレイターで、父方の祖母と共に彼女達の事をよく話してくれたのです…しかし、母方の祖母が寿命で亡くなった数日後に私達一家は反アデプトテレイター派の者達に捕まって強姦されられた挙げ句に殺されて…」
そう語る綾波は涙を流していた。
「気が付いたら私はある施設でアデプトテレイターとなっていたのです。
その施設は兵器や性奴隷、労働奴隷用にアデプトテレイターを作っていたのです…私は力を封じられる首輪を付けられて次元航行船という宇宙船の様な物に乗せられて出荷されたのですが、その道中で原因は分からないですが、船が大破して…私は気付いたらこの世界のある森の中にいたのです。
暫く彷徨っていた中で獰猛な生物に襲われて…その時に首輪を破壊されて力を取り戻して今に至る…です」
殺された筈なのにアデプトテレイターになった…可能性として考えられるのは彼女も転生者だという事だ。
彼女は当時の事を思い出して今も泣いている。そう言えば、以前あかりやヴェルがこう言ってた。アデプトテレイターは基本的に訳ありが多い、と…
私が出来るのは慰める事くらいだろう。私は彼女が泣き止むまでその頭を静かに撫で続けた。
「すみませんです…みっともない事を」
「辛いことを経験したんだ。泣きたい時は泣けばいい」
「ありがとう…です」
「これからどうするんだ?行く宛もないんだろ?」
綾波は私の言葉に頷く。
「だったら私と一緒に行くか?さっき話した通り、私はこの世界の神を名乗る存在を信用していない…ネストに連絡を取って救援を要求するつもりだが、此方からも地球に返る手段を探す旅に出るつもりだ」
「えっと…お邪魔でなければ…宜しくお願いします…です」
綾波を迎い入れた私はその後、ネストへの連絡を試みる。
「応答せよ、此方、マグナコンボイ…頼尽碧刃だ。応答せよ」
『此方、頼尽あかり。碧刃、無事なの?』
「あぁ、何とか無事だ。召喚魔法に巻き込まれた」
『此方でも映像とメッセージは確認したけど…今何処にいるの?』
「現地の住人曰く惑星トータスだ」
『惑星トータス?聞いた事ないかな…まぁ、とにかく無事でこうして連絡が取れてよかったよ』
「だが、長話も出来なさそうだ。この惑星自体に結界か何かが張られているのか中々繋がらなかったし長時間の通信も難しそうだ」
『そこまで響達のいるトータスに似てるなんて…ところでそっちの可愛らしいお嬢さんは?』
「さっき保護したアデプトテレイターだ」
私は綾波に自己紹介をするよう促す。
「綾波…頼尽綾波と言うのです」
『綾波ね。私は頼尽あかり。ネスト所属のアデプトテレイターで碧刃の保護責任者の一人…簡単に言えば養母かな』
「彼女に関する事はメールで送っておく。それと、彼女のトランステクターを送って欲しい」
『わかった。つばめさんに伝えておくね。碧刃、綾波。気を付けてね』
「はい…です!」
「あぁ、ありがとう。あかり」
私はあかりに綾波とのやり取りを記録した動画と短時間で作った資料をメールで送り、通信を切った。
「綾波、すまないが君とのやり取りを録画してあかりに送った。どの様な経緯で保護したのかとかアデプトテレイター化の経緯などは報告するよう言われていてな」
「いえ、構わない…です。報告は大事です」
事後承諾だが同意を得られて良かった。
とりあえず王宮に戻るか…カメラを確認した限り晩餐会も終わったみたいだし、旅にハジメを連れていこうかと思っているからな。
私は綾波を連れて王宮に戻り、彼女の事が他の者にバレぬようこっそり入る。私はどうやらハジメと同室らしい。この非常時だ、ハジメになら話しても問題ないだろう。
「碧刃、何処に行ってたの?何時の間にかいなくなってたけど」
「すまないな、ハジメ。脱け出して外にいた」
「何時から?」
「最初からだ。ホログラムを応用したデコイを使ってな」
「碧刃って何者…?害獣駆除のバイトをしてるって前に言ってたけど」
「その事でお前に話したい事がある。本来は無闇に話したりする事が出来ないが、この非常事態だ。クラスメートの中で一番信頼できるハジメには話しておこう。
私のバイト先…というか私はバイトではなく正規の職員なんだが、私は
「ネストってあのジーオスを討伐したりしてるあのネスト!?」
「そうだ。私はその中でも―」
私はハジメにアデプトテレイターの事、私自身もアデプトテレイターで転生者である事を映像を踏まえて話した。
「―という訳だ。信じられないかもしれないが…」
「驚きはしたよ。ラノベみたいな出来事が現実に起きていて…でも、それはそれとして僕は碧刃の事を信じるよ」
「ありがとう、ハジメ」
「それで、碧刃の隣にいる娘は…」
「先程出会ったアデプトテレイターだ」
「高坂綾波…です」
「僕は南雲ハジメ。碧刃の友達」
2人の自己紹介も終わったところで私はハジメにある提案をする。
「ハジメ、私は教会の連中やエヒトを信用できない。救援要請はしたが、この星自体が強力な結界に覆われているからそれも時間がかかるだろう。故に隙を見て教会から離れ、綾波と共に旅に出て独自に地球に帰還する手段を探すつもりだ。それで、お前も一緒にどうだ?私として他のクラスメートは全く信用できないが、お前の事は信頼している。
それに私としてはお前をクラスメートの元にいさせるのは心配でならない」
「だから一緒に来てほしい、だね」
「そうだ。だが、決めるのはハジメ自身だ。強制はできない」
ハジメは暫く考えてからこう口にした。
「付き合うよ、その旅に。僕もクラスメートの元にいるより碧刃の元にいた方が安心できるからね」
「ありがとう…ハジメ」
その後、私は部屋に備え付けられているシャワールームを見て綾波に身体を洗うように言った。彼女にとっても久々に暖かいお湯で身体を洗えたとの事だ。
召喚され、綾波と出会った翌日…訓練と座学が始まった。綾波は同じ部屋にいるが、皆にバレないよう隠れている。私の席は一番後ろで、隣にはハジメもいる。
講師は騎士団長のメルド・ロギンスという男で、私達に12センチ×7センチ位の銀色のプレートを配っている。と言っても最前列の者にだいたい人数分のプレートを渡して後は最前例の席の者から後ろの席の者へリレー方式で渡していく。このプレートを綾波にも渡しておきたいが…そうだな、人芝居を打つか。私はハジメに小声でその事を話し、ハジメも同意する。
「よし、全員に配り終わったな?」
「すいません、1枚足りません」
とハジメは言うが、本当は私がもう1枚分を隠し持っている。
「あぁ、すまないな」
とメルド団長はハジメにプレートを手渡す。何も気にしてないという皆の反応を見る限り成功だろう。
「このプレートはステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるもので、最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?
プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 "ステータスオープン"と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。
原理とか聞くなよ?そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」
「アーティファクト?」
アーティファクトという聞き慣れない単語に天之河が質問をする。
「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」
メルド騎士団長の説明を受けたクラスメート達は顔を顰めながら指先に針を刺し、浮き上がった血を魔法陣に擦りつける。すると、魔法陣が一瞬淡く輝いたのだ。
アデプトテレイターの肌は人間の様に柔軟だが、その強度や自己修復能力は人間より遥かに上であり、銃弾を喰らってもちょっとめり込んだ後に跳し、刃物は鋭い分銃弾よりもちょっと痛い程度だがその傷は直ぐに回復する為、深めに針を刺す。
『頼尽 碧刃/マグナコンボイ ???歳 男 レベル:???
天職:銃士/騎神司令官
筋力:12000+α(?????)
体力:12000+α(?????)
耐性:12000+α(?????)
敏捷:12000+α(?????)
魔力:12000+α(?????)
魔耐:12000+α(?????)
技能:金属細胞適合型不老生命体・可変外装・武装改造・歩く武器庫・毒無効・全属性耐性・物理耐性・騎神の威圧・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・言語理解』
「全員見れたか?説明するぞ?まず、最初に"レベル"があるだろう?それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」
レベルが表記されないのは…私が人間じゃないからかそれともレベル表記も仕事するのを辞めたのか…
「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。
詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。
それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大解放だぞ!」
武器なら間に合っているから良い。
「次に"天職"ってのがあるだろう?それは言うなれば"才能"だ。末尾にある"技能"と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。
戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが…百人に一人はいるな。
十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな。
各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな!全く羨ましい限りだ!あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」
私の各数値は12000で+αという事はそれ以上という事か…そして、その後に付いている数値…というか(?????)表記はおそらくトランステクターと一体化した時の数値か…
そんな事を考えているとメルド団長の言葉に天之河が自身のステータスを報告した。
『天之河光輝 17歳 男 レベル:1
天職:勇者
筋力:100
体力:100
耐性:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解』
平均の10倍だが…私の比じゃないな。
因みに技能=才能である以上、先天的なものなので増えたりはしないらしいが"派生技能"という一つの技能を長年磨き続けた末に、いわゆる"壁を越える"に至った者が取得する後天的技能があるらしい。
報告を聞いていると殆どが戦闘職な中、ハジメは落ち込んだ表情を浮かべていた。
ハジメのプレートを見たメルド団長は見間違いかと言わんばかりににプレートをコツコツ叩いたり、光にかざしたり、ジッと凝視した後、もの凄く微妙そうな表情でプレートをハジメに返し、歯切れ悪く説明した。
「ああ、その、なんだ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか…」
そんなハジメのステータスはこうだ。
『南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1
天職:錬成師
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:錬成・言語理解』
つまりこの世界の人々の平均値という事だ。
「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系か?鍛治職でどうやって戦うんだよ?メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」
「…いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」
「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」
以前からハジメをいじめていた屑はハジメからプレートを取り上げ大爆笑する。全く吐き気がする。
「ぶっはははっ~、なんだこれ!完全に一般人じゃねぇか!」
「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな~」
「ヒァハハハ~、無理無理!直ぐ死ぬってコイツ!肉壁にもならねぇよ!」
こいつらは人を貶める事でしか自分を誇示出来ないのか?もういい、こいつらは手加減すれば余計に調子に乗らせるだけだから力で分からせないとな。
「どうやら死にたいみたいだな、屑共が」
私は真っ先にハジメからプレートを取り上げた屑の首を思いっきり掴み、そのまま死なない程度に地面に叩き付け、首を掴んだままステータスプレートに血を垂らす時に使用した針をを屑の顔に向ける。
屑の仲間達は私を襲おうとするが私は"騎神の威圧"による殺気をハジメ以外の連中全員に放つ。
「力を得た途端にこれか…お前達がやっている事はこいつみたいになっても…殺されても文句は言えない事だぞ」
「く、苦しい…助けて…」
「お前はハジメがそう言っても続けるんだろ?貴様は私の友人を傷付けた。私は友人を傷つけられて黙っている質ではないからな」
「な、何をやっているんだ!殺す必要なんてないだろ!」
と天之河が私を止めようとする。
「これから戦争に参加しようと言った奴の台詞には思えないな。人を殺せなきゃ戦争に参加したってやられるだけだぞ」
「だけど、檜山は俺達のクラスメートだ!仲間だ!」
「仲間、か…だったら何故ハジメは虐められ苦しまなければならない?クラスメートが仲間ならハジメもそうだよな…だが、お前らは揃いも揃ってハジメを蔑む。そんな連中を私が仲間と認識しているか?答えは否だ。私がこの中で仲間と認識しているのはハジメだけだな。後の連中は赤の他人かもしくは敵でしかない」
「だけど、人を殺すなんて駄目だ!間違ってる!」
「本当に戦争に参加しようとする奴の台詞か?良いか、お前が言った事はある意味ではメルド団長の様に戦場で戦う誇り高き戦士への侮辱だ」
「しかし…」
「まだわからないのか?良いか、手加減すれば己の命は勿論、大切な人の命も失われる事になるぞ。それを理解しろ」
天之河はそこまで言って黙った。
「碧刃、そんな奴の為に碧刃が手を汚す事はないよ」
とハジメはそう言う。
「甘い考えだとは思うが、当のハジメ本人がそう言うなら良いだろう」
私が首を絞めていた屑は何時の間にか気絶し、失禁していたので私は屑を蹴りで無理矢理起こした。
「被害者のハジメが良いと言ったから今日の所は貴様のその痴態で勘弁してやろう…だが、次はないと考えておけ」
私はメルド団長の方を向き謝罪した。
「講義を中断させて済まなかった」
「いや、構わないさ。寧ろその"誇り高き戦士達"っていう言葉に感謝しているくらいだ」
私は他には聞こえない声量でこう言った。
「私も現場で戦う戦士だからな。あの発言が許せなかっただけだ」
私はステータスプレートに細工を施してメルド団長に見せる。
『頼尽 碧刃 17歳 男 レベル:1
天職:銃士
筋力:400
体力:400
耐性:400
敏捷:400
魔力:400
魔耐:400
技能:武装改造・全属性耐性・物理耐性・威圧・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・言語理解』
こんな感じで数値は本来の30分の1以下で幾つかのステータスは隠している。
「各数値が400とはな…」
メルド団長の言葉にクラスメート達がざわつく。
「天之河より上じゃないか…」
「とんだチートじゃないか…」
その後はこの世界やこの世界の魔法についての講習だ。
この世界の魔法は魔方陣に体内の魔力を詠唱によって注ぎ込み、魔法陣に組み込まれた式通りに魔法が発動するという仕組みだ。
詠唱の長さに比例して流し込める魔力は多くなり、魔力量に比例して威力や効果も上がっていくが、効果の複雑さや規模に比例して魔法陣に書き込む式も多くなる。
しかし、この原則には体質上、発動する式をイメージで補完することによって省略できる適性という例外が存在する。
また、魔力の直接操作は魔物の様に魔力操作の
この世界の魔法は神代という太古の時代にエヒトを筆頭とする神々が用いていた神代魔法の劣化版である事から魔力を持つ人間族は神から祝福を受けた種族で、魔力を持たぬ亜人族は神から見放された悪しき種族と呼ばれ差別されている。
一方で海人族は海産物という利益を生む事もあって差別の対象から外れるらしい。なんというご都合主義だ。
尚、全員が高い魔法適性を持っており、人間族より遥かに短い詠唱と小さな魔法陣で強力な魔法を繰り出すとされる魔人族も価値観は人間族同じだが崇める神が人間族とは異なる。
そして、その魔人族が使役している魔物は本来は自然災害の様な存在として認識されており、神の恩恵を受けるものとは考えられておらず、いわばただの害獣という扱いになる。
つまり人間族は、聖教教会の教えで崇める神の違いから魔人族を仇敵と定め、神に愛されていないと亜人族を差別し魔人族も同様と、どの種族も排他的だ。
講習が終わった後はさっそく実技訓練に入るのだが私はメルド団長に小声でこう言った。
「ハジメの事は私に任せて欲しい」
「お、おう。わかった」
メルド団長からの許可を得て私はハジメを呼び出す。
「ハジメ、一緒に来てくれ」
「う、うん。わかったよ、碧刃」
ハジメも頷いた事だし私達は別室に移動しようとしたが
「待ってくれ何処に行くんだ!」
「そうだよ待ってよハジメくん!」
天之河と白崎が呼び止める。私は2人に殺気を放ち
「お前らには関係ない」
と言ってその場を後にした。
To be continue
・
種族:人間→アデプトテレイター
年齢(前世での死亡時点):13歳
ラブライブ!9人の女神と鋼鉄の戦女神のラストでのジーオスXとの戦いで頼尽あかりが死亡した世界線から転生してきた少女。
彼女が元いた世界線の第46太陽系の地球ではアデプトテレイターを使ったテロが起きたのを切欠に人類はアデプトテレイターを迫害し、戦争が発生。アデプトテレイター擁護派の者もバレたら反アデプトテレイター派に殺されるという状況だった。
綾波は母方の祖母は頼尽あかりの従姉妹であり、父方の祖母もあかりと親しかった事もあり、彼女達からあかりやヴェル達の事を聞かされおり、一家揃ってアデプトテレイター擁護派だった。
しかし、反アデプトテレイター派に捕まり、強姦された後に殺害されたが、本作の世界線にてアデプトテレイターとして転生、兵役・奴隷用アデプトテレイターとして次元航行船に乗せられた。
事故によって船は大破、その際に綾波自身は本作でのトータスの樹海の中に飛ばされ、偶然にも亜人族に遭遇する事なく脱出に成功、その過程で力を封じていた首輪を魔物によって破壊され、本来の力を取り戻した。
以降は1年近くに渡って惑星トータスを放浪していたが、前世での経験や人間族と遭遇しても言葉が通じず襲われた事もあって警戒心が強くなっていた。
尚、碧刃と出会い、彼のパーティーに入った事によって言語理解の技能を獲得し、トータスの人間とも言葉が通じるようになった模様。
得意料理は和菓子で、母方の祖母の実家が和菓子屋だったので教えて貰っていたことから簡単な物なら作れるとか。
また父親や父方の祖母から剣や弓の扱い、護身術を学んでおり、それがトータスを放浪していた頃に役立っている。
名前と容姿、声のモチーフはアズールレーンの綾波。
谷口鈴の今後について最終投票(1の場合テレイター化で大幅強化&碧刃ハーレム入りで出番増加、2の場合出番は原作と同じ位か減少)
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1.オーダーヴァンガードへ正式加入
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2. 坂上とくっつく(坂上改心・和解)