ステッププロローグ
〜茜side〜
初めまして!私の名前は『雅 茜』といいます!
私はこれからお兄ちゃんと一緒にお出掛けです!とても楽しみです!私がどうして此処まで楽しみにしているかと言うと……。
〜回想〜
「え?お兄ちゃん、今度の休日、仕事休みなの?」
「ああ、そうだ」
「そっか……」
お兄ちゃんと久々に出掛けたいけど、折角の休日なのに私の我儘に付き合わせたくないな……今回は諦めよ。う。
「なんだったら、どっかに出掛けるか?」
「へ?え、で、でも!折角の休みなんだから家で休んだ方がいいよ!」
「いや、問題ない。それに、茜が俺と出掛けたいと思ってくれているように」
『ポンッ』と兄ちゃんの手が頭に置かれて、撫でられながら、
「俺も久々に茜と一緒に出掛けたいんだ。いいだろ?」
お兄ちゃんは笑顔でそう言ってくれました。
〜回想終了〜
こんな事言われて断れますか?
普段から仕事が忙しいお兄ちゃん。だから、お兄ちゃんがやりたいと言うなら、私が出来る範囲で叶えるつもりです!それが私の気持ちですから!
「おい、茜。準備出来たか?」
「問題ないよ!いつでも行けるよ!」
「そうか。なら、行くか!」
「うん!」
こうして、私達はこの日、外に出掛けました。その日の日付は1月24日。今でも、そして、これからも忘れない日付。だって、私達がこの日に出掛けなかったら、きっと、あの人達には会えなかったから……。
〜キドside〜
「おい誰だ?冷蔵庫の中に入れていたピザを食べたのは?」
俺はこの日、冷蔵庫の中に入れていたピザが失くなっていて、それを食べた犯人を探していた。
まあ、どうせ彼奴だがな。
「カノ、お前が食べただろ?」
「え?何のこと?」
今答えたのは、猫目で髪が茶髪の少し癖っ毛があり、服は黒いフードと半袖付きのパーカーを羽織っていて、その下に茶色のTシャツ。ジーンズをブーツに入れている男。こいつが『カノ』だ。
「だから、冷蔵庫の中に入れておいたピザを食べただろ」
「え、ちょっと待って!何の事?僕、知らないよ!」
此奴……。
「欺くのをやめたらどうだ?そうすれば答えが分かるがな」
「え?僕、欺いてなんかないけど?」
カノはそう言うが、一瞬だが『ギクッ』となっていたのを俺は見逃さなかった。
「ほう?そうか。ならサクラ姉さんにでも来てもらうか」
「へ?」
「サクラ姉さーん!ちょっと来て「ま、待って!ごめん!僕が悪かったから、サクラちゃんを呼ばないで!」そうか、なら……」
此奴は自分がやったと認めたからな。鉄拳制裁だ。
俺は容赦なく此奴の頭を殴ってやった。
「痛っ!痛いよキド!」
「あのピザは昼御飯用のピザだったんだぞ!!それを食べたお前が悪い!それに、あのピザが失くなったんだ。お前の所為で。昼御飯どうするんだ!」
「……あ、やば」
此奴、気付かなかった上に考えてもなかったのか。
「あれ?キド、どうしたんすか?」
「ああ、セト。大変なことになった」
今言った『セト』は、黒の髪をピンで止めていて、緑のフード付きのツナギを着た長身の男だ。
「?大変なことっすか?一体、何があったんすか」
「昼御飯がこのバカのせいで失くなった」
「ちょ!バカは酷……くないですね、はい。だからその挙げた腕を下ろしてください」
「え!?それは酷いっすよ、カノ!」
全く……。
「ということで、だ。昼御飯と夕食の材料を買って来るぞ、カノ、セト」
「えー、めんど……くさくないです。すっごく行きたい気分です。だからその拳を下げて下さい」
「了解っす!」
「さあ、任務開始だ」
……俺はこの日の事を忘れないだろう。
なにせ、彼奴らと初めて会った日だからな。
今回のプロローグいかがでしたか?最初に出てきたひとの服装及び性格は設定で書かせて頂きますが、この小説に出てくるオリキャラは多数なので、設定は何個かに分けます。ご了承下さい、それでは、ここまでお付き合いくださってありがとうございました!