カゲロウデイズ〜もしもの世界〜   作:ルミナス

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お久しぶりです。ルミナスです

生きてましたよ!失踪もしてませんでしたよ!

それでは!どうぞ!


アカネの交錯精神(Ⅶ)

〜蓮side〜

 

俺はリビングで推理小説を読んでいる。

 

恋愛系の小説は合わないが……他のはまあ、読める。

 

で、その中で一番あったのが推理小説で、それ以来、暇な時は推理小説を読むか、ギターの練習するか、昼寝をするかのどれかだな。

 

「……なあ、蓮」

 

「……」

 

後ろから緑髮の団長の声が聞こえたため、仕方なく振り向いた。

 

「なんだ?俺に何か用か?」

 

「いや、聞きたいことがあるんだ」

 

聞きたいこと?

 

「何だ?聞きたいことっていうのは」

 

「茜の事だ」

 

「……」

 

まさかのそっちか。まあ良いんだが。

 

「茜は、紅と話が出来るんだったな?」

 

茜が紅と会話が出来る理由は至極単純だ。

 

あいつが、意識して作ったからだ。

 

だが……

 

「……ああ。それが何だ?」

 

俺は顔を顰めながら聞くと、あっちも俺の目をちゃんと見ながら聞いてきた。

 

「なら、闇倉とも会話は出来ないのか?」

 

……やっぱり、そういうことか。

 

「出来ない。紅が茜の過去を話したと思うが、闇倉は茜の無意識によって作られた人格だ。紅のように意識して作られたなら兎も角、無意識なら無理だ。そもそも、会話をするためには『そういう存在がいる』と認識……というより、意識する他ないんだ」

 

「……そうか。すまない、ありがとう」

 

「礼を言われるような事はしてないつもりだが?」

 

「それでもだ。さて、食器を洗ってくるか」

 

「……」

 

そのままキ……緑髪の団長は去って行った。

 

……はあ、自覚したくもなかったんだがな。

 

〜茜side〜

 

「そう……ですか」

 

私は瀬戸さんからお兄ちゃんと紅が隠していた『事実』を聞きました。

 

……私が、お母さんやお父さんを殺していたんですね。

 

「……」

 

「アカネさん。やっぱり、聞きたくなかったっすよね」

 

「!い、いえ!聞かせてくださって、ありがとうございました!」

 

瀬戸さんのそんな一言を聞いた瞬間、すぐに立ち上がって頭を下げながらお礼を言いました。

 

……確かに、この事実は私にとって受け入れがたい物ですが、『知りたい』と言ったのは私ですから、後悔はありません。

 

「……あの」

 

「?はい、なんでしょう?」

 

私が頭を上げたとほぼ同時に、瀬戸さんが話しかけてきました。

 

「いつ迄俺達に敬語を使ってるんすか?」

 

「……」

 

「……やっぱり、信じ切れてないからっすか?」

 

「!そ、そんな事は……」

 

……え?

 

今、どうして、私は『否定』したんでしょうか?

 

だって、事実ですから。私が瀬戸さん達の事を信じ切れていないのは事実なんですから。

 

だったら、どうして?

 

……いえ、まさかですね。

 

「……」

 

「?アカネさん?どうかしたっすか?」

 

「あ、いえ……。そうですね。事実です」

 

「……やっぱりっすか」

 

瀬戸さんはとても悲しそうな顔をしていました。

 

私はその顔を見た瞬間、

 

「!……」

 

「……え?アカネさん?」

 

何故か、瀬戸さんに抱きついてしまいました。

 

いえ、だって、さっきの瀬戸さんの顔を見たくなかったですから。

 

悲しそうな顔なんて、見たくなかったから。

 

だから……

 

「そんな……悲しそうな顔……しないで……」

 

「あ、アカネさん?」

 

……結局、敬語が外れちゃったな。まあ、嫌な気分でもないから良いんだけど。

 

「瀬戸さん……いや、セト」

 

「!アカネさん、敬語が……」

 

「ありがとう……教えてくれて……」

 

「って、またお礼っすか」

 

セトは苦笑していた。まあ、そうだよね。うん。

 

でも、さっき迄分かってなかった私の心は、今なら分かる。

 

だから、さっさと言ってしまおう。当たって砕けろだ!

 

「セト」

 

「?どうしたんすか?」

 

「好きです」

 

「……え?」

 

「セトの事が大好きなの」

 

「……」

 

あー、やっぱり、駄目だったかな。

 

でも、私の気持ちを言えたから、私に思い残すことは「俺もっすよ」ないって……

 

「え?」

 

「俺もアカネさんの事が好きっす」

 

「え、ど、どうして……」

 

「最初は笑顔を見た時っすけど、動物に優しいところや、皆に馴染もうとする努力を見てたら、どんどんと好きになっていってたっす」

 

「……私も、セトの優しい所に惹かれて……それで……」

 

「あはは!似たような理由っすね!」

 

「そうだね!」

 

私達はその後、キスをして、下に一度降りて、報告しました。

 

皆、祝福してくれましたが、お兄ちゃんがセトに……

 

「茜の心を開かせてくれたのは有難いが、もし悲しませるような事があったら、正当な理由でない限り、俺はお前を許さないからな」

 

殺気を向けながらそう言ってました。

 

さて、私の話は此処で終わりです。後は、お兄ちゃんが幸せになる番だよ?




はい、何だか最後の最後で一気に気力を持ってかれました……。

「キス」という二文字を書くだけだったのに、すっごく躊躇いました。

……恋愛書くの苦手ですから仕方ないかも。

さて!話の中でも言ったように、次回は蓮さんの話です!

もしかしたら、それで原作前の話は終わるかもです。

それでは!さようなら〜!
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