俺の幼なじみ(響)はヤンデレです。   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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響も怖いが、彼女もまた同じ。


彼は翼のCDを買わない

 俺は今日も、いつものように学校で授業を受けていた。俺の高校は響と未来が通っている女子校と同じように男子校である。……まぁ、この学校を受けたのは響からある程度の距離を置く為があるのと、俺だけの自由な時間が出来るからである。実際、響とは学校以外のほとんどの時間一緒に過ごしているので思う所ではあるのだが、本当に1人の時間が作りにくいのだ。

 

──キーンコーンカーンコーン

 

「あぁ……また学校が終わってしまう」

 

「何絶望した顔になってんだよ。見てみろ。あのクラスの男共の顔、お前を呪い殺してやるって顔してるぞ。まぁ、確かに毎日学校が終わったら可愛い女の子2人が正門前で隆一を待ってるからそりゃ確かに恨まれるわ」

 

「いいか?確かにそりゃ一緒に帰るのは仕方ないよ。幼なじみと親友だしな……でも、考えてみろ?俺の幼なじみはヤンデレだぞ?俺、死ぬぞ?」

 

「俺、ヤンデレでもいいから女の子と仲良くなりてぇなぁ……」

 

「駄目だこいつ……早くなんとかしないと……」

 

 そうして、俺は学校の掃除を終えて教室を出る。すると、待ち受けていたのは……

 

「リア充死すべし。慈悲はない」

 

「我ら、リア充撲滅隊。赤間隆一……貴様を断罪する」

 

 リア充撲滅隊だった。実はこの学校は裏の組織があり、それがこのリア充撲滅隊なのだ。俺はいつも帰ろうとする度に邪魔をされる変な集団だと認識していたのだが、最近は……

 

「いや、断罪って……この前俺に手を出して響に殺されかけたのに懲りないな」

 

「フッ……分かってない。分かってないぞッ!赤間隆一ッ!貴様には分からないのかッ!あれは俺達にとってご褒美でしかないのだよッ!」

 

「そうだッ!貴様には分かるまいッ!あの響様の俺達に向けた蔑んだ目をッ!そしてあの時の『何私のりゅうくんに手を出してるの?害虫』って言われた時のあの快感が貴様には分からないのかッ!」

 

「その隣にいた黒髪の子のゴミを見るような目で見てくるのも……グへへ」

 

 ただの変態集団である。とりあえず俺はひとまず回れ右をして、リア充撲滅の信徒達に言った。

 

「俺を、断罪するのか?」

 

「「「「その通りだ」」」」

 

「そうか。なら俺のとっておきの策を出すしかねぇよな」

 

「とっておきの策だと?」

 

「そうだッ!とっておきの策だッ!……逃げるんだよォォォ──────ッ」

 

「なッ!?し、しまったッ!」

 

 そして、俺は急いで廊下を駆け抜けて昇降口で靴に履き替える。履き替えた俺は急いで正門に向かうと、そこには未来だけが俺を待っていた。あれ、響は?

 

「……あ、いっくん。ってどうしてそんなに急いで来たの?」

 

「はぁ、はぁ……い、いや急いでくるつもりは無かったんだけどさ、あれを見たら分かるよ」

 

「あれ?って何か近づいて……」

 

「未来。とりあえずあいつらが撃沈するようなことを言ってくれッ!じゃないと後々面倒だからッ!」

 

「え?あ、うん、分かった」

 

 そして、リア充撲滅隊が俺に追いついた。よくよく考えたらあのリア充撲滅隊の中にはアメフト部や空手部、サッカー部も入ってるんだからうちの高校やべぇよ、怖ぇよ。……まぁ、響よりはマシだけどさ。

 

「赤間隆一ッ!貴様逃げるとは卑怯、な……」

 

「私の親友が何かしましたか?」

 

「ンッ!……い、いや実は赤間さんにお話がありまして」

 

「なら追いかける必要は無かったですよね?」

 

「そ、それは。俺達の気が収まらないといいますか……」

 

「なら、もう2度とこんなことしないでくださいね。変態さん♪」

 

「「「「「ゴハァッ!!」」」」」

 

 その瞬間、未来の一言により撃沈する信徒達。よく見るとめちゃくちゃ血涙を流している奴や、なんか1部喜んでいる奴いたのでゾッとした。

 

「それじゃ行こっか。いっくん」

 

「あ、あぁ……未来」

 

 そして、俺と未来はいつものように一緒に帰ることになったのだが、そういえば響はどうしたんだ?いつもなら正門前で俺に抱きついてきて、10分程度ハイライトOFFの目でOHANASIをされるのだが、今日は珍しく響がいなかったのだ。

 

「いっくんもあんな学校で大変だね」

 

「まぁ、あいつらも決して酷い奴らじゃないからな。あと、響はどうしたんだ?いつもなら一緒にいるはずだよな?」

 

「響なら翼さんのCDを買いに行くって言ってたよ?いっくんも買いに行く?」

 

「いや、やめとく。今日はとりあえず帰りたいかな」

 

「ふふっ、いっくんらしい。……でも、これはダメだよね?」

 

 そう言って、未来が取り出したのは俺が隠していたエロゲーだった。な、何故それをッ!

 

「とりあえず今日は響に代わって、私がいっくんにOHANASI……するからね?」

 

「……はい」

 

 そして、俺は未来と一緒に帰る。一応大丈夫だとは思うが、タンスの裏も確認しなければ……

 

 

「…………」

 

「…………」

 

「ねぇ?この手錠外してよ。私、早くりゅうくんの所に行きたいんだけど?早くりゅうくんにあいたいあいたいあいたいあいたいあいたいッ!早く外してよッ!政府の機関だかなんだか知らないけど、私の帰る邪魔をしないでッ!」

 

「あ、あの、緒川さん。本当に私があの子の隣に座るんですか?」

 

「……はい、そうですよ。翼さん」

 

「あぁ……りゅうくんにあいたいよ。りゅうくんと一緒にご飯食べて、りゅうくんと一緒にお風呂に入って、りゅうくんと一緒に添い寝して、りゅうくんと……」

 

「緒川さん、本当に……私、大丈夫ですか?」

 

「大丈夫ですよ。翼さん少しの辛抱です」

 

「…………」

 

 

 

 

 

 




小日向未来
響の嫁・EX〈未来は響の嫁。これだけは譲れない〉
抑止力・A+〈本来は無かったが、隆一に対しての響のスキンシップが激しい為に生まれたスキル。尚、響のヤンデレがそれを越えると止めるのが難しい〉
依存性・B〈未来特有の人をダメにする。特に身の回りの世話など〉
責任・B++〈隆一に対しての特有のスキル。隆一は気にしてはいないが、未来は気にしている〉

まだ考え中だけどXVが終わったら書いて欲しいって思うもの。

  • やっぱりXVの後日談ショッ!
  • 並行世界のヤンデレ……見たいだろ?
  • 小日向未来を堕としたい(調編)
  • 俺とペットのワンニャン物語(並行)
  • 書くかどうか未定だがR-18……
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