俺の幼なじみ(響)はヤンデレです。   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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彼はそれでも主人公。


彼は存在する

「どうして融合症例がここに……」

 

「マリアさんが何故ここに……」

 

 お、落ち着いて状況を整理しよう。俺と響と未来は久しぶりにこのタワーにやって来て、上から見る景色を楽しんでいた。しかし、俺は急にトイレに行きたくなって、未来と響から離れて済ませた後に合流しようとしたら爆発音が聞こえて、急いで向かおうとしたら壁が破壊されて中からマリアとおばあさんが出てきた……なんでッ!?

 

「マリア、このままでは大変なことになります。早く避難を」

 

「分かってるわマム。でも……」

 

 すると、マリアとおばあさんが何かを話していた。何故マリアさんは壁から現れたのかは分からないが、今はそれよりも響と未来が心配だ。もしかしたら響は既にシンフォギアを纏って戦っているかもしれない。

 

「いたぞッ!逃がすなッ!」

 

「ッ!?チッ、行くわよッ!」

 

「へ?ちょっとぉぉぉおおおおおッ!!」

 

「静かにしてなさいッ!舌を噛むわよッ!」

 

 そんな時に、壁の向こうから男の声がしてマリアさんは逃げ始めたのだが、何故か俺の服の首元を掴んで走り始めた。何故マリアさんがこんなことをするのかが分からなかったが、その向こうから黒服の男達が現れて拳銃を撃ち始めた。あっぶねッ!?今、頬をかすったぞッ!

 

「マリア、今連絡が来ました。何とかして外に出てください」

 

「えぇ、分かったわマム。……まさか融合症例がここにいるとは思ってなかったけど」

 

「ちょっ、クソッ!離せッ!」

 

 そして、マリアさんはシンフォギアを纏ったまま瓦礫が崩れた場所に向かい外に出る。すると、外には沢山のノイズが空を漂っており、マリアさんの上にはヘリが待機していた。

 

「……何とか間に合ったようですね。ッ!?ゴホッゲホッ!!」

 

「マムッ!?……急がな「いっくんッ!」なッ!?まだ一般人がッ!」

 

「未来ッ!?お前響と一緒じゃッ!」

 

 マリアさんが急いでヘリに向かって飛ぼうとすると、俺を呼ぶ声が後ろからした。後ろを振り返ると、そこには響といたはずの未来がそこには立っていた。未来は俺のことを呼んだ後に俺めがけて抱きついてきた。

 

「未来なんでここにッ!」

 

「いっくんは私が守るのッ!絶対にッ!」

 

「もうこの建物も限界ね。……マム」

 

「……今は脱出が最優先です。そのまま2人を連れて行きましょう」

 

 その後、俺と未来はそのままマリアさんの手によって、敵側のヘリに乗せられて人質となってしまった。

 

 

「ふんッ!くくくぐぅぅッ!ゼェ……ハァ……」

 

「いっくん、もうやめて。大人しくしてよう……ね?」

 

「でも……」

 

「大丈夫。きっと響とみんなが助けにきてくれるから」

 

 俺と未来はヘリに乗せられた後、人が何人か入れる程度の檻の中に入れられて過ごしていた。俺はなんとかここを脱出する為に檻を破壊しようと頑張っていたが、やはり難しかった。それで今は壊すことをやめて未来に膝枕をされながら休憩していた。何故膝枕なのかは知らないが、未来が落ち着くと言っていたからあまり気にしてはいない。

 

「響は大丈夫かな?」

 

「正直、荒ぶってる気がするんだが」

 

「でも、それだけいっくんのことが好きなんだよ。響も……」

 

 すると、急にドアが開きそこからマリアさん、調、切歌が現れてこっちにやって来た。しかし、マリアさんは疲れているのか顔色が優れておらず、調と切歌は落ち込みながらこちらを見ていた。俺はとりあえず2人に声をかけようとしたが、未来が前に立って話始めた。

 

「何の用ですか?私達に尋問でもする気ですか?」

 

「ッ!?違うデスッ!あたしはただ助けてくれたお礼を言いたくて……」

 

「先輩、きりちゃんを助けてくれてありがとうございます」

 

「私からもお礼を言うわ。ありがとう」

 

「ッ……でもッ!そのせいでいっくんはッ!」

 

「未来、もういい」

 

「でも……」

 

「俺は許してるから大丈夫。俺の為に怒ってくれてありがと」

 

 そう言って、俺は未来の頭を撫でる。未来はそれでもまだ怒っているのか、俺から離れずにギュッと抱きしめていた。まぁ、この場合は仕方ないが……

 

「それで?ここに来た理由は?」

 

「実は……」

 

 そして、マリアさんから事情を説明してもらってある程度のことが理解出来た。月が落ちること、その為にネフィリムが必要なこと、シェンショウジンの出力が足りないこと、ネフィリムの心臓が破壊されて深刻な状況だと言うこと、そして……それらで融合症例である俺が必要だと言うことだった。

 

「あなたに負担がかかるのは分かっているわ。でも、私達はそれでも月を止めなくてはいけないの。……出来れば私達と協力して欲しい」

 

「……マリアさん俺は「ダメッ!」未来?」

 

「そんなことしたらいっくんの体が持たないッ!そしたら……いっくんが死んじゃうよ……」

 

「ッ!?どう言うことデスかッ!」

 

「先輩が……死ぬ?」

 

「おやおやぁ?君達は何を話しているのかなぁ?」

 

「ッ!?ドクターッ!」

 

 すると、後ろからあの眼鏡が現れてこっちにやって来る。俺は必死に未来を守ろうとして、必死に庇っていた。俺、この眼鏡嫌いだよッ!

 

「私だけを除け者とは酷いですねぇ?しかし、この融合症例が死ぬ……ですか」

 

「ウェル、あなたもしかしてこの子達を巻き込もうとしてるんじゃ……」

 

「随分勘がいいじゃあありませんかフィーネ。いや、今はただのマリアでしたね。決定権は僕にありますから君達はこの部屋から出ていってもらいましょうか」

 

「ドクターッ!一体何を「あのババアの治療は誰がやってると思ってるんですか?」ッ……分かったわ」

 

 そして、マリアさんと調、切歌はこの部屋から退出する。部屋から出て行った後、あの眼鏡は楽しそうな顔をしながらとある注射器を取り出した。

 

「それでは融合症例、こちらにやって来てください。でなければその後ろの女の子を殺しますよ?」

 

「ッ!?……分かった」

 

「いっくんダメッ!その注射器はダメッ!」

 

 そう言って、止めに入る未来。未来の感はよく当たるのであの注射器の中身はやばい物だと分かるが、それで未来が殺されるのは絶対にダメだ。俺は、未来の頭を撫でて掴んでいる手をほどいて、あの眼鏡に近づいた。

 

「……賢明な判断ですね。まさに愛を感じますよ」

 

「……なんでそこで愛なのかは知らないけど早くしてくれ」

 

「いいですよ。それでは、僕の英雄になる為の犠牲となってくれ」

 

 その瞬間、あの眼鏡は俺の胸に向かって注射器を刺して注入した。

 

 

 いっくんがあの研究員に注射器を刺された後、急にいっくんが暴れだした。よく見たら、胸には灰色と黄色の物体がいっくんの体の中から出てきており、いっくんの体は少しずつ変わっていってるのが分かった。

 

「いっくんッ!どうしたのッ!」

 

「ぐっ、ガァ、ギァカ……ミ、グ、ハナデロ」

 

「やっ……とネフィリムが復活したぁッ!これで僕は英雄になれるぅッ!」

 

「いっくんに何をしたのッ!答えてッ!」

 

「おっと、興奮し過ぎてあなたのことを少し忘れていましたよ。今、その融合症例にはネフィリムの心臓の破片を入れました。このまま行けばあの融合症例は本当にネフィリムとして生まれ変わるでしょう」

 

「そ、んな……」

 

 私はその言葉に絶望する。私のせいでいっくんは化物になってしまった。私のせいで……

 

「いいですねぇ、その顔ッ!ただ、僕にも慈悲がありますからあなたにチャンスを上げましょう。……あなた、シンフォギア装者になりませんか?そしたらあの融合症例は助かりますよ?」

 

「そしたら……いっくんは助かるの?」

 

「えぇ、あなたから望めば……」

 

 

 

 

 

 

 

 




赤間隆一
ネフィリムの心臓・?〈ウェルによって入れられたネフィリムの心臓。響の手によってほとんどが肉片となったが、ウェルはそれをあえて使用。このままいけば人としては死に至り、ネフィリムとして生まれ変わる〉

まだ考え中だけどXVが終わったら書いて欲しいって思うもの。

  • やっぱりXVの後日談ショッ!
  • 並行世界のヤンデレ……見たいだろ?
  • 小日向未来を堕としたい(調編)
  • 俺とペットのワンニャン物語(並行)
  • 書くかどうか未定だがR-18……
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