俺の幼なじみ(響)はヤンデレです。   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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彼は彼を殴る。


彼は笑えない

「ッ〜……痛、くねぇけど何しやがるッ!」

 

「うっさいわッ!この変態タラシ男野郎がッ!マジふざけんなよッ!最近やっと俺の社会的な物が回復しつつあるのに悪化させてどうすんじゃボケェッ!」

 

「知るかッ!そもそも俺はお前の欲望の塊の一部に過ぎないんだよッ!だからお前が普段やりたいこととか、やってみたかった後悔を今再現してるに過ぎないから実質お前が1番の原因なんだよッ!」

 

「そう言うのはなッ!再現よりも自分でその作品にどのような価値観を出すかが大事なんだよッ!」

 

 俺はもう1人の俺に対して思いっきり殴った後、水晶玉で見た光景での出来事について言及した。しかし、向こうも俺なので俺のせいにしながら色々責め口調で言ってくるのだが、どちらも俺なので実質自分を自分で責めるみたいな光景が広がっていた。

 

「お前は大体──」

 

「お前だってこの前──」

 

「えっと……この状況どうしよ?」

 

「僕に振られても困りますよ。そもそも僕達は隆一くんを元に戻す為にこの精神世界に来たんですから何とかするしかないじゃないですか」

 

「そうなんですけど……りゅうくんって頑固だから喧嘩が始まるとなかなか時間が掛かるから」

 

「なら、こうすればよい……」

 

「「お前、ガッ!?」」

 

 すると、俺達は喋っている途中で下から出てきた黒い何かに再び縛られて動けなくなった。多分止めてくれたのはシェム・ハさんなんだろうが……

 

「「イダダダダダッッッッッ!!!!!」」

 

「ふむ、強く縛り過ぎたか……まぁ、いい。しかし、お陰で手間が省けた」

 

「クソッ!離しやがれッ!この時代遅れの神様がッ!」

 

「黙れ。本来ならお前達の体を我が乗っ取る筈だったのだが……貴様らのせいで本当にイレギュラーなことばかり起きる」

 

 シェム・ハは一体何を考えているのだろうか。てか、もう1人の俺はやりたい放題だったが、俺はゲームしかしてないような……ってなんか不吉なこと言ってなかった?

 

「離せって言ってんだろッ!……って何しやがる眼鏡」

 

「何って……この神様の言う通りにやるだけですよ。貴方は欲望の塊なんですよね?ならこの世界でもネフィリムは食べれますよ?」

 

「……俺を脅す気か?眼鏡」

 

「いえいえ、隆一くん貴方が自分から本来の立ち位置に戻すなら僕はネフィリムの力を使いませんよ」

 

「……おい、俺」

 

「え、何?」

 

「なんでお前……まぁ、眼鏡は分かるとして神がそっちの味方についてるんだよ」

 

「知らん。俺この世界でゲームしかしてないし……」

 

 俺には今何が起きているのかが全くと言っていいほど分かっていなかった。てか、俺シェム・ハさんと仲良くなったか?ゲームしかしてないよね?……それに眼鏡の場合は本当に知らないし、って響さんッ!?ちょっと怖いからこの目やめてッ!

 

「……はぁ、俺の負けだ。好きにしろ」

 

「ってことは……」

 

「体を返してやるってことだよ。よかったな」

 

「やったね、りゅうくんッ!これでみんなと会えるよッ!」

 

「あ、あぁ……てか、なんかお前潔かったな」

 

「勝てないなら逃げるし、負けるなら諦める……まぁ、俺はお前だからな」

 

 何故かすんなり体を返してくれると言われて少しびっくりしたが、なんかこう……俺対俺みたいな考え方をしていたので正直複雑な気分だった。……ってあれ?眠気が……

 

「これは、精神世界が崩れて……貴様まさかッ!」

 

「俺は本来の俺に体を返しただけだ。なら目が覚めても問題ないだろ?どうせ、俺に入れ替わったらそのまま────したんだ──」

 

「……本当──い男──」

 

 なんだか俺以外が凄いアニメみたいな展開をしているように見えるが、なんだろうか……この置いてけぼり感は?まぁ……眠いからいいや。

 

「せい─いヒ──ンしろよ俺。じゃあな」

 

 そうして、俺は眠った。

 

 

「あの2人は弾き飛ばされたか……まぁ、仕方ないけどさ。それで?神様はまだ俺を狙ってるのかい?」

 

「我は我なりの考えがあるだけだ」

 

「そう?……ま、もう俺は消えるだろうけど。正直この精神世界に来たら絶対に消える運命だったし。……ただ、夢くらいは叶えたかったな」

 

「夢は夢で終わるだけだ。……ただ、エンキは違ったがな」

 

「エンキって……誰だよ」

 

「我の宿敵……とも言うべきか?……いや、今はそれでいい」

 

「最初に見た時と今じゃ、ちょっと変わったか?俺が何かしたか?」

 

「ゲームをしただけだ……人と短い時間だが、こんなに長い時間話すことは無かったからな。我もエンキの考え方が乗り移ったのかもしれん」

 

「そうか……じゃあな神様」

 

「……遺憾である」

 

「ひっでぇな。……まぁ、それでいいさ」




赤間隆一
シェム・ハの腕輪・EX《シェム・ハとお話が出来る。後、精神世界でゲームもする。……ただ、何故シェム・ハが隆一の体を再び乗っ取ろうとしないのかはまだ分かっていない》

まだ考え中だけどXVが終わったら書いて欲しいって思うもの。

  • やっぱりXVの後日談ショッ!
  • 並行世界のヤンデレ……見たいだろ?
  • 小日向未来を堕としたい(調編)
  • 俺とペットのワンニャン物語(並行)
  • 書くかどうか未定だがR-18……
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