俺の幼なじみ(響)はヤンデレです。   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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並行世界からの手紙……その5


RYUICHIの博士はデレが可愛い

「…………」

 

「どうしたんデスか?お兄さん」

 

「いや……なんかもう慣れてきちゃってさ。手紙だろ?」

 

「な、なんで分かったんデスかッ!もしかしてお兄さんは預言者デスかッ!」

 

「ハハ、ソウカモネー……」

 

 とある日の帰り道、俺は学校から家に帰る途中に切歌と出会った。切歌が俺の方に近づいて白い紙のようなものが見えた時点で大体は分かっていたが、今度は一体誰なのだろうか?

 

「……えっと、ちなみに誰に渡されたんだ?」

 

「調デスッ!……あ、ち、違うデスッ!確かに調は調なんデスけど……そ、そうッ!並行世界の調から貰ったデスよッ!」

 

「まぁ、そんなことだろうとは思ったよ。……とりあえず読むか」

 

 そして、俺は近くにあったベンチに座って、その手紙の中の内容を読み始める。隣に何故か切歌がチラチラと覗き見しているが気にしない気にしない……

 

 

 よ。隆一だ。……なんだ?今、適当って思っただろ。仕方ねぇだろ、俺は今この施設の管理や博士の手伝い、お姫さんの介護と色々忙しい中で手紙を書いてんだよ感謝しろ。まぁ、その手紙を書ける時間があるのもLOVE眼鏡のお陰だけどな。あいつは愛について色々俺に教えてきてめんどくせぇんだよ。話は戻るが俺の世界ではそこまで悪いことは起きてない……ただ、最近は──

 

──ドカァーンッッッッッ!!!!!

 

「ッ!?おい何事だよッ!……まさか爆発かッ!」

 

 俺は急いで爆発した場所に向かって走り始める。爆発した場所はどうやら調理室で起きた爆発のようだ。しかし、調理室を使う人物は大体限られてくるので、その爆発させた人物は大方予想が出来る。今、お姫さんは目覚めたばかりで歩くのもやっとな状態だ。それに博士も普段から料理をしないので調理室に近づくことはない。なら、やはり──

 

「てめぇの仕業かッ!LOVE眼鏡ッ!」

 

「ッ!?……あ、赤間助手」

 

「……えっと、なんで博士が?」

 

 俺が勢い良く調理室の部屋のドアを開くと、そこにいたのは、白衣を着た博士が何故か様々な薬品を持って料理をしている姿だった。博士は見られたらまずいものでもあったのか、顔を赤くしながらワナワナと震えていた。……てか、博士はなんで料理なんかしてんだ?

 

な、なんで赤間助手がこの部屋に……ま、まさかさっきの小麦粉の爆発音が聞こえて……

 

「……博士」

 

「ッ!……何?」

 

「普段からエナジードリンクやらカロリーメイトしかとっていない博士が何故今料理をしてるんですか?」

 

「……赤間助手には関係ない。これはただの研究材料を作っていただけ」

 

「へー……そうですか」

 

 博士は何事も無かったかのように涼しい顔をしながら、再び料理?をし始めたのだが……完全に説得力が無かった。なにせ、必死に隠そうとしているが、近くには玉ねぎの残骸や人参の悲惨な状態、壁に刺さっている包丁などどう足掻いても料理を失敗したようにしか見えなかった。

 

「はぁ、博士。これ、研究材料を作ってた訳じゃないですよね?これは流石に言い訳は難しいぞ」

 

「赤間助手。私の言ってることに間違いがあるとでも?」

 

 いや、間違いだらけなんだが……

 

「なら、せめて何を作って──」

 

「ば、爆発音が聞こえたのですが大丈夫ですかッ!」

 

 すると、遅れてやって来たLOVE眼鏡が調理室に入って来た。その瞬間、博士はすぐに俺の背中に隠れた。俺はまるで、博士がこの出来事をやったのを知られたくないように見えた。……仕方ねぇな。

 

「LOVE眼鏡。大丈夫だ、ただちょっと小腹が空いていたんだが……ちょっと失敗してな」

 

「……い、いやちょっとどころではない気がするのですが」

 

「最近、ちょっと疲れてたんだ。少しくらい暴れたくなるさ」

 

「そ、そうですか……ッ!……いや、そう言うことにしておきましょう。では、私は仕事に戻りますね」

 

 そう言って、LOVE眼鏡はそのまま仕事に戻って行った。多分、あいつは誰がやったかは理解してそうだし、なんか今察したような顔をしていたのでまぁ……とりあえず2割ほど仕事を押し付けよう。

 

「……行った?」

 

「あぁ、行ったよ博士。……それで、何故博士は料理を?」

 

「……別に、ちょっとその気になっただけ」

 

「研究材料を作るって言って無かったか?」

 

「ッ!……ッ〜〜隆一のバカ」

 

「痛ッ!ちょ、博士ッ!蹴るな蹴るなッ!」

 

「はぁ、はぁ……」

 

「いや、体力無さすぎだろ。そもそも料理は誰に作るつもりだったんだ?俺の予想だとお姫さんしかいない……そこの所はどうなんだよ調」

 

「……こんな時に名前を言うのズルい。しかも、なんで分かるの……バカ」

 

 そう言いながら博士は……いや、調は今度は俺の腕を思いっきりつねりながら少しだけ頬を膨らませて怒っている。まぁ、可愛いからいいのだが。

 

「そんなつねんなって。痛いから……そろそろお姫さんの為に料理作らないとお姫さんがお腹空くだろ?」

 

「私もお腹空いた。隆一、何か作って」

 

「はいはい、分かったよ」

 

 ……と、大体俺はこんな感じで日々を過ごしている。仕事はまぁ……ほぼブラック企業に近いが、好きな女がいると悪くねぇな。ま、俺の話はこれで終いだ。……じゃあな。

 

 

「普通…だと…!?そんな……馬鹿な」

 

「ど、どうしたんデスかッ!お兄さんしっかりするデスッ!お、お兄さぁぁぁぁぁんッッッッッ!!!!!」

 




……以上Another調でした。

まだ考え中だけどXVが終わったら書いて欲しいって思うもの。

  • やっぱりXVの後日談ショッ!
  • 並行世界のヤンデレ……見たいだろ?
  • 小日向未来を堕としたい(調編)
  • 俺とペットのワンニャン物語(並行)
  • 書くかどうか未定だがR-18……
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