本当ならメノ戦終了まで行きたかったですが…時間が足りなかったキリがいいところまで投稿します。
1月4日くらいに続きをこの話に入れますので、メノ戦はそれまでお待ちください
2015年1月4日 予定通りメノ戦を追加。これでハイダ工廠襲撃は完成です
ハイダ工廠。GAE重要生産拠点の一つであり、地上と地下に大規模な生産ラインが持ち、凄まじい生産力を持っている。
そのハイダ工廠上空にレイヴンを搭載した輸送機の姿があった。
《ハイダ工廠上空に到達!レイヴン射出します!》
「了解。アレックス・オルフェウス出る!」
固定されていたカタパルトが開放され、輸送機からレイヴンが射出され、降下を始める。
一方、レイヴンの降下を察知したハイダ工廠の防衛設備は一斉に動きだし、ミサイルを一斉射する。
「来たか…」
防衛設備のミサイル迎撃に気付いたアレックスはQBでミサイルを回避し、回避できない物はライフルで迎撃。それをやりながら降下を続ける。
高度が下がるにつれ、防衛設備の迎撃も激しくなるが、アレックスは致命弾だけを的確に回避。それ以外はPAで受け止める。そして、OGOTOを展開し、発射。
放たれたグレネード弾は工廠の屋根に命中し、起爆。屋根は吹き飛び、大きな穴が開く。
それを確認したアレックスはOBを起動。一気に加速し、先程開けた穴からハイダ工廠に侵入する。
「ハイダ工廠内部侵入に成功」
《こちらでも確認しました。目標である大型機動兵器は地下にあります。現在地ら直進すれば地下に続く大型リフトがあります。そこから地下に侵入してください》
「了解」
《既に防衛部隊が動き出しています。出来る限り急いでください》
アレックスは再度、OBを起動させ、一気に加速。警報が鳴り響くハイダ工廠を突き進む。
《来たぞ!アナトリアの傭兵!》
《リフトに入れさせるな!ここで止めろ》
そして、地下に続くリフトが見えて来たが、その前には2機のACノーマルが立ち塞ぎ、レイヴンに向かってスナイパーライフルを連射する。
また、リフト前にあるゲートもゆっくりと閉まっていく。
「悪いが先を急いでいるんだ。手短に行くぞ」
アレックスは攻撃を回避しつつ、片方のACノーマルにAZANを撃ち込み、その弾は全てコアに命中。無論パイロットは死亡し、ACノーマルを無力化する。もう1機はすれ違いざまにレーザブレードで切り捨て、そのまま、閉まりかかっているゲートに滑り込み、リフトに飛び降り、地下へと向かう。
《目標の大型機動兵器は全部で3つあります。全て破壊してください》
「了解」
そのまま、下に向かって行き、地下に到達。しかし、リフトのゲートは当然閉まっていた。
そこで、アレックスはレーザブレードを展開し、ゲートに突き刺す。高出力のレーザブレードはいとも容易くゲートを貫通し、そのまま切断する。
《来たぞ!撃て!》
《ありったけの弾を撃ち込め!PAさせ消滅させれば、通常兵器でも攻撃は通る!》
もちろん、ゲートの先には敵の待ち伏せ部隊が展開しており、レイヴンの姿を確認して直ぐに攻撃を開始。それらの攻撃は全てPAで塞がれるが、徐々にPAが減少していき、このままで行けばPAは消滅するだろう。
「こんな狭い通路では真面に回避も出来ないが…だが」
地下の通路は狭く、ネクストの機動力をでるサイドQBがほぼ封じられた状態である。しかし、アレックスは慌てずにOGOTOを展開し、発射。
グレネード弾は敵の中心に弾着し、爆発する。再度いうが、ここは狭い通路。こんな所で爆発を起こせば、爆発エネルギーは広範囲には広がらず、広い場所より威力が上がる。
待ち伏せしていた敵部隊の戦車は簡単に吹き飛び、ACノーマルはシールドを構えて必死で爆風に耐える。
《クソ!やってくれr―――…》
その隙を突き、アレックスは片方のACノーマルのコアにライフルの弾を撃ち込み、無力化。そのまま、連続でメインQBを噴かし、もう片方のACノーマルを先程と同じようにすれ違いざまに、レーザブレードで切断。前へと進む。
《最初の目標は次の分かれ道で左に行ってください。そのまま直進。しばらくすると、再び分かれ道があります。そこは右に行ってください。そうすれば、目標に辿り着きます》
「了解!」
フィオナの指示通りに移動を開始。途中、守備隊が攻撃してきたが、アレックスはそれらを無力化し、突き進む。
本来であれば、OBで一気に突破したい所であるが、この狭い通路では回避はほぼ不可能であり、PAで防ぐしかない。
そのため、下手にOBを使用して、PAが消滅させるとかなり危険であるため、連続QBで移動することにして。
「これは…」
敵を排除しながら、フィオナの指示通り移動したら広い場所に出た。そして、アレックスの目に入ったのはアナトリアを襲った大型機動兵器が小さいと感じる程、巨大な大型機動兵器の姿があった。
《これが目標…大きい》
レイヴンから送られてくるリアルタイムに送られてくる映像を見ているフィオナはあまりにも大きすぎる大型機動兵器に言葉を失いそうになる。
「破壊するのにひと手間掛かるな…とっ!」
大型機動兵器を見ていたアレックスであったが、こちらに接近してくるミサイルに気付き、QBで回避。
そして、ミサイルが来た方向を見ると2機のACノーマルと3機のタンク型MTの姿があった。
《くそ!もうここまで来たのか!》
《何としてでも止めろ》
ACノーマルとMTはレイヴンに攻撃を開始。ありったけの弾をレイヴンに撃ち込む。
しかし、ここは狭い通路ではなく、広い場所。そのため、サイドQBも可能。
アレックスはすぐさま、連続QBで攻撃を回避し、メインブースターでジャンプ。上からR-100とAZANでMTを破壊。そのまま、OBを起動。一気に大型機動兵器に接近。レーザーブレードを展開し、大型機動兵器を上から切り裂く。そして、切り裂かれた所から爆発が始まり、それは大型機動兵器全体に広がって行く。
「これは危ないな」
アレックスは危機感を感じ、OBをしながらQT。機体は急減速しながら、180度反転。そして、再びOBの出力で再加速。
アレックスにかなりのGが掛かるが、それを耐え、残った2機のACノーマルは無視し、一気に部屋から離れる。
そして、暫くして大きな爆発音とともに施設内が揺れる。
「あんだけ大きいと爆発も派手だな」
アレックスはかつてない程の爆発に少し驚いたが、直ぐに次の目標に向かう。
《B-1で建造中のアレがやられました!》
《こちら、A-3!こっちにもネクストを確認!マズイ!総員退避!いs―――…》
《ネクスト2機同時投入だと…本社の奴ら潰す気か》
移動中、再び爆発音と共に施設内が揺れる。それは、先程とは違い少し離れた所で起きたらしく、爆発音と揺れが小さかった。
「今の揺れはAエリアのGA部隊か」
《そうみたいです。我々も急ぎましょう》
既にGA部隊も突撃しているらしく、先程の爆発音はGA側が大型機動兵器を破壊しただろう。
となるとこちらも急がないといかない。
例の依頼のためにも。
アレックスはそう思い、次の目標に急ぐ。
「見えた。二つ目の目標」
そして、目標がある広い建造エリアに突入。先程と一緒で大型機動兵器とそれを護衛するACノーマルとMTの姿があった。
《来たぞ!レイヴンだ!》
《これ以上やらせるな!撃て!》
レイヴンを確認したGAE防衛部隊は一斉に攻撃を開始する。
「悪いがお前らに構っている暇がない」
アレックスは攻撃を全て回避し、OGOTOを展開し、発射。
グレネードは防衛部隊の手前で爆発し、爆炎が防衛部隊の視界を塞ぐ。
《クソ!視界が…しまった!》
その隙を突き、アレックスはOBで一気に防衛部隊を突破。先程と同じやり方でレーザブレードで大型機動兵器を切り裂き、すぐさま、QT。建造エリアから離れる。
そして、数秒後。大きな爆発音とともに施設内が揺れた。
《目標の破壊を確認。残り1つです》
「了解…向こうそれなりにやるようだな」
また、爆発音が聞こえ、施設内が揺れる。どうやら、GA部隊も順調に破壊しているらしい。
「こちらも急ぐか。…フィオナ。最後の目標の指示を頼む」
アレックスは、フィオナの指示の下で最後の目標があるエリアに向かう。
《来たぞ!何としてでも止めろ!》
《撃破しなくてもいい!アレの動力部を取り出すまで足止めすればいい!》
しかし、GAEも必死である。最後の目標に向かう通路に集めるだけの戦力を全て投入。レイヴンを止めるため、ありったけの弾を撃ち込む。
しかし、それらの弾がレイヴンに命中コースだとしてもPAで全て受け止める。だが、PAも無敵ではない。徐々にPAが減少していく。
しかし、アレックスは冷静であった。
「戦力を密集しすぎたな」
そう言いながら、困った時のOGOTOを発射。グレネードは敵の中心に弾着。爆発を起こし、爆風で戦車と小型砲台が全て吹き飛び、ACノーマルも大型シールドを構え、爆風を耐える。
さらに、爆炎に彼らの視界も塞ぐ。
《視界が…何処だ!何処にいr―――…》
《どうしt…なぁ!貴様良くm―――…》
アレックスは爆炎の中を突っ切り、レーザブレードでACノーマルコアに付き刺し、無力化。それに気付いた、もう1機のACノーマルがライフルを構えるが、その前にAZANでもう1機のACノーマルのコアを撃ち抜き、爆発する。
「次」
そこから、アレックスは前方にいるACノーマルにワイヤーを射出。ワイヤーはACノーマルのコアに深く突き刺さる。それを確認したアレックスは思いっきりQT。
ワイヤーに引っ張られたACノーマルはその隣にいたACノーマルにぶつかり、そのまま壁へとぶつかる。その時の衝撃でパイロットは気絶したらしく、2機とも動かなくなる。
「よし、一気に行く」
敵防衛部隊を撃破し、一気に目標がある建造エリアに向かう。そして、最後の目標がある建造エリアに到着する。
「捉えた。あれは…」
最後の目標を捉えた大型機動兵器を捉えたアレックスであったが、それとは別の方に気を取られた。
それは大型機動兵器下部に作業をしているACノーマルの姿があった。
《もう来たのか!くっ!作業急げ!レイヴンは俺たちが足止めする!》
《了解!》
大型機動兵器前方にいるMTからミサイルが発射され、レイヴンに向かって行く。
アレックスはすぐさま、QBで回避機動を取りつつ、ミサイルを迎撃する。それをやりながら、アレックスは先程見た、作業中のACノーマルのことを考える。
「(おそらく、動力部の取り出し作業だな。あれだけ大きい兵器を動かす動力部だ。動力部だけでも価値は十分ある)」
アレックスはそう考え、R-100とAZANで2機のMTを破壊。そして、OBで一気に作業中のACノーマルに接近し、片方のACノーマルをレーザブレードで両断。もう1機はAZANで破壊する。
そして、そこから上を見上げると大型機動兵器の動力部らしき物が丸見えあった。
「さて、仕上げた」
アレックスは動力部にR-100とAZANのありったけの弾を撃ち込み、速やかにOBで離脱する。
そして、数秒後。大きな爆発音が2回聞こえ、施設内が揺れた。どうあや、同じタイミングでGA側も破壊したらしい。
《全目標の破壊を確認。作戦成功です。帰還してください》
「…了解」
全目標の破壊を確認したアレックスは来た道を戻り、帰還のコースを取る。これで、依頼は終わった。フィオナがそう思い、気を抜こうとした時、レーダーに新たな反応を捉えた。
《えっ!待ってください!ネクスト反応急速接近!このタイミングでアクアビット…》
「そう簡単に終わらせてくれないか」
突然のネクスト襲来に混乱するフィオナに対し、アレックスは冷静であった。彼は直ぐに機体状態、弾薬を確認。そして、ネクスト戦やれると判断。直ぐに戦闘態勢に入る。
「フィオナ。ネクストは何処から来る?」
《正面からです!接…まで…り…秒……これ……E…M―――…》
「これは…ECMか」
フィオナからの通信が突然切れた。何が起きたのか調べてみるとECM濃度が急上昇していた。
どうやら、ここら一帯に高濃度のECMが展開されたらしい。
「まぁいい。やることはやるさ」
そう言い、正面から飛来してきた大型ミサイルを迎撃。大きな爆発を起こし、爆炎でアレックスの視界を塞ぐ。
「くっ…」
爆炎の中から無数の弾が飛び出して来た。アレックスは急いでバックQBで後ろに下がり、通路に右に曲がり、隠れる。
しかし、ありったけの弾を数秒で大量に喰らい、PAは完全に消滅。機体にもダメージが入る。
「さすが、GAの最高戦力か」
アレックスは身を隠しながら、通路を見る。
その先には本来味方である筈のGAのオリジナルリンクスメノ・ルーが駆るネクスト「プリミティ・ブライト」の姿があった。
「おっと!」
顔を見せただけでガトリングを放ってきたため急いで顔を引っ込める・
「ここで戦うのは無理だな」
プリミティ・ブライトは重量二脚の重装備高火力タイプの機体。この狭い通路では軽量二脚の機動特化では勝てる要素がない。どうにかして、広い場所である建造エリアに向かいたい所であるが。
「かっと言っても背中を見せる訳にはいかない」
先程の建造エリアに戻ればいいが、その場合は後ろからガトリング、バズーカ、大型ミサイルが浴びされる。そのため、動きたくても動けない状態であった。
「さて、どうするか…あれは…」
ここからどうやって移動するか考えていたアレックスにある物が目に入った。それは、先程自分が壁にぶつけたACノーマルであった。
コアにあるコックピットハッチは開いており、パイロットは脱出したらしい。
「これは使えるな」
そう思ったアレックスは残っていたワイヤー2発を1発ずつACノーマルに付き刺し、しっかりと固定する。
「行くぞ」
アレックスはPA再展開と同時にOBを起動。移動を開始する。
もちろん、背を見せたプリミティ・ブライトは逃がす筈もなく、ガトリングとバズーカを撃ち込み、レイヴンに命中…しなかった。
ワイヤーを付き刺したACノーマルが引っ張られ、レイヴンとプリミティ・ブライトの間に入り、バズーカとガトリングを受け止める。
「うまくいったな」
うまく、ACノーマルが盾変わりになったことを確認したアレックスはワイヤーをパージ。OBと二段QBで一気に加速し、建造エリアに到着する
「さぁ、反撃タイムだ」
アレックスはそう言い、建造エリアに入って来たプリミティ・ブライトを見るのであった。
GAの最高戦力であるメノ・ルーは目の前の敵に苦戦していた。
だが、彼女の作戦にこの敵と戦うことは入っていなかった。
そもそも、今回の作戦は反逆したGAEが建造している大型機動兵器の破壊であった。作戦は順調に進み、予定通り大型機動兵器を全て破壊した。
しかし、ここでトラブルが起きた。別エリアで大型機動兵器を破壊していた部隊がネクストの襲撃されれ全滅したと言う連絡が入り、メノ・ルーにネクスト撃破に向かわせることにした。
メノは敵はネクストはGAEのオリジナルリンクス、ミセス・テレジアが駆るネクスト、カリオンと思っていた。しかし、そこにいたのはネクストカリオンではなく、GAの支援を受けているコロニーアナトリア所属リンクス。アレックス・オルフェウス。ネクスト、レイヴンであった。
最初は困惑したメノであったが、良く考えたら彼は傭兵。金さえあればすぐに裏切るだと。そう考えたメノは戦闘を開始した。幸いここは狭い通路。そして、相手は機動特化の軽量二脚。それに対し、こちらは重量二脚の火力特化。どう見ても、メノが有利であった。
そう途中までは。
レイヴンは場所を変えるため、移動を開始。もちろんん、メノは逃がす筈も無く、ガトリングとバズーカを撃って撃破しうよとしたが、ACノーマル2機が突然、その間に入り、弾が全て塞がれてしまう。
そして、レイヴンは一気に加速し、距離が離れてしまう。慌てて、メノはOBを起動させ、追撃に入るが、相手は機動特化の軽量二脚。そう簡単に追いつく筈がない。そして、やっと追いついた時には広い場所である、建造エリアであった。
「誘い込まれた」
メノはそう思った。これだけ広い場所であれば、レイヴンの機動特化軽量二脚が有利である。それでも、メノは戦わないといかない。上からの命令は絶体。何としてでも撃破しないといかない。
「(ここで死ねわけにはいかない。死んだらあの人が悲しむから)」
また、メノ自身もここで死ね訳にはいかなかった。生きてあの人の下に戻らないといけないからである。
そして、メノは覚悟を決め、レイヴンにロックオン。ガトリングを撃ちながら、大型ミサイルを発射する。相性が悪いとはいえ、相手は軽量機。こちらの攻撃が当たれば即致命弾になる。
しかし、それはレイヴンも十分わかっている。レイヴンはガトリングを回避しながら、大型ミサイルを迎撃する。
「やっぱり、一筋縄ではいけない…キャ!」
レイヴンは攻撃を回避しながらR-100とAZANで反撃を開始。メノは回避しようとしたが、何発かはPAを貫通。機体に被弾する。だが、プリミティ・ブライトは実弾防衛力が高いGA製のGAN01-SS機体構成。そのため、ダメージはかなり少ない。
「強い…」
こちらの攻撃を避けつつ、的確に攻撃を当ててくるレイヴンにそう思った。
「でも負ける訳にはいかない」
メノは連動ミサイルを起動。レイヴンにロックオンし、大型ミサイル発射すると同時に連動ミサイルも自動的に発射される。
合計8発のミサイルをレイヴンを追尾する。
レイヴンは回避機動を取りつつ、ミサイルを迎撃。大型ミサイルも迎撃され、レイヴンは爆煙に包まれ、メノの視界からレイヴンが消える。
「どこから…!」
レイヴンがどのタイミングでしか変えて来るのか警戒しつつ、爆煙を見つめる。するとOB音と共にレイヴンが爆煙から飛び出してくる。さらに、二段QBで加速し、プリミティ・ブライトの真上を通り過ごす。
「後ろに回り込む気!」
レイヴンがその後、QTで後ろに回り込むことを読み、急いでQTで180度旋回する。しかし、既にレイヴンはQTで後ろに回り込み、レーザーブレードを展開し、こちらを切りに掛かって来ていた。
「くっ!」
今からバックQBで下がっても間に合わないと判断した、メノはバズーカをパージ。収納されてたネクスト用実体剣叢雲を取り出し、レーザブレードを受け止める。普通の実体剣であれば、この時点で折れているが、プリミティ・ブライトに収納されていた実体剣は有澤製実体剣MURAKUMOをさらに強化した実体剣叢雲であり、その強度は月光させも受け止めることができる。
「これで」
メノは高いAMS適性を活かし、レイヴンに蹴りを入れようとするが、その前にレイヴンはバックQBで回避する。しかし、メノはすぐさま、ガトリングを撃ち込み、レイヴンにいくつかの命中弾を与える。
「(あの人の言うとおり、接近戦ある程度出来るようにしておいて正解だったわ)」
本来メノが収納していたのはハンドガンであったが、ある人の言葉を受け実体ブレードに変えていた。
そのお蔭で先程の一撃を食い止めることができた。これが、ハンドガンのままであったらやられていただろう。
先程の一撃を外し、しかも反撃を喰らったレイヴンは一旦距離を取ってR-100でプリミティ・ブライトを牽制する。
メノはQBで回避機動を取りつつ、ガトリングで牽制する。その途中彼女はある違和感を違和感感じた。
「レイヴンの挙動が軽くなっている?」
レイヴンの挙動が先程よりも軽くなっているのだ。
一体どうして?
メノがそう思った時はあることに気付く。
「OGOTOがパージされている…」
レイヴンに装備されているOGOTOがパージされていることに。
重い。OGOTOをパージすることによって機体の挙動が軽くなっただろう。
「あの時にパージしたのね…でも、どうして?」
おそらく、大型ミサイルを迎撃した時にOGOTOをパージしたのだろう。しかし、何故パージしたのか。
レイヴンの手持ちの武装で確実にダメージを与えることができるのはレーザブレードとOGOTOのみ。
それに、弾速が遅いOGOTOとは言え、機動力が低い重量二脚なら当てることも出来なくない。
それに、OGOTOをパージしなくても十分回避できていた。
一体どうして?
メノがそう思った時足元に何かがあった。
「えっ、OGOTO…しまった!」
足元に当たったのはOGOTOだった。そして、レイヴンのAZANの銃口はプリミティ・ブライトではなく、OGOTOに向けられていた。
メノはレイヴンが何をするのかを理解し、その場から離れようとしたが、その前にレイヴンが発砲。
放たれた弾はOGOTOに命中。中に残っていた、グレネードが一気に起爆。大爆発を起こす。
「キャァァァ―!」
その大爆発にもろに巻き込まれたプリミティ・ブライトはバランスを崩す。さらに、爆煙によってメノの視界を塞ぐ。
「…嘘…だよね」
メノがどうにかして機体のバランスを立て直した同時に、レイヴンは爆煙から飛び出し、プリミティ・ブライトの目の前に姿を現す。もちろん、レーザブレードを展開して。
「(ごめんなさい。あなた)」
メノは最愛の夫の事を思いながら、目を閉じるのであった。
「敵ネクスト撃破。作戦成功」
アレックスはそう言いながらプリミティ・ブライトのコアを見ていた。コアは内部から爆発しており、誰がどう見てもリンクスは死んだだと思うだろう。
《ア…クス…ん…アレックスさん!応答して下さ!》
「フィオナ。聞こえている」
どうやら、ECMも解除されたらしくフィオナとの通信が回復。それと同時にレイヴンから送られてくるリアルタイムの映像を見たフィオナは驚く。
《えっ!これはGA社のプリミティ・ブライト!?どうして…》
「わからん。だが、攻撃してきたため、やむ得ず撃破した」
アレックスの言葉を聞いたフィオナはますます混乱した。何故味方の筈であるプリミティ・ブライトがレイヴンに攻撃を仕掛けたのか
《一体どういゆうことかしら…これは》
「…とりあえず帰還する。フィオナ、輸送機を頼む」
《了解です》