三池……不問。男として演じる場合は一人称変更推奨。
あらすじ。
放課後他クラスの女子生徒に呼び出された三池。
手紙を押し付けるように渡され、『じゅんくん』に渡して。とだけ告げると彼女は走り去ってしまう。
しかし三池には『じゅんくん』に当たる人物に心当たりがなく……?
三池
「……受け取ってしまった。『じゅんくん』に渡してって言うなり光の速さで行っちゃった。んー、リボン緑だったから同じ1年生だと思うんだけど……ダメだ自分の学年の女子なのに名前と顔が一致しない」
「そもそも『じゅんくん』イズ 誰……」
一ノ瀬
「ミーケっ」
三池
「わ、ノセ」
一ノ瀬
「呼び出し済んだみたいだから来ちゃった。終わった?」
三池
「うん、終わった終わった。待たせてごめんね、ん?いや、そんな待たせてないよね。まだ3分も経ってないけど、どしたの。なんかあった?」
一ノ瀬
『いんや。(咳払い)……はやく三池くんにぃ会いたくてぇ(裏声で)』
三池
「寂しんぼか。はいはい待たせて悪かったね、ハニー」
一ノ瀬
「ダーリン
三池
「可愛くないチェンジで」
一ノ瀬
「おっと残念振られちった。……んで、何の呼び出しだった? あれC組の子でしょ、告白でもされた?」
三池
「まさか。ノセは記憶力いいねぇ。私パッと思い出せなかったよ」
一ノ瀬
「まぁね。可愛い子の名前は覚えてるよ。胸が大きいよね彼女」
三池
「なるほど最低だ」
一ノ瀬
「まぁ冗談だけど、思い出せもしなかったミケよりかマシだね」
三池
「うっ、ごもっとも」
一ノ瀬
「ミケそんで結局なに言われたの」
三池
「あぁそうそう。『じゅんくん』に渡してくれって手紙を預かったんだよ。私に頼んだってことはうちのクラスにいるんだと思うんだけどさ……基本苗字でしか呼ばないから男子の名前ほぼ知らないんだよね」
一ノ瀬
「ふーん。つまりミケからすると、知らん人から知らん人宛ての手紙を預かったと」
三池
「まぁ……そうなるね。なんで私に頼んだのかな。(ハッとして)やっぱり話しかけ易いのかなぁ。優しげな雰囲気というか紳士的な?オーラがあるのかなぁ!! うんうん、私あの高嶺の桃花ちゃんとも親しいし??」
一ノ瀬
「紳士的ねぇ……普通にナメられてんじゃねぇの」
三池
「言うなよ!!夢を見せてくれたっていいじゃんか!!!桃花ちゃんと仲良しなのはほんとだし!!」
一ノ瀬
「ま、単純にお前と『じゅんくん』が親しい奴だから、頼んだんだろ」
三池
「なるほど。私が渡しやすい相手……席近いのかな。高山の下の名前なんだっけ」
一ノ瀬
「つばさ」
三池
「隣じゃないなら前後か……
一ノ瀬
「ざぁんねん……クラス名簿でも見に行く?」
三池
「あぁ! そんなのあったね、今日のノセ冴えてる」
一ノ瀬
「ばっか、俺はいつだって冴えてるだろうが」
三池
「あはは、そうでした。失敬失敬。さて、じゅん、じゅん……おっラッキーすぐあるじゃん。いちのせ、じゅん……」
一ノ瀬
「はーい。なぁに、葵」
三池
「お前かよジュンくん!!」
一ノ瀬
「そーだよ、ミケってば全然俺の名前覚えてなかったんだね」
三池
「いやごめんて、すっかり失念してた……そうじゃん、ノセは名前じゃないよ。ノセって呼びすぎて麻痺してたわ。はいどうぞ、お手紙ですよー」
一ノ瀬
「はいどうも。そのくせ四海や
三池
「ごめんて。拗ねないでよ」
一ノ瀬
「……」
三池
「ノセぇ、悪かったってぇ……もう覚えたよ忘れないから許してよ、ジュン」
一ノ瀬
「もう一声」(別に拗ねてないことがわかる声で)
三池
「もう一声。なるほど、精一杯ご機嫌取りさせていただきますよ。……うん? でも謝罪にもう一声って何? えっと……わたくしめが悪うございました。どうかお許しくださいジュン様」
一ノ瀬
「もっと可愛く」
三池
「かぁいくですか。ん"んん……ごめんね、じゅんくん。許して欲しいなぁ」
一ノ瀬
「もっと猫っぽく」
三池
「猫ぉ?あはは仰せのままに。ごめんにゃさい、ご主人様ぁ。許してにゃん」
一ノ瀬
「にゃんでもしてくれますか」
三池
「にゃんでもしましょう」
一ノ瀬
「許しましょう」
三池
「ありがとうございます」
一ノ瀬
「なぁに聞いてもらおうかなぁ」
三池
「お手柔らかに頼みます」
一ノ瀬
「じゃ、今度駅前のモールにできるお化け屋敷行こうなぁ」
三池
「チェンジで!!」(悔い気味に)
一ノ瀬
「あはは。却下しまぁす」
三池
「横暴だぁ」
一ノ瀬
「楽しみにしてるねダーリン」(裏声)
三池
「ダーリンにもうちっと優しくしてよハニー……」