モンハンの世界に来たけど思っていたのと違う!?   作:暇人のお話

1 / 2
初めまして。暇人のお話です(以下暇人)。
様々な作品を読んでいるうちにだんだん書きたくなってみたので始めました。
文章やタグなどつたないことが多いと思いますが、これからよろしくお願いします。


00プロローグ

突然だが異世界に来た。

憑依か転生か知らんが取りあえず転生としておこう。一応死んだような感じはなんとなく感じているからな。神様に会った記憶は無いけどねw。

しかし死んで異世界転生とか…最近ありきたりすぎてつまんねーと思うだろうがしてしまったものはしょうが無い。

気持ちを切り替えて異世界チートというものを楽しもうではないか。(下素顔)

まずは自分の確認。

 

前世の名前は霧島大和、大学2年生19歳で陰キャ。

陰キャっていっても普通に友達はいたからな!(迫真)

※ただし彼女はいない(´・ω・`)

ゲームはモンハンをはじめに色々楽しくわいわいやってたな~

 

次に現状確認。この二つマジ大事。テストに出るよ!(嘘)

俺が来た世界はモンスターハンターの世界。そう。モンハンの世界だ(多分な)。

モンハンを知らない人にこのゲームを簡単に説明するとモンスターなハンターがモンスターを駆逐するゲームだ。(え?違うって?いいんだよ感じ方は人それぞれだから。)

 

「知ってる作品でよかったー!!」

生まれて間もないであろう体では他から見たら泣いているだけだが取りあえず叫んでみた。

何で分かったかだって?とりあえず目が開いたから周りを見てみたらプギーがいたからだ。

もし他作品にもプギーなどがいたらどうしようもないので諦める。(合掌)

 

というもののこれで知らない作品とか全く意味の分かんねー世界に送られても生きていける気はしないからまずは安心。といっても前世の俺はモンハン4Gまでをプレイ済みだがG3までしかやってない雑魚だがそれでも知っているだけましだ。まあ、X以降だったら無難に生きよう。モンハンの世界ならハンターというか人の体そのものがチートだからなんとかなるだろ知らんけど。そして赤ちゃんの生活。正直母親めっちゃ美人でいい人だった。前世のお母さんも母性の塊のような人だったが今世のお母さんは例えるならガン○ム00のお姫様みたいな人だった。決まりとかには厳しいけどとても優しい人だ。…しかし純粋(?) な大学生に赤ちゃん生活は辛い。特にご飯とトイレ…察してくれ(泣)。

 

さて、この世界に来てはや十年。大体分かってきたことがある。

まず俺が住んでいる地域は家に地図があったのでドンドルマとかがある大陸、よく「旧大陸」と呼ばれていること大陸であることが分かった。しかしなぜかすごい小さく見えたのは気のせいだろうか?ちなみに住んでいる村は名前もないくらい小さな村で皆は村の真ん中に一本の大きな木があるから大樹の村なんて呼んでいた。ちなみにこの近くの村ならそれで通じるらしい。貿易とかの時はどうするのだろうね?そして家族構成。俺の父親は他界していて生前行商人をしていたそうだ。しかしそれ以外のことはあまり教えてくれなかった。母親は女手一つで俺を育てながら昼は畑作業、夜は村唯一の酒場で働いていたからちょくちょく体を壊しがちで俺はかなり心配している。子どもだから出来ることは少ないが出来る限りは頑張るがやはり子どもでは危ないと言われて出来ることが限られてくるから悔しい。いつか楽させてあげたいなぁ。

次にこの村の大きさ。人口二十人もいない。あり得ないくらい小さい村だった。まあ、ポッケ村とかゲームだと十人いるかいないかだったから普通なのかと思っていたがどうやら小さいらしい。普通は四十人以上いるのだとか。

ちなみにこの村にハンターはいなかった。というよりもハンターという概念すらなかったということが分かった。なぜなら、

「ねえ、この村にハンターっていないの?」

村長に届け物を届けるついでに聞いてみたら…

「はんたあ? なんじゃそれは?」

「モンスターを狩ったり捕獲したりして働く人だよ?本当に知らないの?!」

「あ~そりゃおめえ冒険者だな」

「冒険者?」

え?冒険者?モンハンの世界じゃないのか?

「おうよ。って言っても狩るモンスターなんてアプトノスとかケルビの草食動物だけでたまーにランポスとか追い払うくらいで基本は薬草を採ってきたり肉とったりして飯食っている連中だな。」

「マジか…」

知ってるモンスターだったからモンハンの世界は確定したけど…

え~ハンターいないのか…てかそもそも冒険者ってなんか別の異世界転生みたいだな。

「言っておくがありゃ誰でもなることは出来るが新米の生存率は1割いりゃあいい方だ。モンスターが出るところはある程度限られているが逆に言えばそこにたくさんいるから危険なんだよ。わしらとしては食い物流してくれるのはありがたいが無茶はせんで欲しいもんだなぁ。」

「うん…ありがとう村長。」

「気にすることはねえ。いつでも聞きに来い。ほれ、さっさとかえんな。母ちゃん心配してっぞ。」

「ありがとー村長。また来るねー」

その後は現実を整理しつつ村長の家から出て村長が見えなくなるまで手を振って帰路についた。その時の俺は若干元気がなかったことは誰も分からなかった。

 

~自宅~

村長の家を出たあとハンターがいないことのショックでぼーっとしながら家に帰宅した。

「ただいまー」

「お帰り。遅かったねえ。村長さんと何話していたんだい?ご飯出来とるよ。」

「ごめんなさい。冒険者について話聞いていたんだ」

「っつ…」

お母さんの動きが急に止まった。

「?どうしたの?」

「あんた冒険者になりたいの?」

「うん。なりたい!」

「ダメよ」

とても悲しく、それでいてかなりの怒気を含んだ声でそう言った。

「え?」

「あなたには絶対になって欲しくない。冒険者だけは絶対に」

「ちょっと、理由くらい聞いてよ」

「ダメよ。これだけはお母さんゆずれないわ」

そう言うと台所に戻ってしまった。

初めてだった。お母さんがこんなに強く反対したのは。勿論前世の記憶が残っているため普通の子どもより怒られなくてむしろ前世の感覚で危険なことをして怒られたけど何の理由も聞かずに怒ったことはなかった。俺は初めてのことでただ呆然と立ち尽くすことしか出来なかった。そしてこの時深く理由を追及することを止めたことを後悔することになるとは思わなかった。その後は普通だった。普通にご飯を食べて体を拭いて寝た(お風呂なんて無いからね)。今までで一番会話が少なかった。

 

それから三年間、少し会話が減ったことを除いて何も変わらない生活だった。冒険者について聞こうとしたがそのたびに悲しい顔をするようになったため最初の1年で聞くことを止めた。このことに関する仲直りもなぜか出来なかった。精神年齢が子どもになったからだろうか?そして俺はこの村がどこのどの国に属していたのかの確認を忘れていた。そう。この大樹の村はモンハンをやったことのある人なら大半が知っている国。シュレイド王国だったのだ。この村を。いや、この国を襲う悲劇のことをまだ誰も知らない。

 




いかがでしたでしょうか?
リアルでの生活具合によっては更新頻度を上げることがあるとは思いますが基本一月に1話か2話あげれたらいいと思っています。それでもよければよろしくお願いします。


次回 絶望と始まり  
一狩り行こうぜ!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。