「───の印で出来る忍術は何か、うずまき!」
「雷の国でーす」
どうもナルトちゃんです!真面目に勉強していたら怒られて廊下に立たされてます!!
可笑しくない? 私はちゃんと社会の勉強をしてQ.現在最も経済力のある国は何処か を答えたのにふざけるなだって。
つまり今ナルトちゃんが廊下に立たされてるのは自業自得だ... 全面的にワイが悪い......
ワイが悪い... せやから誠意を見せんと... 誠意を、誠意を・・・
「で、お前はイイヤ先生を殺そうとしたと」
「冤罪だってば! アタシはただ誠意を見せようととおにぎりを豪華にしただけなんだって!」
「誠意を見せようとして吐瀉物が喉に詰り窒息死寸前になったんだが」
「極度の青魚アレルギーなんですね初めて知りました」
「残念イイヤ先生は一昨日の居酒屋でニシンの酢漬けを食べていたぞ」
誠意を見せようとしたら殺人未遂の罪で空き教室で尋問されています。
本当に冤罪なんだ。おにぎりの中身をニシンの塩漬けに変えただけなんだ。なのにまさか吐瀉物の虹を描いくとは想像してなかったし虹の麓に行こうとするとは欠片も思わなかった。
てか結局イイヤ先生は何が原因で吐いたんだよ教えてくれ。
ヤバイな木の葉、想像の斜め上を常に行ってる。もうすぐで原作入ろうとしてるのに原作知識に信頼がおけなくなってきてる。窓ガラスから始まった疑心が滅茶苦茶育ってる...
多分波の国編が始まって原作通りに進んでも治安とか死ぬほど悪くなってて生きる屍みたいなのが道を行き交ってるんじゃなくてスラムみたいな感じで強盗殺人強姦詐欺麻薬栽培密売といった犯罪都市24時になってそう。
・・・世界レベルで治安悪いとかないよね?
「というわけで釈放だ」
「処分保留? 不起訴処分? どっちすか」
「不起訴処分だ。俺としてはお前があんな事をしないと分かっているが上は嫌疑不十分としての判断だから卒業試験まで大人しくしてろよな、ナルト」
「完全な冤罪だから嫌疑不十分もクソなんだけど... アタシも早く貧乏生活からおさらばしたいから卒業するよ、イルカ先生」
(てか台詞からして卒業したら暴れていいのかよ)
(俺の管轄じゃなくなるからな)
(コイツ直接脳内に)
イルカ先生が精神系能力者だという事実にビビり散らしながら教室から出たらめっちゃ教師達から睨まれた、まあ私の可愛い悪戯で離婚したり半殺しにされたり社会的信用を失いかけたりしてるから憎むよな!!
でも賭博で借金してる事を教えたり、結婚してるのに浮気したり、教育用クナイを舐めてる事を報告してるだけだから自業自得なんだよね。知らんけど。
こうアカデミー生活を振り返ってみると碌でも無い教師しかいねぇな。イルカ先生は廃棄されてるエロ本アタックで遊んでいたけど今じゃ冷静に破棄するし母親にはなれないが父親、いや兄代わりにはなれるぞと言われてな... もしかして母性とか父性に飢えていると思われてるのか?
いやでもよく考えれば最初からちゃんと接してくれる大人ってイルカ先生以外にいない...
勘違いされてるけどそう思い込んでも仕方ない環境になっているね!
そのまま振り返れば振り返るほどに原作とは違う友人関係。今後の影響はいったいどうなるの~~~?
次回 ナルトちゃんの冒険『卒業試験は分身の術』卒業試験の内容がそれってどう?
次回も~ お「ここにいたか」
人が折角楽しんでいたところで声をかけてきた空気の読めない奴の顔を見て私はため息を吐いた。
「なんの用だってばよサスケ」
空気の読めない奴──サスケは何食わぬ顔で私の横に来て、殺人未遂事件の事を尋ねてきた。
と言っても、コイツもイルカ先生と同じで私があんな事をやるわけないと理解している数少ない奴であり、友人の一人だ。
まあサスケとの馴れ初めはどこかでするよ。正直なんでコイツと友人なのかわかんないけど。
「イイヤ先生って死ぬほどニシンの塩漬け嫌いだったのかねー」
「シュールストレミングか?」
「いや普通の。火の国製のスーパーで置いてある奴、間違っても霧の国は使わないね、臭いでバレるから」
「なら運が悪かったな、人を殺せるぐらい」
「うるせーってばよ。てかなんで日も暮れてるのにアカデミーにいるんだよ、けーれ」
「お前を待ってたからだよ、晩飯代無いだろ」
のんびり夕焼け空が見える廊下を歩きながらだらだら喋る。こういったことはよくある。
最初はまあ普通の友人関係って奴だったけど最近は妙に距離が近い。まあ窓ガラスで貧乏だって知ったからだろうけど。
サスケはよくご飯を奢ってくれる。といってもあっちも給金で生活してるから家で食べるぐらいだけど食費がかなり抑えられるからありがたい。流石に川で罠張って魚を取り続ける生活もイヤだ、文明社会で生きているんだからそれ相応の生活を送らせろー!!(デモ)
なので口では嫌がってもついていきますお家まで。これがツンデレって奴か。
「今日はトマトカレーを作ろうと思ってるが」
「サスケさんこの間もトマト使ってませんでしたか?」
「トマトが沢山あるからな」
「トマト農家ってレベルなんだが...」
「そういうお前は漁師なのかと思うぐらいに魚だな」
「毎日川で罠猟してるからねぇ」
「密漁の間違いでは?」
「おい犯罪者に仕立て上げるな一般市民」
軽いリュックを揺らしながら呑気に話をしていたのにサスケは足を止めた。
これは私のウッカリだ。サスケのNGワードを言ったから。
「・・・そうだな、まだ一般市民だ」
忌々しそうに呟く。
ほっといても数分経てば何も無かったように動き始めるけどこんな状態のサスケを放っておくほどに落ちぶれた存在じゃないから肩に腕を回して軽く頭突きをする。
「今月中にはアカデミー卒業して下忍になるんだから'そうだな、まだ一般市民'じゃなくて'もうすぐで忍になる'でしょう?」
少しばかり眼を細め、ニヤリと笑いながら言ってやるとサスケは鼻で笑った。
え、なんで笑うの?
「確かにな、でも殺人未遂の罪で疑われてるお前はなれるのか?」
オイゴラァ!それは冤罪だって何度言えばいいんだよクソが!!!
ムカついたから思いっきり頭突きしてやったのにピタゴラ体操で避けられました。
ふざけんな! 頭を下げるな!!なにがあら危ない、頭を下げれば大丈夫だよばーーーか!!!!!
────
うちは産の大振りのトマトにかぶりつく。
肉厚な果肉はしっかりとした歯ごたえで食べ応えがあり一つでも十分。
反射的に顔を顰めるぐらいに酸っぱいジェルのような部分をこぼさないように啜る。
「すっっっっっぱい! けどこれが美味しい!!」
むしゃむしゃとトマトを食べる私を見ながらトマトカレーを食べるピタゴラ体操式回避術の伝道者のサスケさんは持っていけとプレゼントしてくれました。やったぜ!
ナルトちゃんは嫌われ者だからスーパー等の企業が展開する店ならちゃんと買えるけど商店街でやっている個人や家族経営のお店では買えないのだ。買えたとしても質が悪い、まあマシになったのだが。
体が資本の忍になるのだったらそれなりに食事に気を回さないといけない。だから無料で新鮮な野菜を提供してくれるサスケは好きだ。気味悪いけど。
あと何気にトマトの酸味が好きだから嬉しい。トマトとレモン以外は積極的に食べようとしないけど。
「アカデミーの卒業試験の内容は知ってる? 分身の術なんだって」
「相変わらずどこでそういう情報を得るんだよ」
「イルカ先生経由、月に三回ぐらいご飯奢ってくれる時に」
「・・・どうせ一楽だろ」
「お、よく知ってるな。 あそこは味良し値段良し人柄良しだからおすすめだったばよー」
トマトカレーを頬張りながら会話する。トマトの酸味が上手い、そしてお肉はビーフ!君は高いから手が出せないんだよ。窓ガラスさえ無事なら君の手を取れるのに...
白いお米と赤みの強いカレーを緩く混ぜながら行儀悪く素手でサラダを食べる。キュウリを水っぽく無くてレタスのシャキシャキとした歯ごたえの邪魔をしない。ドレッシングをかけて食べたいと思ったけど手が汚れるからいいや。
「それで、卒業試験がどうしたんだ」
静かに食べて、綺麗に食べる。うちは当主の息子であるサスケはマナーが出来ている。
まあ当主を務める家の次男坊だからそういった躾は厳しくされてるだろう、何事も無ければイタチが次の当主になりサスケはその右腕として兄とともにうちはを導く道を歩いてただろうから。
だから、まあ何というか自分でも行儀の悪い食べ方をしてるのに怒りもしなければ文句も言わないのは何故だろうか。基本ではないから、たまに行儀悪く食べるだけだから。ちゃんと行儀良くできるから。
他人に無関心なのか、他人だからどうでもいいのか。一緒にご飯を食べているからこそ気になる。
まあ私がそんな細かいところを気にしてるのは相手が'うちはサスケ'だからなんだけど。
「アカデミーの卒業試験が分身の術について、どう思う?」
ピクリとだけサスケの眉が動いた。
「アタシは上の考えがまーったくわからないってばよ。だって分身の術なんていう'教育用'忍術なんていう基礎を習うための初歩みたいな物が卒業試験の内容なんて頭可笑しすぎだろ」
確かになと頷いた。
原作を読んでいた時は何にも思わなかったけど実際にアカデミーに通ってみるとアカデミーの卒業試験が分身の術っていうのはハッキリ言って頭が悪すぎる。
というのもアカデミーはいわば小学校で6歳の時に入学し12歳で卒業するシステムだ。戦力が求められる戦時中や生徒の能力が高い場合は特例として12歳で無くても卒業試験を受けられるのだがここは岸影様の初期設定の不備だろうが原作ではナルトは既に二回、卒業試験を受けていることになっている。
なぜ落ちこぼれのナルトが優秀なサスケやサクラを知り退けて先に卒業試験を受けれたかは謎だ。多分ナルトの落ちこぼれの印象を強める為だったのだろう。
話はズレたがアカデミーに入学してから最初の忍術を会得するまでには約四年掛かる、どういうことかというと10歳の時に初めて忍術を学ぶのだ。
それまでは走り込みや忍組手といった体育系と歴史や戦術といった知識系の二つを主な授業として学ぶ。忍具の扱いや初歩的な諜報術も、授業で学ぶ。学ぶことが沢山あるしまだ体が出来上がってないから10歳まで忍術を教えない、という方針だ。
しかし五大国随一といわれる火の国にある木の葉隠れの里はそんな悠長なことが出来る立場なのかと私は声を上げて言いたい。
「12年前の九尾襲来事件と4年前のうちは一族殺害事件、この二つの事件でどれだけ木の葉の戦力が無くなったのか。ハッキリ言って木の葉は目に見えて弱体化してるよ」
そう12年前には九尾を抑える為に名も無き上忍と中忍が命を落とし、若き火影である四代目とその夫人の命を持って九尾を封印した痛ましい事件。これにより木の葉の戦力平均値が下がり里の運営が徐々に可笑しくなっていった。
そして4年前のうちは一族殺人事件により実行者であるうちはイタチとその弟で唯一の生き残りであるサスケを残し全滅。それによりうちはという貴重な火力の高い戦力が喪失し、一気に戦力は減り他里に対する重要な抑止力を失くしスパイ等の侵入を容易にさせた。
うちはは二代目の時から里の治安維持を任せられている警備部隊、つまり警察だ。
彼らは里のパトロールから仲裁、里の中で起きた不穏な事件の調査等を任せられていてスパイの摘発や現行犯逮捕等はしていた。
そう、していたのだ。
「里の戦力もそう、政治力もそう、警備の固さもそう、なーんもかんも質が悪くなってるのに補強しようとしない。これを可笑しいと言わずになにを可笑しいって言うんだってば」
何事にも引き継ぎは重要だ、上手くいかなければその後の仕事は全て滅茶苦茶で大変になる。
政治なんてそうだ、長が変われば政策も変わる。三代目は既に一度火影としての職務をしていたからなんとか表面上は保てているだろうがそれでも四代目死亡による引き継ぎで里内の政治バランスは崩壊してしまった。何と言っても相談役二人の発言権が強力になった事と暗部養成施設'根'の長であるダンゾウの政治介入の二つが。
ダンゾウの根は既に私設部隊と何ら変わらない。カカシ暗部編でその片鱗を三代目は既に把握しているが情とかで見過ごしているがあり得ない事だ。カカシという貴重な戦力を私欲で殺そうとしたのだ。ただでさえ弱体化している里をさらに弱体化させようなんてダンゾウの本来の目的と矛盾している。
相談役もそうだ。鳩派と鷹派がいるならせめて中立であるべきだが言動からして鷹派より、その上ろくな提案もしない。いくら二代目護衛部隊の仲だからといって客観的に人物を見ないと大変なことになる。
というか未来で確実にその大変な事になるしダンゾウの尻を拭かないといけない。
マジでナルトちゃんがやんなきゃいけないの? ヤダよ老害の介護なんて。
と心の中で好き勝手に言っていたら食べ終わったサスケさんがジト目で私を見つめてきました!
ヤダー! 言いたい事は口でいいなさーい!! まあわかるけど。
「お前、自分がなにを言ってるのか分かっているのか」
「当たり前だけど。でも本当のことなんだから仕方ないでしょ?」
視線が僅かに動く。私の背後、窓の方。
外に自分らを見張る奴がいる。その見張りは暗部ではなく、根の人間だ。
暗部の常時監視はアカデミー入学で終わったし、その後の監視は私にヘイトが集まっている時だけ。あれは保護の為の監視だ。
根の人間──ダンゾウの指示による監視は重要人物の行動把握を軸としている。
ダンゾウにとって九尾の人柱力とうちはの生き残りが一緒にいるのは年寄りの体に悪いからね。
体に悪いから私達の会話は全て報告される。サスケはそれを理解しているから心配する。
でも大丈夫なのだ。私の言葉は鷹派のダンゾウには心地良いものだから。
「・・・まあお前の言いたい事は解るな。せめて五大性質の内の一つを習得するぐらいが妥当だろ」
いやそれだと体術使いにチャンスが来ないよ。
あ? でもリーって忍術がダメだって言ってたけど下忍だから教育用忍術なら使えたって事だよね。
えーでもチャクラコントロールは出来ているから何で忍術の才能無いって言われたんだろう。
あれか下位互換だからか、ならしゃーないね!
最後の一口を食べ手を合わせて言う、ご馳走様でしたって。
汚れた食器をサスケに任せ、カーテンを開けて窓を開ける。
夜の冷たい空気が風が頬を撫でるのを感じながらサンダルを履いてサスケの方を見る。
「じゃあ帰るわ、サスケも窓ガラス割られるなよー」
さよならの言葉を伝えて足に力を込めて柵から飛ぶ。
美味しいご飯も食べれて、言いたい事も言えてよかったわ。
なにより夜の散歩は気持ちが良いから、監視が強化されると分かっていても行く。
でも下忍になれば監視はカカシ先生に移行するから気が楽になるな。
あーあ、卒業試験どうしようか。
原作通りに行くか、普通に合格するか。
◇◇◇◇◇
サスケはナルトが出ていった窓を閉めながら唇を噛みしめ、少量の血を流した。
その血は顎をつたいフローリングに落ちるがサスケは気にせずにカーテンを乱暴に閉める。
いつもこうだ。腕を伸ばせば掴める距離にナルトが三十分以上いるとやり場のない感情が暴れ少しでも発散しようと軽い自傷に走ったりする。
やり場のない感情を、何も知らない他人なら恋だと言うかもしれない。
だがそんな綺麗な憧れを盲目的に集めたようなものではない。
それは単純で幼稚、複雑で哲学的、好意であり憎しみ、幾つもの感情が一つになっているからこそやり場が無い。答えは無数にあり、出口は多数あり、それ故に一度で消化できる発散方法が無い。
「ナルト、お前の言いたいことは解る。卒業試験のことも、里の戦力のことも、政治のことも、事件のことも、お前の環境のことも、解っている」
「だけどオレはお前が何を見ているかわからない」
遠くにいたら、ナルトもサスケも多くの物を見る。
アカデミーに居たら多くの興味の無い生徒が視界の中に入り込む。
教材も、教師も、黒板に書かれる文字も、変わりゆく景色も、見てしまう。
だが近くにいたら違う。近くにいたら細かい情報が入り込む。
人を馬鹿にしたようなニヒルな笑みも、イヤそうに眉を顰める表情も、細く骨ばった指で前髪を短く切る動作も、何もかも見える。
なのにいつもだ。いつもいつも、見続ければ見つけてしまう。
「お前はいったい誰を見ているんだ」
自分では無い誰かを見ているナルトの藍い瞳を見つけてしまえば。
イルカ先生との絡みを書こうとしたけどそれだと二千文字だけで心配なのでサスケとの絡みも書きました。
一話五千文字以上の方が安心します。例えだらだら書いていたとしても。
ナルトちゃんの楽しいアカデミー生活!
授業態度クソ悪いし悪戯(極悪)の常習犯なのでイルカ先生以外からは親の仇のような目で見られています。
まあ治安の悪い木の葉なんでね!
イルカ先生との関係は原作以上にフレンドリーです、口は悪いけど仲の良い兄妹という感じです。ちなみにエロ本アタックはお色気の術代わりです、だって女の子だから出来ないのよ。
ちなみにイイヤ先生は具合悪すぎただけなのでクソクソ冤罪です。誰も悪くないんです!!!
ちなみに霧の国の名産物はニシンを発酵させた奴です。
そしてサスケとの関係は信じられないぐらい仲良いです。
ナルトちゃんと軽口叩くしご飯作ってくれる幼馴染系ヒロインみたいです。まあ中身は違うんだけどね(すっとぼけ)
原作という娯楽の世界を現実として過ごすので滅茶苦茶なぁにこれぇな里への不満もサスケ君には平気で言うよ。多分親友だ!
でもサスケ視点で見たらナルトちゃんに向ける感情はクソ面倒な奴だしナルトちゃんがなんかヤバイ奴になってしまいました。
まあ頭可笑しい奴の方が楽しいじゃん。