~未知領域~
この場所は未知領域と言われており、その名の通り人がおらず開拓すら進んでいない領域。
ここに今いるのは第1秘匿艦隊所属航宙空母インディペンデンスと同じく秘匿艦隊所属護衛巡洋艦ニューオーリンズ及び護衛軽巡洋艦ヘレナと同じく護衛軽巡洋艦のアトランタだ。
第1秘匿艦隊とは総司令部と第5艦隊司令部で秘密裏に創設された部隊のことだ。発足は1年ほど前。行動内容はほとんどが偵察などを行っているが、調査/諜報部とはまた違う部署だ。
役割が偵察な分、速力があるが大きく目立ちやすい戦艦はなく、多くは航宙空母や巡洋艦、軽巡洋艦、駆逐艦などで艦名はほぼWWII時の米海軍から来ている。
航宙空母インディペンデンス
この艦艇の艦長佐伯狡獪中将。未知領域先遣隊は現在未知領域の調査を行っている。
佐伯中将が、
「周囲警戒を怠るな!!」
「哨戒機随一発艦!」
「第3調査船団が戻ってきました」
「わかった。資料は第2CICに回して解析しろ」
「ハッ!」
調査船団は放棄された謎の基地の調査に行っていた。どうやら幸いなことに被害などはなかったようだった。調査資料が第2CICに送られた。
ちなみに秘匿艦隊の哨戒機は常時最新技術が投入され光学ステルス迷彩や火器発射時の消音。エンジンの消音など敵のレーダーやセンサー探知されにくい設計になっておりそれ故に設計当初よりも大幅に大型化してしまい搭乗員が1名では制御できないため2名~3名の搭乗員で操縦することとなる。
話を戻すが我々の目の前にあるこの基地は"第2591辺境基地"という名称で星系連合が使用していたようだった。かなり大規模な基地だったようでドックには星系連合の壊れかけの艦艇や艦載機がまだあった。
CICで情報をまとめていると未確認の艦艇をレーダーで探知した。艦影を確認できる位置まで接近し見たところドックで損傷して放置されていた艦艇と形状が一致した。つまりあれは星系連合の艦艇だということだ。
何故奴らがこの放棄した基地に来たのは不明だがなるべく戦闘をしないように周りの小惑星帯に潜むこととなったが、
「・・・・・・気づかれてるな」
「・・・えっ?」
「こちらの位置がバレてる」
「何故です!?」
「多分何処かに我々が見つけられなかった監視衛星とかがあるんだろう」
「見つけられなかったこちらの落ち度ね...」
「そうだな、、、すぐ撤退できるのように用意しておいてくれ」
「了解です」
「(あの基地には奴らの他の基地の位置などの詳細が残ってた。何としてでも持ち帰る)」
そう思った瞬間。星系連合の艦艇がこちらに砲塔を向けて発砲した。
少し距離があり、我々は即座に動力を起動。最大戦速で撤退を開始。この艦隊は偵察などが主な任務なため艦艇もかなり細くひらべったくなっており速力を出しやすい設計になっている。その速さは地球艦隊で1番を誇る。
???「物凄い速さで撤退しています。引き離されます!」
???「何故あんなスピードが出るんだ」
???「奴らが射程圏外に出ます!」
佐伯狡獪率いる編隊は戦線から離脱。被害は軽微。その後本隊と合流。
秘匿艦隊からの得た情報で第5艦隊はこれからの反撃の準備を始めた。
第5艦隊はご存知の通り9つ分艦隊が存在する。集まりまとまって戦闘を行っても高い火力を誇るが、それぞれの分艦隊が単独で行動しても高い火力を発揮する。今回はそれを利用してそれぞれが敵基地を潰していくこととなった。
ちなみに今回の作戦は秘匿艦隊も他艦隊に秘密裏で参加することになっており主力艦隊と合同で行う予定である。
作戦開始時刻は明朝5時30分になった。
地球連邦防衛宇宙軍 第5艦隊専用海中ドッグ内
「各艦出航用意」
「各員現在状況を報告せよ」
「全ダメージコントロール装置各部確認よし」
「地上及び上空の障害物オールクリア」
「管制設備、射撃管制システムよし」
「エンジン動、出力安定。用意よし」
「艦艇制御同調」
「システムオールグリーン出航用意よし」
「ガントリーロック解除」
「管制室より入電。出航許可を発令。各艦港内速度を守られたし」
「エンジン動力!出力上げ」
「管制室へ連絡。アンタレス改2海中ドッグより出航する」
「アンタレス改2、海中ドッグからの出航を確認。他艦もドッグからの出航を確認しました」
・・・・・・・・・
「全艦ドッグからの出航を確認」
「海面へ到達。出力を第1戦速から第2戦速へ」
「船体の浮上を確認、各艦。更に出力を第2戦速から最大戦速へ」
「了解。各艦。第2戦速から最大戦速へ」
「雲を抜けます」
「各艦とのデータリンク良好を確認」
「主力及び第一から第九分艦隊の集結を確認」
「各艦に通達。目標中域へジャンプ!!」
ー次回へ続くー
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