彼らの世界   作:タビラプターの小説

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全話(20話)からかなり時間が経ってしまい申し訳ありません。

現在24話目まで書いておりますので気長にお待ちくださいm(_ _)m
また、書き方などが段々と変わってくるかと思われますが、お気になさらず。お願い致します!







ガミラス救援

軍事クーデターから時が少し経ち、復興が進む中ガミラスから救援の要請が入った。

その要請は新制ガトランティスにも出されこれを承認。地球に派遣されていたガミラス・ガトランティス地球特別支援艦隊は急遽ガミラス星に急ぐこととなった。

 

地球連邦政府と防衛軍はこの要請を重く受け止め戦力が豊富な第5艦隊の派遣を決定した。

 

-地上 第5艦隊 ドッグ-

「司令。全艦出撃準備完了です」

 

「分かった。全艦に通達。出撃シーケンス3に移行」

 

「了解。各艦に通達。出撃シーケンス3に移行せよ」

 

『航路の管制情報周辺宙域にに脅威となりうるオブジェクトなし』

 

『ダメージコントロール要員は使用区画の警戒レベルを2へ』

 

『機関部に通達。出航準備フェーズ3から5に移行』

 

『出航に関する注意信号、禁止信号 共になし』

 

『管制センターとのデータリンクは継続中』

 

『動力部及びその制御に関する出航基準を全てクリア』

 

『当艦からの出航シグナルに対して 出航を許可する航路内での速度に厳守せよ との返信あり』

 

『アンタレス・Ⅱ 構内出航速度で前進』

 

『各艦基準速度及び高度に注意しつつ予定進路取れ』

 

第5艦隊は本拠地である太平洋沖海底要塞から飛び立ち、元東京の真上を通過し宇宙へ上がった。

 

 

-月軌道-

基地より飛び立った第5艦隊各艦は、月軌道に続々と集結していた。

 

『全艦予定ポイントに集結中』

 

『各艦とのデータリンクに異常はありません』

 

『第一分艦隊各艦及び補給物資、フォレッサル級への積込順調』

 

『現在の進捗率48%』

 

『すぐに積み込みを終わらせろ。積み込み完了次第出撃する』

 

『『『了解』』』

 

 

「副長」

 

「どうなされましたか?」

 

「例の艦隊にも出撃準備させておいてくれないか?有事の際彼らの力が必要だ」

 

「よろしいのですか?基地司令部からの命令では、例の艦隊(彼ら)は含まれませんが」

 

「構わん」

 

「了解しました」

 

・・・~~~・・・~~~・・・

 

『第一分艦隊及び補給物資の積込終了を確認』

 

『すべての点検項目オールグリーン』

 

「総司令部及び月軌道艦隊より通信 『ガミラスを任せた。無事の帰還を待つ』 と」

 

「総旗艦から艦隊全艦艇へ。ガミラス本星に向けワープ・・・開 始!」

 

・・・~~~・・・~~~・・・

 

その頃、

ガミラス本星では一体何があったのか。

時系列は昨晩にまでさかのぼる。

 

『総統閣下。地球及びイスカンダル、ガトランティス、星系連合との友好関係は順調であります』

 

『あぁ、その関係性を続けてくれ』

 

『ハッ!』

 

bi------

 

『総統。首都防衛艦隊より緊急通信です』

 

『繋いでくれ』

 

『総統。首都防衛艦隊副司令のミハイル・ハミルトンと、参謀総長のダグラス・ウォンです』

 

『副司令?司令長官はどうした?』

 

『戦死しました』

 

『戦死!?どいうことだ?』

 

『先程星系連合の奇襲攻撃に会いました。現在全力で交戦中であります』

 

『何だと!?』

 

『状況は?』

 

『我が方は奇襲を受けたことにより既に半数を喪失。既に他艦隊に至急救援要請を出しましたが、ここから一番近い南部方面艦隊が到着するまで持つかどうか…。もしものことも考え総統にはここから避難していただきたく』

 

『私はここからは逃げんぞ。宇宙軍長官。ここから一番近い艦隊と助けを求めることができる友好国家はどこだ?』

 

『ここからですと一番近い艦隊は、南部方面艦隊と地球に派遣中の特別支援艦隊です。また、一番近い国家はイスカンダルとガトランティス、地球です』

 

『特別支援艦隊を地球に許可を取り次第戻させろ。それと、同時にガトランティスと地球に支援要請だ。運が良ければ特別支援艦隊のガトランティスも来てくれる』

 

『ハッ!』

 

『首都防衛艦隊は支援艦隊が到着するまで何とか抑えとどめててほしい。また、民衆の避難も開始せよ。誰も残すな。親衛隊の艦隊もこき使ってもらっても構わん』

 

『ハッ!』

 

ガミラスを突然襲ったのは、友好国家でもあるはずの星系連合だった。

星系連合はガミラスを奇襲する形で現れ、本星を守る防衛艦隊は一瞬にして半数を喪失した。

 

いまは何とか耐えているものの、いつ突破されるかわからない状況であった。デスラーは早急な民衆の避難を行うとともに救援の到着を切に願った。

 

-星系連合が防衛艦隊(親衛隊含む)を奇襲してから6時間が経った頃-

 

6時間たった今、粘り粘った首都防衛艦隊の損耗率は7割にも上っていた。

ここまで来ると艦隊壊滅判定になり無条件降伏の要請をするという暗黙のルールがあった。しかし星系連合はそれを要請してこなかった。

 

 

首都防衛艦隊の頑張りと粘りのおかげで本星の民衆の避難は一人の犠牲も出さず完了していた。

 

 

 

『首都防衛艦隊の数は?』

 

『残り3割まで減少しました』

 

『デスラー総統!敵艦隊の後方に多数のゲシュタムジャンプを確認!』

 

『敵の増援か?』

 

『いえ!この識別コードは地球に派遣されていた特別支援艦隊のものです!』

 

『来てくれたか!』

 

『他にも』

 

『他にも?』

 

『多数のカラクルム級戦闘艦を確認!!ガトランティスの艦隊です』

 

『おお!地球艦隊は?』

 

『・・・未だ確認できていません』

 

『・・・』

 

『総統。特別支援艦隊司令官から通信が入っております』

 

『繋いでくれ』

 

『総統。閣下の命により救援に参りました』

 

『よく来てくれた。地球連邦への説明は完璧か?』

 

『はい。二つ返事で了承してくれました。また、地球から第5艦隊が派遣される予定です』

 

『第5艦隊か・・・』

 

『総統』

 

『いやなんでもない。ただあの艦隊は些か因縁があったからな』

 

『・・・』

 

『今はその様なことはない。安心してくれ』

 

『先ほどこちらに到着する前に第5艦隊より通信が入り、到着予定時刻は約3時間後 とのことです』

 

『分かった。それまで持ちこたえるぞ』

 

『はい』

 

第5艦隊は大マゼラン銀河に通じる亜空間ゲートがあるバラン星にいた。

そこでガミラスの駐留基地で補給を行っていた。

 

1時間後。全艦艇の補給が済み一斉に亜空間ゲートに飛び込んでいった。

 

亜空間ゲートを通過後。第5艦隊は足の速い第四分艦隊、第五分艦隊、第六分艦隊、第七分艦隊、第八分艦隊に先行し救援に当たれと指示をした。

 

(※第四~第八分艦隊は主にスターウォーズで活躍する艦船で構成された艦隊)

 

第四~第八分艦隊は準備が整い次第目標に向けてワープしていった。

 

『セクター285.5257.11256を哨戒艦より通信 同宙域にて不明のゲシュタムアウトを検知 とのこと』

 

『続投は?』

 

『今のところは・・・』

 

『先ほどの哨戒艦より続投・・・』

 

『どうした?』

 

『第5艦隊の先遣艦隊を確認 とのことです』

 

『!!!』

 

『規模は?』

 

『ゲシュタムアウトは続いてますが、現在500万隻を確認』

 

『『『『?!』』』』

 

『もう間もなく我々の横を通過します』

 

第四~第八分艦隊は凱旋するかごとくガミラス総旗艦の真横を通過した。

 

ガミラス艦隊の側面を通過中。見たものは動きを止めた。

 

 

デスラー総統座乗のゼルグート級一等航宙戦闘艦「ドメラーズⅠ世」は全長730m。

それに比べて第四~第八分艦隊は最低でも、アクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップの752m。

そんなのがうじゃうじゃと横を通るわけだから手を止め見とれるに決まっていた。

 

『先遣艦隊より通信 我々はこれより敵を一掃する。もう間もなく本体も合流する。損傷艦を後退させ補給を急げ とのことです』

 

『返信 ご厚意に感謝し味方艦の救助に当たる』

 

・・・~~~・・・~~~・・・

 

「ご厚意に感謝し味方艦の救助に当たる との返信です」

 

「あのデスラーが・・・丸くなったものだ」

 

「ガミラス戦争時代がまるで噓みたいですね」

 

「まったくだ。・・・よし先遣艦隊全速前進。ガミラス艦隊の救援に向かうぞ」

 

「分艦隊旗艦より全艦。全速前進」

 

第5艦隊の先遣艦隊は全速力で戦闘宙域へ向かった。

 

・・・~~~・・・~~~・・・

 

『ふ、副指令、これ以上は・・・』

 

星系連合を2割の艦隊で抑えていた首都防衛艦隊にも限界が見えてきた。

 

特別支援艦隊とガトランティスが加わっても敵は次々とワープアウトをし湧いてくる。

味方が増えたことは喜ばしい出来事だったが抑えれていなかった。

 

索敵レーダーの警報が響いた。

 

『どうした!』

 

『方位224.558.1498に未確認の目標を確認』

 

『敵か?』

 

『不明です。目視による確認が最適かと思われます』

 

『副長代理ここを頼む。私は少し観測室に上がる』

 

『了解です』

 

『副指令入られます』

 

『そのまま続けてくれ

 様子は?』

 

『不明艦隊の方角へ観測員を増員しましたが、未だどこかは不明です』

 

観測室のブザーなる。

 

『ブリッジ。こちら観測室どうした?』

 

『不明艦隊が発砲しました!!』

 

『我々にか?』

 

『い、いえ。星系連合艦隊に向けてです』

 

オペレーターに一報が入る。

 

『電探室より通信』

 

『こちら電探室。ドメラーズⅠ世より通信 その宙域に地球からの先行支援艦隊が向かう。発砲は禁ずる とのことです』

 

『助かったのか・・・』

 

『続報。IFFコードを確認』

 

『直ちに設定せよ』

 

ドメラーズⅠ世よりIFFコードを受け取った首都防衛艦隊は、先行支援艦隊の数に驚愕した。

 

防衛艦隊は星系連合の猛追にあっていた。だが第5艦隊の先行艦隊が艦列に加わったことにより形勢逆転で敵を圧倒した。

 

「我が先行支援艦隊が第5艦隊にとっての一番槍だ。ウェーブキャノン級に通達。多弾波動砲を用意!!」

 

「了解!ウェーブキャノン級に通達せよ」

 

「ウェーブキャノン級各艦多弾波動砲発射準備完了です」

 

「発射」

 

ウェーブキャノン級が実戦配備され初めて発射された波動砲は、敵の増援艦隊の左翼から入った。

その砲火は敵増援艦隊の奥深くまで入っていき、半数を壊滅させるまでに至った。

 

「すさまじい力だ・・・。これは使い方を考えなくてはならない」

 

「・・・」

 

「ガミラスとガトランティスの艦隊に合流するぞ」

 

「はい」

 

戦闘宙域で合流した頃、旗艦ドメラーズⅠ世がいる宙域で新たなゲシュタムアウトを観測した。規模は先行支援艦隊の1.5倍に相当する。

 

『現宙域にて新たなゲシュタムアウトを確認』

 

『敵か?』

 

『IFFを確認!これは友軍です!』

 

『識別コードを確認。第5艦隊の主力艦隊です』

 

「やっと先行艦隊に追いつけましたね」

 

「あぁそうだな」

 

「先行艦隊に遅れを取るな!全艦隊全速前進!」

 

「了解。全艦隊全速前進」

 

ガミラス本星に遅れて到着した第5艦隊の主力艦隊はワープアウト後、即行動を開始した。

 

まず、第九分艦隊は本星より脱出した民間船の救助及び補給とガミラス、ガトランティスの損傷艦の救援にあたる。

直援は第一分艦隊が務める。

 

残った主力と第二、第三、第十分艦隊は先行した艦隊と合流するため戦闘宙域へ急行した。

 

第四分艦隊旗艦艦橋

 

「主力が追い付いてきました」

 

「予定到着時刻よりも早かったな」

 

「全滅させてがっかりするところを見たかったですね」

 

「あぁ・・・」

 

少し喪失感を感じたソンだったが、直ぐに

(※ソン:第5艦隊第四分艦隊所属の司令。階級は大将。スターウォーズの世界戦ではジェダイクルーザー提督にあたる)

 

「現在の状況方向を」

 

「はい。現在我が先行艦隊が敵星系連合艦隊を圧倒中」

 

「被害は?」

 

「被害は軽微。

 大破0、中破12、小破491です」

 

「中破の艦は後退させて第九分艦隊の補給を受けさせろ」

 

「了解です」

 

主力艦隊旗艦艦橋

 

「ソン大将はやはり頼りになりますね」

 

「あぁ」

 

「もう間もなく戦闘宙域です」

 

「全艦戦闘用意、艦載機要員は準備!」

 

『旗艦より全艦に告ぐ。全艦戦闘用意、戦闘用意』

『友軍とのデータリンクを再チェック。誤射がないよう』

『空母及び強襲揚陸艦に通達。艦載機の発進急げ。繰り返す艦載機の発進急げ』

『各砲に通達。砲身等最終チェック急げ』

『ダメージコントロール班は担当区画を最終オールチェック急げ』

「友軍とのデータリンク良好」

「艦載機全機発艦準備完了しました」

「各砲も準備完了。防御装置も良好」

「ダメージコントロール要員準備完了」

 

館内放送及び艦隊放送

 

「諸君。間もなく戦闘が始まる。今回は先行して第四~第八分艦隊がいるが油断はせずに行こう。油断をすれば滅びの道を進むだろう。

 そんなことはさせない。全員生きて青い地球を見る。だから皆私についてきてくれ。以上だ。健闘を祈る」

 

第四分艦隊旗艦艦橋

 

「何年もいるが総司令の激励なんて初めて聞いたな」

 

「私もです」

 

「保存しておけばよかった・・・」

 

「そういうと思いまして、保存しておきました」

 

「でかした」

 

 

ピピッ!

「総旗艦より暗号通信。『今録音したデータ消しせ』とのことです」

 

「えっ?」カタカタ

 

「なぜばれてるんだ?!」

 

「いかがなさいますか?削除します?」

 

「いやそのままだ。責任は私がとる」

 

「了解しました」

 

「主力と合流するぞ」

 

「了解です」

 

ソン大将のもとに入った通信の前。

 

第5艦隊 総旗艦 アンタレス・Ⅱ 艦橋

 

『何年もいるが総司令の激励なんて初めて聞いたな』

 

『私もです』

 

『録音しておけばよかった・・・』

 

『そういうと思いまして、録音しておきました』

 

『でかした』

 

ソン大将が録音しているの知っている理由は、通信がつながったままだったからである。

 

「あいつら、丸聞こえだぞ・・・」

 

「副長。さっき言ったことは前言撤回だ」

 

「ハハハ」

 

「・・・」

 

地球に帰還するのが少し怖くなったソン大将だった。

 

その間に、先行艦隊と主力艦隊は合流を果たした。

第九分艦隊と第一分艦隊は難破船や損傷艦の救助、補給いに手一杯であった。

 

「副長。後方の救援に第十分艦隊も回せ」

 

「よろしいのですか?」

 

「あぁ」

 

「了解しました」

 

副長が疑問に思ったのも無理はない。

何故なら中央を担当していたのは第七、第八、第十分艦隊。

そこから第十分艦隊を引けば中央が手薄になり突破される危険性があったからだ。

 

「主力艦隊。前進」

 

「主力艦隊。全速前進」

 

戦闘宙域と救援部隊のちょうど中間の宙域に鎮座していた主力艦隊が動き出した。

主力艦隊の艦隊総数は一個艦隊一個分。分艦隊で比較すれば二個分艦隊分に匹敵する。

 

-敵-

[コウホウニイタテキガウゴキダシマシタ]

 

[コノタイミングシカナイ。ゾウエンヲヨベ]

 

[ハイ。タダチニ]

 

-第四分艦隊旗艦艦橋-

 

「敵艦隊より解析不能な通信電波を確認」

 

「なに!?」

 

「司令!!敵艦隊の後方に新たな増援を確認!」

 

「!?」

 

ドカーン・・・

 

「なんだ!!」

 

「24番艦のグリュネハルトが被弾」

 

「敵の超距離射撃により被弾の模様」

 

「どうやら艦内で火災が広がっているようです」

 

「攻撃された方位は?」

 

「ちょうど敵の増援が出現した場所です」

 

ドカーン・・・

ドカーン・・・

 

「続けて49番艦、51番艦にダメージ」

 

「グリュネハルト轟沈!!」

 

「「「「「!!!!!!」」」」」

 

艦橋クルーに衝撃が走った。

 

「乗員は?」

 

「できるだけの人数はポッドで脱出した模様」

 

「早急に救助に当たれ」

 

「49番艦、51番艦も艦内で火災が広がっている模様です」

 

「直ちに49番艦、51番艦の乗員に退艦命令を出せ」

 

「りょ、了解」

 

「救助に当たっていない艦は救助中の艦の護衛に回れ」

 

「了解。

 シールドを最大出力に」

 

長距離射撃が巡洋艦に被弾。

 

「29番艦爆沈!」

 

「巡洋艦は一発か・・・」

 

「戦艦が前衛にシールドを最大出力に展開」

 

「49、51番艦の轟沈を確認」

 

[テキニメイチュウ]

 

[レギオントルネードノサイソウテンイソゲ]

 

[ヒョウジュンミギノテキカン]

 

[ヒョウジュンヨシ]

 

[タダチニハッシャセヨ]

 

[ハッシャ]

 

「新たな高エネルギーを確認!本艦に向け・・・」

 

長距離射撃が旗艦に接近したと同時に52番艦が前に出た。

 

「52番艦被弾・・・」

 

「52番艦に通達。直ちに退艦せよ」

 

「52番艦との通信途絶」

 

星系連合の超長距離射撃により第四分艦隊の艦船はものの数分で4隻が撃沈もしくは行動不能になり退艦を余儀なくされた。

司令部はそれを重く受け止め戦闘中の全艦艇に陣形の再展開の為、一時後退を行うことを決定した。

 

「司令。申し訳ありません。我が艦隊に属する4隻の艦艇を失ってしまいました」

 

「気にするな。見抜くことができなかった私にも問題があった。それで損害は?」

 

「29、45番艦の乗員は全員救出したものの 51、52番艦は初被弾が運悪く艦橋だったため、未だ艦長含む艦橋クルーの安否が不明なため目下捜索中であります」

 

「了解した。作業を進めてくれ」

 

「ハッbangbang」

 

「敵からの射線切りはできたか?」

 

「恐らくは。ただ我々が未だ未解明な兵器があるかもしれないため油断はできません」

 

「そうだな」

 

 

総旗艦アンタレス・Ⅱ

 

「第四分艦隊の艦艇にダメージがあったとのことです」

 

「後退をして正解だったな」

 

ピッピッ!

 

「敵増援艦隊の後方に新たな敵増援を確認!総数約3万!」

 

「これは今まで星系連合との戦闘で一番厳しい戦いになるぞ。総員に通達。合戦準備」

 

「了解。総旗艦より全艦。合戦準備合戦準備。繰り返す。総旗艦より全艦。合戦準備合戦準備」

 

「観測長。敵艦隊の動向に注意し目を光らせておけと部下に指示。一隻たりとも逃がすな」

 

「了解しました」

 

・・・~~~・・・~~~・・・

 

「陣形再展開しました」

 

「・・・いくぞ」

 

「全艦全速前進」

 

[テキカンタイ。ガンショウのウラカラデテキマシタ]

 

[ゼンカン。イッセイシャ]

 

「敵艦の発砲を確認!!」

 

「全艦シールド及び陣形転換」

 

「シールド出力最大。陣形をフェーズ2へ」

 

第5艦隊の攻撃隊は散開陣形から密集陣形へ再展開された。

目標は中央突破し、敵の背後をとること。

 

この作戦の立案者は、第二分艦隊司令フォレッサ・ジュン・ケインズ大将だった。

 

(回想)

「敵目前での陣形再展開での中央突破。できればでいいのだけど、この作戦を考えた経緯を教えて欲しいんだけどいいかな?」

 

「大丈夫です。理由は単純です。私がこの世界に来る前に仕えていた司令官が実際にやった作戦です。敵目前ってのはやったことないですが・・・」

 

「なるほど。それは成功したのかな?」

 

「成功しました」

 

「なるほど」

 

「教えてくれてありがとう。じゃあ、この作戦で行こう」

 

「意義ありません。あとはミスがないように綿密に作戦を練るだけです」

 

「そうですね」

 

「それはそちらに任せた」

「我々はその作戦をしっかり実行するだけだ」

 

「ハッ!」

 

現在

「うまくいきますかね?」

 

「今のところはな」

 

「このまま行けばいいのですが・・・」

 

「やめてくれ」

 

「ハハ、申し訳ありません」

 

 

 

「敵艦隊陣形崩れます!!」

 

「!! 今だ!!全艦艇、航空隊突撃!」

 

敵艦隊の陣形が乱れるのと同時に艦隊は加速。

背後に回った。

 

「敵艦隊の裏に回れました!」

 

「全艦!全出力を主砲に・・・   てえぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

『テキカンタイガハイゴニ』

 

中央突破 反転迎撃戦法を利用し、敵の背後に回った第5艦隊。

反転すると同時に艦隊は攻撃を開始した。

そして艦長の命令で敵旗艦を重点的に狙うようにと命令が下った。

 

あまりにも素早い反転攻勢に星系連合艦隊指揮官は恐怖を感じた。

 

ドガァァァァァァァァン

 

「何事だ!?」

 

「報告せよ」

 

「新たに敵の増援艦隊を視認!総数約3万!」

 

「副長、例の艦隊に下命。行動を開始せよ」

 

「了解しました。総旗艦より第2、第4増援艦隊へ行動を開始」

 

『総旗艦より。第2・第4増援艦隊へ行動開始

 繰り返す。

 総旗艦より。第2・第4増援艦隊。行動開始』

 

 

ー第2・第4増援艦隊ー

「司令!総旗艦から行動開始の合図です」

 

「全艦!行動開始!光速から亜光速へ」

 

敵の増援を予測していた司令官は、地球から駆け付けていた増援艦隊に行動を開始を指示した。

 

合図とともに光速から亜光速に切り替えた第2、第4増援艦隊は敵の左翼と右翼に現れ、攻撃を開始した。

 

※増援艦隊:主に第1~第5艦隊、各方面艦隊、各防衛艦隊から要請があれば最短2時間以内に駆けつける事が特殊艦隊。

※特殊艦隊:動力が改良された艦隊。地球→ガミラス(14万8千光年)の距離ならバラン星の亜空間ゲートを使わず、2度のワープのみでいくことができ補給も必要ない。

 

・・・~~~・・・~~~・・・

 

星系連合の増援を挟撃するかのように左右から現れた第2、第4増援艦隊。

 

『〝ド、ドウシ!テキノゾウエントオモワレルカンタイがサユウニシュツゲン。キョウゲキサレマス』

 

『ソンナノイワレナクトモシットル』

 

『デハドウシマス』

 

『カンタイヲニブンスル』

 

『リョウカイシマシタ』

 

「敵艦隊二手に分かれました」

 

「増援艦隊に通達。乱戦に持ち込まれぬよう敵艦隊と間隔を開け交戦せよ」

 

「ウェーブキャノン級とデス・スターを呼べ」

 

「了解」

 

「地球艦隊。星系連合の増援を物ともせず押しています」

 

「後方に強力なゲシュタムアウトを確認」

 

「正確に報告せよ」

 

「本艦より800㎞後方にゲシュタムアウト反応を確認」

 

「・・・来ます!」

 

ドンッ!

 

そこにワープアウトしたものにデスラー総統以下全員が驚愕した。とんでもなくでかい軍艦と巨大な球体の物体に。

 

デスラー艦の後方にワープアウトした軍艦の編成表

 

第5分艦隊

・インペリアルⅠ級スター・デストロイヤー 5隻

・DS-1 デス・スター 機動バトル・ステーション 1隻

 

第6分艦隊

・インペリアルⅡ級スター・デストロイヤー 5隻

・エグゼクター級スター・ドレッドノート 4隻

・DS-2 デス・スターⅡ 機動バトル・ステーション 1隻

 

第7分艦隊

・リサージェント級スター・デストロイヤー 10隻

 

第8分艦隊

・ジストン級スター・デストロイヤー 10隻

 

の合計34 +2隻がワープアウトした。

 

これは、戦略兵器である初代デス・スター/第2デス・スターの護衛艦隊で、防御力・攻撃性能に特化された軍艦だった。

 

この光景にガミラス軍人は、驚きや恐怖に何もできないでいた。

 

「IFFに応答!・・・・・こ、これは」

 

「なんだ?」

 

「第5艦隊です!」

 

「!!」

 

超巨大な軍艦が堂々と横を通過する。

 

「なんて大きさなんだ」

 

「通過中の第5艦隊所属艦艇より通信」

 

「繋げ」

 

『こちら護衛艦隊旗艦アーセナルバード。ガミラス艦隊に達する。これより地球艦隊が到着する。補給線の確保をお願いされたし』

 

「護衛艦隊に返信。分かった。任されたと」

 

護衛艦隊旗艦艦橋

「ガミラス艦から返信。分かった。任された  です」

 

「やってくれますかね」

 

「さぁな。行くぞ」

 

「はい」

 

ガミラス艦

「護衛艦隊出現宙域に新たなゲシュタムアウト反応!すごい数です」

 

「IFFを確認。第1増援艦隊・第3増援艦隊・冥王星沖艦隊・海王星沖艦隊・火星沖艦隊・補給特別編成艦隊・・・これは!?」

 

「どうした?」

 

「わが軍の南部方面艦隊・東部方面艦隊を確認しました」

 

「総数約1500万隻!」

 

「第5艦隊と合わせて 2億1500万隻!」

 

第5艦隊旗艦艦橋

「追加の艦隊到着しました」

 

「了解。補給艦隊は第九、第十分艦隊に合流を下命。残りは私に続け」

 

「「「「「了解」」」」」

 

次回

地球/ガミラス艦隊 vs 星系連合艦隊 総力戦開始






この度はご覧いたただきありがとうございます!

毎度ながら第5艦隊の本気をお見せできるかと思います。
22話目も楽しみにお待ちください!

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