ー1ヶ月後ー
ー第1艦隊 作戦室ー
第1,2,3,4,7,9,15,16,17,21,25,26,28,30艦隊の各幕僚が集まった。(全14個艦隊)
2「第5艦隊は何故あんな戦力がある」
9「確かに」
17「開示されているのは一部分のみ。知ってるのは総司令部の数人のみ」
30「内部情報を探ろうとスパイを潜入させようとしたが入る前に見つかってしまう始末だ」
7「我々の計画がどんどん遠のいていくぞ」
4「今開示されている情報をまとめよう」
1「開示されている内容を文面に並べておいた。それぞれで見てくれ」
第5艦隊 開示情報
・艦船保有数は我々の艦隊の約10倍の約1680万隻。現在もさらに増加中
・地球防衛軍の艦艇ではない艦がある
・分艦隊が8つ。
1「これしかないのか!?」
21「我々も秘密にしている情報などはあるものの流石に少ない」
30「何故こんなに艦艇保有数が違うんだ。数を統一すべきだ!」
28「それは私も艦隊総司令長官に意見具申をしたが話もまともにさせて貰えなかった」
25「何故だ?」
15「・・・」
16「もしかしたら我々の計画の情報が外部に漏れている可能性があります」
4「その可能性が1番有力だとして誰が犯人だ?」
7「第3艦隊が怪しいのでは?第5艦隊に少なからず縁がある」
3「なんの冗談だ!?我々は利用できるものを利用しているだけだ」
1「まぁまぁ、今は犯人探しはよそう。誰が裏切り者かはいずれわかる話だ」
7「そうだな」
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ー第5艦隊通信司令室ー
「まぁまぁ、今は犯人探しはよそう。誰が裏切り者かはいずれわかる話だ」
「そうだな」
「話が全部筒抜けですね」
「盗聴器を設置させたからな」
ス「どのような方法で?」
「今は秘密でいいかな?」
ス「そうですか…。ただこの騒乱が終わったら洗いざらい話してもらいます」
「わかった。さて、本題に戻ろう。諸君今回の目標はガミラスや、星系連合でもなく同業者だ。本音では多くの流血は避けたいが、こちらとて痛手は被りたくわない。必要最低限動いて殲滅していくぞ。どうせ誰が総旗艦になるかで揉めるんだから。そこを攻めるぞ」
ソ「今回は艦砲超長距離射撃がメインになりそうですね?」
「そうだな・・・。そして今回の騒乱に奴らはかなりの艦艇が参加すると思う。
ということで今まで後方待機の艦隊が少なからずあったが今回は全分艦隊、全増援/補給艦隊。全戦力で参加してもらうぞ」
「佐竹准将は増援艦隊と補給艦隊の指揮を任せるぞ」
佐「はい!」
「敵は全14個艦隊対して我々は1個艦隊」
フォ「かなり不利ですねw」
バ「なんか楽しくなってきました」
「そうだな、それで作戦なんだが君たちの意見も取り入れたい。何かないか?」
キ「超長距離射撃は我々第一、第二、第三分艦隊で後の敵艦隊鎮圧は第四、第五、第六、第七、第八分艦隊が私はいいと思います」
「俺も同意見だ。他のみんなは意見はあるか?・・・・・・・・・ないな、ではまた後日作戦立案書を作って送るから目を通しておけよ」
全員「「「「「「「「ハーイ」」」」」」」」
ー数日後ー
「みんな作戦立案書は目に通したか?」
「通したようだな、では2回目の会議をはじ・・・」
ピーピッピピーピッピピーピッピ
「司令。第3秘匿衛星から通信です」
「読み上げろ」
「はい。
"こちら第3秘匿衛星から司令部へ、第7,9,15,16艦隊が宇宙桟橋より出港。予測進路は第5艦隊"
以上です」
「覇権争いってやつかな。思いのほか早いな・・・、どのくらいで来る?」
「地球からここだとおよそ1日ぐらいかと」
「よし、みんな早いが全艦隊作戦準備だ。戦闘に備えておけ」
全員「「「「「「「「ハッ!」」」」」」」」
一方、第7,9,15,16艦隊は。
「誰が一番槍を入れる?」
第7艦隊の指揮官がそう言った。
「ここは我ら第9艦隊が」
「いえ、我が第15艦隊が」
「あなた達では足でまといだ。ここは私たち第15艦隊に任せてもらいたい」
「いいえ、今回は幕僚本部より第9艦隊がせよとの事です」
「ありがたきこと」
「「チッ」」
その後・・・
一番槍は第9艦隊。
後方支援は第7、第15艦隊。
補給艦隊直援艦隊は第16艦隊。
という感じになった。ただこれは建前に過ぎなかった。
何故なら彼らは先陣で多くの武勲をあげるために他の艦隊を出し抜こうと連携も取らずに勝手に動こうとしていたからである。
これは騒乱開戦6時間前の出来事であった。
ー次回へ続くー
いかがでした?
新たに出てきた通常艦隊は艦船紹介にもあるので見てみてください!
ちなみに戦力差は400万 vs 1600万と言ったですが熟練兵士の数は圧倒的に第5艦隊が上です。
今のところ地球には第1~第50艦隊存在します。