彼らの世界   作:タビラプターの小説

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第9話目の再編集版です。

今回は5000文字を超えました。








騒乱(後)

ー戦闘中域ー

 

 

「「「「撃てー!!!!」」」」

 

ドドッドーン! ドドッドーン! ドドッドーン! ドドッドーン!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「司令、敵艦隊攻撃を開始しました」

 

「直ちに作戦を開始せよ。前衛艦隊に通信。シールドを艦首に最大出力展開、後退開始!」

 

「ハッ!」

 

「第二、第四~第八分艦隊は艦首にてシールドを最大出力展開。直ちに後退せよ、繰り返す第四~第八分艦隊は艦首にてシールドを最大出力展開。直ちに後退せよ」

 

 

 

「司令部からの後退命令です」

 

「作戦開始だ。全艦後退開始!他分艦隊と足並みを揃えながらいけよ」

 

「後退開始します」

 

第5艦隊が作戦開始の合図を出した。

 

 

敵第9艦隊のオペレーターと指揮官が、 

 

「第5艦隊の各分艦隊は我々の攻撃と同時に後退していきます」

 

「何か妙案でもあるのか・・・?まぁ、いい。そのまま押し続けろ!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「後方支援艦隊の状況は?」

 

「まもなく準備完了とのこと」

 

「わかった、敵艦隊に通達。直ちに降伏せよ。さもなくば貴官らを沈める」

 

・・・・・・・・・

 

「敵艦隊より返信ありません」

 

「チッ(愚かな)」

 

「前衛艦隊、敵射程圏より離脱!安全中域に入りました」

 

「これより作戦第二段階に移行。超長距離射撃砲発射準備。味方鑑に再度通達。射撃範囲内に入らないよう安全中域にて後退しながらいろ」

 

「了解です」

 

「敵に我々の力を知らしめるぞ!超長距離射撃部隊!全艦攻撃開始!!」

 

フゥーーーン!! ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!

 

フゥーーーン!! ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!

 

フゥーーーン!! ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!

 

フゥーーーン!! ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!ズドーーーーーン!!!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「し、司令、連合艦隊左翼に被弾。艦隊左翼はほぼ壊滅」

 

「なんだと?!」

 

「クソ共が・・・」

 

「いかがなさいますか?」

 

「陣形を再編成、再度攻撃を仕掛ける。全艦後退開始」

 

「了解です」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「第二。第四~第八分艦隊に通信。接近戦にて敵艦隊を制圧せよ!」

 

「了解!全艦。防御シールド最大!航空隊随一発艦!全艦隊突撃!」

 

 

 

ー数時間後ー

 

 

「し、司令!あとは我々第7艦隊と第15艦隊だけです。第9艦隊と第16艦隊は旗艦が押さえられそれぞれ降伏しました」

 

「第15艦隊に通信、我々は第9艦隊の救援に向かうと。全艦右90度回頭。第9艦隊の救援に向かうぞ」

 

 

ガシャーーーーン!! ガシャーーーーン!!

 

 

「ウワッ! 何事だ?!」

 

「ハッ!て、敵は我々の両側面より攻撃を開始しました」

 

「な、なんだと?!」

 

「我が方の被害甚大」

 

「し、司令どうなさいますか?」

 

 

「クソが・・・、ここで引く訳には・・・。貴官らはどうする」

 

「私がもしあなたの立場であれば死んで行った部下のためにも降伏を選びます」

 

「私も同意見です」

 

「そうか。わかった。死んでいった者たちすまない・・・」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「司令、第7艦隊が降伏するとのことです」

 

「そうか。捕虜は丁重に扱え。第15艦隊の様子は?」

 

「降伏勧告を呼びかけてますが未だ不明で・・」

 

「司令!第15艦隊が降伏勧告を受け入れるそうです!」

 

「そうか。こちらも他艦隊と同様捕虜は丁重に扱え」

 

「ハッ!」

 

 

これにて第7、第9、第15、第16艦隊それぞれは降伏。一時的だが第5艦隊の指揮下に編成された。

 

だが、まだこれは序の口であった。この戦いはたった4個艦隊のみ、残り10個艦隊も存在しているからだ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ー第1艦隊 緊急臨時作戦室ー

 

「第7艦隊、第9艦隊、第15艦隊、第16艦隊はそれぞれ降伏。残りは我々のみ。この計画に賛同していない他艦隊は第5艦隊に強力する動きを見せている。非常にまずい状況だ」

 

「降伏か、損では無いと思うが・・・」

 

「そうだが」

 

「それでは我々の大義が...」

 

スッ!

 

「どうした?第17艦隊司令官殿」

 

「先程、我々第17、第21、第25、第26、第28、第30艦隊は降伏し、第5艦隊の指揮下に加わることを決定しました」

 

「なんだと!?」

 

「何を勝手な!」

 

「勝てない戦で無駄に血を流すよりかはまだマシだ」

 

「もう決めたことだ。行くぞ」

 

「お、おい!ちょっと待て!!」

 

「失礼する」

 

バタンッ

 

 

第17、第21、第25、第26、第28、第30艦隊が第5艦隊に加わった。その数時間後、第1~第4艦隊以外の残りの艦隊が第5艦隊に降伏。45個艦隊が一時的だが第5艦隊に編成された。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「この結果は予想外でしたね」

 

「そうだな、だが第1、第2、第3、第4艦隊は徹底抗戦に出るそうが、こちらは想定内だな。規模は想定外だったが」

 

「これは全力で叩き潰す他ないですね」

 

「だな、第6~第50艦隊に通信を繋いでくれ。今作戦は我々第5艦隊のみが行う。と」

 

「了解しました!」

 

 

 

ー4日後ー

 

ピーピッピ! ピーピッピ! ピーピッピ!

 

 

「司令基地を監視していた観測鑑から通信です」

 

「繋げ」

 

「こちら第361観測艦。第1~第4艦隊が宇宙桟橋より着艦、補給を行っています」

 

「ご苦労。引き続き頼む」

 

「了解です」

 

「今回はあまり目立たない増援艦隊にも出てもらおうと思ってる。佐竹准将今回も任せたぞ」

 

「はい!おまかせください!」

 

「司令、敵の動きは?」

 

「今特殊部隊と諜報部から凄腕のスパイを各1名づつ潜入させた」

 

「何故2人なのですか?」

 

「そりゃ、情報を確信に変えるためだろう」

 

「ちなみに特殊部隊からは第2艦隊の副参謀。もう1人は第4艦隊の服旗艦の副長だ」

 

 

 

「どうしてそんな重要な役職に潜入できたのです?」

 

「それに関しては守秘義務があってだ、また今度教えるよ!今度!」

 

「今度言うって言って教えてくれないじゃないですか!」

 

「まぁまぁ、キュー少将落ち着いて、いつか教えるって言ってるんですから、ね?」

 

「わかったよ」

 

「キュー少将とみん少将はホント仲良いですね」

 

「確かにそうだな。そうそうお前たち2人に言っておくことがあった。この騒乱が終わったら両名中将に昇進だ、覚悟しておけ」

 

「は、はぁー」

 

「司令?会議でやらなきゃいけないこと忘れてませんか?話の続きは下のバーでやってください。時間がないので」

 

「あぁ、すまない。本題に戻すが2名のスパイからの話によると近々我々を殲滅するための作戦を行うとの事だ。それと作戦だが今までとは少し違う戦術にしようと思う。副長続きを頼む」

 

「はい、作戦参謀と話した結果第1~第4艦隊の将校クラスの連中は自分たちの目的の為に動いてますが、他の士官達は命令に従っているだけです。

ここまで聞いて私が何を言おうとしているかわかった人はいますか?」

 

「はい」

 

「つまりそんな彼らを無駄な死なせたくはないというのが私と司令の考えだ」

 

「結局全部話すんですね」

 

「ん?なんだ?」 

 

「い、いえ。なにもありません」

 

「続きは次の作戦会議でいいか?」

 

「「「はい」」」

 

 

 

ーさらに数日後ー

 

 

~作戦会議室~

 

「し、失礼します」

 

「入れ」

 

「報告します。第1、第2、第3、第4艦隊が宇宙桟橋から発艦、我が方に向けて進軍を開始しました!」

 

 

「到着時刻はおよそ10時間後か・・・」

 

「いえ、恐らく3時間前後かと思われます」

 

「どいうことだ?」

 

「観測艦からの報告によるとワープ航行大型補助装置を使用していたとのことです」

 

「あッ、あれは負荷がかかりすぎて艦艇と乗組員も危険だということで生産中止、廃棄されたはずだぞ?!」

 

「あれを使ってるのか...」

 

「ますます、今回の戦いは勝利しなければならない」

 

「何を言ったってもう事が起こってるんだ諦めるしかない。今は来る敵に備えるぞ」

 

「了解です」

 

「よし、全艦隊に通達。第一種戦闘配置にて待機。各自戦闘準備を万端にし備えろ!」

 

「ハッ!」

 

 

~約3時間半後~

 

「司令!敵艦のワープアウト反応です!!」

 

「予定通りだな」

 

 

カーン!!!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「全艦に告ぐ。我々の大義のための計画を邪魔した第5艦隊を葬りされ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「各艦!艦首にシールドを最大出力展開!最大戦速で陣形を保ちながら後退。応戦はなるべくするな!作戦行動開始!」

 

「全艦後退!」

 

「CICに繋げ」

 

 

「こちらCIC!」

 

「第二段階を開始する。準備しろ」

 

「了解!」

 

 

 

 

「準備完了しました!」

 

「司令、第二段階準備完了です」

 

「各旗艦以外に通信を繋げ、私が直接伝える」

 

「了解です」

 

 

「繋がりました!」

 

「第1、第2、第3、第4艦隊将兵諸君に伝える。私は第5艦隊司令タビ・ラプターだ。まず最初に言っておく。この通信は将校の連中には聞こえないよう細工をしてある。安心して聞いて欲しい。この通信の意味は君たちの中にはこの戦闘に対して疑問を感じてる者も多くいることだろう。その思いは我々も同様だ。無意味な戦いで無惨に死ぬよりも、我々に寝返り死なずに済むとしたらどちらがいい?

これは君たちの自身の選択をだ。誰かが決めることじゃない。もちろんそちらに残る選択もある。その時は命はないと覚悟してほしい。情けはかけられない。以上だ。考える時間を与える。5分だ。5分以内にの猶予を与える各員でよく話し行動しなさい。将校連中に気が付かれないように注意しろ。以上だ」

 

 

 

~5分後~

 

「時間です」

 

「動きはあるか?」

 

「動き・・・!敵旗艦以外の艦艇が攻撃をやめ、後退を開始しました!!」

 

「よし」

 

「やりましたね、司令!」

 

「あぁ、」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「し、司令。連合艦隊各旗艦以外の味方艦が後退を開始しました」

 

「なんだと!?

第2、第3、第4艦隊に繋げ!!」

 

「はい!直ちに!」

 

 

「これは一体どいう状況だ?」

 

「分からない」

 

「ただ各艦隊将兵は我々を裏切ったのは確かだ」

 

「そうだな」

 

「これからどうす・・ウッ!ウワーァーーーー・・・・・・」

 

ザーーーー 

 

「第3艦隊旗艦との通信途絶!やられたようです」

 

「し!司令!て、敵で・・ザーーーー」

「な・・ウッ!ウワーァーザーーーー」

 

 

「第2、第4艦隊旗艦との通信も途絶しました」

 

「な、なんだと・・・」

 

「し、司令!敵です。敵の強襲です」

 

「なに!?」

 

「敵は人型機動兵器と思われます。数16!」

 

「回避だ!!います・・・」

 

 

ドカーン!!!!

 

第1艦隊旗艦の艦橋にMSからの砲弾が直撃。艦橋は大破。後、艦艇を攻撃砕け散った 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「司令。別働隊が敵各旗艦を破壊しました」

 

「よし、では地球へ帰投する。各種警戒は怠るな!それと敵艦隊に送り込んでおいた2名も早急に回収しろ」

 

「了解です」

 

 

 

これにて内乱の最後の元凶であった第1~第4艦隊は鎮圧。

この戦いによって地球連邦防衛艦隊の戦力はズタズタになった。

そこで第5艦隊が最初に打ち出した案が地球防衛艦隊再建だった。防衛艦隊再建の指揮を執ったのは当初この案を打診した第5艦隊の幹部達だった。

 

 

 

「副長、今後の防衛艦隊だが我々以外の艦隊の戦力が非常に乏しくなった。時間断層でも間に合わないそうだ。元々あった50個艦隊から5個艦隊まで減らそう」

 

「わかりました。そのように作り直します」

 

「それと他艦隊より我々が乏しくならないようにこちらにも戦力を回しておけ」

 

「そちらも怠らないようにします」

 

 

 

この会話から1ヶ月後。

地球連邦防衛艦隊再建計画書に基づき、新たに第1艦隊、第2艦隊、第3艦隊、第4艦隊、第5艦隊の5つの艦隊が編成された。

 

割り当て方は・・・

 

第1艦隊・・・第6、7、8、9、10、11、12、13、14 +第1艦隊残存艦 (計1000万隻)

 

第2艦隊・・・第15、16、17、18、19、20、21、22、23 +第2艦隊残存艦 (同計1000万隻)

 

第3艦隊・・・24、25、26、27、28、29、30、31、32 +第3艦隊残存艦 (同計1000万隻)

 

第4艦隊・・・33、34、35、36、37、38、39、40、41 +第4艦隊残存艦 (同計1000万隻)

 

第5艦隊・・・既存艦隊+ 第42、43、44、45、46、47、48、49、50 (計2500万隻)

 

このように割り当てられた。

 

この戦いで地球の未来を守り活躍した第5艦隊の者たちはそれぞれ一階級昇進があった。

 

式典は第5艦隊旗艦アンタレス改2内で行われることとなった。

 

この騒乱はたった10日で終結した出来事だった。

 

これは後に起こるガミラス軍残党との戦いの僅か2ヶ月前のことだった。

 

ー次回へ続くー

 

 

 

 




第9話 騒乱(後)いかがでしたか?

良ければご感想いただけると嬉しいです!
同じく分からないところなどがあればこちらでもTwitterでもいいので教えて頂けたら幸いです!

では次回!
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