・この物語は「艦隊これくしょん」×「他版権作品」のクロスオーバーです。
・この物語にはトリッパーやオリジナルキャラ、オリジナル組織が登場します。したがって原作キャラが一切出てこない話が発生する可能性があります。
・トリッパーは皆、他版権作品の能力を得てトリップしております。
・能力上、パワーバランスの崩壊が生じる可能性があります。
・原作に他版権作品(兵器、武装、設定、用語)が多重クロスオーバーします。
・クロスオーバー作品及びその作品から生じた2次設定等の知識が無い場合、理解が難しい描写や表現が生じる可能性があります。
・装備、話の都合上によるご都合展開が起きる可能性があります。
・話の展開上、残酷な描写や流血表現が生じる可能性があります。
・トリッパーやオリジナルキャラと原作キャラ(艦娘)でのカップリング要素が含まれます。
・カップリングから派生したR-15の性的描写が書かれる可能性があります。
・原作キャラ(艦娘)の魔改造が発生する可能性があります。
・独自解釈、オリジナル設定が発生します。
・オリジナルのストーリー展開が発生します。
・様々なネタが話の中に含まれます。
・括弧は以下のように使用します。
「」:発声による発言、会話
【】:無線等の機械音声、通信機での会話
『』:施設・物等の名称
():思考、心の声
《》:多人数が同じ発言をした時
・アニメ版「艦隊これくしょん」は無かった。
・目指すはハッピーエンド!!
・以上の成分をご理解上、スコップが爆☆砕しても当方は責任を取れません
迷い人
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「う……此処は?」
意識が覚醒した青年が感じたのは冷たく固いモノの上に寝ていると言う事だった。首を動かして周囲を見回すと、自分の体は金属製の通路の上に横たわっている様だ。
寝ている体勢から上半身を起こし、更に周囲を見回す。
自分が居る場所は知らない通路、金属とコンクリートで造られた地下道の様な場所で、天井には蛍光灯が灯っているだけ。
周囲を見回すと壁の一定箇所がガラス張りになっており、青白い光が射し込んでいる。起き上がってガラスに近付いてみると、ガラス越しから見える景色は海を悠々と泳ぐ魚達の姿。どうやら自分が居る施設と思われる場所は海中にあるようだ。
「一体、どうなって…? 確か僕は……!?」
目を見開いた青年は頭を両手で押さえ、自分の記憶を探る。
そして、自分に何が起きたのかを思い出す。
しかし、その自分は………
「僕は………、死んだ筈じゃ?」
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青年、
大学も夏休みに入り、羽根を延ばす為に1人で沖縄旅行に出た。
彼は海が好きであり、暇ができたら何時も海に出ていた。だから彼は海に携わりやすい水産学部がある大学を受験し、入学した。
沖縄に着いた智明はホテルにチェックインして荷物を置くと、早速泳ぐ為に海水浴場へと赴いた。
彼は何時も疲れるまで泳ぎに泳ぐ。泳ぎに行くと常にしてきた行動で、慣れていた為に油断していたのか、海中深く彼が素潜りしている時に彼は足を吊ってしまう。
(!?…しまった!!)
油断に驚愕が重なり、海水を飲み込んでしまう。
人気が無い所まで泳いでいた為に助けは期待できない。
徐々に沈んでいく自分の体、疲れた体に鞭打って藻掻いて海面上へ出ようとするが……
(駄目だ……、息が…もう……)
既に腕に力が入らず身体が沈んでいく。更に体内の酸素が足りなくなっており、意識が薄れていた。
自身の驕りを恨みながら、彼は意識を失った。
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「死んだと思っただけ? 誰かが僕を助けて此処へ連れてきた?」
状況的に有り得る可能性を考えるが疑問が出る。
何者かが自分を救ったとするなら何故このような通路に倒れていたのか? 一度目覚めて彷徨った挙げ句にまた気絶したのか、だとしたらその時の記憶が無いのは何故だろうか?
「とりあえず誰かいないか探すか、しかし…」
歩き出した智明は自分の身なりを見る。
記憶では自分は海水浴用のズボンのみ履いていた筈だ。
しかし、
今の自分の服装はダイビング用のドライスーツを着ている。大学に入ってからダイビングの免許を取り、何度とダイビングをしてきたがドライスーツは高い為にレンタル品を使ってきていたので自分では持っていないし、沖縄で購入してもいない。自分を助けた誰かが着せたのだろうか?
「分からない事が多すぎるな、ここは……整備室?」
『整備室』と書かれた部屋の前に来た智明。
室内に入ると中は何か大型の部品か装置を載せるハンガーがずらりと並んでいる長屋の様な部屋だった。天井から下がっているアームやメンテ用の装置らしきモノを見渡しながら部屋内を進むと右手にナニカの装置が載ったハンガーがあった。
「これは……?」
其の装置は濃目と薄目の紫でカラーリングされており、ナニカに装着するパーツの様であった。ハンガーの上部に名前と思われる文が書かれたプレートが貼ってあった。
『潜水艦
「竜王? 何処かで聞いたことある様な…?」
竜王と名付けられている装置が載ったハンガーを詳しく見てみる。装置の長さは1,5メートル程であり、丁度自分が立って腰位の高さにナニカへ装着する為と思われる突起物がせり出ていた。
その位置を見た智明はふと自分の腰へと手を伸ばすと、ドライスーツの生地ではなく自身の肌の感触を感じる。更にまさぐってみると、どうやら自分が着ているドライスーツは腰から背中にかけてぽっかりと穴が空いている様だ。其処までは良い…
「……は?」
腰の中心へ手を動かすと硬い感触があった。
金属製の物体の様で指先に冷たい感触がある、何か怖くなって背中から剥がそうと縁に爪を立ててみるが皮膚ごと引っ張られた。
「…何だコレ、体にくっついている?」
更にその腰にくっついている物体を触ってみると、4つの短いパイプの様な物体が腰に刺さっているのだと分かった。
「何なんだよコレ? 僕の体にどうして……?」
恐怖と疑問が混濁する中、智明の視界に竜王の突起物が写る。背中のパイプのような物体の位置や数は突起物と同じ……
「まさか……?」
自分の理解を超えた状況になっている為か智明は竜王へ背中を向け、腰を竜王へ押し当てると突起物はパイプのような物体にすっぽりと入り、接続された。
途端、智明の脳内に大量の情報が入り込んできた。
「がっ!? あああああああああああああああああああああああああああああっ!!!?」
脳味噌をシェイクされる様な感覚と激痛に智明は倒れ込み絶叫を上げる。
接続した装置である竜王と言う名の艤装の機能や現在自分が居ると思われる施設の特徴といった情報から、自分の記憶とは全く異なる世界の歴史等が流れ込んでくる。
「深海棲艦、海路と空路の断絶……艦娘? 一体何なんだ…?」
漸く痛みが和らぎ、智明は脳内に溢れかえる膨大な情報を整理する。
「深海棲艦と人類が戦っている……、この世界は僕が居た世界じゃ無い?」
脳内に入ってきたこの世界の歴史、
細かい所は違うものの、途中までは自分が居た世界と同じ歴史を辿っていた。しかし20XX年、世界各地の海域に『深海棲艦』と云う謎の勢力が出現、人類に対し攻撃を開始した。人類は直ぐさま反撃に出るが深海棲艦達の人智を越えた力の前に為す術もなく敗北。各国の主力艦隊、航空戦力は殆どが壊滅し、人類は海と空の領域を奪われ、多くの国が国交断絶に近い状態となる。
深海棲艦は陸地に侵攻して来ない事が幸いであったが、海からの艦砲射撃や爆撃に、人類は怯える日々を過ごす事になる。
奪われた海を取り戻す為に様々な技術を用いて対抗するも、取り戻す奪い返されるを繰り返す中、人類は深海棲艦と渡り合う為に適性のある女性を媒体に艦船の力を付属させた人間兵器『艦娘』の誕生させる。
深海棲艦と同じく人間大のサイズにして戦艦と同等の火力・装備を持つ艦娘達は深海棲艦と同等以上の実力を秘め、海域奪還に大きな功績を残した。
「訳が分からない、僕はどうやってこの世界に? まさか本当に死んでこの世界に来た?」
智明の脳裏に創作でありがちな『転生』や『トリップ』という単語が思い浮かぶ。死んだことによってこの世界に飛ばされてこの体になってしまったのか、それとも改造されたのであろうか?
しかし自身の事については流れ込んできた情報には無く、記憶にも無かった。
「今分かっているのは僕が潜水艦の艦娘になってしまったって事だけか…」
痛みは治まったがまだくらくらする頭に手を当てながら立ち上がる。
腰で接続された竜王と名付けられている艤装は見た目の大きさに対して軽く感じる。接続前に触れたりしたが金属製で重量感があった筈なのだが……、自身の肉体が強化されているのであろうか?
「でも体は男のままだからな……、『艦男』って事になるのか? いや、それよりこの艤装だよ…」
背中の艤装をハンガーに掛けて外し、まじまじと見つめる。
「竜王って『青の6号』の潜水艦だったよな…、何でアニメに登場する潜水艦があるんだ?」
『竜王』、智明のいた世界で『青の6号』と題目されたアニメで登場する潜水艦の名前だ。人類に反旗を翻したゾーンダイクと言う科学者が生み出した合成生物達の攻撃から人類を守る為に戦うといったストーリーであったと記憶しているが竜王は空想の潜水艦である筈なのだ。
彼に与えられた情報を探る限り、人類の敵は深海棲艦であり、ゾーンダイクや青の六号に登場した敵の兵器などはこの世界には無い。
この世界にもアニメとして存在しており、自分を此処へ連れてきて改造した何者かが艤装として造ったのであろうか?
しかし、艦娘についての知識で、今存在している艦娘達は第二次世界大戦前後に存在した艦に由来しており、以降のイージス艦の様な近代艦や計画のみで終わったり、創作物で登場する様な架空艦は艦娘として確認されていない事が解っている。だが竜王はアニメに登場した架空艦である上に、水中発射対艦ミサイルを搭載した近代艦でもあるのだ。適合者である自分が男である事も含めてこの事はイレギュラーな事態であろう。
誰が、何の為に、どうやって生み出したのか?
与えられた情報の中にその答えは無かった。
「やっぱり分からない事だらけだな。情報は色々と手に入れたけど、僕の事とかはさっぱりだし…」
取り敢えず施設内を調べようと整備室を出て別のフロアへ移動する。
今のところ施設内の地図らしいモノが無いので下手すると迷ってしまいそうだ。
迷わないように頭に通った道を記憶しながら注意深く進むと廊下を何か小さな影が蠢いているのが見えた。
「誰かいるのか?」
智明の声に小さな影の動きが止まる。近付くと目の前には漫画やゲームでありがちな、頭が大きく2頭身でデフォルメされた少女の様な生物が立っていた。
ツナギっぽい服を着ているその少女は不思議そうな顔で彼を見詰めている。
智明は与えられた知識を探り、その少女の正体を掴む。
「……妖精?」
疑問形で少女に尋ねると彼女はコクリと頷いた。
「ええと…、此処で働いているのかな?」
続く質問に妖精は再び頷いた。
「そっか、僕は水野 智明。変に思うだろうけど、気付いたら此処にいたんだ。え~っと、潜水艦、竜王の艤装を装備出来る様になっていたんだけど、君は何か知らないかな?」
自己紹介がてら智明は背中の艤装接合部位を見せながら自身が置かれた状況を説明する。妖精はとてとてと彼の足下に近付き、接合部位を眺めながら彼に説明しだした。
彼女は艦娘の艤装の整備や改修、武装の開発等を行う『装備妖精』であり、本来艤装の開発や整備を行う人間が此処にはいない為に竜王の整備主任と言う立場になっているらしい。彼女曰く、この施設の持ち主に頼まれて竜王の整備をする事になったらしいが、装備する艦娘についてはまったく聞かされていなかったらしい。
本来、艤装を装備出来、深海棲艦と同等以上に戦えるのは艦娘として適性のある女性のみで未だ嘗て男性がその適正を持ったことは無い。無理矢理に艤装を装備しようものならたちまち発狂死してしまうと言う。男である智明が竜王の艤装を装備出来たと聞いた時、彼女は大変驚いていた。
「つまり君は竜王の整備のみをしていた訳で竜王自体や僕の事に関しては全く知らないんだね? 他の妖精達はどうかな?」
もしかしたら自分を改造した担当の妖精がいるのでは無いかと期待しながら智明は尋ねるがその期待は直ぐに打ち砕かれる事になる。
彼女は此処にいる妖精を全て把握しているが、そのような担当の妖精は居ないと言われたのだ。何処か隠れ部屋らしき場所に隠れている可能性も聞いてみたが、此の施設の内装は皆が全て把握しており、そのような場所は無いらしい。
「結局、分からず仕舞いか…」
落ち込む智明に対し、妖精は申し訳無さそうな表情をするので彼は慌てて気にしなくて良いからと答えた。
「取り敢えず、他の妖精達に僕の事を紹介してくれるかな?」
そうお願いしながら智明は妖精の前に手を差し出す。
彼女はにっこりと微笑むと彼の掌に乗って頷いた。
「有難う、これから宜しくね」
そんな彼女を肩に乗せて、潜水艦『竜王』となった彼も微笑むと、彼女の案内の元、歩き出した。
現状報告
・海底基地に潜水艦『竜王』が着任した!
ユニットデータ
艦名:
艦種:潜水艦
原作:青の6号
適合者:
ステータス
耐久:55
火力:50
装甲:40
雷装:55
回避:50
対空:0
対潜:60
索敵:65
運 :40
速力:高速
射程:長
武装
53cm艦首(ポンプジェット)魚雷
・前部6門・後部4門の発射口を搭載
66cm近接水中ミサイル
・側面に各3発発射できるランチャーを上面・下面にそれぞれ2つずつ搭載
USM
・水中からも発射可能な対艦ミサイル
・上部に発射口を搭載
ロレンツィニ・システム
・サメやエイの持つ感覚器官であるロレンツィニ器官を人工的に再現した特殊なセンサー
小型潜航艇「グランパス」
・水中戦闘モードへの変形機能を有する2人乗りの小型潜航艇
・30cm魚雷、短射程水中ロケット弾、中射程水中ミサイル、ニードルガンと搭載
・1隻が竜王に搭載されている
原作設定
超国家組織”青”へ日本が派遣した潜水艦
全長:120m
全幅:55m
重量(基準排水量):8500t
深さ(全高):51m
動力機関:ディーゼルエレクトリック直列2軸,AIP(非気体依存推進)+キャタピラー×2
武装:533mm発射管、USM発射管、600mmランチャー
乗員:64名
速力(水上):15ノット
速力(水中):40ノット
潜航深度:1000m
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