GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。 作:caose
『・・・何なんだ。』
ザイアンはありえないと思っていた。
『これは一体・・・。』
天空から現れた幾つもの・・・。
『この戦場は一体何なんだああーーー!!』
ヘリコプターがいた。
今から8分前。
「攻撃開始!!」
戦車から指令を出した加茂の一声で・・・戦争、・・・いや。
・・・虐殺が始まった。
『ギャアアアアア!!』
『アアアアアアア!!』
ザイアン側の兵士が突撃しようとするも前からマシンガンの雨霰の
銃撃により倒れて行った。
然も馬上の人間も直撃して馬は戦場から離れる始末だ。
無論弓兵も出撃していたが・・・。
『駄目だ!距離がありすぎる!!』
『もう少し距離を詰め・・・ぎゃ』
届く前に絶命していた。
そんな中で『UCR-10』のパイロットの一人がこう言った。
《こんなんじゃ準備運動にもならねえよ!》
《そうだ!後ろのトカゲを出しやがれってんだ!!》
機体に搭載されている対人用機関砲で応戦しながらそう言っていた。
《やめえ!!》
加茂の一言で銃撃がやんだ。
そしてザイアンの眼下に映るのは・・・。
『ば・・・バカナ。』
千人もいた兵士がたったの・・・46秒で壊滅した。
するとザイアンは騎士に向かってこう言った。
『おい!貴様ら!!』
『!!・・・ハ‼』
『あんな連中にやられて逃げる程貴様らは弱腰なのか!!』
『承知!!』
すると今度は騎士が出てきたのだが伊丹はそれを見てあちゃ~と思っていた。
「おうおう、今度は騎士様かよ」
そう言うと無線機で見張り台にいる部隊に向けて命令した。
《そいじゃ、騎士共が来たらお願いねえ。》
《了解!!》
「伊丹さん!どうするんですか!?」
「え?何が」
「あいつらは全身に鎧を身に纏って大型のランスと革で補強した盾で
突撃してくるんですよ!!」
戦車でやるんですかと聞くと伊丹は何時もの調子でこう答えた。
「ああ、あいつらはな・・・自滅するよ。」
「・・・・へ?」
伊丹の言葉を聞いて何でだと思っていると・・・騎士が突撃してきた。
『『『『『ウォォォォおおおおおお!!!!!』』』』』
騎士たちは長大なランスで突っ込んできたが伊丹はそれを見計らって
こう言った。
《今だ!》
そう言うと見張り台に設置されていたロケット砲が空高く撃ち込まれて・・・
何かが降り始めた。
『?』
『何だこれは?』
『雨か?』
そう思っていると・・・。
『あ、熱い!!』
『痛い痛い痛い!!』
急に騎士たちがもがき苦しみ始めた。
「な、何だ!?」
ティグルは何だと思っている中伊丹がこう説明した。
「あれは[高熱酸化水]だよ。」
「[高熱・・・酸化水]?」
伊丹の言葉を聞いて何だと思っていると倉田がこう答えた。
「あれはね、鉄に反応する特殊な水で当たると高温の熱を発させるんす。」
「然もかなりの高温だから鎧を着てるやつらからしたら地獄だろうよ。」
「おまけに400度近くあるから間違いなく鎧が皮膚と癒着してるだろうから
簡単に外せれないだろうし外そうとすれば皮膚ごとだから尚質悪いよな。」
伊丹、桑原はまるで人ごとの様に言った。
そう言うとティグルはこう思っていた。
「(・・・本気で・・・悪魔だ。)」
そう遠い目をしながら断末魔上げながら絶命していく騎士たちを眺めていた。
そして最後の一人が絶命するのを見て兵士全体が・・・恐怖した。
『う・・・ウワ。』
『・・・悪魔だ。』
ティグルが心の中でそう思っていることを彼らもそう思っていた。
そして等々ザイアンは・・・こう命令した。
『竜を・・・竜を出せ!!』
『し、然しザイアン様!万が一を考えましたらここは』
『黙れ!あの裏切り者の卑怯者に負けて恥ずかしくないのか!?』
そう言うとザイアンは飛竜を使ってその兵を・・・潰した。
『ヒィ!』
『今すぐに奴らを殺せ!!今すぐにだ!!』
この時点で兵は3千から1千に減っていた。
この時点で撤退すればいいものをと思っていたが兵はあれの二の舞は
御免だというように地竜を放した。
グォォォォォオオ!!
等々現れた地竜を見て加茂は『UCR-10』部隊抜向けてこう言った。
《良いか貴様ら!怪獣退治は自衛隊の伝統行事だ・・・徹底的にぶっ潰せ‼!》
《了解‼!》
この時配備されている『UCR-10』は伊丹達がいた時には4機。
更に加茂達が加わったため総勢9機が加わった。
つまりどうするかと言うと・・・こうだ。
《各員半数は敵の動きを制限させろ!残りは接近戦で奴の弱点を洗い出すぞ!》
《了解‼》
菅原が指示を出して5機は銃撃
4機は接近戦のためコンバットナイフを出して攻撃してきた。
「(先ずは・・・目!)」
菅原はそう思いながらコンバットナイフを目に当てると・・・。
ギャオォォォォ!
貫通出来なかった。
「(ティグルの言う通り目には特殊な膜がある!こいつじゃあ無理となれば)」
そう思っていると地竜は暴れながら『UCR-10』を弾いていた。
《くそ!あいつの表皮は鉄以上かよ!》
《弾は効いてるが決定打になるのかよ!!》
そう言いながら打ち続けていた。
確かに効いてはいるが絶命させるとなるとと思っていると地竜は
菅原目掛けて突進してきた。
《菅原‼!》
《‼!》
菅原はそれに気づくも・・・地竜は突撃した。
「菅原さん!!」
ティグルはまさかと思っていると・・・。
《まだ・・・くたばってないぞ。》
地竜の口の中に・・・ナイフを差し込んでいた。
グォォォォォオオ・・・・!!
地竜はその痛みに暴れながら離れようとするも菅原はそれを離さずに・・・
もう一度ねじ込ませた。
《お前が口にするのは・・・コレだろうが!!》
そう言うと菅原の『UCR-10』血まみれになったナイフからガトリング砲に
切り替えてそれを地竜の口にぶち込ませて・・・こう言った。
《くたばりやがれえええ‼!》
それと同時に・・・ガトリング砲が・・・火を噴いた。
ガガガガッガアラガガガガガガッガガアッガア!!
グォォォォォオオ・・・ォオオ・・・・
そして地竜が白目をむいたと同時に・・・爆発した。
《は!汚い花火だな。》
そう言うと菅原はちっと舌打ちしてこう言った。
《地竜の血でカメラが殆ど見えない。赤外線での有視界レーダーに切り替え》
そう言うと『UCR-10』の頭部のパーツが・・・解放された。
カハアアアアアア・・・・。
冷却システム作動の為に解放した場所がまるで虫の口の様に見え、そして
開かれたメインカメラがまるで人の目の様に見えた。
それは紅く・・・輝いていた。
『・・・・・・・』
ザイアンは最早夢なのかと思いたくなるような感じであった。
あの竜がこんなにあっさりとやられるのかと思ってしまったからだ。
そう思っていると・・・兵の一人がこう言った。
『あああ・・・あああ・・・逃げろーーー!!』
そう言うと殆どが・・・われ先にへと逃げた。
『おい貴様ら!戦え!!戦え!!!』
逃げるなと言うが・・・逃げた兵が見たのは・・・更なる地獄であった。
それは・・・・。
『何の音だ…?』
『ま・・・まさか』
すると上空を見上げた先にいたのは・・・自衛隊のヘリと・・・
4機もある『デスペラード』がいた。
そして地上からは・・・道を埋め尽くさんばかりの戦車が待機していた。
最早彼らに逃げ場所など・・・ありはしない。
次回で・・・多分終わりになると思う。