GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。   作:caose

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 今回は・・・あの戦姫達が出ます。


他国の・・・イヤな予感

 そして時は遡ってマスハス卿が帰った後に。

 「そんで、ティグル。その『ベルジュラック』家の娘さんって信用できるの?」

 そう聞くとティグルはこう答えた。

 「ええ、まあ。取敢えずと言った処ですし俺達が出来ることを精一杯やって

駄目だったらという事なんですが・・・本部の方はどう考えているのでしょう?」

 ティグルがそう聞くと伊丹はこう答えた。

 「まあ、取敢えずは専守防衛を主軸・・・まあ、挑んできたら倍で返すを

セオリーにして対応するって所じゃない?」

 伊丹はそう言ってこう思っていた。

 「(何せ『UCR-10』や『デスペラード』は大型で然も開けた場所だと

敵からすれば死体で地面の嵩が増えるようなもんだし何とか講和に

踏み込んでくれないとこっちも対応できないんだよねえ。)」

 そう思っていたし有給休暇もと考えているが・・・それが使われるのが

果たして何時のなのか。

 神のみぞが知ることである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルサスからヴォージュ山脈を越え、野を超え山を越え辿り着くのは敵国。

 ・・・ジスタート王国、ライトメリッツ。

 そこには戦姫と呼ばれる女性が代々から統治しておりここもその内の

一つである。

 そんな街において・・・何やら喧嘩腰になっている少女達が

ライトメリッツの城の執務室内で・・・言い争いをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「相変わらず上から目線ね、エレオノーラ!」

 大声でそう言うのは青い髪を肩のあたりで切り揃え髪の色と同じ

薄い絹服を身に着け、何処か神秘的な雰囲気を帯びた絵の短い槍を持った少女。

 そしてその少女に向けて上から見ているのは。

 

 

 

 

 

 「それは貴様が小さいからであろう?リュミドラ。」

 そう言うのは白銀色の髪を持ち、類まれな美脳を持った・・・恐らくだが

ティグルと同じ年位の少女がいた。

 彼女の名はエレオノーラ=ヴィルターリア。

 このライトメリッツを治める領主である。

 そして青色の髪の少女の名はリュドミラ=ルリエ。

 ジスタート王国にある国、『オルミュッツ公国』の領主である。

 

 

 

 

 

 

 そんな上流階級の人間の口喧嘩はまるで・・・子供のそれだ。

 「然も成長したどころか以前よりも縮んでおらんか?どうだ?しおらしい態度でお願いしますと頭を下げれば、背が伸びる方法と序に胸が大きくなる方法を

教えようか?」

 そう言いながらエレオノーラはリュドミラの頭をポンポンと叩いていた。

 するとリュミドラはこう返した。

 「あら?粗野と粗暴が人の皮を被って高慢と傲慢が服を着て歩いているような

躾のなっていない貴方がそれを言うかしら?」

 「好意の申し出を侮辱で返すのは躾が成っていないからではないか?」

 「貴方の好意は人の身体的特徴を嘲笑う事?人の世では、

それは最も冒涜的な行為の一つヨ。礼儀について学び直すことをお勧めするわ。

エレオノーラ。」

 「生憎だが戦姫等と呼ばれる前は礼儀とは無縁の生活をしていたのでな。」

 「礼儀や品性は己の努力と意志で身につけることが出来る数少ないものヨ。

貴方には到底ないわよねえ。戦姫としての見識も、知性も、品格も露ほども

感じないんだもん。」

 「紅茶とジャム(ヴァレーニュ)の瓶を腰にぶら下げているような女が品格とは笑湧かせてくれるな。」

 「これは私が好きだから持っているのよ。貴方みたいに戦しかない女に

言われたくないわね!!」

 「そもそも戦姫に見識だの品格だのが求めているなど初耳だな!妄想を抱くのはお前の自由だがそれをさも常識であるかのように言うでないわ!!」

 お互いにそう言いながら武器を構えるのを見て・・・互いの副官がこう言った。

 

 

 

 

 

 

 「大変ですね。」

 「もう慣れましたわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして暫くして互いの副官が止めるとエレオノーラの副官である

『リムアーシャ』がエレオノーラに向けてこう言った。

 「エレオノーラ様、会って早々喧嘩するのはおやめください。

互いに戦姫なのですから少しは立場という物を。」

 何やらくどくど文句言っている状況を見て如何やら中間管理職の様な立場で

ある事が見て分かるくらいに・・・疲れていた。

 ここで伊丹がいれば胃薬くらいは融通してくれるであろう・・・多分。

 するとリムアーシャはリュミドラに向けてこう聞いた。

 「それにしてもなぜここライトメリッツ経由で来られるのですか?

その理由が気になります。」

 そう聞くとリュドミラは手紙を引っ張り出してこう言った。

 「これに理由が書かれているわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「成程な、息子の安否と裏切り者を始末して欲しいとは何とも嫌な奴だな。」

 エレオノーラはそう言って手紙を持っているとリュミドラはこう答えた。

 「かの家とは曾祖母からの付き合いよ。私が嫌だからって理由で

終わらせるわけにはいかないわ。」

 そう言って部屋から出るリュドミラを見た後にエレオノーラはこう言った。

 「そう言えば悪魔の歌が聞こえると言ったのは方角的に確か・・・。」

 「アルサスですね。恐らくは関連があるかもしれません。」

 エレオノーラの言葉にリムアーシャがそう答えるとエレオノーラは・・・

ニヤリと笑ってこう聞いた。

 「リム、今から兵を集めたとしてどれくらいの規模となる?」

 そう聞くとリムは暫く考えて・・・こう答えた。

 「今から集めればリュミドラ様が行かれる頃には1000とまではいきませんが

それ相応には集まると・・・成程そういう意味ですか?」

 そう言ってリムアーシャはため息を出すとエレオノーラはこう言った。

 「ああ・・・ちょっとだが悪魔の謎を解き明かしに行くとしよう。」




 次回はちょっと・・・オリジナル展開となります。
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