GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。   作:caose

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 幼馴染との再会・・・因縁がありそうだな


再会

 それから2週間後。

 

 

 

 

 

 

 「そういやよティグル、手紙の返事って来たの?」

 幼馴染のと言うとティグルは・・・スナイパーライフルを持って

5キロ向こうにある的を見ながらこう言った。

 「いえ未だですね、マスハス卿はあの後直ぐに帰ってきましたし

手紙を読んだか捨てたかどちらかにしても向こうからアクションがかかりますよ。」

 そう言いながらティグルは5キロ向こうの標的の中心に当てた。

 「益々お前『シモ・ヘイヘ』になっていくな。」

 「まだまだですよ。」

 「まだまだってお前スコープ込みとはいえ5キロ向こうって普通ネエゾ。」

 そう言ってティグルの持っているスナイパーライフルを見た。

 ティグルは元来夜目に優れており遠くからの敵を見ることに対しては

普段からの狩りの成果もあるだろうがその類まれな才能を見た自衛隊は

ティグルがこの世界に戻る際に開発局が独自開発したスナイパーライフルを

持たされたのだ。

 主軸にしたのは隠密的な静穏性と高い狙撃能力である。

 弾丸も特殊タイプで軽量しつつ破壊力は其の儘と言う悪魔めいた性能を

秘めていた。

 だがまあティグルに渡したのはプロトタイプであり盗難防止として発信機と電流が流れるように細工が施されている。

 そんな駄弁りをしている中で伊丹達に通信が入った。

 「ハイ、こちら伊丹。」

 『こちら第5調査部隊、どうぞ。』

 「おお、聞こえてるけど何かあったの?」

 『つい先ほど馬の鳴き声を聞いて向かって行く途中で銀髪の女の子がアルサスに向かって行くのを見かけた。』

 『その後に向かって行くと何人かの騎士の死体を見つけた。』

 『周りには男が10人近くいたため鎧を剥ぎ取って逃走、恐らくは盗賊と

思われる。』

 『そちらの方が近い為万が一に備えて出動されたし。』

 「了解。」

 伊丹はそれを聞くとティグルに向けてこう言った。

 「ティグル、出撃命令が出た。今回は『UCR-10』は必要なさそうだから全員、機関銃保持の上で出動だと。」

 おやっさん呼んどいてとティグルに向けて言うとティグルは

おやっさんのいる方向に向かって行った。

 そして全員集合して森の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああ、もう!いきなり何なのです!!」

 リュディはそうぼやきながら馬を走らせていた。

 「待ちやがれ!!」

 後ろから男の声が聞こえた。

 全員着ている服はバラバラで見た目から・・・盗賊である事が良く分かる。

 そんな中で一人の男が弓を馬目掛けて放った。

 「きゃあ!」

 リュディは馬から転げ落ちてしまった。

 そして起き上がるも馬には勝てずに追い付いてしまった。

 すると男達5人はリュディを馬で取り囲むと一人がこう言った。

 「おい、嬢ちゃん。金目の物を寄越せ。そしたら命だけは助けてやるぜ。」

 「そんな事よりもこの女で遊んじまいましょうよ?よく見たら

いい体つきですし。」

 「それにこいつ金持ちかもしれねえし遊んで人質にして金に換えて

それから奴隷として売り払おうぜ!」

 そう言う声が聞こえてリュディは腰にある短剣を構えた。

 ブリューヌ王国では見られない片手剣。

 そして抜いた途端に・・・2人の胸元から鮮血が噴き出した。

 「何!?」

 リーダー格と思われる男性がそれを見て驚くがリュディはこう言った。

「早めに降伏をするのです。命まではとらないです。」

 そう言って短剣を向けた。

 すると男達はこう返した。

 「は!粋がるのも大概にしろよ小娘が!!」

 そう言うとリーダー格の男がこう指示を出した。

 「こいつは体が小せえ!体力が空になるまで攻撃するぞ!!」

 そう言うと男達が武器を構えるのを見てリュディは・・・一目散に

森の中に入っていった。

 「追え!逃がすな!!」

 リーダー格の男性がそう言うと残った男性陣も向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ティグル、馬のスピードを考えてガチ会うのってここら辺?」

 栗林がティグルに向けてそう聞くとティグルはこう返した。

 「はい、馬のスピードと追われている時の速さを考えて地図と照合すると・・・この近くにある街道に繋がる道の近くですね。」

 「ここら辺は検問所がありますしその手前まで行ってみましょう。」

 富田がそう言うと伊丹はこう答えた。

 「そうだな、それじゃあそこまで行きますか。」

 そう言うと全員はそっちに移動した。

 そして暫くすると・・・ティグルが伊丹に向けてこう言った。

 「隊長、足音が聞こえる。」

 「!・・・数は?」

 「3・・・4です。」

 ティグルはそう言ってからっているスナイパーライフルを出して

何処にいるのかをチェックしていると・・・人影が見えた。

 「いました!」

 『!』

 全員はそれを聞いて武器を構えるとティグルは追われている・・・

リュディを見て目を見開いた。

 「リュディ!?」

 「知り合い!?」

 黒川がそう聞くとティグルは・・・アハハと言ってこう答えた。

 「俺の幼馴染です。」

 「それって手紙を渡した?」

 「はい・・・。」

 ティグルは伊丹の言葉を聞いてそう答えると伊丹はこう言った。

 「取敢えず助けますか。」

 そう言うとティグルはスナイパーライフルを使って2キロ半にいる

男達の内太った方の頭部を・・・打ちぬいた。

 「へ?」

 太った男性は一体何があったのか分からないまま絶命した。

 「どうした!!」

 リーダー格は倒れた男の方を見て驚いた瞬間に・・・もう一人の男性も倒れた。

 「!!」

 リーダー格は倒れた男を見て・・・驚愕した。

 頭部から何かが貫いた後が見えたのだ。

 「一体何が起こりやがったんだ!!」

 リーダー格の男はそう言ってここから離れようとすると・・・

後ろから声が聞こえた。

 「テヲアゲロ。」

 伊丹がカタコト男の後ろに立って銃を突きつけた。

 よく見ると黒川達も構えていた。

 そしてリーダー格の男はそのまま・・・手を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「一体何なんです?彼らは??」 

 リュディはそう言って木の陰から伊丹達を見ていた。

 見慣れない服装に見慣れない武器。

 もしかしてと思っていると・・・後ろから声が聞こえた。

 「お前何やってんだ?」

 「!!」

 リュディはその声を聴いて後ろを振り返るとそこにいたのは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 「ティグル・・・」

 「何してんだリュディ?」

 懐かしの幼馴染がそこにいた。

 ・・・見慣れない武器を肩に背負って。




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