GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。   作:caose

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 配置決めは重要である。


戦の決め事

一方その頃基地とは真逆に位置し距離から見て1500アルシン(15㎞)に位置する

丘のふもとにおいて陣が張られていた。

 その場所には言うに三千と見られる大軍勢が待機されていた。

 その中にある指令所と思われる幕舎に何人かの騎士長と・・・

2人の少女達がそこにいた。

 銀閃の風姫(シルヴフラウ)、エレオノーラ・ヴェルターリアと、凍漣の雪姫(ミーチェリア)、リュドミラ・ルリエ。この2人が陣の中でのお互いの兵の配置を確認をしていた。

 そんな中でエレオノーラが呟く。

 「それにしても···遠目から見るが、大きな城だ。それにあの色を見ろ。緑の城など初めて見る」

 そう言っているとリュドミラがこう言った。

 「ま、所詮は蛮族よ。協定の護衛に行っていた息子を

人質にするくらいですもの。」

 リュドミラは肩を竦めてそう言っているが・・・もしこの場に自衛隊の関係者がいれば、いや違うだろ?

と怒りながら返すだろう。が、本人は手紙から読み取った感想を言っているにすぎない。

 テナルディエ当主からは手紙でこう綴られていた。

 『我が息子ザイアンが、突如として侵略してきた蛮族共相手に協定の為の使者として向かったのにも関わらず拘束され、人質にされてしまった。故に貴殿に救出を依頼したい。是非、ご助力願う』

 並べた情報は噓八百。侵略を仕掛けられた処か、自分が仕掛けた側であるにも関わらずこの内容である。

そんな虚偽でリュドミラを向かわせた外道と見抜ける者は、生憎とこの場には居なかった。そして、居たとしても残念ながらそのような場合では無い。

 既に斥候を何人か放ち、周りの偵察に向かわせたのだ。

 そして戻ってきた兵士の報告を聞いた。

 「我々が向かって言った処何も応答がなく、前には鉄の糸のようなもので

出来た塊とその後ろには穴を掘って作られた通路があられました。」

 「通路?・・・何に使うのか分からぬが落とし穴と言う訳ではなさそうだな。

塊ぐらいならこいつで吹き飛ばせよう。」

 エレオノーラは眉を潜めるが、しかし自信に揺るぎはないと自身の腰に差している長剣を摩る。

 そしてエレオノーラとリュミドラは互いの兵の場所を決めた。

 「我々ライトメリッツ公国軍は、500を中央突破、残りの500は左右に分かれて

向かわせよう。」

 「なら私達オルミュッツは1000を向かわせて、500はここに残すわ。

残りはエレオノーラの左右に分かれた兵達の補填として行きなさい。」

 それで決まったのだ・・・運命が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所は変わって基地内にある食堂

 「ウワ~~。綺麗ですねえ。」

 「まあ、基地だからな。綺麗にしないと食事だって旨くならねえだろ?」

 ティグルはリュディに微笑みながら、箸を手に食事を始めようとしていた。

 今日は魚の野菜あんかけともずく、そして麦ご飯である。

 そしてティグルとリュディが手を合わせ、日本式の挨拶をして食事を始めようとすると、リュディが問い掛ける。

 「ティグル、一つ宜しいです?」

 「?」

 「どうして昼に見に来た兵士を放っておいたのです?」

 それに対し、ティグルは答える。

 前の時は斥候は全員殺したのだがそれは自衛隊がいると言う事をザイアンに

感ずかれない様にするためであった為で、今回は違うと。

 「向こうからしたら、俺達は情報がない。詰る所、いつも通りの戦いをするはずだ。そこを逆手にとって俺達がどういう戦い方をするのかをギリギリまで

分からなくさせるのさ。向こうは有刺鉄線何て見たことないから

取り除こうと思っていたようだけどそう簡単に来てはくれなかったな。」

 相手は中々に兵の規律を重んじているってのがよく分かる、とも呟く。

 「だからこそ、相手が動いた時には全力で戦う必要があるんだ。俺達の後ろにいる皆を、守るために。」

 そう言うティグルを見てリュディは確信した。

 「(ああ・・・ティグルは全然変わっていなかったのですね。)」

 民を守るために戦うと言う想いは何時だって変わらないんだなと分かって

安心して食事を再開した。

 そして食事を終えた面々は一同外に集まった。

 すると総司令でもある五十嵐が全員に向けて作戦概要を説明した。

 「今回の戦闘は防衛であるが、それだけではない。既に発進して偵察してきたドローンの情報によれば、敵の総勢は役3000。

偵察してきたドローンの情報によれば敵の総勢は役3000。

ここから15キロの我々の真正面に陣を敷いている。

故にこいつらを倒すに際し、最も気を付けなければいけない事は、竜がいるかと言う事だ。大型のタイプが確認されているが、小型種もいる事も考慮に置き即座に対応するように。弾頭はバズーカか対艦機関砲で対応、

各班はそれぞれ所定の位置に待機し様子を見るべし!前線部隊からの報告を逐次聞くべし!!

何か質問はあるか?」

 そう聞くも全員何も言わなかったので五十嵐は大声でこう言った。

 「各員!所定の位置に着き第2種警戒態勢に入れ!!」

 『『『『『了解‼!』』』』』

 そう言って各員が配置に着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ティグル、ここで宜しいのです?」

 「ああ、ここで待機だ。」

 ティグルはリュディに向けてそう言うと伊丹が全員に向けて説明した。

 「今回の俺達の任務は『観戦武官』でもあるお嬢ちゃんの護衛と前線部隊の

様子次第において各員最前線に向かう事となるかもしれねえ。ティグル」

 「ハイ!」

 「お嬢ちゃんの護衛、ちゃんとしろよ?」

 「了解しました!」

 「そんじゃあ各隊は交代で見張ることとなっているから皆今のうちに

寝ておくか。」

 伊丹はそう言って武器を持ったまま眠った。

 それは全員同じでリュディは驚いているとティグルがこう言った。

 「寝とけよ。今のうちに寝ておかないと戦いの時に持たないぞ。」

 「ハイです。」

 リュディはティグルの言葉を聞いて一緒に眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この時夜の8時。

 それから13時間後の午前9時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『『ウォォォォォォォォ!』』

 ブリューヌ王国側から聞こえる雄たけびと共に、戦争が始まった。




 やっとここまで来たヨ。
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