GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。   作:caose

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 作戦会議自衛隊編です。


自衛隊の作戦

『どうした一体?!私が何か変なこと言ったか!?』

 「いや・・・そのね。」

 ティグルと伊丹は今回の戦闘の諸悪の根源とその息子の蛮行、

そしてテナルディエが嘘を言っていることを映像込みで話した。

 無論最初は信じられないようであったが映像と音声から大体の状況を掴めると・・エレオノーラは怒り心頭で大声でこう言った。

 『テナルディエめ!同盟相手に嘘の情報を出させて戦力を消耗させようとは

汚い奴だ!!』

 「まあ、それも戦術的に見れば間違いじゃないと思うけどね。」

 『どういう意味・・・!‼』

 「だってそうでしょ?自分処の戦力が足りない、だけど邪魔者がいるんでしょ?だったら他の奴らに丸投げして体制整えるってのも一つの手だよ。

相手が対等だったらね。」

 「「??」」

 「つまりさ、国力が同じならそれで良いかもしれないけどその中にある

戦力と兵力の質と量が違っていたらどうする?」

 「それは当然体制が整う時間すら・・・ああ!!」

 『何だ?何だ一体??何を話しているんだ!‼』

 「つまりさ、俺達と向こうじゃ戦略の立て方も内容の滅茶苦茶違うでしょ?

そうなると後は国力で決まると思うけど今この国は内乱真っただ中だから

一致団結なんて無理。となると各個撃破されたらそれでこそ終わり。

だから向こうさんはそっちの兵を使って少しでもと思ってるんだけどさ・・・

見る目悪かったな向こうさんは。」

 『そして私はそれにまんまとか・・・はっ、完全に私達はテナルディエの掌で

踊らされていたと言う訳だが気に食わんな。』

 エレオノーラは自嘲君でそう言うが内心は怒り心頭であった。

 何せその所為で間違いなく殆どの兵士を失ってしまったからだ。

 するとティグルが伊丹に向けてこう聞いた。

 「これで退いてくれるとありがたいんですけど。」

 「そいつは・・・向こうさんの動き次第じゃね?」

 そう言いながら今後の相談をしている伊丹とティグルを見ながらエレオノーラは自分の副官を思い出して内心こう思っていた。

 「(リム、いつも冷静なお前ならばこの状況の打破は難しい。

何とか兵達を退いてくれていると・・・信じたい!!)」

 エレオノーラはそう思っているがそれが・・・完全に打ち砕かれたのは

言うまでもなかった。

 あの後エレオノーラは営倉室に運ばれた。

 何せ捕虜である事と未だ戦闘中と言う事もあり落ち着くまでは閉じ込めようと思っているのだ。

 彼女の剣は現在武器庫に保管され、見張りを付けている。

 そんな中で伊丹とティグルは屋上で空を見上げていた。

 ボーっと見ているかのように見えるが実はそうではない。

 「敵さん、来ると思う?」

 「今日が今日ですからね。もしかしたらと思いますけど指令からは?」

 「ああ、一応言っておいたよ。万が一に備えてドローンを飛ばして

確認が取れる迄は交代で見張りだって。」

 「当面は夜更かしですね。」

 「だなあ。」

 伊丹とティグルはそう言いながら今後の事を考えていると・・・

リュディが来た。

 『ティグル‼』

 『どうした?』

 『いえ、ちょっと探しに来ただけです。』

 『そうか。』

 『うわ~、ここか景色が良いのですね。』

 リュディはそう言うと下の景色、先ほどまで戦場だった場所で

何か作業をしている自衛隊員を見るとティグルに向けてこう聞いた。

 『ティグル、彼らは何をしているのです?』

 『ああ・・・あれは死んだ兵士を埋葬しているんだよ。』

 『え?・・・ですが彼らは』

 『彼らだって戦いたいために戦っているんじゃないんだ。死んだら

皆同じだって言うのが向こうじゃ当たり前なんだ。』

 『それは・・・もし仲間が死んだりしたらどうするのです?』

 『分からない、けど一つだけ言えるとしたら彼らにとって戦とは・・・

避けて通りたい物なんだと思う。』 

 『そうなのですか・・・。』

 リュディはそう呟きながら周りを見ていた。

 先ほどまで焦土と化していた戦場がまるで何もなかったかのように穏やかな風が漂っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『夜襲ですか?』

 『ああ、今夜は新月だ。俺が敵なら間違いなく今日だ。』 

 『ですがあれ程の戦ですし既に撤退しているかと。』

 『そうだと良いんだが捕虜の話によれば元々はザイアンの引き渡しだそうだ。

テナルディエ当主は向こうから戦争吹っ掛けてきたのに自衛隊の方が

先に侵攻してきたってホラ拭いていたし向こうからすれば俺達は完全に敵扱い。

 だからこそ次があると仮定して向こうが今の戦力で出来るとしたら

夜襲って事かもしれないから万が一に備えてな。』

 ティグルはリュディにそう説明しながら牛肉のしぐれ煮を食べていた。

 そんな中でリュディはこうも聞いた。

 『然し夜襲するとしても一体如何やって?』

 『それを今から考えてるんだって。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「現在敵が夜襲をするとなると真正面からは無いと考えると・・・

左右の崖だな。ここら辺は馬でも鹿でも行けるのかティグル?」 

 「はい、ここら辺は荒れ地ですので行けるとしたら鹿と言った処ですが

うまくいけば馬でも行けます。」

 「よし、それを想定し各隊は中央、左右に展開し各隊で待機するらしい。俺達は左だな。全員・・・準備しておけよ!もしかしたら接近戦もするかも

しれないからな!!」

 『了解‼!』




 次回は戦闘・・・かも?
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