GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。   作:caose

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 戦いが終わったと思えばまた仕事が来た。


新たな任務

『先ずヴィラルトだがこれは私にも分からないのだ。』

 「「「・・・へ?」」」

 エレオノーラの言葉を聞いて伊丹達は唖然としていた。

 何せ自分の使う武器に対して分からないと言ってきたので何故と聞くと

エレオノーラはこう答えた。

 『何せこいつが私の前に突如として現れてな、こいつの導かれるままに

着いて行ったらライトメリッツ公国だったんだ。それでこいつを見たら

『今日から貴方がここの領主なのです』といきなり言われてな。私は何やら

幻覚を見せる魔物に夢を見せられているのかと思いたくなったわ。』

 何やら変なワードが聞こえたよな感じであったが取敢えずはシカとして

こう聞いた。

 「まあ後で聞くとしてその武器ってあと何個くらいあるの?」

 『ああ、こいつを加えて7つでそれそれ公国を治めている。』

 「ってなると後5人いるって言うの?ヤバいねえ、捕らえた後の収監施設

考えなきゃ。」

 何せ武器が持ち主の下に来るのだからなと呟きながら考えているとエレオノーラはこう言った。

 『今回は私だけではなく氷凍、オルミュッツ公国の戦姫もいた。

その名の通り氷の使い手であらゆるものを氷結させることが出来る。』

 「ってなると焔か、爆炎で吹き飛ばすって言うのが有効って事か。後は?」

 『ふむ・・・他の戦姫となると分かっているのは数人だ』

 「構わないよ、後はこっちで補正するから。」

 『分かった・・・偏にヴィラルトと言っても能力は違う。光や焔、雷を操る奴や

空間移動する奴とかそれくらいと言った処だが

流石に私でも武器の形状を教える程阿呆とは言わないと言いたいが

親友の治療が掛っているために言おう。光は錫杖、焔は双剣、雷は鞭、

空間移動は大鎌と言ったように会ったことある奴なら分かるが

あと一つは使い手どころかどういう武器までは本当に知らぬ。』

 「いやいや、そこまで喋ってくれたら十分だよ。」

 『・・・一つ良いか?」

 「何?」

 『貴様らの医術には不治の病と言われる病を治すことが出来るか?』

 エレオノーラの何かを探るかのような言葉を聞いて伊丹はティグル経由で

こう答えた。

 「可能だと思う。その人の病状次第にもよるが内容次第では延命治療が

精一杯だって事もあるけど。」

 『それでも治せれるのだな!!』

 エレオノーラの鬼気迫る表情を見てティグルがこう聞いた。

 「何かあるのか?」

 そう聞くとエレオノーラはこう説明した。

 『私の親友・・・戦姫だが気の許せる友で実力も高く他の戦姫からも

一目置かれていたのだが・・・』

 「・・・病か?」

 『そうだ、それも一族経由での病で女限定の病だ。

掛れば26になる前に確実に死ぬと言われ、今アイツは22だがベッドの上で

文によれば既にベッドから出られない程だそうだ。』

 それを聞いて伊丹はこう答えた。

 「遺伝性・・・だけど女にしか掛からないってどういうこったそれ?」

 伊丹はそれを聞いて頭を悩ませていた。

 医療に関しては専門外であるが恐らくそうではないかと考えた後伊丹は

ティグル経由でエレオノーラに向けてこう言った。

 「内容次第だけど薬物治療とか下手したら対応できないって事も考えれるな。」

 『そうか・・・だがそれでも何とかしてくれたらと願っていたが分かった。

リムについては何とか頼む。』

 そう言った後にエレオノーラは自衛官に連れて行かれた。

 そして伊丹はこう呟いた。

 「やれやれ・・・大変だなこりゃあ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして帰還した後リムとエレオノーラは其の儘本国に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そんで俺らは彼女の護衛ですか?」

 《まあそんなところだ。第3深部偵察隊はこれよりエレオノーラ女史の

護送任務に就け。リュディ女史には我が国の現状を見させた上で

どうするのかを判断させるようにだそうだ。》

 「それってつまり俺らとこっちとの違いを見せつけるって言う

魂胆がありますよね?」

 《まあそんなところだ。リムアーシャ女史は既に本土の病院に向かったから

エレオノーラ、リュディ両女史の護送と護衛任務に就くように。》

 「拝命有難く頂戴いたしますってその檜垣三等陸佐。一つ聞いても

宜しいでしょうか?」

 《?何だ》

 「エレオノーラ女史は良いとしてリュディ女史の眠るところとかは何処に?」

 《そっちならばお前らで決めろ。何せスパイがいた時に彼女が拉致されれば

この戦争は長くなりそうだからな。》

 「詰まる話ですが予算の方は?」

 《それは・・・まあ、予算の一部を出しておくが・・・無駄遣いするなよ?》

 「了解致しました!」

 伊丹が敬礼したと同時に通信が切れた。

 これで言質はとれたと思い伊丹はほくほく顔であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それってつまりもう一度日本にですか?」

 「ああ、今回は観光みたいで良いだろう。お前も日本の内情を知る

良い機会だな。」

 「お土産とか買えます?」

 「どうかな・・・まあ予算オーバーしていなけりゃあ良いでしょ。」

 「ありがとうございます!」

 ティグルはそれを聞いてウキウキ顔であった。

 それを見た伊丹はこう呟いた。

 「何か・・・さっきまでの俺みたいだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日。

 「それじゃあ皆。厚着したか?」

 『ハイ‼』

 「これより俺らは日本に戻る。目的はエレオノーラ女史の護送と

リュディ女史の警護だ!羽目はあまり外すなよ!!」

 「それって伊丹サンもでしょ?」

 『アハハ・・・バレたか。」

 それを聞いて全員がハハハハと笑っていた。

 そして全員が乗車(エレオノーラは後方のトラック)に載せると伊丹が

全員に向けて通信でこう言った。

 《それじゃあ・・・出撃!》




 次回は日本に来て。
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