GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。 作:caose
そして当日、その日がやって来た。
ヴォージュ山脈にある基地に於いて国交正常に向けての会議が
執り行われることとなった。
正直なところ敵地である為ジスタートからは苦情が出るんじゃないかと
思っていたが国内よりも間際である為丁度良いという意見が日本国内であったが
向こうではそうはいかなかった。
何せ敵の陣地に程近い所でやるなど殺してくださいと
言わんばかりではないじゃないかと言っているような物だと言うのでどうするべきか議論するも結局力関係的に向こうである為そうなってしまったのだ。
周りは崖に面しており隠れる所など一つも無い為暗殺防止にも最適ではないかと
ソフィーの意見も含まれているが。
そして会談が行われるのだがティグルは周りをスナイパーライフルで
警戒していた。
何せ重要な会議で内容次第ではジスタートとの戦闘に終止符が打てると
確信しているのだ。
そしてそれは伊丹達も同じで今回は『UCR-10』に『デスペラード』等も
式典使用と合わさっている。
武器の方だが『UCR-10』はガトリングではなく新たに開発された
肩部搭載キャノン砲が1門、両腕には対人用の散弾銃搭載型の指。
『デスペラード』の方も同様であった。
キャノン砲とミサイルを排して代わりにロボット型サブアームが2本追加され
レーダー探知システムが増設されている。
更に言えば来賓の方には監視モニターとドローンが見回っており不審者の
チェックにも入念にしていた。
そんな中に於いても・・・阿呆は必ずいる。
『あれか。』
『ああ、それにしても厳重だぜ。ここからは本当に隠れる所がねえゼ。』
『仕方がない。俺が矢を使って仕留めるからお前たちは好隙を見て攻撃しろ。』
『了解、そんじゃあいつも通りに仕事するぞ。』
「隊長、森の中に不審な人影アリ。近いです数は5」
「分かった。総員に告ぐ、敵は恐らく向こうさん側の
騎士に紛れる可能性が高い。十二分に注意して行動せよ!」
「了解ってティグル、スナイパーライフルで敵の正確な居場所分かる?」
「はい!ここからですと崖の方からジスタートに向かって行くのが4人で1人は矢を構えています。」
「向こうさんのお偉方が来て構えたら殺しておいて。」
「一人残して吐かせるんでしょ?依頼人の名前」
「まあね、そん時に備えて麻酔弾も装填しといてね。」
『了解‼』
そしてジスタート側では・・・。
残った4人の戦姫達が国王陛下と側近の護衛と共にいたのだが側近達は
基地の様子を見ていた。
「あれが敵の城ですか。中々面白そうな形ですね。」
「然しナンダあの巨人共は!あんなのが一体何人いると言うのだ!!」
「やはりリュドミラ公の言葉は本当なのでは?」
「だがあの程度今すぐにでも堕とせと言われるのならば今すぐにでも」
「馬鹿言うな!敵は戦姫2人掛かりであっても勝てなかったんだぞ!
我らでどうやって戦うと言うのだ!!」
そういう意見がいくらかあっている中でソフィー達はこう思っていた。
「あの城を見るとあの敗戦を思い出すわ。」
「私はあの中に一度入ったけど結構綺麗にしていたわよ。
それに皆親切だったわ。」
「それは最初だけって事も」
「それにアルサスの方も見たけど結構整備されていたわ。正直なところ
王都まではいかなくてもそれなりに発展していたわね。」
「はあ!?アルサスって田舎って話・・・まさか!?」
「そう、自衛隊っていう人たちね。間違いなく彼らの技術は私達よりも高く、
そして頂にあるって言っても過言ではないわ。」
「・・・まさか。」
ソフィーとリュドミラがそう話している中に於いて2人の戦姫が話していた。
一人は紫色のドレスを身に纏い紅い髪をウエーブで整えており金色の右目と・・碧色の左目と言うリュディと同じ『ラズイーリス』と呼ばれる眼を持つ少女
『エリザヴェータ=フォリマ』と青に近い黒の髪を腰に迄伸ばし際どいドレスを
身に纏った女性『ヴァレンティナ=グリンカ=エステス』が座って城を
眺めていた。
「ふーん、あの城がねえ。」
「ウフフフ、とても面白そうじゃないですか?異様な力を持つ何処から来たのか分からない者達の軍勢をこの目で見られるとは。」
「そうかしら?それにしてもあの巨人たちはどうやって調教しているのかしら?もし可能ならばこちら側に引き込みたいわ。」
「あら?それはつまり戦を?」
「ええ、ちょっとね。」
エリザヴェータがそう呟くとヴァレンティナはにこやかな様子で
そう聞いていた。
すると上空から・・・何やら金属音が聞こえた。
「あら?あんなものまであるのですね?」
「リュドミラが言っていたのは真実のようね。」
金属音の正体は・・・ヘリコプターである。
然も総理大臣と外務大臣、防衛大臣が搭乗している。
「あらら、来ちまったよ。」
伊丹はそう呟いてその光景を見た。
総理大臣の「津田 矢沙彦」
外務大臣の「米治 豊郎」
防衛省大臣「嘉納 太郎」
そして外務省職員が数名と『SP』が80人。
正直なところ過剰戦力な部分が見られるがそれは目を瞑ろうと考えた伊丹は
向こうを見てこう呟いた。
「はああ・・・何もなければいいけど。」
それフラグだぞ?
会議になるのか?