GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。   作:caose

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 もう一つの再会です。


再会もう一つ。

 『然し坊ちゃん。よくぞご無事でしたな。』

 『まあ、ここの人達に親切にしてくれたからな。』

 バートランとティグルは・・・自衛隊の車の中で喋っていた。

 けが人がいることを考慮しマスハス公は大丈夫な人間を連れて、ティグル達は

怪我人やバートランのような年寄りの人間を載せて村に向かっているのだ。

 『然しこの自動車?・・・でしたっけ。馬車よりも早いのに静かだから

楽ですなあ。』

 『向こうじゃあこいつよりも早くて大人しいのが一杯あるけどな。』

 ハハハハハと言いながらティグルはある事を聞いた。

 『だけど2か月経ってアルサスに戻ってないってそんなに重傷者が

多かったのか?』

 そんなにいないよなと言うとバートランはこう答えた。

 『何言ってんですか坊ちゃん?未だあの戦いから3週間しか経ってませんよ?』

 バートランは何言ってんですかと言うとティグルは目を点にした後に・・・。

 「伊丹さん!?」

 「どしたの?ティグル!?」

 伊丹がティグルの声を聴いて驚くとそれを聞いて伊丹は天を仰いでこう言った。

 「・・・マジかよ。」

 そう言わざるおえなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼食の時間になりそうなのでアルサスから少し遠い村でティグル達は昼食を

摂る事にした。

 この村はティグルの領土に入っており然も目的地であったため丁度良いと

考えたのだ。

 ティグルが初めに出てきた後に伊丹達も加わりながら話をしていた。

 「それじゃあ取り合えず報告だけれど」

 「経済は主に林業と農業。宗教関係だけれどどちらかとこっちの『十字教』に

程近いって事とあそこにある礼拝堂は戦争時には避難場所としてだけではなく

市民にとっての一番安全な非武装エリアらしい。」

 だから攻撃するなよと言うと言いづらそうに・・・こう言った。

 「あとさっきティグルに聞いたんだがどうもこっちと向こうとじゃあ・・・

時間の経過が違うようだ。」

 「「「「「!!!!」」」」」

 全員がそれを聞いてざわざわしていると伊丹はこう続けた。

 「こっちはここに来るのに2か月掛ったのに対してこっちじゃ

未だ3週間って所らしい。」

 「つまりまだ向こうさんが戦えるようになるには時間がかかるそうだ。」

 「戦地から王都までは馬を使ったとして3週間。そこから帰還した兵士の補填と戦力の補充と訓練も考えて連中が来るのは恐らく・・・2か月後、つまりこっちの時間で換算したら大体半年ぐらいはかかると推測されるそうだ。」

 そう言うと伊丹はこう締めくくった。

 「その間に俺達が出来ることは近場にいる村長や小貴族と交流を持って

俺達がどういう存在なのかを知ってもらう必要があるって事だな。」

 そう言うと伊丹は座って食事を始めた。

 暫くするとティグルが村長と一緒に戻ってきた。

 「誰その人?」

 伊丹がそう聞くとティグルはこう答えた。

 「ここの村長さんです。お礼がしたいとかなんとか。」

 「ああ、こいつはどうも。」

 伊丹はティグル経由でそう言うと村長もティグル経由でこう言った。

 「『こちらこそ、そちらは一体どういう目的でしょうか?』らしいんで

調査と友好を目的にしてるって言っておきました。」

 「サンキュー。」

 そう言って少し話している中子供の一人が伊丹達のご飯を見ているとティグルが自分が食べている食事を少し小分けにして別の更に盛ってその子供に渡した。

 『どうぞ。』

 『良いの?』

 『ああ。』

 『ありがとうございます!』

 そう言って子供の一人が食べると・・・こう言った。

 『美味しい!!』

 『これって何て食べ物なんですか!!?』

 『そいつは肉じゃがって言ってジャガイモと肉をを煮込んだものだ。』

 『何でこんなに美味しいんですか!?』

 『そいつは作っている所がそう言う風に出汁を仕込んでるからさ』

 そう言いながらティグルが食べ終わった後全員乗車してアルサスにへと

向かった。

 

 

 

 

 

 

 夕方、半円形のバルコニーにて栗色の髪をツインテールにした小柄な少女がそう言った。

 彼女はティッタ。

 ティグルの幼馴染兼侍女である。

 何時でもティグルが帰って来た時に備えて酒や食事の準備は出来ており

怪我した時に備えて薬などの準備も怠っていない。

 汗を流したいときは湯を沸かせるように準備している。

 然し・・・ある事を考えてしまう。

 もし・・・二度と帰ってこなかったら。

 そう思うと不安と恐怖で心が締め付けられそうなのだが・・・村人のある一言で現実に戻った。

 『大変だ!門の手前に鉄の化け物がやってきたぞ!!』

 『・・・鉄の?』

 ティッタは何事だと思って門の前に向かった。

 

 

 

 

 

 

 「ここ?」

 「はい。」

 伊丹はティグルにそう聞いた後にこう思っていた。

 「俺達歓迎されてねえかもな。」

 そう言った。

 門の前の見張り台と思しき所から何やら武装した住人がいた。

 するとティグルがこう提案した。

 「俺が出ますからそしたら多分。」

 そう言うとティグルは武器をトラックにおいてそのまま出てきた。

 するとそれを見た見張りは少しして・・・誰なのか知った。

 『ティグル様だ!門を開けろ!!』

 そう言うと急ぎで門が開かれた。

 「ね?」

 ティグルがそう言うと門が開かれて目にしたのは・・・。

 『チィグル様だ!』

 『若が戻ってきたぞ!!』

 町の人達の熱烈的歓迎であった。

 それぞれがねぎらいの言葉をかけている中・・・声が聞こえた。

 『ティグル様!』

 『ティッタ・・・ゥおわ!?』

 ティグルは走りながら抱き着いてきたティッタを素早くキャッチすると

ティッタを見ようとするとティッタは・・・涙目でこう言った。

 『遅いですよティグル様!どうしてもっと早く戻らなかったのですか!!私・・・心配で・・・心配で』

 そう言いながらティッタの目に堪り始めた涙を拭いてこう言った。

 『只今・・・ティッタ』

 『お帰りなさい・・・ティグル様!!』

 そう言った。

 因みに伊丹達はそれを見て微笑ましいようでいたそうだ。




 次回は今回の調査結果を報告。
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