GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。 作:caose
それから1か月後・・・。
『ハア・・・ハア・・・ハア・・・!!』
マスハス公が馬を全速力で走らせながらティグル達がいるアルサスに
向かっていた。
「?・・・あれは。」
すると丁度当直の自衛隊員が見張り台から双眼鏡でマスハス公を見つけると
何だろうと思っているとマスハス公はこう言った。
『急ぎティグルに報せがある!門を開けて欲しい!!』
そう・・・鬼気迫る表情でそう言った。
『ザイアンがここを目指してる!!』
ティグルが驚いているのを聞いてやっとカタコトだが分かるようになった伊丹達がこう聞いた。
「そいつって・・・どういう奴なの?」
「この間の銀座侵攻作戦の提案者の息子です!あいつ生きていたのか・・・!!」
ティグルはその人間に対して嫌悪の表情でそう言うとマスハス公はこう続けた。
『奴らは半月前に出陣したらしくその数は3千らしい。』
『3千って・・・一体何処から・・・いや、あそこならそれくらいすぐに
集められれるな。』
ティグルは妙な所で納得した後に伊丹はこう言った。
「3千って・・・マジかよおい。こっちは自衛隊員だけで整備員込みで・・・
240人しかいねえぞ。」
8倍もあるのかよと言うとマスハス公はティグルの通訳込みで聞いて何故だと
思っていた。
『何故そう言う?貴様らなら外にいるあの巨人共を使えば3千等』
そう言うが伊丹は否定してこう言った。
「いや、確かにそうかもしれませんけどね。それでも人死人が出かねません。
俺は部下に死にに行けなんて言う奴にはなりたくないので。それに・・・」
『それに?・・・何だ?』
そう聞くと伊丹はこう答えた。
「死んだら元も子もないですしね。生きてる間に楽しい事一杯してから畳の上で死ぬが俺の本望なもんで。」
そう言うとマスハス公は( ゚д゚)ポカーンと口を開けて・・・笑った。
『がハハハハハ!!成程な、確かに真理だ!!!』
マスハス公はそう言うとこう続けた。
『それで・・・貴様らはどうする?逃げるのか??』
そう聞くと伊丹は頭を掻きながらこう言った。
「う~ん、もしここで逃げたら間違いなく他の調査隊の支障に繋がるし
だからと言って俺らだけって言うのもねえ。」
そう言うと・・・伊丹はこう決めた。
「よし、応援を呼ぶか。それでマスハス公連中は何時ぐらいに来る?」
伊丹がそう聞くとマスハス公は頭の中で日数を数えてこう言った。
『大体後2週間って所じゃな。足に自信がある物は山に逃げ、無い物は
神殿に逃げれば大丈夫じゃ。』
そう言うと伊丹はこう言った。
「おやっさん、何人かの村の長達にこの事伝えて避難経路を話しといて。」
「分かった。」
「倉田は足の不自由な人たちを逃がすためのトラックの操縦。」
「はい!」
「黒川。」
「はい!」
伊丹は近くにいる高身長の女性自衛官『黒川 茉莉』にこう命令した。
「万が一避難中にけが人が出ること考えて女性たちに包帯とかの
実習うけさせといて。」
「宜しいのですか?そんなことをして」
黒川がそう聞くと伊丹はこう答えた。
「人手が足りないからな。何とかしなきゃいけないし受けさせといて
損はないし。」
「俺達は市民に愛される自衛隊だよ?」
そう言って黒川が退出するのを見送るとティグルに向かってこう言った。
「ほいじゃ俺達は有力者達にも避難させるように伝えておくか。
その後は防衛線の構築に援護部隊の受け入れ。やる事一杯あるなあ・・・休暇要請降りるかな」
そう言いながら退出する伊丹を見てマスハス公はこう聞いた。
『変わった男だな。』
そう言うとティグルはこう言った。
『確かに変わってますけど優しくて誰にも平等に接してくれるし何より・・・
面白い人ですから。』
『確かにな。』
そう言いながら笑っているティグルを見てマスハス公はこう思っていた。
『(《ウルス》よ。お前の息子は本当に良い者たちに恵まれておるぞ。)』
そう思っていた。
自衛隊遺跡本部
「分かった。援護についてはこちらから用意する」
そう言って通信を切った後狭間はとある男性2人を呼んだ。
数分後
「「陸将!御用でしょうか!?」」
「うむ、入り給え。」
そう言って入ってきたのは二人の男性
一人は陸上自衛隊1等陸佐第4戦闘団団長『健軍 俊也』
もう一人は陸上自衛隊1等陸佐第1戦闘団団長『加茂 直樹』
狭間は作戦について話すと加茂がこう進言した。
「陸将!その命令我々第1戦闘団に!!」
「馬鹿言うな!それならばスピードのある我ら第4師団が!!」
「待て待て話を最後まで聞け。」
狭間は二人を抑え込むとこう続けた。
「先ず、加茂は今から向かえばアルサスに着くのは何時ぐらいだ?」
そう聞くと加茂はこう答えた。
「は!1日もあれば着きます!!」
「健軍の方は?」
「は!ここから17キロ先ですので10分で着きます!!」
そう答えると狭間は二人に向けてこう言った。
「良し、先ずは加茂」
「は!」
「1週間後に出立し戦線に加われ。」
「はい!」
「次に健軍」
「は!」
「貴様は加茂の部隊の内『デスペラード』隊の運送と空からの攻撃だ。
敵が交戦した時に出撃せよ。」
「了解しました!!」
二人が敬礼するのを見て狭間は二人に向けてこう言った。
「この作戦は我々の今後の調査任務において必要不可欠な事であることを両名、キッチリと理解してくれよ!」
「「は!!」」
そう言って二人が退出した後にこう呟いた。
「後は運を天に任すか。」
次回は恐らくザイアンが出ます。