GATE 魔弾の王と自衛隊。かの地においてかく戦えり。   作:caose

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 戦いが始まろうとしていた。


戦闘開始。

3千もの軍勢を従え然も飛竜を歩かせて我が物顔で行軍していた。

 そしてその後ろでは地竜が続いていた。

 そしてここに来るまでに2、3の貴族の領土を妨害もなく通過している

さなかでほくそ笑みながらこう言った。

 「アルサスを焼いた帰りに奴らの所に立ち寄って改めて従属を誓約させても

良いかもしれんな。そして妻子を人質として出させるなりして・・・」

 そう言っている中兵士の一人にこう言った。

 「おい!斥候は未だ戻ってこんのか!?」

 そう聞くと兵士の一人がこう言った。

 「は!未だ来てませぬ!!」

 「全く!何やってんだ!?」

 そう言っているが彼らは帰ってこない。

 何せ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルサス防衛線。

 そこには幾つもの戦車と『UCR-10』、そして自衛隊が待ち構えていた。

 そして彼らはある人間たちを片付けていた。

 

 

 

 

 「これで7人目ですね。」

 「未だ来るかねえ。」

 ティグルと伊丹はそう言いながら・・・斥候の遺体を森に隠していた。

 彼らは森の各所に通信兵とスナイパーを配置し、情報を隠しているのだ。

 あくまでもここには守る人間などいないと決めつけさせるために。

 更に言えば既に自衛隊は彼らが来ることを察知していたのだ。

 その理由は・・・・。

 

 

 

 

 

 「第4偵察隊より通信、『敵、尚も前進。爬虫類型の生物確認できる!』

です!」

 「やはり大型の生物が来るか。ドローンからの情報は!?」

 「先ほど偵察隊からの写真映像が送られてきました!!」

 「良し、それをティグルに見せてこい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 各地に配備している偵察隊が逐一報告しているからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 「これは・・・地竜『スロー』と飛竜『ヴィーヴル』で間違いありません!!」

 ティグルは送られてきた映像を見てそう断言すると伊丹はこう言った。

 「お前が言ってたドラゴン?・・・等々おいでなすったかファンタジー生物」

 そう言いながら伊丹はどうするかなと思っていた。

 何せ両方とも鱗は固く地竜に至っては城壁を破壊できると聞いているからだ。

 「ま、地竜は『UCR-10』と戦車に任せて俺達は俺達のやれることしよう。」

 村人たちの為にさと言って伊丹は森の方を向くとティグルも頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「皆さん!火を消して、テントの中に避難してください!!」

 「坊ちゃん達が戦うんだ!儂らは万が一の為に武器を持て!!」

 アルサスの男も女もそれぞれ準備していた。

 男たちは万が一の為に自衛隊から貰ったバリケードを作り、女たちは子供たちを1か所にまとめて守るように円陣を組んだ。

 「ティグル様。」

 ティッタはそう言いながらアルサスの方を見ていた。

 すると後ろからバートランがティッタの肩を叩いてこう言った。

 「大丈夫さ、ティグル様なら大丈夫じゃ!あの人たちとあの武器があるからな」

 「儂らが出来ることと言えば皆が安心して戦えるようにすることじゃ。」

 「・・・ハイ。」

 そうですねと言ってお祈りをしていた。

 どうか無事に帰ってくれるようにと願って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『まもなくアルサスです。ザイアン様』

 『そうか、斥候が来なかったのは気がかりであるがまあ良い。』

 そう言いながらザイアンはこの後にあるであろうガヌロン家との戦闘に

どう活躍しようかと思っている中ある物を見て・・・。

 「・・・へ?」

 顔を青くした。

 「ザイアン様、どうなされましたか?」

 兵士の一人が何があったのかと見てみるとそこにいたのは・・・。

 「な、何だあれは!」

 「鉄のバケモノか!?」

 兵士が目にしたのは待ち構えていた・・・自衛隊であった。

 「な・・・何故あれが!?」

 斥候はまさかと思っていると・・・耳鳴りのする音が聞こえた。

 キィーーーーン

 「ウワア!?」

 「何だ!?」

 「鳴き声か!?」

 兵士達が狼狽えて居る中声が聞こえた。

 ザイアンにとって・・・聞き覚えのある声で。

 

 

 

 

 《あー、あー、聞こえているかザイアン‼》

 『!!まさかティグル、あの裏切り者め!ここに来ていたのか』

 そう言うがティグルはこう警告した。

 《今すぐに引き返せ!兵を無駄死にさせたくなければ今すぐにだ‼》

 そう言うが兵士たちはこう言った。

 『ふざけるな卑怯者の裏切り者が‼』

 『我らを愚弄しおって!!』

 そう言うがザイアンはあの光景を思い出していた。

 あの時に見た・・・悪夢を。

 それが頭に過るが自身が今いる戦力に竜がいることを思い出して兵に向かって

檄を飛ばした。

 『恐れるな!我らには竜がいる!!そしてこの俺がいる!!!

奴らに思い知らせよ!!戦神トリグラフのご加護が我らにはある!!!』

 『『『『ォォォォオオォォォォ!!!!!!』』』』』

 そう言うが伊丹はそれを聞いてこう思っていた。

 「神様ねえ・・・そんなこと言った奴が大抵負けちまうのが相場なんだよなあ」

 そう言いながら各員は準備していた。

 戦車隊は砲撃準備を

 隊員は射撃準備を。

 パイロットたちは機体を動かして・・・暫くして。

 

 

 

 

 

 

 『進軍せよ!!』

 「攻撃開始!!」

 お互いが動いた。

 




 神様に従え・・・だが精神論では戦争に勝てない。
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