小さな魔女の財団職員生活   作:ちいさな魔女

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十話

私達は部屋を出た後に、収容室にやって来たアニエスお姉さんやクレフ博士と合流し、私は682と106が何処に居るのか聞いた。

 

682はSCP同士を戦わせる戦闘実験ルームでセキュリティチームが足止めしてるが、何時まで持つか解らないらしい。106は行方不明だが、収容の準備はしてるらしい。恐らくDクラス職員を使った収容だね。

 

「・・・なら、私が682の元へ行くよ。四人は、106をお願い」

 

「いや、私も行くわ」

 

アニエスお姉さんが名乗り出る。しかし、それは得策ではない。

 

「ううん。私で行くよ。私でも、守りながら戦う事は難しいよ。なあに、たまには一人も良いよ」

 

「でも、私とクローヴィスはその106?ってのがどんな奴か解らないわ」

 

あっ、説明してなかったっけ。

 

「全身が腐ったおじいちゃんのような奴。後、次元移動して固体の中に消える事が出来るから気を付けてね」

 

「厄介ねそれは」

 

「大丈夫よキャンディス。修行をした私達なら、きっと乗り越えられるわ」

 

「ええっ、クローヴィス」

 

二人もやる気になってくれて良かった。

 

「『サーチ』『SCPー682』」

 

私は『異世界はスマートフォンとともに』に登場する無属性魔法の一つ『サーチ』を使った。私は682の居場所を感知すると、其処へ空間を繋げた。無数の目玉がある異空間を通して、682の居る空間へ繋げた。『東方project』で有名な八雲紫の『境界を操る程度の能力』を使い、私も『スキマ』を利用したのだ。

 

「じゃあ、皆頑張ってね」

 

私はスキマの中に入る。数秒間進んだ後、私は682の居る空間に出た。其処は、真っ白な広い部屋だった。正にSCPが戦うに相応しい空間だ。

 

そしてその中心に、ソイツは居た。大量に血を流している所を見るに、かなり攻撃を受けたのだろう。それでも、周りの人達は死んでいた。生き残っている人は足を引き摺ったり、負傷した箇所を押さえ込んでいる。でも解る。彼等はまだ諦めてない。流石は財団だ。セキュリティチームも覚悟の上なんだ。

 

「皆さん。後は私に任せてください」

 

「・・・君は、もしや噂の・・・」

 

「行ってください。足手まといです」

 

「・・・すまない!」

 

こうして、生き残った人達を退避させる。逃げられない人達は、私が転移させて近くにある休憩室に送った。

 

「・・・さて。どうするかな」

 

『・・・何者だ?』

 

おっ。682・・・クソトカゲが喋った。そう言えば話せるんだっけ。悪口ばっかだけど。

 

「私はただの、小さな魔女だよ」

 

『魔女?』

 

「さて、一応聞くけど大人しく収容室に戻って───」

 

私は上に跳んだ。そして、クソトカゲが私がさっきまで居た場所に尻尾を振り下ろして、床にヒビを入れた。

 

「話聞けよ!」

 

『厭わしい・・・ふん!』

 

「『キング・クリムゾン』!」

 

私は『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のラスボス『ディアボロ』のスタンド能力を使い、時間を飛ばす。五秒だけ時間を飛ばす時、周りが崩壊して宇宙空間が広がった。時を飛ばして生まれる、能力者だけの空間だ。

 

そして、クソトカゲの動きが理解出来る。キング・クリムゾンのもう一つの能力は必要無い。私は見聞色の覇気による未来視で、クソトカゲの動きの未来が見える。

 

「この世の時間は消し飛び、この世は消し飛んだ間の行動を覚えてないんだ。投げた卵が壁又は床に当たる前にどんな風に飛んだのか覚えられず、地面から飛ぼうとする鳥が、上空へ上がるまでの間を覚えてないようにね」

 

私はクソトカゲの頭に回り込む。やっぱりコイツ、時間操作能力にだけは耐性無いな。コイツに対して現実改変した訳じゃ無いから、効いて当然か。

 

「そして私だけがこの動きに対応出来る。此が、キング・クリムゾンの能力だよ。ホントに、シガーには感謝するよ」

 

そして私は、時飛ばしが解除された瞬間に、私はクソトカゲの頭を、右手を手刀に変えて切り落とした。つもりだったが、斬られた瞬間に奴は再生して首を繋げた。

 

クソトカゲは咆哮を上げて、私を一本の足で掴み掛かる。私はクソトカゲの上から跳んだ。ただでは飛ばない。跳んだ瞬間に足の裏に仕掛けていた爆弾をクソトカゲの背中に張り付けて、そして右手に持つスイッチを入れて爆発させる。

 

部屋を覆う程の爆発が起きて、視界が効かなくなる。多分効いてないね。いや、効いてるけどすぐ再生する。

 

『ぐぬうう・・・・・・貴様、やってくれたな!』

 

「やっぱ効かんか」

 

煙を消すと、其処には火傷を負ったクソトカゲが居た。でも、瞬時に損傷を回復している。

 

「精神攻撃も意味無さそうだし、やっぱ攻撃だよね!『螺旋手裏剣』!」

 

私は『NARUTO』に登場するナルトの技を放つ。螺旋手裏剣がクソトカゲに迫る。クソトカゲに命中し、肉体が削られていくが、クソトカゲの肉体を半分まで削った所で止まり、手裏剣は爆発を起こす。

 

『グオオオオオオッ!!』

 

爆発の煙を払い、クソトカゲが私に飛び込んできた。私は思わず左腕を前に出して障壁を展開して防ごうとするが、クソトカゲは私の腕に噛みついて床に押し倒す。

 

『引きちぎってやる!この腐れ魔女が!』

 

クソトカゲは私の腕を引きちぎろうと更に噛み付く力を強くして、更にワニの必殺技である噛み付きながらの回転をしてきた。私は奴の動きに合わせて体を回すが、腕の感覚が無くなろうとしていた。

 

「ぐうう!痛い痛い痛い!痛いっから離せえええええええ!」

 

私は噛み付かれた右腕を炎に変えた。高出力で放たれた炎は奴の頭を吹き飛ばした。

 

私は噛み付かれた腕を押さえながら後方へ下がり、クソトカゲを見据える。腕を再生し、感覚も元に戻った。

 

「・・・近接戦闘は避けた方が良いかも」

 

『・・・やるな。貴様は此までの戦いで一番かもしれぬ』

 

私はクソトカゲと戦う。それにしても、キャンディスとクローヴィス無事かな?大丈夫だとは思うけど、気を付けてほしいね。




クソトカゲ戦のシガーの服装。
『ゲゲゲの鬼太郎』のアニエスの魔女の服装。

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