小さな魔女の財団職員生活   作:ちいさな魔女

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十二話

「『大噴火』!」

 

シガーです。私はクソトカゲとバトルを続けていた。私は右腕を巨大なマグマの腕に変えて、クソトカゲを殴る。クソトカゲはマグマの拳に直撃し、肉体を貫かれた。肉体は徐々に溶け始めるが、此処でクソトカゲはマグマの腕を吹き飛ばした。部屋中にマグマが飛び散り、私の頬にも掛かる。熱いけど、私の頬は溶けない。シガーには本当に感謝してもし足りないよ。

 

「マグマに耐性持っちゃったよ。しかも泳いでるし」

 

私は空中に浮いて、マグマを泳いでくるクソトカゲを見つめた。粘土状のマグマを泳げるって、どんな体だよ。モンハンへ行けよクソトカゲ。

 

「固められるかな?」

 

私は口から冷気を放ち、マグマを冷やした。その瞬間、マグマは灰色の岩石になってクソトカゲの動きを固める。

 

『くだらん』

 

しかし、クソトカゲは岩石を吹き飛ばした。目の前で見てもどうやったのか解らなかったけど、岩石を吹き飛ばしたのだ。私の目の前に飛んできた岩の破片は、私に当たる前に消滅した。

 

『マグマで俺は死なんぞ。この穢らわしい魔女め』

 

「あっそ。シンボル」

 

私は右手の甲に付いているシンボルの形状を変化させる。ハザードシンボルになり、雷のような絵柄となった。『高電圧注意』の標識だ。その瞬間、私を中心に電撃が部屋中に走る。部屋全体が電撃に覆われ、私も電撃を浴びるけど気持ちいいだけであんまり痛くない。

 

『っ!むず痒い・・・ふん!』

 

クソトカゲも同じだ。

 

「なら、これはどうかな?シンボル!召喚して!」

 

シンボルは再び形状を変化させた。今度は『モンスターハンター』と書かれた横向きの標識になり、その下にキャラクターの名前が書かれた補助標識を展開した。

 

『テオ・テスカトル』

『ナナ・テスカトリ』

『クシャルダオラ』

『キリン』

『イヴェルカーナ』

 

そして、私の目の前に五体の古龍が出現した。赤い獅子のような古龍がテオ・テスカトル。青い獅子のような古龍がナナ・テスカトリ。鋼鉄のような色をした体を持つ古龍クシャルダオラ。ユニコーンのような雷を纏う古龍キリン。そして冷気を放つ氷を纏う古龍イヴェルカーナ。

 

「行け!」

 

そして、五体の古龍がクソトカゲに向かっていく。

 

私はその様子を、その場に座りながら休憩した。かなり長く戦ったから、結構疲れた。

 

「シガー!貴女、無事でしょうね!?」

 

「激しい音を辿ってみたら、やっぱり戦ってたのね」

 

部屋の扉が開いたと思ったら、其処からキャンディスとクローヴィスがセキュリティチーム二名を連れて現れた。

 

「皆。私は平気だよ。でもあのトカゲ、思ってたより強かったよ。改変も効かないし、放った技も一度喰らえば効かなくなるし、きっと召喚したモンスター達も恐らく負ける。でも、私達は負けないよ。だって、再収容の準備は整ってるから」

 

「準備?」

 

キャンディスが訊くと、突然部屋中にある声が響いた。

 

『シガーちゃんありがとう!お陰でSCPー682の再収容の準備が整ったわ!682を地下の収容室まで誘導して頂戴!』

 

アニエスお姉さんの声がする。

 

「任せてよ」

 

この時をずっと待っていた。コイツを殺せる者は居ない。恐らくなろうのチート集団やジャンプ勢力でも、きっとコイツを殺す事は出来ないのだろう。

 

だが、殺せないなら殺せないでいくらでもやり方はある。例えば、別の場所へ転移させる事だ。空間の穴を通らせて別の場所へ移す。

 

「五匹ともお疲れ様。後は私に任せてよ」

 

私がそう言うと、五匹の古龍が後方へ跳んでクソトカゲから距離を取った。クソトカゲは全身が火傷しており、体が喰い千切られたり引っ掻かれたり、そして凍った箇所も見られた。身動きが取れない今が好機だ。

 

『お、おの・・・れ・・・忌々しいゴミ共が』

 

「何故恨んでるのか知らないけど、精々反省する事だね。クソトカゲ」

 

私はクソトカゲの真下にスキマを展開した。クソトカゲは其処から中へ入っていき、私はスキマを閉じる。そして私は、アニエスお姉さんの言ってた地下の収容室を視界に映す。その収容室は塩酸で満たされており、呼吸する隙間も無かった。私は其処へスキマを展開し、クソトカゲを其処へ落とす。クソトカゲは塩酸の中に入ったのだが、スキマが閉じる一瞬の間に私の足元へ塩酸が少し流れ込んできた。私はそれを避けたが、床が蒸発して穴が開いた。

 

「うわあ・・・こんなに濃度が強いんだ」

 

私は引いた。だが此処までしなくては、あのトカゲを封じ込めるなんて出来ないんだろうね。

 

「・・・終わったよ」

 

「全く、心配させるんじゃ無いわよ」

 

「でも、無事で良かったわ。貴女、ホントに強いのね」

 

キャンディスとクローヴィスは笑っていたが、少し呆れた表情も混じっていた。一人で動いたから無理も無いか。

 

「ごめんなさい二人とも。それと財団の皆さんもごめんね。でも、あの爬虫類は無事に封じ込めましたよ」

 

「あ、ああっ。君のお陰で助かった。感謝する。SCPー239ー1」

 

セキュリティチームが敬礼をしてくれた。

 

「じゃ、戻ろう。アリスとゲームしたいし」

 

「あら、私はマリオカートっていうのやりたいわ。マリオパーティーでも良いわよ?」

 

「キャンディスったら殆ど最下位続きじゃない。この前で二回勝って六十四連敗。その二回も三位で微妙な数字。また記録更新頼むわよ」

 

「どういう事よクローヴィス!?」

 

「キャンディスってよく最下位になるよね。やりかたとか教えた筈なのに」

 

「シガーまで!?酷いわよ皆して!見てなさいよ!絶対私が優勝してやるわ!」

 

そしてこの後、別の収容室に居るアリスことSCPー191と通信を通してゲームを行った。マリオパーティーを行ったのだが、キャンディスが優勝した。そのせいでキャンディスに私の特性パフェを奢る羽目になったのだった。

SCPー001はどれが良い?

  • ゲートガーディアン
  • プロトタイプ
  • ファクトリー
  • うつくしい世界へ
  • ザ・ロック
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