小さな魔女の財団職員生活   作:ちいさな魔女

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今回は別サイドからのお話です。でも忘れないでください。イオン様は悪のカリスマではありません。比較的真っ当で、聖人のような方なのです。私も完璧に理解出来てる訳ではありませんし、曖昧な所もありますが、サーキック・カルトが邪教になったのは信者達、そして彼等が信仰する神々のせいなのです。

そして、SCPオブジェクトではないクリーチャー達も登場させる予定です。SCPとして扱いませんが、シガーの仲間というかポケモンみたいな感じに捕獲するつもりです。

OP:『だれかの心臓になれたなら:ユリイ・カノンfeat.GUMI』


二十二話

~???~

 

「イオン様・・・」

 

白いフードを被った白い髪に赤い瞳の少女が、玉座に座る一人の存在に寄り添った。イオンと呼ばれたその者は中性的な顔に長い長髪をした麗しの存在で、見ただけでも少女の頭を撫でながら、目の前の空間に展開された映像を見ていた。其処には魔女の帽子とコスプレをして、三人の仲間や標識と共に、全身が赤い異形の怪物達と戦っていた。

 

「・・・我が娘達よ。是非とも会いたい。元気な姿を映像越しではなく、この目で見て、この手で抱き締めてあげたい」

 

その表情は慈しみが込められていた。少女はイオンが見せた慈しみの表情を見て、安堵の笑みを浮かべる。

 

「・・・しかし、お分かりですか?彼女は()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

「良いんだ。中身が違えど、私の愛しい娘なのだ」

 

「此までは財団の施設に収容されていた為に、会う事は決して叶いませんでした。ですが、彼女はその力を使ってSCiP達の捕獲及び救済を行っています。今は仲間達が彼女と共に居られますが、どう致しますか?」

 

「無論、私はシガーロスに会いに行く」

 

「・・・了解。しかし、彼女が話し合いに答えるでしょうか?」

 

「もし力で押してきたとしても、それでも話をしたい。シガーロスに今まで会えなかった分、話を沢山したい」

 

「・・・解りました」

 

イオンは再び映像を見た。其処に映るシガーは、今度は赤いセーターを着た少女と話をしており、彼女と握手をしていた。

 

──────────────────────

 

「・・・殺された両親は生き返らなかったけど、家は元に戻したよ。マリーお姉さんはもう誰も殺さなくて良い。家は財団が管理して綺麗にするし、お墓参りもちゃんとやるから」

 

シガーです。私はSCPー1337こと幽霊ヒッチハイカーの相手をしていた。L博士という屑博士が手を下した後だから、両親は既に殺害されて家も燃やされ、彼女は既に怨霊化してしまった。

 

『・・・ありがとう』

 

「良いよ。貴女にこれ以上人殺しをしてほしくないからね」

 

どうやって彼女を捕まえたかと言うと、アニエスお姉さんが運転する車に私が乗って、1337ことマリー・タリッシュお姉さんの元まで来たのだ。彼女は一人乗りの車両しかターゲットにしない。だから私は別次元に隠れて、マリーお姉さんが出るのを待った。そして、アニエスお姉さんには敢えてヒッチハイクを無視して貰い、マリーお姉さんを誘い出した。そして、彼女が出てきた所を私が拘束。そして、マリーお姉さんの怨念を晴らす為に彼女の家を元に戻して、両親のお墓を作ってちゃんとした埋葬をした。彼女の心や意識を改変する手もあるけど、それはやらないしやりたくない。そう思ってたら、いつの間にか出来なくなってた。

 

『・・・ねえ、私は此れからもメイフラワー通りで待ってるわ。もし私を見かけたら、ヒッチハイクに応えてくれるかしら?』

 

「勿論!」

 

『・・・ありがとう。でも、もし出来そうになかったら無視しても良いから』

 

「無視はしないよ。アニエスお姉さん、そうだよね?」

 

「そうね。貴女のオブジェクトクラスはEuclidのままかもしれないけど、人的被害を出さないならそれに越した事は無いわ」

 

『・・・ありがとう』

 

マリーお姉さんは此れからも、ヒッチハイクをする事にするそうだ。あのメイフラワー通りで、今もヒッチハイクを続けていくらしい。

 

「・・・よし、じゃあ帰ろう」

 

「ええっ。それで『~♪』っ?ちょっとごめんね」

 

アニエスお姉さんはスマホを取り出して、耳に当てて通話に出る。

 

「もしもし?えっ?クレフ博士?どうかしましたか?」

 

アニエスお姉さんは会話を続けた。そして、アニエスお姉さんは二分も通話を続けた後に、スマホの通話を切った。

 

「・・・ねえシガーちゃん。今日はかなり残業が出るわ」

 

「私は大丈夫だけど、どしたの?」

 

「実は、SCP財団の記録には載ってない未知の生命体が三体目撃されたの。特殊部隊も連れて行くし、シガーちゃんにはあの三人にも声を掛けて欲しいの」

 

「SCP財団の記録には無い?なんか聞いたことがあるかも。兎に角アニエスお姉さん一人じゃ危ないし、向こうには分身を送るよ。『木遁・木分身の術』」

 

私は印を結び、体から木で出来た分身を生み出した。生み出す速さはマダラ以上柱間未満って所かな。柱間の方がやはり速い。

 

「頼んだよ」

 

「任せて」

 

そして、分身の私こと分身Aが飛んでいく。アベルやキャンディス、クローヴィスの元へ向かったのだ。

 

「私達も特殊部隊に合流しよう」

 

「ええっ」

 

私とアニエスお姉さんは車に乗って、特殊部隊に合流する為に動いた。まさか、あの三体じゃないよね?




ED:『リトルソルジャー(転生したらスライムだった件ED)』

『サーキシズム-ハブ』
http://scp-jp.wikidot.com/sarkicism-hub
『ブロマとイオンの対談』
http://scp-jp.wikidot.com/bumaro-and-ion-sat-at-a-table
『SCPー939数多の声で』
http://scp-jp.wikidot.com/scp-939
『SCPー1337幽霊ヒッチハイカー』
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1337

SCPオブジェクトとして扱いませんが、シガーの仲間にする予定です。
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