小さな魔女の財団職員生活   作:ちいさな魔女

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コラボになります。今回は『GF少尉』の『アルバトリオン(転)が往く、異世界旅』とのコラボです。


魔女と煌黒龍:その1

どうも。久しぶりだね。シガーだよ。

 

私は起きた後、キッチンで朝食の準備をする。後から起きてきたキャンディスが共に手伝ってくれる。SCPオブジェクトの相手をする依頼が無い場合、こうしたモーニングルーティンを繰り返しているからね。

 

そして、アベルが目を覚ました。彼は何らかの理由で死んだ後に棺の中へ戻り、目覚める時間はランダムだ。しかし、今回は一度も死んでない。アベルは食堂へやって来て、朝食を待つ。

 

クローヴィスが後からやって来る。悪魔である為に、朝の目覚めは悪く、四人の中ではかなり朝寝坊をしやすい。

 

四人で朝食を済ませた後は、私はアベルの修行に付き合う。精神と時の部屋に入った私達。修行前に、私はアベルにある事を訊く。

 

「アベルってさ。武器って創れないの?」

 

「武装の創造は出来ん。神より与えられた全ての武器は壊れたとしても、私専用の収納空間に戻る。しかし、直るにはかなりの時間が掛かるがな」

 

成る程。道理で壊れた筈の武器が現れる訳だ。

 

「なら、前に私が与えた力が使えるね。アベル、やって見せてよ」

 

「ああっ」

 

アベルは片手を手前に翳す。すると、アベルの手元には私の知らない斧槍が現れた。

 

それは、私がアベルに与えたオリジナルの神器(セイクリッド・ギア)であり、武器や兵器又は武器と見なした物を創造出来るというチート能力だ。名前は『武器創造(ウェポンオブバース)』。あの魔剣又は聖剣を創造する奴の上位互換の能力だ。

 

「ふはははははは!!此は素晴らしい!!」

 

「じゃあ、掛かってきなさい。シンボル、モンスターを召喚して。古龍で頼むよ」

 

そして、私は右手に装着したシンボルの形を変形させて、モンハンのリオレウスのマークに変わる。そして、召喚したのは『クシャルダオラ』『ラージャン』『キリン』の三体だ。

 

「良かろう!!私も本気である!!」

 

こうして、私とアベルの修行が始まる。アベルは確実に強くなっている。クシャルダオラの風を斧槍で凪ぎ払い、竜巻を掻き消した。更に、ラージャンを蹴りで吹き飛ばし、キリンの角を素手で握り潰した。

 

「嘘でしょ?キリン、クシャルダオラ、ラージャンの三体を圧倒するなんて。アベルも流石は神の子だね」

 

確実に強くなっている。アベルのあの姿が、何だかかっこよく見えた。

 

「ん?」

 

私は自分のスマホに、アニエスお姉さんから連絡が来てるのを知る。私はスマホを手にして通話に出た。

 

「もしもし?」

 

『シガーちゃん?此れからある研究所に来て欲しいのよ。私とクレフ博士も同行する事になったから』

 

「研究所?SCPオブジェクトじゃないの?」

 

『分からないのよ。だから、一緒に来て頂戴。テル君とやみこさんが迎えに来てる筈だから』

 

「うん。分かったよ」

 

私は通話を切って、アベルに話し掛ける。其処には、見るも無残な姿となった三体の古龍が、床に倒れていた。時間は二分。速すぎでしょ。人間離れしたハンターですら其処まで討伐時間は速くないよ?流石はアベル。

 

「ふん。他愛も無い」

 

「お疲れ様、アベル。ねえ、さっきアニエスお姉さんから連絡があったの。アベルも来てよ。もしかしたら、何か来るかもしれないよ」

 

「良いだろう。強者は大歓迎だ」

 

──────────────────────

 

私は、テルお兄さんややみこさんの案内で、アニエスお姉さんやクレフ博士の居る研究所へやって来た。

 

どうやら、研究所内で不思議な事に特異点の異常が発生しているのだ。

 

「それで、何が来るの?」

 

「分からないわ。でも、何かが来そうね」

 

アニエスお姉さんの顔に、緊張した感じが強く出た。

 

「さあ!早く来い!私には分かるぞ!貴様は強い!」

 

アベルが興奮している。

 

今見ると、研究所には強い奴等が集められている。私、アベル、キャンディス、クローヴィス、テルの傍でナイフを構えるやみこさん、クレフ博士、ブライト博士、更に財団のエージェント達。

 

さあて、私も構えるかな。

 

その瞬間、光がその場を照らす。私達は目を閉じる。

 

数秒間の光と共に、巨大な何かが降り立つ音が辺りに響いた。

 

「・・・貴様のような生き物の存在を聞いた事がある。太古の昔に人類の手によって絶滅した筈の生物。ドラゴン」

 

アベルの声がした。私は目を開けると、其処に居た存在を見て驚いてしまう。

 

目の前に居たのは、モンハンの世界において最強格の古龍『煌黒龍アルバトリオン』であったからだ。




この時のシガーの服装:魔女の旅々のイレイナの魔女服。
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