小さな魔女の財団職員生活   作:ちいさな魔女

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七話

シンボルが召喚したキャラクター達が一斉に襲い掛かってきた。始めに出てきたのは、安心院さんだ。でも良かった。安心院さんなら、対策が上手く出来る。

 

私は全身に『異常(アブノーマル)』と『過負荷(マイナス)』を無効化する結界を張った。

 

すると、安心院さんが驚愕した表情になった。自身の力でもある一京以上のスキルが無力化されたのだ。驚いて当然だ。

 

「ごめんね。ってうおおおっ!!??」

 

私は安心院さんに手刀を振り下ろそうとしたが、此処でメルエムが尻尾を突き立てて来た。

 

すると、私に向かって無数の巨大な木が迫ってきた。マダラが私に向かって木遁を使ってきたのだ。木遁まで使えるマダラの方かよ。厄介にも程がある。

 

『木遁・樹界降誕!』

 

『儂の出番じゃー!』

 

更に、マダラの伸ばしてきた木を自転車で走って、私に迫ってくる両さん。両さんなら私でも充分勝てるけど、死ぬのかな?こいつ。

 

すると、両さんが突然魚雷ガールに激突されて吹き飛ばされた。

 

『おふざけは許さない!何故なら私は魚雷だから!』

 

いつふざけたの?

 

まあそれより、私もちょっと不味いかも。ジレンは相変わらず動かないし。ユーハバッハも同じだ。あの二人の相手は、私でもかなり厳しい。

 

こうなったら私もやってやる事にした。かーなーりー卑怯だけど、シンボルに出来て私に出来ないなんて言わせない。

 

「ジャンプ勢力よ!見てみなよ!これがラノベの最強集団だ!」

 

私はラノベキャラの中でも、かなり強い連中を呼び寄せる事にした。本物ではなく、私の自己解釈が混じった贋作集団だ。それでも、本物に近い実力を持っているのだ。但し、多元宇宙規模は呼んでない。あくまで彼等と渡り合える者達だ。

 

「来い!召喚!」

 

私はラノベキャラを呼び出した。↓が呼び出した奴等だ。

 

『転生したらスライムだった件:リムル=テンペスト』

『魔王学院の不適合者:アノス・ヴォルディゴード』

『Re:ゼロから始める異世界生活:ラインハルト・ヴァン・アストレア』

『ゴブリンスレイヤー:勇者』

 

 

まあこの四人で良いかな。そして、彼等の激突が始まった。

 

『馬鹿な!?信じられん!?』

 

『このうちはマダラが、お前を最強と呼んでやる!』

 

『君達は僕が相手をしよう』

 

ラインハルトが、ユーハバッハとマダラの相手をした。ラインハルトなら、ユーハバッハとマダラを倒せても不思議じゃないよね。ユーハバッハやマダラの能力も攻略する加護も用意してるみたいだし。

 

『おふざけは許さない!』

 

『やかましい!お前には特上寿司を奢って貰うぞ!』

 

『やれやれ。変な奴等だな』

 

勇者は、魚雷ガールと両さんの相手をしてる。あの二人に着いて来れるなんて、流石勇者だ。ゴブリンスレイヤーの勇者の強さは、ふざけてるなんてレベルじゃないからね。おふざけと見なして魚雷ガールは戦うけど、勇者の力に着いて来れない。両さんは、そもそも実力自体が桁違いだから意味が無い。

 

『馬鹿な!?貴様は存在しないよう真実を上書きした筈では!?』

 

『アノス・ヴォルディゴード・・・規格外にも程があるだろ?』

 

『真実を上書きした程度で、俺が消えるとでも思ったか?』

 

アノスはDIOと安心院さんの相手をしてる。アノスはまあ、あの二人には倒せないよね。一京のスキルも真実の上書きも、アノスは全てを滅ぼせるし、復活もしてくる。

 

『お主・・・やるではないか』

 

『ああっ』

 

『僕は悪いスライムじゃないよ・・・って言っても無意味か』

 

リムルはジレンとメルエムだ。メルエムは兎も角、ジレンの相手はリムルでも厳しいようだ。しかし、足止めは可能だね。それも、ジレンが放った気弾を喰らって、更に強くなるリムル。『シエル』先生に切り替えれば、更に戦闘能力が化けてくる。

 

彼奴等が時間を稼いでくれる。お陰で私は、シンボルの相手に集中出来るのだ。

 

私はシンボルの前に瞬間移動した。そして、シンボルに話し掛ける。

 

「言葉解る?もし別の標識に変えたら彼等が君を攻撃するし、私も変わる前に引っこ抜く事も出来る。言っておくけど、君に出来る事は私にも出来るんだよ?敵対したらどうしようと思ってたし、あんな強すぎるジャンプキャラを呼び出された時は驚いたし死ぬかもと思ったよ。でもね?対処出来ない訳じゃないんだよ」

 

私は続ける。後方で激しい音と衝撃が響き、ジャンプ側の悲鳴が聴こえてきた。

 

私は背後を振り向いて戦況を理解した。

 

ユーハバッハとマダラは、ラインハルトに横一閃に切断された後に、爆発を起こして消滅した。両さんと魚雷ガールは四肢を切断されて倒れており、勇者は無傷のまま立っていた。アノスの周りに誰も居ない。安心院さんもDIOも消滅しちゃったかな?メルエムは居ない。恐らくリムルに喰われたか。そしてリムルは、ボロボロになりながらジレンと互角に戦っていた。しかし、ジレンが負けるのも時間の問題だろう。

 

おっと。まだ私の勝ちではない。私はシンボルの元を向いて話し掛ける。

 

「ねえ、私と一緒に行かない?私の武器になって。このまま戦っても、君はきっと負ける。いや、負ける事は無くても永遠に戦い続けるだけだよ。それより、私の武器になって一緒に行こう?ね?」

 

すると、シンボルは私の言葉が通じたのか、突然元の『止まれ』の標識に戻った。

 

「お利口さん。じゃあ、行くよ?」

 

私は支柱に触れた。そして、私はシンボルが私の右手首にブレスレットの形となって装着されるよう改変した。そして、シンボルはその場から消えた。そして、小さくなった『止まれ』の標識が私の手首に出現し、支柱は腕輪となった。

 

これはあれだ。魔法少女リリカルなのはのような感じだ。武器として展開するなら、元の標識になって支柱を私が持ち、それを振るう形となる。更に標識の形を変えれば、私を中心に様々な現象を引き起こせる。

 

「よし!此から宜しくね!シンボル!」

 

すると、シンボルが『?』マークを浮かべた丸い標識になる。ああっ、シンボルって誰の事か解らないのか。

 

「シンボルは君の名前!じゃ、改めて、此れから宜しくね!シンボル!」

 

すると、シンボルが再び形を変えて、『yes』の文字を浮かべた標識になった。

 

『・・・』

 

すると私は、アノスとリムル、勇者にラインハルトの四人が、ある方向を見ているのを見た。何を見たのか解らないけど、私は四人を消した後にアニエスお姉さん達の元へ向かって走り出した。

 

─────────────────────

 

「・・・あれが、財団に収容されたステファンスドッティル一族の幼女・・・まさか、あの標識を自分の武器にするとは・・・お見事です」

 

その様子を、遠くから見ていた12歳位の少女が居た。少女は白いフードによって顔を隠しているが、髪は白くて瞳は赤く、顔つきは幼い感じがあった。フードコートの下には白いシスター服のようなドレスを身に付けて居た。肩に掛けて下ろしている飾りには、目玉模様が列になるように描かれている。

 

彼女はシガーがシンボルと和解する様子を見ていたのだ。

 

そして、少女の姿が消えていく。

 

「貴男様の実子が見つかりました。隙を見て接触しますよ。今度こそ、貴男様の理想を叶えましょう。イオン様」

 

そして、少女はその場から霧消した。シガーが呼び出した四人に見つかっていた事を、彼女はまだ知らない。

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