【完結】敗北者ユウリのワイルドエリア生活(6泊7日)   作:きなかぼちゃん

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4日目(お客様:カブ)

 今日は快晴。

 

 ワイルドエリアでキャンプを始めて4日目。

 結局ユウリはキャンプの場所を変えることはなく、げきりんの湖のほとりにテントを張っている。その理由はユウリ自身にもわからなかった。

 

 マクワさんの言うとおり、わたしはほんとは誰かに相談したり話したりしたいのかもしれない。

 

 

 

【4日目】

 

 

 

 昼前、ユウリはキャンプを始めて以来の大いなるトラブルに頭を悩ませていた。

 

 ユウリはすっからかんになったカレー鍋を前にして難しい顔をしている。

 横ではいかにもお腹をすかせていそうなエースバーンがやや不満そうな顔をしていた。

 

 

(食材、使いすぎた……)

 

 

 そもそもユウリはホップの公共電波私物化とスマホの通知にイライラして思わず家を出てきただけで、ワイルドエリアでそんな長くキャンプするとは思っていなかったのでそこまで沢山の食材を買っていなかったのだった。

 

 さらにマリィとモルペコとマクワにもカレーをご馳走したのでさらに食材の減りが加速している。

 

 っていうか4日連続カレーってどうよ? ユウリは恐る恐る腕の匂いを嗅いだ。自分の身体からカレー臭がしてたらいよいよヤバイ。そもそも飽きてきたし、たまには別のもの食べないと体調がおかしくなる気がする。

 

 ユウリは悩んだ末、ワイルドエリアの食料販売所に行くことにした。

 今のガラル地方は自分の話題で盛り上がっているらしい以上、人の目が心配だったが危険エリアの近くの販売所であればそんなに人はいないだろう。

 

「エースバーン、ご飯買いにいこっか……」

 

 ユウリがげんなりした顔で言うと、エースバーンはやれやれといった風に頷いた。

 

 

 

 

 

 恐る恐るワイルドエリアの食材販売所に顔を出すと、幸いなことに他のトレーナーはいなかった。そしてユウリが来たことに対して驚きもなさそうな店員。もしかして色々聞かれるかな、と思っていたので逆にユウリは拍子抜けだった。

 

「ユウリさんがここに来るだろうことはマクワさんから聞いていたので大丈夫ですよ。勿論ここに来たことも内密にしておきますから」

 

 事情をマクワから説明されていたのか、販売所の店員さんは「大変ですねえ」と苦笑しながらユウリが買った食材の山をひたすら会計していた。

 お金は大丈夫。たぶんワットで足りる。

 

 ユウリはマクワに心の底から感謝した。マクワさんってホントイケメンだな。人に興味がないといいつつフォローはしっかりするのね。ファンクラブ入ろう、マジで。ユウリは心の中で強く決意した。

 

 そしてユウリとエースバーンは大荷物を持って帰路につく。

 幸いなことに帰り道でも他のトレーナーに出会うことはなかった。

 

 

 

 

 

「フンッ! フンッ!」

 

 げきりんの湖に戻ったユウリとエースバーンを待ち受けていたのは、テントの前でかけ声で気合いを入れながら腕立て伏せを繰り返す見知ったジムリーダーの姿だった。しかも試合でもないのにユニフォームを着ている。

 横ではキュウコンが応援するようにコン、コーンと鳴いていた。

 

 何やってんのこの人? ユウリは思わず口をあんぐりと開けて呼びかけた。

 

「カブさん、こんなとこで何してんですか……」

 

 腕立て伏せをしていたカブは姿勢はそのままにユウリの方を見た。

 

「おお、ユウリくん! たまたまトレーニングで通りかかってね! ちょうど良かったからここで筋トレをしていたのさ」

「ええ……?」

 

 いやいや、何をどうしたらげきりんの湖をたまたまトレーニングで通りかかって、わたしのキャンプの前で腕立て伏せをすることになるのだ。どこから突っ込めばいいのかわからない。たぶんカブさんはもう色々と取り繕うのがヘタなんだろう。

 

 ユウリは思った。カブさんって結構変なとこある。ジムチャレンジで勝って見送りに来てくれた時、街中で大声で「いけいけホップ! やれやれユウリ!」とか叫ばれたときは正直恥ずかしかった。もしかしたら天然なのかしれない。

 

「カブさん、別にそんなことしなくても、普通にわたしに会いに来たって言えばいいじゃないですか……」

「そ、そんなことはないぞ。ユウリくん」

 

 あからさまにカブは歯切れが悪くなった。

 ユウリは大きくため息をついた。

 

 ああ、ストレス解消のためにキャンプしてたのに、なんかわたしここに来てからため息ばかりついてる気がする。

 

 

 

 

 

▼ ▲ ▼

 

 

 

 

 

「エースバーンくん! 君も立派になったが……その優しげな表情はラビフットだった時と変わらないな。勝負したときのことが今でも鮮明に思い出せるよ」

 

 カブが感慨深い顔でエースバーンの頬を撫でると、エースバーンも笑顔でそれに答えた。

 その様子を見ながら、ユウリはセミファイナルトーナメントで敗退した後にカブからジムトレーナーに勧誘された時の台詞を思い出した。

 

『ユウリくん、エースバーンくん。きみたちさえよければエンジンシティで共にさらに上を目指さないか? そう、燃え上がる炎のようにね!』

 

 ジムチャレンジを終えた後、ユウリは色々な仕事のオファーを受け取った。その中で最も熱心にユウリのことを勧誘してきたのがカブだった。ユウリのエースは炎タイプのエースバーンだ。それもあってカブはユウリに共通点を見いだしたのだろう。

 

 カブもアラベスクタウンのポプラほどではないが高齢のジムリーダーだ。カブにはユウリをエンジンシティジムの後継者として育成する狙いがあった。ポプラにとってのビート。ネズにとってのマリィのように。

 

 ユウリはそれを思い出すと少しだけ心がちくりと痛む。カブさんにも申し訳なかったけど、それ以上にあのときのエースバーンはかなり乗り気だったと思う。わたしはその気持ちを見ないふりして断ってしまった。

 

 あくまでユウリはポケモンを所持している以上ポケモントレーナーだ。ゆえに自分のポケモンたちに対して責任を負わなければならない。それはユウリ自身心に引っかかっていたことでもある。

 

 わたしはバトルをしないことにした。でもわたしのポケモンたちはそれについてどう思っているのだろう?

 

 

 

 

 

▼ ▲ ▼

 

 

 

 

 

 来てしまったものは仕方がないので、ユウリはカブとキュウコンのためにカレーを作ることにした。カブは特にユウリに目をかけてくれていた人でもあるし、邪険には出来ないというのもある。

 

「しぶいカレーです。どうぞ!」

「ありがとう、ユウリくん」

 

 ユウリが選んだのはじゃがいもとにんじんが入った、いたって普通のカレーだった。ただ隠し味として渋みを付けている。決して手を抜いたわけではなく、おそらくカブはシンプルなカレーの方が好きだろうとユウリは予想していた。

 

 そしてその予想は当たっていたらしく、カブはカレーを口に運ぶと美味しそうに口元を緩ませた。

 

「ふふ、マクワくんにも聞いたが、本当にきみは人の好みを分析することが上手らしいね」

「え、マクワさんそんなことまで言ってたんですか?」

「言っていたというか、僕が聞いたというか……ハハ、マクワくんからきみが今ワイルドエリアでどうしているのか聞いたんだよ。きみのことが心配でね。余計なお世話かもしれないが……まあ僕ももうジジイなんでね。若者にお節介をしたくなるんだよ」

 

 そう言うとカブはやや白くなった自分の頭をやや恥ずかしそうにぽりぽりと掻いた。

 

 心配、されている。

 

 ユウリは内心ほっとした気分になった。どうやら自分以外の全てがわたしにバトルを望んでいるわけではないのかもしれない。

 

「ああ、先に言っておくと、僕は()()()()()()()()()()()()に関して何か言うために来たわけではないので安心してほしい……ところできみは食べないのかい?」

「い、いや~……3日連続カレーでさすがに飽きてきたのでちょっと間を開けようと思って」

 

 カブはそれにひどく驚いた様子だった。

 

「それはいけないぞ! ポケモントレーナーもアスリートだ。栄養は偏らずに均等に取らないといけない。ああ、そのことを知っていたら何かいい食事を持ってきたんだが……」

「アハハ、全然だいじょうぶですよ! カレーも好きだし……カブさん、ありがとうございます。お気持ちだけ」

 

 ユウリが食べているのはさっきついでに買った野宿用の携帯食料である。決して人とのランチで食べるようなものではないけれど、さすがに4日連続カレーは厳しい。

 

 そしてしばらく2人で黙々と食事をする。

 沈黙を破ったのはユウリだった。

 

「あの……カブさん。質問してもいいですか?」

「ああ、いいとも。僕で答えられることならね」

 

 カブは柔和な表情を浮かべる。バトル中は燃えるように激しいの一言だが、オフの時のカブは至って温厚な人物である。

 

「カブさんは例えば……自分が目標としているトレーナーがいきなりバトルをやめてしまったりしたらどう思いますか? 失望しますか?」

 

 それはマリィのことだ。

 ユウリはこれからマリィとの関係をどうすればいいのかよく分かっていなかった。

 考えても答えが見つからないので、他の人ならどう考えるか聞いてみたくなる。

 

「そんなことはない。もちろん優秀なトレーナーが1人スタジアムから去るというのは寂しいことだが、それも1つの選択だからね。僕から何か言えることでもないさ」

 

 カブはいたって当たり前のようにそう言った。ああ、カブさんは同じようなことを今までも経験しているのかもしれない。ユウリは少しだけホッとした。

 

「僕は永遠の挑戦者だ。炎が燃え上がるように上を目指す! 死ぬまで修行して学び続ける。その闘いに終わりはない。誰が目標、と言われたらそれは()()()()()()()()()()()()()()()だ。挑戦者のことも、他のジムリーダーのことも、そしてチャンピオンのことも、僕は等しく尊敬しているよ」

 

 カブのジムチャレンジは特徴的だ。ユウリも経験したことがあるが、スタジアムに挑戦者と同じ出入り口から入場するのはカブだけである。それは挑戦者を自分と同様の立ち位置にいる存在だとリスペクトしている証拠に他ならない。

 

 リスペクト。トレーナーがお互いを尊重し、本気でバトルすること。

 

 そんなカブさんなら、答えがわかるだろうか。

 それは今でもユウリの心の奥底でチリチリと燻っている疑問だ。今まで見ようとしてこなかった自分自身の気持ち。

 

 ユウリはマクワに言われたことを思い出す。

 

『―――普段なら10手先を見据えるあなたが、8手先までしか読み切れていなかった……本来であれば、あなたにももっと無数に勝ち筋があったはずだと僕は考えます。なぜ、とは聞きません。ただあなたの調子が悪かったのでしょう』

 

 それは、事実だ。

 でも、わたしが本気だったのも事実。

 ホップがわたしを実力で上回ったのも事実。

 

 でも、思い出す。勝負の後、握手する瞬間に一瞬だけ垣間見たホップの表情。

 

 

 マリィちゃんにはああ言ったけど、あのときわたしは、多分……。

 

 

「あの、カブさん。わたし、あの時、()()()()()んでしょうか?」

 

 それはあまりに具体性のない質問だった。それでもカブはそのユウリの質問に心当たりがあったらしく、神妙な顔で切り出した。

 

「ユウリくん、きみは3ヶ月前の闘いで『()()()()()()()()()()』を後悔しているのかい?」

「え」

 

 背筋がぞわりとし、顔が強ばったユウリを見てカブはしまったという顔をした。そしてフォローするように慌てて言葉を続ける。

 

「ああ……言い方が悪かったね。つまりは『()()()()()()()()()()』と言い換えてもいい。きみはこの言葉を知っているかな?」

「あ、はい。なんとなくは……」

 

 無欲。それは自分の中の勝利への欲求を出来るだけ消し、力みやプレッシャーを減らすことで集中し最大級のパフォーマンスを発揮する心持ちのことだ。無心で闘う。とも言う。それはポケモンバトルでもトレーナーの間で時たま行われる。

 

「無欲、無心で闘うことは戦略としては大いにありだ。だが、あの日に関してはホップくんの執念がそれを上回ったに過ぎない。きみがあの日、本気でバトルに相対したことは事実だろう。それに対して申し訳なさを感じているのであれば、気にすることではないよ」

 

 今まで自分ひとりではうまく言葉にできなかった感情だったが、カブのその言葉はすっとユウリの心に入ってきた。

 きっと、その通りだ。ユウリは思う。

 

 わたしはホップがチャンピオンに駆け上がるストーリーを観る観客でいたかった。でも、バトルをする以上あの時はむざむざ負けるつもりもなかった。

 そんな相反する2つの心持ちが多分わたしの中で無心の戦いを生み出した。

 だからこそホップに負けても悔しがることもなく、清々しい気持ちだけが残ったのだ。

 

 マクワが戦術の面からユウリの戦いを分析したように、カブはユウリのメンタルの面から同じことをしていた。そしてその分析は概ね正しい。

 カブは先達のトレーナーとして、ポケモントレーナーとしてのユウリをよく目にかけていた。だからこそ気づくこともある。それは仲の良さとはまた違うものだ。

 

「カブさん、ありがとうございます。なんか、分かったような気がします」

「それならよかった。そしてさっきは突然お邪魔して悪いことをしたね……本当は今日、きみにこれを渡したかったんだ」

 

 少し安心したように表情を崩すと、カブがユウリに渡したのは一枚のチケットだった。

 

「これは?」

「きみが知っているかはわからないが……ガラル地方から少し離れたところに、ヨロイ島という場所がある。ガラル地方には生息していないポケモンも沢山いる島だ。ブラッシータウンの駅でこれを見せればそこに連れて行ってくれる」

「……どうしてわたしにこれを?」

 

 ユウリは目をぱちくりしながら聞いたが、カブはその質問には答えない。そしてそのままカブはカレーを食べ終わると、満足したように言った。

 

「ふう、ご馳走様でした。とても美味いカレーだったよ。ユウリくん」

 

 カブは椅子から立ち上がり、眼前に広がる広大な湖を見た。ただ、その視線は湖のはるか向こう側を見通しているようだった。

 

「世界から見ればガラル地方は小さな1地方にすぎない。カントー、ジョウト、シンオウ、イッシュ、カロス、アローラ……僕の故郷のホウエンもそうだが、世界にはまだきみが出会ったことのない沢山の景色や、見たことがないポケモンがいる」

 

 その視点こそがカブの持つ強さの原点だった。カブはこのガラルでは珍しく、ホウエン地方出身のジムリーダーである。だからこそわかることがある。トレーナーは旅をして世界を知り、強くなるのだ。

 

 かつてカブは目の前のポケモンバトルにのみ固執し、自分を見失い迷走しマイナーリーグ落ちになったこともある。色々なことを体験し吸収し、己を俯瞰して見つめること。その上でポケモンに向き合うことこそがトレーナーとして大切なことなのだと今のカブは実感していた。

 

「ユウリくん、世界を見て回り、まだ見ぬものを貪欲に学ぶんだ! きみはまだ若い。どんな選択をするにしても、色々なものを知ってからでもまったく遅くはないんだよ」

「カブさん……」

「いまの君の隣には、頼れるパートナーがいるだろう?」

 

 カブは優しげに笑みを浮かべた。

 わたしの横にはエースバーンがいる。

 

 ユウリは思わずその顔を見つめる。エースバーンはニッと自信ありげな表情をしていた。そういえば、この子が本気で嫌な顔をしたところをあまり見たことがないな、とユウリは気づいた。

 

 なんだかんだで、エースバーンはわたしについてきてくれるんだなあ。

 

 実家には戻ったけれど、かつてハロンタウンのただのユウリだった時とは今は違う。

 バトルをやめても、ポケモンが隣に居る限り、きっとわたしはポケモントレーナーのユウリのままなんだろう。

 

 ユウリはエースバーンの顔からカブへ視線を戻した。そしてふと思う。カブさんはなんでこんなにわたしに目をかけてくれるのだろう。ユウリは疑問だった。

 

 ユウリは誘いを断ってから、申し訳なさからどこか気持ち的にカブのことを避けていた。もちろん自分から連絡などしていない。それでもカブは自分からこの場所に来て、さらにはユウリを諭すような言葉をかけてくれる。

 

「あの、わたしがカブさんのお誘いを断ったこと、何とも思ってないんですか? その、がっかりしたとか」

「ハハハ! もちろん残念だったよ。でも改めて考えると、きみはジムリーダーなどで収まる器ではない気がしてね。なにより僕のわがままできみの可能性を狭めるのは本意じゃない」

 

 おずおずとユウリが言うと、カブは一瞬の間もなくそう言って明るく笑った。言葉通り本気でカブはそう思っているようだった。

 

 ジムリーダーで収まる器ではない。ユウリはカブがそう言う理由を図りかねて反応できなかった。カブはそんなユウリを見てただ笑みを浮かべる。

 

「まあ……さっきも言ったように今日の話はこのじじいのお節介だと思ってくれたまえ。トーナメントのことについても、重要なのはきみ自身の心だ。きみが何を考え、どう思っているのかさえ見失わなければ、チャンピオンだろうとその決断は批判できないはずだ」

「そう……でしょうか……」

 

 ユウリは目の前に立ちふさがる問題を改めて意識して少し暗い顔になる。するとカブはユウリから湖の方に視線を移して、大きく息を吸った。キュウコンもそれに従う。

 

「フレフレ、ユウリ! やれやれ、ユウリ!」

『コン! コン! コンコーン!』

 

 湖に向けて、カブとキュウコンが一緒にユウリに大声で声援を送った。どでかい声がユウリの鼓膜にびりびりと響く。

 でもここはワイルドエリアだ。周りに人はいない。だから今度は恥ずかしいとは思わなかった。

 

 カブのその声援に込められた優しさが、今のユウリにとってはただ、ありがたかった。

 

 

 

 

 

▼ ▲ ▼

 

 

 

 

 

カブが帰ったあと、ユウリとエースバーンは湖のほとりに隣り合って座って夕陽を見ていた。チャプチャプと僅かに湖畔に帰ってくる水が音を立てる。

 

「世界、かぁ……」

 

 ユウリは夕日にカブから貰ったチケットをかざした。

 

 ヨロイ島、一体何があるんだろう。

 どんな場所かもわからない。それでもなんとなく、ユウリは気になった。

 

 まだ見ぬ世界、知らないポケモン。もしかするとわたしの知らない楽しいことが、この世界にはもっと沢山あるのかもしれない。

 

「エースバーンはどう思う?」

 

 ユウリがそう聞くと、エースバーンは立ち上がっておもむろに落ちている小石でリフティングを始めた。要はテンションが上がっているらしい。

 

 それを見てユウリはなんとなくおかしくなって、くすりと笑った。

 

 夕日が地平線に沈み、夜が来る。トーナメントエントリー期限まで、あと3日。

 

 

 

 

 




みなさんの感想ちょーうれしーよー!って思いながら読んでます!
ただ感想返しするとついつい先の展開ぽろぽろしちゃうので、完結してからお返ししますね! みんなほんとにありがとー!
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