平行世界から別の俺、死神と名乗った俺と出会って数日後、俺はサーゼクス様に呼ばれ、リアス達と冥界に来た。
「やあ、イッセー君よく来たね」
「は、はい!」
サーゼクス様のいるところに来た俺は、サーゼクス様に名を呼ばれ、勢いよく返事をした。
「君を今日呼んだ理由は分かるかい?」
「は、はい……」
おそらく、今日呼ばれたのは俺が受けた上級悪魔試験の結果を伝えるためだろう。
サーゼクス様は一旦、目を閉じて告げる。
「兵藤一誠君、君の受けた上級悪魔試験の結果を発表する」
「はい」
俺はドキドキしながらサーゼクス様の言葉を待つ。
「――――――合格だ。おめでとう。君はこれから上級悪魔に仲間入りだ」
「っしゃあああっ!」
結果を聞いた俺は思わず叫んでしまう。
「おめでとう、イッセー」
「おめでとう、イッセー君」
「イッセー君の努力の結果ですね」
「おめでとうございますイッセーさん!(これでイッセーさんの眷属になれます!」
「おめでとうイッセー(よし、さっそく、リアス部長にトレードして貰おう)」
「よかったねイッセー君、これも主の導きね!」
「おめでとうございますイッセー様!(これで念願のイッセー様の眷属になれます!)」
「……おめでとうございます先輩」
「これで、イッセー君の夢に近づいたね」
「おめでとうございますぅぅぅイッセー先輩!」
結果を聞いて俺を祝福してくれるリアスとリアス眷属のみんなとイリナとレイヴェル。
「ありがとう、みんな」
「さてと、悪魔の駒を贈呈しよう」
「は、はい!」
サーゼクス様は俺に悪魔の駒が入ってるであろうアタッシュケースを渡した。俺は受け取り、さっそくケースを開けた。すると、そこには悪魔の駒が二セット入っていた。もしかして、数を間違えた?
「あ、あのサーゼクス様、駒の数が多くありませんか?」
「いや、これでいいんだよ。イッセー君、君は何度もこの冥界を救ってくれた。そんな君に悪魔の駒が一セットだと釣り合わない。そう判断したんだ。不満だったかい?」
「い、いえ! 謹んでお受けします!」
俺は膝をつき、悪魔の駒の入ったアタッシュケースを受け取る。
ふふふっ、これで俺のハーレムへの道が始まった! さて、誰を眷属にしようかな。
この時、俺はまさか異世界の人達を眷属にするとは思ってもいなかった。
……魔法少女世界に行く乳龍帝、始まります。
俺が悪魔の駒を手に入れて上級悪魔になって数週間が経った。
俺は一人、部室で座って誰を眷属にしようか考えていた。
「やあ、イッセー君、眷属選びの調子はどうだい?」
すると、木場とゼノヴィア、アーシアにレイヴェルが部室に入ってきた。
「ああ、レーティングゲームをするのに必要な分、あと女王一人、騎士一人、戦車二人に兵士が八人分必要かな?」
俺は駒を貰った後、リアスにアーシアとゼノヴィアをトレードして貰い、レイヴェルのお母さんともレイヴェルの駒を交換してもらい、三人は俺の眷属になった。
「そうだね。まあ、イッセー君ならすぐ引きつけそうだけど」
「そうか?」
「そうだな。赤龍帝のイッセーなら人を引きつけるだろ」
ゼノヴィアにも言われてしまう。そうなのか……。
「じゃあ、僕はちょっと用事があるから先に帰るよ」
木場はそう言って部室を後にする。
「……イッセー、少し良いか」
「何だ、ゼノヴィア」
木場が出た後、急にゼノヴィアがモジモジとし始めた。
「そ、その……抱いてくれとは言わないがキスだけでもしてくれないか」
……成る程な。そう言うことか。
俺が上級悪魔になったあと、俺はすでに恋人となったリアス以外の俺に好意を抱いてくれたみんなに告白した。そして、思いを受け入れてもらい。体の関係を結んだ。まあつまり童貞を卒業したってことだ。
ちなみにリアス達を抱いたとき、黒歌とルフェイも乱入してきて成り行きで抱いてしまったがその後、黒歌とルフェイも俺の恋人になった。……いや、抱くとき躊躇したんだけど二人に「イッセー(さん)だから抱いて欲しい」と言われて理性が……。
「そうだな。キスならしても問題ないな。こいよゼノヴィア」
「あ、ああ!」
俺に呼ばれ、ゼノヴィアは嬉しそうに俺の側に駆け寄る。
そして、俺はゼノヴィアに顔を近づけ、キスをした。ただのキスではない。舌を入れたディープキスだ。
「ふぁ……ちゅぷ……い、イッセー……ヒャアアッ」
ゼノヴィアは恍惚とした表情でされるがままになる。
「イッセーさん! 私もキスしてください!」
「イッセー様! 私もお願いします!」
俺とゼノヴィアがキスしてるのを見てアーシアとレイヴェルは、頬ふくらませキスをねだる。
俺はアーシアとレイヴェルにもキスをする。それで三人とも腰が抜けそうになった。
「「「イッセー(さん)(様)……」」」
……三人とも頬を赤くしちゃってる。ちょっとやりすぎたか?
「悪い、やりすぎた。まあ、家に帰ったらちゃんと相手をするから」
俺が三人をソファーに座らせようとしたとき、俺の足下に魔法陣が展開される。これは召喚の魔法陣!?
「ちょっ!? こんな時に悪魔召喚かよ!」
「「「イッセー(さん)(様)!?」」」
俺は驚くが何も出来ず、ゼノヴィア達の目の前で俺は悪魔召喚のため転移した。
「ここはどこだ?」
気が付くと、俺は何もない真っ白な空間にいた。
「気が付いたかい?」
「っ! 誰だ!」
声が聞こえて振り返ると、そこにはボロボロの服を着た少年がいた。
「我の名はウルスラグナ。この世界を管理する神じゃ」
「はっ?」
俺は神と聞いて、一瞬、思考が停止した。本当にこんな奴が神なのか?
「本当にお前は神なのか?」
「うむ。この世界の三大勢力はワシのことは知らないがな」
……なんか信じられないんだけど。
「信じられぬか。お主、死神と名乗ったもう一人のお主と出会わなかったか? あいつはワシの知り合いだ」
「えっ? それって本当か?」
「そうじゃ。あいつとは色々あってな」
こいつ、兄弟の知り合いなんだ。
でも、どんな知り合いなんだ?
「お主をここに呼んだのはお主に依頼したいことがあったのじゃ」
「依頼? どんな依頼なんだよ」
「そうじゃのお主の世界の魔獣創造、絶霧の二つの神滅具が転生者によって奪われた。その転生者は神滅具を奪った途端、別の世界に転移したんじゃ。お主にはその滅神具を回収して、その世界を救って欲しいんじゃ」
「はい?」
ちょっと待て、こいつ、魔獣創造と絶霧が奪われたって言ったか?
しかも、転生者? 異世界? どうなってるんだ?
「そ、それってつまり、異世界に転移しろって事なのか?」
「そうじゃ。対価もちゃんと用意するぞ」
「でもな~」
「行ってみたら、どうだ? 相棒」
俺が渋ってると、灰色のカーテンが現れてそこから兄弟、もう一人の俺が現れた。
「兄弟、どうしてここに?」
「前にも言っただろ? お前が上級悪魔になったら贈り物をするって」
「ああ、確かに言ってたな」
「取りあえず、受け取ってくれ」
兄弟がそう言うと、俺の足下にアタッシュケースが出現する。何だろう……。
俺はそのアタッシュケースを開ける。そこにはファイズギア、カイザギア、デルタギア、オーガギア、サイガギア。それに腕輪とサングラスが入っていた。これは? あと、ファイズギア以外のギアが二セットあるんだけど。
「兄弟、これって……」
「ああ、それはお前にプレゼントするライダーデバイスだ。何でファイズ以外のギアが二つあるかって言うと、ファイズ以外はお前が認めた相手に変身できるようにな。あとオーガとサイガ、カイザはオルフェノク以外でも変身できるように調整してある」
「じゃあ、このグラサンと腕輪は?」
「それはAIDっていう身に纏うデバイス、デバイスって言うのは魔法を発動する補助装置だ」
身に纏う? ISみたいなものか?
「AIDはロボットアニメに出てくロボットをもとに作り上げたんだ。お前に渡したのは、ストライクフリーダム、それにグレンラガンだ」
「まじかよ!? グレンラガンの力も使えるのかよ!」
「ははっ、まだ贈り物は終わりじゃねえぜ」
兄弟がそう言うと灰色のカーテンからオートバジン、サイドバッシャー、ジェッドスライガー、さらにオーガカラーのオートバジン、サイガカラーのサイドバッシャーとデルタカラーのマシントルネイダーが現れた。
「兄弟、これは?」
「これはお前をサポートするライダーバイクだよ。まあ、オーガとサイガとデルタのは無かったからすでにある他のライダーのバイクを元にして作ったけどな。相棒もバイクが欲しいって言ってたし、ターニャに頼んで作ってもらったんだ」
「そ、そうなのか……驚きだぜ。憧れの仮面ライダーのバイクに乗れるなんて」
俺は普通にバイクをかってそれに乗るもんだと思った。
俺がそう思っていると、兄弟は頭を下げた。
「兄弟?」
「お前も忙しいとは分かってる。だけど、お前にあの世界に行って欲しい。お前なら、その世界で死ぬはずだった奴らも救えるはずだ。だから、頼む」
兄弟は大袈裟に頼む。俺なら救えるか。……分かった。出来るところまでやってみよう。
「まあ、どうなるか分からないけど、その世界に行ってみる」
「ありがとうな、相棒!」
「だけど、俺がいない間に何も起きないと良いんだけど」
俺がいない間にクリフォトの連中が何かしてこないか心配だな。
「その点は安心せい。お主がいない間、時間軸を遅らせる。お主がいない間が一年間だとしてもこちらでは数日しか経っていないようにする」
「そんなことができるのかよ!」
「当たり前じゃ。ワシは神だからな」
ドヤ顔をするウルスラグナさん。神だからって……。
「ところで、俺が行く世界はどんな世界なんだ?」
「うむ、一言で言うと、魔法少女の世界じゃな」
「魔法少女かよ……」
魔法少女と聞いて、俺の脳裏にセラフォルー様と俺の悪魔家業の常連の地上最強の漢の娘、ミルたんの姿が浮かぶ。
「ミルたんとかいねえよな……」
「にゃははは、流石にいないよ」
俺がそんなことを言うと、灰色のカーテンから亜麻色の髪でサイドポニーにしている女の人がいた。誰だろうこの人。すごく綺麗だけど。
「相棒、紹介する。彼女は高町なのは。お前が行く世界と同じ世界の住人だよ。と言っても今は俺の世界の住人だけどな」
「へ、へえ……」
「初めまして、高町なのはです。よろしくねもう一人のイッセー君」
「は、はあ……よろしくお願いします」
兄弟に紹介されて、俺はなのはさんと握手をする。
「改めて言うと、お前が行く世界は他の世界では魔法少女リリカルなのはって呼ばれているんだ」
「そうなのか? その世界にいるのって、セラフォルー様みたいな感じの奴ばっかじゃないだろうな?」
「ないない、流石にあんな感じのは(そんなに)いねぇよ。そうだろなのは?」
「そうそう。あんな感じの世界じゃないから安心して欲しいな」
「ホントか? 結構胡散臭いんだが」
「そうは言っても、私が魔法と出会ったのは小学三年生の時だし、それまでは魔法のまの字も無かったんだよ?」
「成る程、それなら大丈夫、か? 結構不安だけど」
本当に不安なんだけど。どうしようかな……
「まあ、取りあえず、逝ってこい」
ウルスラグナさんがそう言うと、灰色のカーテンが現れる。あそこを通ればいいのかな?
何か、行くの字が違う気がするけど。まあ、いいか。
「ああ、行ってくる」
「もう一人のイッセー君、そっちの世界の私たちをよろしくね」
「ええ、やれるだけやってみます」
「もしかしたら、俺やなのは達も時々、そっちの世界行くかも」
「そうなったら、よろしくな」
俺となのはさん、兄弟は再度握手した。
「そうそう、言い忘れておったが、神滅具を奪った転生者は転生の特典として黄昏の聖槍をもっておるから気をつけろ。なお、悪い転生者がいた場合、ファイズフォンなどに反応がでるから倒しておいてくれ」
「そ、そうなのか!? やばいな。まあ、見つけたら倒しておく」
聖槍を持ってるなら気をつけないとな。曹操より強くないことを祈ろう。ってか、転生って悪魔転生みたいな物か?
「悪い、お前にもう一つ贈り物があった」
「贈り物? これ以上、何かあるのか?」
「ああ、受け取ってくれ」
相棒がそう言うと、相棒の右腕に金色の籠手が現れて、そこから光の球体が現れ、俺の右腕にくっついた。するとその光の球体はどこかで見たことのある白い籠手に変化した。
「これは白龍皇の籠手?」
「そうだ。俺の創造神の篭手で創り出した新たな神滅具さ。俺がヴァーリから奪ったアルビオンの宝玉を核にしている」
「でも、俺は白龍皇の妖精が使えるんだぜ?」
「それは分かってる。だけど、今のお前なら木場のように新たな可能性を見いだせるんじゃないかなって思ってな」
新たな可能性か。機間の聖剣創造の亜種の禁手、聖覇の龍騎士団になっていたよな。俺でもなれるかな。
「分かった。ありがたく使わせて貰うよ」
「ではいってらっしゃ~い(その世界ではユーノとなのはがくっついてくれるといいんじゃが)」
「ああ」
ウルスラグナさんに言われて、俺は灰色のカーテンを通る。さてと、どんな世界なんだろうな。
「あっ間違えた」
「またかよ……今回はどんな間違えをしたんだよ」
「いや、原作一ヶ月前に転移させるはずが原作開始一年前に転移させてしまった」
「……少し、頭を冷やそうか」
「おい、死神イッセー何白い魔王のようなことを……」
「咎人達に、滅びの光を。星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ。貫け! 閃光! スターライト・ブレイカー!!」
「ぎゃあああっ!?」
紅い光が駄神ウルスラグナを貫いた。
いかがだったでしょうか?
ハイスクールD×Dとリリなののクロスオーバーですが。イッセーとドライグ以外のD×Dのキャラは砕け得ぬ闇事件が終わった後、イッセーがD×Dの世界に一旦戻るまで出ません。
リアス達がなのは達と本格的に関わるのはストライカーズの時期からだと思います。
次回はりりなの原作キャラとイッセーが接触して、イッセーが敵キャラと戦うのにファイズに変身します。